こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
本日は、年間300件以上の実績を持つ吉井医師が、シリコン豊胸の症例について解説していきます。
シリコン豊胸の魅力
当院では、年間ペースで300件以上の豊胸手術を行っており、その中でもシリコン豊胸の割合が特に大きいです。シリコン豊胸の最大の魅力は、入れた分だけ確実にサイズアップし、自然さを保ちつつしっかりと大きく見える点にあります。脂肪注入と異なり、ある程度の量が吸収される心配もありません。
当院では、ほとんどのシリコンインプラントにモティバ(Motiva)のDEMIが一番人気ですが、痩せ型の方にはDEMIでも派手に大きく見えることがあるため、自然さを重視してMINIを選択することもあります。
〈ダウンタイムと術後の経過について〉
シリコン豊胸のダウンタイムは「意外になんとかなる」というのが実情です。
• 最初の1日は特にしんどいと感じるかもしれませんが、3日目あたりから回復してきます。
• 術後1週間に脇の下や胸の下に入れたインプラントの抜糸に来ていただきますが、この頃には多くの方が元気に歩ける状態です。
• インプラントの形は術後1ヶ月から3ヶ月で完全に馴染んでくることが多いですが、この期間は急にボリュームが出たことで、皮膚が伸び切らずに「硬い」「パツンパツン」と感じることがあります。
• 完全に形が落ち着き、柔らかさが馴染むのは術後約3ヶ月から6ヶ月です。
• 術後初期には、脇の下の赤み、傷の目立ち、胸の感覚が鈍くなる、あるいは乳首がビリビリするといった知覚過敏のような症状が出ることがありますが、これらも最初の3ヶ月以内に見られることが多いです。
• 傷跡は年単位で脇のシワのように馴染んできます。感覚の回復には最も時間がかかりますが、半年、あるいは1〜2年かけて徐々に戻ってきます。
• シリコンインプラントは全員が入れ替える必要があるわけではなく、気にならなければ30年、40年と使い続けることも可能です。硬さが気になった時に入れ替えを検討しますが、10年後に入れ替える確率は10%前後と言われています。
症例を徹底解説!
ここからは、実際に当院で手術された方の症例を具体的に見ていきましょう。
•症例1:Motiva Mini 300cc(20代女性/術後1週間)
•症例2:Motiva Mini 250cc(20代女性/術後1週間)
20代女性にMini 250ccを挿入。術後1週間の段階で、「それとなく大きくなった」という自然なボリューム感が特徴です。インプラントが大きすぎて「プリンとお椀のように盛り上がる」ことはなく、なだらかに大きく見えます。
•症例3:Mini 275cc(20代痩せ型女性/術後1ヶ月)
元々デコルテの骨が透けて見えるほどのかなり痩せ型の20代女性に、Mini 275ccを挿入。術後1ヶ月で、痩せ型でもデコルテの立ち上がりがなだらかで、自然さを保ちながら確実に大きくなっています。
•症例4:Motiva Demi 270cc(30代女性/術後1ヶ月)
Demi 270ccを挿入した症例。Miniが直径が大きく平たいのに対し、Demiは直径が狭く分厚いのが特徴です。この症例では、Miniに比べて胸の横幅はやや狭いものの、厚みが増し、少しプリッとした立ち上がりが見られます。
•症例5:Motiva Mini 290cc(30代女性 出産・授乳経験者/術後1ヶ月)
出産・授乳経験のある30代女性にMini 290ccを挿入。出産や授乳により元々胸が柔らかくなっていることが多いため、大きめのインプラントを入れても形が馴染みやすく、柔らかさも出やすい傾向があります。Mini 290ccでも十分なボリュームと自然さが保たれています。
•症例6:Motiva Mini 200cc(30代女性/術後3ヶ月)
胸の横幅や縦幅が狭い方に適した、直径がやや小さめのMini 200ccを挿入。デコルテの立ち上がりも自然で、200ccでも十分なボリュームが出ています。術後3ヶ月で形も十分に整っています。
•症例7:Motiva Mini 260cc(30代痩せ型女性/術後6ヶ月)
痩せ型の30代女性にMini 260ccを挿入。Miniを用いることで、痩せ型の方でも形と自然さが保たれています。術後半年で完全に落ち着いた状態であり、これ以降の大きな形の変化はほとんど見られません。
•症例8:Motiva Demi 285cc(30代痩せ型女性、最大限のボリューム希望/術後6ヶ月)
痩せ型の30代女性で、最大限のボリュームを希望されたため、Demi 285ccを挿入。術後半年。
Demiのような厚みのあるインプラントを痩せ型に入れると、インプラントの縁(へり)が目立ちやすい可能性があります。このような場合の対策としては、以下の方法が考えられます。
▪ ハイブリッド豊胸:デコルテ部分に脂肪も注入することで、より自然な仕上がりを目指します。ただし、非常に痩せている場合は注入する脂肪自体が少ないこともあります。
▪ デュアルプレーン法:インプラントを筋肉(大胸筋)より深い位置に入れることで、デコルテ部分に筋肉を少し乗せて目立ちにくくします。ただし、筋肉が薄い場合は効果が限定的で、逆に筋肉が厚いと触感や動きが硬くなる可能性もあります。
▪ インプラント挿入位置の調整:デコルテの立ち上がりを自然に見せるために、インプラントをやや下側に挿入する工夫も可能です。この症例では、一般的な挿入法ながらインプラントをやや下側に配置することで、デコルテの立ち上がりを自然に見せています。
•症例9:Motiva Demi 295cc(非常に痩せ型女性、デュアルプレーン法/術後3ヶ月)
非常に痩せ型の女性にDemi 295ccを挿入。
デュアルプレーン法(胸の下側から筋肉より深い位置にインプラントを挿入)で施術。
術後3ヶ月。非常に痩せ型で300cc近い大きなインプラントを入れると、通常は「お椀のようにプリンと出てしまう」ことがあります。しかし、デュアルプレーン法で筋肉をインプラントの上に乗せることで、デコルテラインがより滑らかに見えるように工夫されています。術後3ヶ月で柔らかさも出てきています。
お茶の水美容形成クリニックの豊胸術
お茶の水美容形成クリニックでは、乳腺下、デュアルプレーン法といった様々な挿入方法、そしてシリコン豊胸、ハイブリッド豊胸(シリコンと脂肪注入)、脂肪豊胸といった全ての豊胸術に対応しています。また、様々な種類のインプラントを豊富に取り揃えているため、患者様一人ひとりのご希望や体型に合わせた最適なご提案が可能です。
豊胸手術にご興味のある方は、ぜひ一度、診察にお越しください。