こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
本日は、YouTubeやInstagramにも多くのご質問が寄せられるシリコン豊胸手術について、当院統括医師・吉井医師が直接詳しく解説していきます。豊胸手術をご検討中の方や、シリコンインプラントの種類についてもっと知りたいという方にとって、きっと参考になる情報が満載です!
当院では、外科手術の中でも豊胸手術が多く、特に確実にボリュームアップが期待できるシリコン豊胸のニーズが高まっています。しかし、多種多様なシリコンバッグが出回っているため、「どの種類を選べば良いのか分からない」という方も少なくありません。
そこで今回は、当院でご用意しているシリコンインプラントや一般的に流通しているインプラントの種類、それぞれの特徴、メリット・デメリット、そして選び方のポイントについて詳しくお話ししていきます。
1. シリコンインプラントの種類と特徴
シリコンインプラントには様々な種類がありますが、主なものをいくつかご紹介します。
モティバ (Motiva) / モティバ2 (Motiva 2)
モティバは、現在の市場で圧倒的なシェアを占めているインプラントです。最近では、さらに進化した「モティバ2」が登場しています。当院では、最新の「モティバ エルゴノミクス2」を取り扱っております。
• 特徴
◦ 柔らかさ・強度・自然な形: モティバ2はより柔らかくなり、強度が増し、自然な形になりやすいのが特徴です。仰向けの時は半球状に、立った時は重力で自然に垂れ、雫型になります。
◦ 豊富なバリエーション: 4種類ほどの異なる形と多様なサイズがあり、様々な胸の形にマッチさせることが可能です。
◦ 表面加工: 一見ツルツルに見えますが、実は微妙なザラザラ感(マイクロテクスチャード構造)があり、被膜拘縮のリスクを極力予防しています。
◦ 人気: 日本で最も人気のあるインプラントです。
• 注意点
◦ 供給の不安定さ: 海外製のため、工場からの出荷が不規則になることがあり、希望のサイズによっては数ヶ月から半年ほどの待ち時間が発生する場合があります。
• 適している方
◦ 特にこだわりがなく、自然な仕上がりを求める方には、モティバ2が推奨されます。
ペアル (Perle)
ペアルはイギリス製のインプラントで、最近市場に出てきた比較的新しいインプラントです。
• 特徴
◦ モティバに近い特性: 柔らかさもモティバに近く、マイクロテクスチャード構造(微細なザラザラ感)を持つ表面加工も同様です。
◦ 形状のバリエーション: モティバとは微妙に形が異なり、同じ容量(例:300cc)でも少し胸が厚めに見えることがあります。シリーズ内には厚みや薄さの異なる複数の形があり、骨格の小さい方でも自然に見えるように調整が可能です。
◦ 安定した供給: モティバと比較して出荷が安定しており、在庫がないモティバの代わりにすぐに手術ができる場合があります。
◦ 会社によるフォロー体制: 万が一製品に問題があった場合、会社が無償でインプラントを支給するなど、しっかりとしたフォロー体制が整っています。
• 適している方
◦ モティバではサイズや形の調整が難しい場合に、その間を埋める選択肢として提案されることがあります。
◦ モティバの供給が止まっている時期に、すぐに手術を受けたい方にも良い選択肢となります。
メスモ (Messemo)
メスモはドイツ製のインプラントで、約50年前からインプラントを製造し続けている歴史ある会社が作っています。
• 特徴
◦ 頑丈さ: モティバなどに比べてやや硬く、最も頑丈だと言われています。
◦ 表面加工: 表面は最もザラザラしており、このザラザラ感が被膜拘縮のリスクを低減します。
◦ 安全性重視: 柔らかさよりも、頑丈さや安全性を重視したインプラントです。
• 適している方
◦ 被膜拘縮のリスクを極限まで抑えたい方や、頑丈さを求める方におすすめです。
(ご参考)過去に流行したインプラント:ベラジェル (BellaGel)
ベラジェルはかつて韓国製で、「最も柔らかい」と言われ、一時的に人気がありましたが、現在では生産停止となっています。
• 問題点
◦ 破損しやすいという問題が指摘されていました。
◦ 使用禁止のシリコン材料を使用しており、約300℃に加熱すると毒性のある物質が出る可能性があったとされています。
◦ 製造元も閉鎖してしまったため、製品のフォロー体制がありません。
• 当院での扱い
◦ このような問題から、当院ではベラジェルを取り扱っていません。
2. インプラント選びのポイントと当院の方針
当院では、患者様一人ひとりのご希望や体の特徴に合わせて、最適なインプラントをご提案しています。
• 基本方針: 何年か前から変わらず、特別なこだわりがなければモティバ2をおすすめしています。モティバ2はサイズ調整の幅も広く、ほとんどのケースで対応可能です。
• ペアルの選択: モティバのサイズでは調整が難しい場合や、モティバの供給が不安定で手術が遅れてしまう場合に、ペアルをご提案することがあります。ペアルでも十分に自然な仕上がりと整った形を実現できます。
• メスモの選択: 最近ではあまり使用される機会は減っていますが、「絶対に壊れない頑丈さ」を求める方や、被膜拘縮のリスクを最大限に抑えたい方には、多少硬めであってもメスモを選択肢としてご案内することもあります。
シリコン豊胸手術は、ご自身の理想のボディラインを実現するための大切な選択です。様々なインプラントの特性を理解し、ご自身の希望に合ったものを選ぶことが重要です。
カウンセリング時にお胸のサイズを計測し、体型にあったものを提案いたしますので、お気軽にご相談ください!
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日付: 2025年8月18日 カテゴリ:形成外科手術