こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
本日のブログは、豊胸に関する内容です✨
豊胸手術は、見た目の改善だけでなく、自信や生活の質の向上にも繋がる選択肢として、多くの方が関心を持っています。しかし、「どんな方法があるの?」「リスクはないの?」「自然に見えるの?」など、様々な疑問を抱えている方も少なくありません。
今回は、東大医学部卒の吉井先生と山田先生による、豊胸手術に関するよくある質問に対して正直に回答していきます!豊胸を検討されている方はもちろん、ご興味のある方もぜひ参考にしてください。
豊胸手術の種類とその特徴
豊胸手術には、主に脂肪注入、シリコンバッグ、そしてこれらを組み合わせたハイブリッド豊胸の3種類があります。それぞれの特徴を理解することが、ご自身に最適な方法を選ぶ第一歩となります。
1. 脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸は、ご自身の体から採取した脂肪を胸に注入する方法です。
最も自然な仕上がり
自身の脂肪を使うため、見た目も触り心地も、もともとの胸と全く区別がつかないほど自然な仕上がりになります。しこりやオイルシストのリスクはありますが、適切に注入すればバレることはほとんどありません。
脂肪の採取部位
一般的には太もも、お腹、腰などから脂肪を採取します。特に女性は太ももから多くの脂肪を採取できることが多いです。二の腕から採取することも可能ですが、ある程度の量(300cc前後)が必要なため、痩せ型の方には物足りない場合があります。
ボリュームアップの限界
1回の手術で約1~1.5カップの増大が目安とされています。痩せ型の方や皮膚の張りが強い方は、複数回(2~3回)の注入が必要になることもあります。出産や授乳を経験し、胸が柔らかくなっている方の方が、定着率が良い傾向にあります。
脂肪の流動性
ヒアルロン酸やアクアフィリングのように、注入した脂肪が脇やお腹に流れてしまう心配はほとんどありません。脂肪は体の細胞としてその場に定着するため、重力で下に落ちることはないと考えられています。ただし、ごく稀に乳房の下側が膨らむことはありますが、これは注入方法次第で防ぐことが可能です。
術後の体重変化
注入した脂肪も体脂肪の一部であるため、術後に痩せると胸の大きさも小さくなります。全身が均一に痩せるのと同様に、胸の脂肪も減少するためです。そのため、豊胸をするのであれば、脂肪が採取しやすい太っている時に行い、その後痩せる方がスタイルの維持には良いとされています。
部分的な調整
脂肪注入の強みとして、バストの谷間やデコルテなど、部分的なボリュームアップや調整が可能な点が挙げられます。
2. シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグ豊胸は、シリコン製のインプラントを胸に入れることで、ボリュームを増やす方法です。
大きなボリュームアップ
2カップ以上のボリュームアップが可能で、人によってはそれ以上の増大も期待できます。
インプラントの耐久性
シリコンバッグは永続的ではありません。一般的に10年~20年程度で硬化したり破損したりする可能性があり、入れ替えが必要になることがあります。特に古いタイプのシリコンは、10年で約10%の破損・被膜拘縮率が報告されています。しかし、現在主流のモティバのエルゴノミクス2などは、さらに頑丈で破損しにくいとされていますが、正確な統計データはまだありません。
定期的なフォローアップの重要性
破損や被膜拘縮のリスクはゼロではないため、手術後も定期的に病院でエコー検査などを受け、フォローアップしてもらうことが非常に重要です。また、万が一の時に適切に対応してくれる病院を選ぶべきです。
自然さの限界
自身の脂肪ではないため、脂肪注入に比べると自然さには劣り、見る方向によっては入っていることがわかる場合もあります。特に痩せ型の方の場合、インプラントの形が分かりやすくなることがあります。
3. ハイブリッド豊胸
ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグを挿入した後、その周囲に脂肪を注入して、より自然な見た目と触り心地を目指す方法です。
メリット
シリコンバッグによる大きなボリュームアップと、脂肪注入による自然さの両方を追求できます。
自然さの順位
自然さで比較すると、脂肪注入が最も自然で、次いでハイブリッド豊胸、最後にシリコンバッグ豊胸となるでしょう。
限界
シリコンバッグと同様に、脂肪注入に必要な脂肪が不足している場合は、この方法も困難になります。
豊胸手術に関するよくある質問
豊胸手術を検討する上で、他にも気になる点がたくさんあると思います。
Q. 切らずに豊胸する方法はありますか?
• ヒアルロン酸注入: 一時的なボリュームアップとして行われることがありますが、大きな塊で注入すると感染のリスクが高まるとされています。また、再手術が必要になった際に、ヒアルロン酸が残っていると手術が難しくなることもあります。お試し程度であれば検討の余地はありますが、本格的な豊胸には不向きとされています。
• PRP・FGFなどの成長因子注入: これらは非常に注意が必要です。大きくなっても成長が止まらなかったり、しこりになったりして、最終的に乳房切除が必要になるケースも報告されています。予測不能な結果を招く可能性があるため、強く警戒すべき方法です。
傷を作らずに、一気に大きくできるという謳い文句には、特に注意が必要です。通常、傷ができない方法では、注入できる量や大きさに限界があるのが一般的です。
Q. ダウンタイムはどれくらいですか?
• 脂肪注入とシリコンバッグで大きな差はありません。どちらの方法でも、術後1~2日が痛みのピークとされ、自宅で安静に過ごすことが推奨されます。
• 約1週間程度で日常生活に戻れる方がほとんどです。術後3日目くらいから、ロキソニンなどの痛み止めを服用しながら仕事や学業に戻る方もいますが、力を入れるような作業は避けるべきです。
• 注意点:
◦ シリコンバッグ: 脇から挿入した場合、一時的に腕が上がりにくくなることがあります。
◦ 脂肪注入: 脂肪を吸引した箇所に、突っ張り感や痛み、拘縮、感覚の鈍りなどが生じることがあります。
• クリニックの推奨では、約1週間の休みを取ることを勧められています。
Q. 授乳に影響はありますか?
• 基本的に授乳に影響はありません。
• シリコンバッグ: 通常、胸筋の上か下に入れるため、乳腺に触れることはありません。
• 脂肪注入: 乳腺の中ではなく、乳腺の下や胸筋の上に注入されるため、乳腺を操作することはありません。
• ただし、豊胸手術後に妊娠・出産・授乳を経験すると、胸が柔らかくなり、垂れてしまうことがあります。その結果、インプラントの形が目立ったり、不自然に見えたりする場合は、入れ替えなどの修正手術が必要になることがあります。
Q. 痩せ型でも豊胸はできますか?
• 脂肪注入: 痩せ型の方の場合、そもそも採取できる脂肪の量が少ないため、十分なボリュームアップが難しい場合があります。また、胸の皮膚が硬く、乳腺の発育も少ない方の場合、注入した脂肪が定着しにくい可能性もあります。
• シリコンバッグ: 痩せ型の方の場合、シリコンバッグの輪郭が目立ちやすくなることがあります。
• 痩せ型であっても、過去に授乳経験があり胸が柔らかい方や、ある程度の脂肪を採取できる方であれば、脂肪注入が可能な場合もあります。
痩せ型で脂肪注入を希望される場合は、手術前に一時的に体重を増やして脂肪を確保する方法が有効な場合もあります。
まとめ
豊胸手術には、自然な仕上がりと部分的な調整が可能な「脂肪注入」、大きなボリュームアップが可能な「シリコンバッグ」、そしてその両方を追求する「ハイブリッド豊胸」があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、ダウンタイムや授乳への影響は適切に行われれば最小限です。
しかし、「切らない」という謳い文句には慎重になり、特にヒアルロン酸やPRP/FGFといった製剤の多量注入は感染や予測不能な増大のリスクがあるため、強く推奨されません。
お茶の水美容形成クリニックでは、年間300件以上の豊胸手術を手がけており、脂肪豊胸、シリコン豊胸、ハイブリッド豊胸、さらには異物除去や修正手術にも対応しています。
豊胸手術は、ご自身の体やライフスタイル、なりたいイメージに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。まずは、経験豊富な医師に相談し、ご自身の状態を正確に把握した上で、納得のいく選択をしていただけますと幸いです。
豊胸について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/breast.html
ご予約は当院ホームページから
LINE予約 / WEB予約 が可能です
御茶ノ水の美容皮膚科・まぶたの治療ならお茶の水美容形成クリニック
日付: 2025年8月21日 カテゴリ:形成外科手術