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ヒアルロン酸の「打ちすぎ」による不自然な顔立ちを避けるために知っておくべきこと

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
ヒアルロン酸注入は、近年、美容医療の中でも非常に身近でとっつきやすい治療方法の一つとなっています。友人との会話の中で「この前ヒアルロン酸を打ってきた」といった情報共有が手軽に行われるほど、一般の方にとっても日常的な存在になりつつあります
しかし、手軽さの裏側で、ヒアルロン酸治療においては「何事もやりすぎ注意」という原則を理解しておくことが非常に重要です
なぜヒアルロン酸を打ちすぎると顔が不自然になってしまうのか、安全に、そして自然な仕上がりを目指すために知っておくべきヒアルロン酸の特性について、詳しく解説します。
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ヒアルロン酸とは?そしてその特性

ヒアルロン酸は、もともと体内に存在する成分であるため、アレルギーを起こしにくいという点で安全性が高いとされています。ヒアルロン酸が普及する以前はコラーゲンが使われていましたが、ヒアルロン酸はコラーゲンよりも長持ちするという利点から、この20年前後で急速に普及してきました。注入剤の中では特に持続性が良いとされています
当院では、アメリカのアラガン社のヒアルロン酸を使用しており、これはヒアルロン酸製剤の中で最も高いシェアを持っています。アラガン社だけでも、様々な硬さのヒアルロン酸が存在します
ヒアルロン酸の硬さと適応部位(アラガン社製品の一例)
製品名
硬さ(柔らかい順)
持続期間の目安
主な使用部位
ボルベラ (Volbella)
最も柔らかい
3~6ヶ月程度
涙袋、唇など
ボリフト (Volift)
2番目に柔らかい
1年以上持続する場合もある
ほうれい線、マリオネットラインなど
ボリューマ (Voluma)
やや硬い
1年以上持続する場合もある
骨格に近い部分、頬の膨らみ、おでこ、こめかみなど
ボラックス (Volax)
硬い
1年以上持続する場合もある
鼻、顎など、よりボリュームを出し骨格に近い部分
ヒアルロン酸の注入においては、柔らかい部位には柔らかいヒアルロン酸を、硬い部位には硬いヒアルロン酸を打つことで、馴染みやすさが向上し、自然に見えやすくなります

予期せぬ「顔パンパン」の原因と長期的なリスク

ヒアルロン酸注入で顔が不自然にパンパンになる可能性は、主に以下の要因が考えられます。

1. 一度に大量に注入することによる問題

クリニック側が利益を優先し、1回の来院で大量(例えば、おでこに8cc〜10ccなど)を注入しようとする場合があります。一度に大量のヒアルロン酸を注入すると、それらが予想外に長い期間、体内に残存してしまう可能性があります
また、ヒアルロン酸は意外に長持ちすることが知られており、10年~20年前に注入したヒアルロン酸が、MRIを撮った際にまだ残っていたという事例もあります
大量に注入し、それが長い期間残存している状態で、さらに1年後などに再び大量に注入を繰り返すと、顔がパンパンになってしまうのです

2. ヒアルロン酸の吸水作用による膨張(むくみ)

ヒアルロン酸は、スポンジのように水分を吸収して膨らんでくるという特性を持っています。時間が経つと、残っているヒアルロン酸が周りの水を取り込み、パンと張ったような感じ、つまり「むくみ」として現れます
このむくみは、ご本人が毎日鏡を見ていると徐々に起こる変化であるため、自覚症状として現れにくく、気づかないうちに不自然さが生じてしまうことがあります

3. 感覚の麻痺と「継ぎ足し」の連鎖

ヒアルロン酸を一部に打つと、他の部位の溝や凹みが気になり始めるなど、ご本人の感覚が麻痺し、短いスパンでヒアルロン酸をどんどん継ぎ足してしまうケースがあります
ご本人は満足している状態でも、周囲からは「顔がパンパンだ」と認識されてしまうという事態に陥ることがあります

安全で自然な仕上がりを実現するための注入法

不自然な仕上がりを防ぎ、ヒアルロン酸治療を成功させるための鉄則は、「控えめ、控えめ」に注入することです
ヒアルロン酸は時間経過とともに水分を吸収してむくんでくる可能性があるため、注入直後は少し溝が残るぐらいの控えめな量に抑えておくのが最適です。

1. 少量ずつ注入し、様子を見る

入れすぎたヒアルロン酸をすぐに溶かすことは、費用や時間を考えると非常にもったいない行為です。ヒアルロン酸は、「継ぎ足す」のはいくらでも可能です
1回あたりの注入量を少なめに設定し、「物足りなければもうちょっと足しますか」というスタンスで進める方が、圧倒的に無難です。特に、大量に一気に入れないことが最も重要です

2. 「完全になくす」ことを目指さない

ほうれい線やマリオネットラインなど、溝が刻まれている部位を完全にヒアルロン酸で埋めてなくすのは、基本的に難しいです。完全になくそうとすると、かえって不自然な顔になってしまうパーツが必ず存在します
現在の状態よりも「ちょっと浅くするぐらい」を目指す方が、ナチュラルに仕上がりやすいです。治療後も少し溝が残っている状態が自然な着地点であるにもかかわらず、患者様側が「もっとなくしたい」と思ってしまうと、不自然なパンパン顔につながりやすくなります

溶解が難しいケースと計画の重要性

ヒアルロン酸は溶かすことが可能ですが、注入したヒアルロン酸が予想外に長く持続した場合、溶解に手間がかかる場合があります
ごく稀なケースではありますが、5年や10年といった長い期間残っているヒアルロン酸の周りに、自己免疫によって「被膜」が張られてしまうことがあります。この被膜がバリアとなって、ヒアルロン酸を溶かす薬剤(ヒアルロニダーゼ)を注入しても被膜がブロックし、なかなか溶けないという事態が発生することがあります
通常は1回で溶けるところを、数回に分けて溶解が必要になる場合もあります。これも、大量に注入した際に起こりやすいリスクの一つであるため、やはり大容量を一気に注入しないことが、将来的なリスク管理においても非常に大切です

まとめ

ヒアルロン酸注入を成功させるためには、その物質特性(吸水して膨らむ、長期残存する)を理解し、控えめな注入量で、段階的に治療を進めることが鍵となります
ご自身の理想と、医学的に自然で不自然にならない「着地点」を、担当のドクターと十分に相談し、どこまでを目標にするのかを決めていくことが最も大切です
ヒアルロン酸の「打ちすぎ」を避け、自然で美しい変化を目指しましょう
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ヒアルロン酸注入内容:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善、目を大きく見せたり、唇をふくよかにしたり、鼻を高くする等、パーツ形成もできる治療です。
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
料金:68,200円~※料金は変更となる可能性がございます
ヒアルロン酸注入について詳しくはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/beauty/hyaluronic_acid.html#001
ご予約や当院ホームページから
LINE予約 / WEB予約 が可能です

 

 

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日付: 2025年10月21日  カテゴリ:形成外科手術

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