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頭皮の「透け感」悩みに新しい選択肢。頭皮アートメイク(SMP)とは?
「最近、分け目やつむじの地肌が目立つ気がする」「髪をセットしても透け感が気になって自信が持てない」
そんな薄毛に関するお悩みは、男性だけでなく多くの女性も抱えています。
これまで薄毛対策といえば、育毛剤、内服薬、植毛、ウィッグなどが主流でした。そこに新たな選択肢として注目されているのが、頭皮アートメイク(SMP:Scalp Micropigmentation)です。
この記事では、頭皮アートメイクの仕組み、メリット・デメリット、失敗しないためのポイント、そして気になる費用やリスクについて、美容クリニックの視点から分かりやすく解説します。

1. 頭皮アートメイク(SMP)の仕組み:増毛ではなく「描く」技術
頭皮アートメイク(SMP)とは、頭皮の表皮層にごく浅く、医療用の針と色素を用いて微細な「点(ドット)」を描き入れていく施術です。
最大の特徴は、髪の毛そのものを生やすのではなく、毛根のような「影」を描くことで、視覚的に髪の密度が増したように見せる点にあります。
眉アートメイクとの違い
同じアートメイクでも、眉毛と頭皮では目的が異なります。眉毛は「形(ライン)」を作りますが、頭皮は「点(ドット)」の集合体で「面」の密度を表現します。
自然に見せるためには、既存の髪の毛流れ、太さ、色に合わせて、点の大きさや密度を繊細に調整する高度な技術が必要です。
2. どんな人に向いてる?向いていない?
頭皮アートメイクは、すべての方に適しているわけではありません。ご自身の悩みに合っているか確認してみましょう。
向いている人
- つむじや分け目の地肌の透けが気になる方
- 生え際のラインを整えて、小顔効果や若々しい印象を作りたい方
- 円形脱毛症や傷跡(手術痕など)を部分的にカバーしたい方
- 植毛手術を受けたが、もう少し密度感が欲しい方(植毛との併用)
- 毎日のヘアセット(黒い粉を振るなど)の手間を減らしたい方
- かつらやウィッグには抵抗がある方
向いていない可能性が高い人・注意が必要な人
- 現在、頭皮に強い炎症(湿疹、かぶれ、感染症など)がある方
- ケロイド体質の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の金属アレルギーがある方(使用する色素によります)
- 「髪の毛そのものを増やしたい」と強く希望される方
※施術の可否は、医師の診察によって最終的に判断されます。持病やお肌の状態に不安がある方は、必ず事前のカウンセリングでご相談ください。
3. 施術回数・痛み・ダウンタイムの目安
安心して施術を受けていただくために、一般的な経過の目安をお伝えします。
施術回数:通常2~3回
頭皮アートメイクは、基本的に1回では完成しません。
1回目の施術後、色素の定着具合や肌の状態を確認し、約1ヶ月〜1ヶ月半ほど空けて2回目以降の施術で密度や濃さを調整していきます。段階的に仕上げることで、より自然で立体的な仕上がりを目指します。
痛み:チクチクとした刺激
頭皮は他の部位に比べて痛みに敏感な場合もあります。痛みの感じ方には個人差がありますが、「チクチクと毛抜きで抜かれるような感覚」と表現されることが多いです。
当院では、施術部位に表面麻酔を使用し、痛みを最小限に抑えるよう配慮して行います。痛みに弱い方はご相談ください。
ダウンタイム:数日程度の赤み・かゆみ
施術直後は、頭皮に赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。通常は数日で落ち着きます。その後、薄いかさぶたができ、1週間程度で自然に剥がれ落ちます。
この期間は、色素が定着する大切な時期ですので、洗髪方法などクリニックの指示を守って過ごしてください。
4. 「失敗したくない!」不自然に見える原因と対策
頭皮アートメイクで最も避けたいのは「描いている感」が出てしまうことです。失敗に見える主な原因は以下の通りです。
- ドットが大きすぎる・濃すぎる:マジックで書いたような不自然な点に見えてしまいます。
- 色が合っていない:ご自身の髪色や肌色と色素の色味が合っていないと浮いて見えます。
- 生え際のラインが直線的すぎる:お人形のようなカクカクした生え際は人工的に見えます。
これらの失敗を防ぐためには、「経験豊富な技術者による丁寧なカウンセリングとデザイン設計」が不可欠です。
いきなり濃く入れるのではなく、少し物足りないくらいの濃さから始めて、徐々に調整していく慎重なアプローチが成功の鍵です。
5. 施術後のケアで仕上がりは変わる(重要)
施術後のアフターケアは、色素の定着と美しい仕上がりを左右します。以下の点に注意しましょう。
- 当日の洗髪:施術当日は洗髪を控えていただく場合があります(クリニックの指示に従ってください)。
- 刺激を避ける:施術後1週間程度は、熱いお湯での洗髪、サウナ、激しい運動、プール、海水浴などは避けてください。代謝が上がると色素が定着しにくくなります。
- 紫外線対策:強い紫外線は変色や退色の原因になります。帽子や日傘で頭皮を守りましょう。
- かさぶた:無理に剥がすと色素も一緒に取れてしまいます。自然に剥がれるのを待ちましょう。
6. よくある質問(Q&A)
Q. 一度入れたら、どれくらい持ちますか?
A. 個人差(肌質、代謝、ライフスタイル)がありますが、一般的に1年~3年程度で徐々に薄くなっていきます。綺麗な状態を保つために、1~2年に一度のリタッチ(メンテナンス)をおすすめしています。
Q. 将来、髪の色を変えたり白髪が増えたらどうなりますか?
A. アートメイクは、現在の髪色に合わせて色素を選びます。将来的に大幅に髪色を変えたり、白髪が増えたりした場合、アートメイク部分の色と差が出てくる可能性があります。その際は、リタッチで色味を調整するなどの対応が可能です。
Q. MRI検査は受けられますか?
A. 当院で使用している色素は、MRI検査に対応した安全性の高いものを使用しています。ただし、検査を受ける際は、必ず医療機関に「アートメイクをしている」旨を申告してください。
7. 料金・リスク・副作用について
頭皮アートメイクは医療行為です。メリットだけでなく、リスクや副作用もしっかりと理解した上で検討しましょう。
| 施術部位 | 料金(1回あたり・税込) |
|---|---|
| 1部位(5×5cm)(ほくろ等も含む) | 55,000円 |
| 生え際(両側) | 78,000円 |
| 頭頂部・分け目など(手掌1枚分) | 88,000円 |
| 全体(生え際+頭頂部など) | 165,000円 |
※料金は予告なく変更になる場合がございます。最新の情報は公式サイトの料金表をご確認ください。
※モニター制度をご利用いただける場合もございます。詳細はカウンセリング時にご案内いたします。
リスク・副作用
発赤、腫れ、疼痛、熱感、掻痒感、乾燥、痂皮(かさぶた)形成、色素の滲み、変色、退色、感染症、アレルギー反応などが起こる可能性があります。
非常に稀ですが、体質によっては肉芽腫やケロイドが生じるリスクもあります。異常を感じた場合は、速やかにクリニックへご連絡ください。
まとめ:頭皮の悩みをご相談ください
頭皮アートメイクは、薄毛のコンプレックスを解消し、毎日の生活をより前向きにするための有効な選択肢の一つです。
しかし、自然な仕上がりを実現するためには、ご自身の状態に合わせた適切なデザインと施術計画が重要です。
当院では、医師と専任のアートメイクアーティストが連携し、お一人おひとりの悩みに寄り添った丁寧なカウンセリングを行っております。
「自分にはどんな方法が合っているの?」「まずは話だけ聞いてみたい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください
ご予約・ご相談は公式LINEから承っております。

