目次
1. スネコス注射とは?「肌への栄養剤」という考え方
スネコス注射を一言で表現するなら、「皮膚に直接打ち込む、肌への栄養剤」です。主な成分は、6種類のアミノ酸と非架橋のヒアルロン酸です。
一般的な「ヒアルロン酸注射」が、形を作ったり溝を埋めたりするために「硬さ(架橋)」を持たせているのに対し、スネコスのヒアルロン酸はさらっとした「とろみ水」のような質感なのが特徴です。
この絶妙なとろみがあることで、注入した成分がすぐに流れてしまわず、しばらくの間、目元などの気になる部位に留まり続けてくれます。その間にアミノ酸が作用し、肌自体のハリを出し、小じわを改善していくという仕組みです。
リジュラン(サーモン注射)との違い
スネコスとよく比較される治療に「リジュラン」があります。リジュランは鮭の精子から抽出したポリヌクレオチド(DNA由来成分)を主成分としており、組織修復を促すものです。どちらも「肌のメンテナンス」として非常に優れた治療ですが、スネコスはアミノ酸を主体としてコラーゲンやエラスチンの合成を強力にサポートする点が特徴です。
2. 「形を埋める」治療と「肌質を整える」治療の違い
クマ治療を検討する際に非常に重要なのが、「自分の悩みが何に起因しているか」を理解し、適切な治療を使い分けることです。
【充填剤】ヒアルロン酸・ベビーコラーゲン・エランセなど
これらは「形を作る」ための注入剤です。目の下の深いへこみを埋めたり、頬のコケをふっくらさせたり、物理的な溝を平らにすることを得意とします。
【肌育注射】スネコス・リジュランなど
これらは「肌質を整える」ための注入剤です。どこかを盛り上げたり、物理的にへこみを埋めたりするものではありません。あくまで肌のハリを出し、小じわを改善し、皮膚の状態を健やかにすることで、結果として目元の色味(青クマなど)を明るく見せる治療です。
「へこみを治したいのにスネコスを打つ」といった、適応のミスマッチが起きると「意味がなかった」と感じる原因になります。自身の症状が「へこみ」なのか「肌の衰え」なのかを正しく診断することが重要です。
3. スネコス注射のメリットと「青クマ」への効果
スネコスの最大のメリットは、目元の小じわや「青クマ」の改善にあります。青クマは、皮膚が薄くなることで下の血管が透けて見えている状態です。
スネコスによって肌のハリ(厚み)が改善されると、この透け感が緩和され、目元全体が明るい印象になります。また、副作用のリスクが比較的低く、継続しやすい治療であることも魅力の一つです。
4. 施術の「落とし穴」:打ち方で効果が変わる?
スネコス注射には、あまり知られていない「技術的な落とし穴」が存在します。本来、スネコスが最も効果を発揮するのは、「皮内(皮膚の非常に浅い層)」に細かく打った時です。蚊に刺されたようなぷっくりとした膨らみを何箇所も作るように打つのが、正しいプロトコルとされています。
しかし、ここには2つのネックがあります。
- 痛みが強い: 皮膚の浅い層は神経が敏感なため、非常に痛みを感じやすいです。
- 時間がかかる: 血管を避けながら、一箇所ずつ丁寧に打つのはドクターにとっても手間と時間がかかります。
そのため、一部のクリニックでは効率化のために、長い針(カニューレ)を使って深い層に一気に薬剤を流し込んでしまうことがあります。しかし、深いところに広げるだけの打ち方では、本来のスネコスの効果(肌表面の改善)は期待しにくくなってしまいます。
5. 当院のこだわり:痛みを抑えて「正しく」打つ
当院では、スネコスの効果を最大限に引き出すため、「手間を惜しまず、正しい層に細かく打つ」ことを徹底しています。しかし、それでは「痛すぎて続けられない」という問題が出てくるため、以下の工夫を行っています。
- 事前の麻酔: 施術前にしっかりとした麻酔を行うことで、注入時の痛みを大幅に軽減します。
- 手術経験の活用: 当院はクマ取りなどの外科手術にも精通しており、下まぶたの繊細な扱いに慣れています。内出血を極力抑えつつ、効果的な層へ正確に注入することが可能です。
6. 治療スケジュールとメンテナンス
スネコスは「肌を育てる」治療であるため、1回で劇的な変化を求めるものではありません。
- 集中ケア期: 最初は2週間〜4週間おきに、3〜4回程度の施術を重ねるのが理想的です。
- メンテナンス期: 肌の状態が整ってきたら、2ヶ月に1回程度のペースで継続することで、若々しい目元を維持しやすくなります。
7. よくある質問(Q&A)
Q. 注入後のボコつきはいつまで続きますか?
スネコスを適切な層(皮膚の浅い層)に注入した場合、直後は数ミリ程度の膨らみが並びますが、通常は数時間から半日程度で吸収されて目立たなくなります。
Q. 仕事帰りでも受けられますか?
施術自体は短時間で終わりますが、当日は注入部位のメイクを控えていただく必要があります。また、翌日からメイクは可能です。
Q. 他の注入治療と併用できますか?
可能です。深いへこみにはヒアルロン酸、小じわや肌質改善にはスネコス、といった組み合わせにより、より満足度の高い仕上がりを目指せます。
8. 料金・リスク・副作用について
| 施術カテゴリー | 項目 | 料金(税込) | 内容・リスク・副作用 |
|---|---|---|---|
| 医師手打ち 肌育注射 | スネコス(1回/4回) | 44,000円 / 132,000円 | 【内容】有効成分を真皮層へ直接注入し、組織再生能力を高め、小ジワ、ハリ不足、毛穴等を改善します。 【リスク】疼痛、内出血、発赤・腫脹(数日〜1週間程度)、針跡、感染、アレルギー反応、血管閉塞(稀)、しこり等 |
| リジュラン / ジュベルック | 44,000円 / 55,000円 | ||
| プルリアルデンシファイ | 66,000円 | ||
| ジャルプロ スーパーハイドロ | 66,000円(初回 55,000円) | ||
| ベビーコラーゲン / プロファイロ | 110,000円 / 99,000円 | ||
| ヒアルロン酸 | 通常モニター 1cc (アラガン社製品) |
お茶の水院:77,000円 渋谷院:68,200円 |
【内容】原因部位に注入し、しわやたるみの改善、パーツ形成を行います。 【リスク】痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、血行障害、視力障害等 |
| 0.1cc(ボルベラ) ※涙袋・目の下・リップ |
お茶の水院:7,700円 渋谷院:6,820円 |
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| ヒアルロニダーゼ | 1ml | 22,000円 | 注入されたヒアルロン酸を分解・溶解します。腫れ、内出血、アレルギーのリスクがあります。 |
スネコス注射を植物のケアに例えるなら、「しおれた葉っぱに直接栄養を与え、土壌を改良する」ようなものです。一方でヒアルロン酸注射などは、「足りない土を足して、見た目の形を整える」作業と言えます。
どちらが良い悪いではなく、あなたの「お庭(目元)」がいま何を必要としているかを見極めることが、美しい仕上がりへの一番の近道です。まずは経験豊富な医師に相談し、納得のいく治療計画を立てることから始めてみてください。
ご予約は当院ホームページから LINE予約 / WEB予約 が可能です
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お茶の水美容形成クリニック
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