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整形した顔、20年後はどうなる?美容医療の長期的な落とし穴と対策

導入:長期的な視点で考える美容医療の「その後」

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

「整形した場所や美容医療を施した場所は、長い目で見てどうなるのだろうか?」これは、美容医療を受ける多くの方が抱く、非常に重要な疑問です。施術直後や半年といった短期的な変化については情報が豊富ですが、5年、10年、15年、あるいは20年、30年といった長期のスパンで見た場合、どのような変化が起こり得るのかを知ることは難しいのが現状です。

その理由の一つとして、20年、30年と継続して患者さんとお付き合いがあるクリニックやドクターが少ないことが挙げられます。また、個人によって老化の仕方が大きく異なるため、一概に「こうなる」と断言することはできません。

しかし、一般論として、施術やジャンルごとに想定される長期的な変化や対策を理解しておくことは、ご自身の「美のプランニング」において不可欠です。本記事では、美容医療を「美容皮膚科的な治療」と「美容外科的な手術」に分け、それぞれの長期的な予後と、美しさを維持するために必要な追加の対応について詳しく解説します。


第1章:美容皮膚科的治療の長期戦略—継続こそが力

美容医療を大きく分けると、レーザー治療や注入治療といった「皮膚科的なこと」と、切開を伴う「外科的なこと」に分類できます。このうち、皮膚科的な治療の多くは、「続ければ続けるほど良い」というのが基本的な考え方です。

1. レーザー・引き締め治療:止めるとどうなるか

シミのレーザー治療、トーニング、フォトフェイシャル、そしてたるみ治療としての高周波(RF)やハイフ(HIFU)といった治療は、継続すればするほど肌の状態が長く保たれます。

(トーニング:低出力のレーザーをピコ秒という短い時間で照射する治療です。薄いしみ・くすみ・トーンアップ・肝斑治療等に効果的です。
料金:7,700円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:色素沈着、色素脱失、シミの取り残し・再発、炎症、肝斑の増悪、熱傷等)

(フォトフェイシャル:IPL(Intense Pulsed Light)という光をお顔全体に照射することで、シミ、くすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴開き等を改善する治療です。お悩みに応じてフェルターを選択します。
料金:13,750円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:紅斑、腫れ、色素沈着、色素脱失、痒み、毛包周囲の赤み、紫斑、熱傷、肝斑の悪化)

(デンシティ:RF(高周波)治療を照射してお肌の表層部や深部の脂肪組織に熱を与えることで、ハリ感を持たせ、たるみを予防・治療します。
料金:36,300円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血・腫れ・疼痛・ひきつれ・ツッパリ感・熱傷・神経障害など)

(ハイフ:超音波の熱を、お肌表面にダメージを与えることなく、狙った組織に集中照射して効果を得る治療です。たるみ治療や浅い層へのアプローチにより肌質改善に効果的です。
料金:18,700円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等)

・シミやくすみ治療:月1回程度のペースで継続することで、肌の質やトーンを維持できます。

・たるみ治療:ハイフやRF治療を年に2〜3回のスパンで継続することで、現在の状態を保ち、「アンチエイジング」という名目通りの効果が得られます。

もし治療を完全にやめてしまうと、その反動で一気に老化が来るわけではありませんが、やめた時点から年齢とともに徐々に老化が進んでいきます。30代や40代のお肌の状態を50代、60代になっても保ちたいと望むのであれば、継続的な治療が不可欠です。

2. ボトックス注入:習慣的なシワを防ぐ

ボトックスも同様に、定期的な注入系治療(一般的に年に2回程度)によって効果が持続します。ボトックスの原理は筋肉の動きを止めることですが、継続的に動きを止め続けることで、その箇所の筋肉を動かさない「癖」がつき、シワを寄りづらくします。

例えば、眉間や額にシワを寄せる癖が強い方は、真顔にしていてもシワが谷のように刻まれてしまうことがありますが、ボトックスでそれを防ぐことができます。

(ボトックス:神経からアセチルコリンが出るのを抑え、筋肉の過剰な動きや過剰な発汗をわらげる治療です。
料金:16,500円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:疼痛、腫れ、内出血、アレルギー、表情に違和感、脱力感、めまい、視力低下、表情の左右差、眼瞼下垂、注射部の内出血、そう痒感等)

3. ヒアルロン酸注入:過剰注入の罠に注意

ボトックスやレーザーとは異なり、ヒアルロン酸注入には特に長期的な注意が必要です。

ヒアルロン酸注入も基本的には定期的に(半年から1年に1回程度)少量ずつ入れるのが理想的です。ヒアルロン酸の一般的な持続期間は半年から1年とされていますが、実際には予想以上に長い期間残っているケースが少なくありません。

この残存しているヒアルロン酸に気づかずに、どんどん追加で注入を繰り返していくと、積もり積もって、ご本人が慣れてしまって気づかないうちに「アンパンマンのように」顔がパンパンになり、周囲から見て不自然な顔立ちになってしまうリスクがあります。

もし限界まで溜まってから「さすがにおかしい」とヒアルロン酸を溶かした場合、皮が伸びきっているため、溶かした後に逆にたるみが強く出てしまうことになります。

長期的な視点で見て最も無難なヒアルロン酸の入れ方は、「少量」「控えめ」であり、迷ったら控えめにしておく、という姿勢が大切です。

(ヒアルロン酸:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善、目を大きく見せたり、唇をふくよかにしたり、鼻を高くする等、パーツ形成もできる治療です。
料金:44,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等)


第2章:美容外科手術の長期戦略—老化に伴う追加対応の必要性

美容外科的な手術は、その時点での形を一発で変えられるという大きな強みがあります。しかし、手術で若返ったとしても、その後の老化を完全に止めることはできません。

外科的な手術の効果を長く維持するためには、10年、20年というスパンで見た場合、追加で何らかの手術や処置を施していくことが現実的な選択肢となります。

1. クマ治療のその後の変化と対応

クマ取り手術は非常に長持ちするとされていますが、10年、20年という長いスパンで見ると、以下のような追加の変化が起こり得ます。

・シワの出現:目元の皮膚の老化に伴い、シワが出てくる。

・脂肪の再出現:わずかずつ脂肪が出てくる。

・頬のボリュームロス:さらに下の頬(ほっぺた)が痩せてくる(やれてくる)と、目の下の平らにした部分が、相対的に再び出っ張って見えてしまう。

このような変化に対応するため、「今度は皮膚切除をしよう」「今度は脂肪注入をしよう」といった、追加の治療をどこかのタイミングで検討していくことになります。

(くまとり:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。
料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等)

(脂肪注入:太腿、腹部、等から脂肪を吸引し、お顔(顔面/目の下/ゴルゴライン/おでこ/こめかみ)にコンデンスリッチまたはナノリッチに加工した脂肪を注入する手術です。
料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害等)

(下眼瞼余剰皮膚切除:まつげに沿って皮膚切開をすることで、余っている皮膚を切除し、下瞼のシワ、皮膚のたるみを改善することが可能です。
料金:308,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、下斜筋の損傷等)

2. 二重手術のその後の変化と対応

若い頃に行う二重の埋没法や切開法などで幅を広げたとしても、年を取るにつれて皮膚が伸びてきて、二重より上側の皮膚が「のれんのように被さって」きてしまい、奥二重のような状態になってくることがあります。

この場合、眉下切開などを行って伸びた皮膚を切除し、引き上げてあげるなど、追加の手術が必要となる場合があります。

(二重埋没法:上まぶたを切らずに糸で留め、二重ラインを作る手術です。
料金:99,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:目が開きづらい、痛み、左右差等)

(二重全切開:上まぶたを切って、皮膚と瞼板に糸をかけ、二重のラインをつくる手術です。
料金:275,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:赤くなる、しこり、目が開きづらい、左右差等)

(眉下切開:眉毛の下で皮膚を切除することにより、上まぶたのたるみを改善する手術です。
料金:275,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、糸の露出、感染、後戻り 等)


第3章:異物(プロテーゼ)挿入の限界と鼻整形の難しさ

長期的な視点(20年、30年)で最も注意が必要なのは、体内に「異物」を入れる手術です。

1. プロテーゼと周囲組織の変化

鼻のシリコンプロテーゼや顎のプロテーゼといった異物は、それ自体の形は変わらないため、周囲の組織が老化によって変化していくと、長期的に限界が生じます。

例えば鼻の場合、プロテーゼは変わらなくても、周囲の皮膚組織はどんどんペラペラに薄くなってきます。これは、異物が常に乗っていることで組織が突っ張って薄くなるため、老化による変化を助長するからです。結果として、「異物感」が長期的に目立ちやすくなります。

このような場合、プロテーゼを除去(抜去)することを検討した方が良い結果につながることがあります。幸いにも、シリコンプロテーゼなどは抜こうと思えば抜けるため、困った際には対応が可能です。

一方で、過去に用いられたアクアフィリングのように、一度注入すると除去が非常に難しい異物(厄介な異物)は、コブ状になったり、しこりっぽくなったりした際の対応が困難であるため、避けるべきです。

(鼻プロテーゼ:鼻腔内/鼻腔内~鼻柱を切開し、プロテーゼを挿入することにより、鼻筋の高さを調整します。
料金:165,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、感染、瘢痕・拘縮、菲薄化等)

2. 鼻整形特有の長期リスク

鼻は解剖学的には単純に見えますが、その立体構造(3次元構造)が他の部位と異なり、奥が深いとされる分野です。

・過度な変化を求めるリスク:若い時に、無理をして非常にツンとした外国人風の鼻を目指しすぎると、無理が生じます。肋軟骨などを用いて鼻先を出しすぎると、術後に軟骨が曲がってくるといった変形が生じる可能性があります。

・繰り返しの手術による影響:鼻の手術は複数回行う方が多いため、手術を繰り返すにつれて組織が硬くなってくることがあります。これにより、本来、指で触ると動くはずの鼻先の動きが出なくなり、不自然な印象を与えることがあります。

・血流の悪化:特に鼻先は、何度も切ったり縫ったりすることで血流が悪くなりやすく、冬に極端に冷えたり、熱がこもった時に鼻先だけが赤くなったりと、不自然さが出やすくなります。

鼻の手術を検討する際は、「悪いから避けるべき」というわけではなく、こうした長期的な現実を理解した上で、ご自身のライフプランや職業上の都合(例:10年間だけ華やかな顔立ちでいたいなど)に合わせて計画を立てることが重要です。

結論:長期的な美の維持は「継続」と「計画」

整形後の顔が長期的にどうなるかという問いに対し、正確な答えを知ることは困難ですが、基本的な傾向は把握できます。

・皮膚科的治療:ヒアルロン酸を過剰に入れすぎない限り、継続して行うことが現状維持、すなわちアンチエイジングの最大の鍵となります。継続こそが重要です。

・美容外科手術:手術によって一発で形を変える強みはありますが、10年〜20年スパンで見ると、老化に伴い、追加で何らかの調整や手術が必要になる可能性が高いことを受け入れる必要があります。

・異物(プロテーゼ):長期的に周囲組織の変化により不自然さが出るリスクがあり、抜去も視野に入れた計画が必要です。特に、アクアミドなどの抜去しづらい異物は、後々のトラブルの元となるため避けるべきです。

ご自身の将来のプランニングに合わせた美容医療の選択こそが、長期的な美しさを保つための秘訣と言えるでしょう。

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日付: 2025年10月27日  カテゴリ:形成外科手術

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