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医院BLOG

クマ治療で「裏ハムラ一択」を謳うクリニックに物申す!本当にそれで大丈夫?

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

美容医療の世界では、日々新しい技術や治療法が生まれ、トレンドも移り変わります。特に「クマ治療」は多くの人々の悩みの種であり、様々な治療方法が存在します。近年、「裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)」が注目を集め、一部のクリニックでは「クマ治療は裏ハムラ一択」とまで主張するところも見受けられます。しかし、本当に「裏ハムラ」だけが最善の選択なのでしょうか?今回は、当院統括医師の吉井健吾医師が、この「裏ハムラ一択」という考え方に疑問を呈する理由について、解説していきます

「裏ハムラ一択」の危険性とは?

クマ治療には様々な方法がある中で、あえて一つに絞ってしまうことは、患者様にとって最適な結果をもたらさない可能性があります
実際、裏ハムラしか行わないクリニックで治療を受けた患者様の中には、当院に修正を依頼しに来るケースが少なくないのが現状です。患者様の多くは「シワが残ってしまった」「あまり変わらなかった」といった不満を抱えています
裏ハムラ法は、目の下の脂肪を移動させて凹みを改善する治療ですが、皮膚のたるみや深いシワ、ティアトラフの凹みなど、すべてのクマの原因に対応できるわけではありません。もし、そのクリニックが裏ハムラしか提供していない場合、裏ハムラでは解決しきれないこれらの問題に直面した際に、患者様は「それはそういうもの」と片付けられてしまい、次の手が打てなくなってしまうのです
クマ治療を専門的に行い、自信を持って「多くやっている」と言えるクリニックであるためには、裏ハムラ法はもちろんのこと、切開ハムラ(表ハムラ)法、経結膜脱脂術、そして脂肪注入といった多様な治療法を組み合わせられる体制を整えていることが重要です。これらの「引き出し」が豊富にあることで、患者様一人ひとりの状態や悩みに応じた最適な治療計画を提案し、仮に最初の治療で完璧に解決しなかった場合でも、次の手を打つことが可能になります

論文やトレンドに振り回されない「総合的な視点」の重要性

「裏ハムラ一択」を主張する医師の中には、特定の論文を引き合いに出して、その優位性を「理詰め」で説明する方も中にはいます。しかし、クマ治療に関する論文は多様な主張を含んでおり、裏ハムラ法や眼窩脂肪移動術が良いとするものもあれば、脂肪注入が良いとするものもあり、様々な意見が提示されています。その中から都合の良い一部だけを切り取って「だから裏ハムラが良いのだ」と結論づけるのは、非常に安直な考え方です
美容医療の治療方法にはトレンドがあり、学会報告や論文の内容も時代と共に変化していきます。例えば、ある治療法Aが最善とされていたものが、20年後には一周回ってAが良いと言われるようになる、ということも十分にあり得る話です。論文や学会発表は権威的に見えますが、結局は世間の治療と同じように流行があり、時代によって変化したり、元に戻ったりするものです
最近のトレンドとしては、裏ハムラや切開ハムラ(表ハムラ)だけでなく、脂肪注入も積極的に行うべきだという考え方が広まってきています。また、海外の論文では、切開を伴うようなミッドフェイスリフトを含む高侵襲な治療を避け、比較的「低侵襲」で必要十分な範囲に抑えるという流れも出てきています

海外のトレンドをそのまま日本に当てはめるのは危険!

しかし、海外の論文やトレンドをそのまま日本に輸入して良いかというと、それもまた違います。なぜなら、患者層や人種、年齢層が日本と海外では異なるからです
特に、海外(主に白人)の患者様は、皮膚が柔らかく伸びやすい傾向にあるため、切開ハムラ(表ハムラ)のような手術を行うと「外反」(あっかんべー状態)になりやすいというリスクがあります日本人と白人では、皮膚の柔らかさやコンプライアンス(皮膚の伸びやすさや弾力性)に違いがあるため、海外の論文が言っているからといって、それを単純に日本に当てはめるのは「安直すぎる」考え方なのです

患者様へお伝えしたいこと

クマ治療は、単一の解決策で全てが解決するほど単純なものではありません。様々な治療方法を揃えているクリニックでクマ治療を受けていただくことをおすすめしております
本当に患者様の悩みに寄り添い、最善の結果を提供しようとするクリニックであれば、裏ハムラ、切開ハムラ(表ハムラ)、経結膜脱脂、脂肪注入、そしてそれらを組み合わせた治療など、多様な選択肢を提供できる体制を整えているはずです。一つの方法に固執せず、患者様一人ひとりの状態に合わせた総合的な判断と、必要に応じた柔軟な対応ができるクリニックこそが、信頼に足るクマ治療の専門家と言えるでしょう
クマ治療を検討されている方は、ぜひカウンセリングの際に、そのクリニックがどのような治療法を提供しているのか、また、もし希望の治療法で解決できなかった場合にどのような選択肢があるのかを確認してみてください。
当院でもカウンセリング時にしっかりとお目元の状態を拝見し、適切な治療方法を提案しております。お気軽にご相談にお越しいただけますと幸いです。
くまとりについて、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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日付: 2025年8月27日  カテゴリ:形成外科手術

シリコンバッグ豊胸術後のダウンタイムと過ごし方ガイド:安心できる術後ケアのために

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

近年、シリコンバッグ豊胸術は美容医療の技術向上とインプラントの品質向上により、より身近な選択肢となりつつあります。しかし、手術を検討されている方、あるいはすでに手術を受けられた方にとって、術後のダウンタイムや日常生活での注意点は非常に重要な情報です。今回は、シリコンバッグ豊胸術後のダウンタイムの期間や、術後に「やっていいこと」「悪いこと」について詳しく解説します。スムーズな回復のために、ぜひ参考にしてください。

術直後から3日間の過ごし方:痛みのピークと初期ケア

手術直後は麻酔が効いているため、思ったよりも痛みを感じないかもしれません。しかし、麻酔が切れると術後3日間程度が痛みのピークとなり、かなり辛く感じる方もいらっしゃいます。当院では痛み止めや抗生物質を処方していますので、適切に服用し、この期間を乗り切りましょう。

術後の初期ケアとして、特に重要な点がいくつかあります。

  • 脇のテープ固定
  • シリコンバッグを脇の下から挿入した場合、麻酔液やリンパ液の漏れを防ぐため、脇の下にテープをしっかり貼って固定します。これは約3日間はがさずにいてください。
  • バストバンドの装着
  • 胸の下側をきつく、上側をゆるく巻くバストバンドを装着します。これも術後1週間は必要です。特に、胸の下側を剥離した方の場合は、1週間以上装着を継続することもあります。
  • シャワー
  • 術後3日目からシャワーが可能になります。脇のテープを剥がす際は、シャワーを浴びながら優しく剥がしてください。術後1週間までは、シャワー時以外はバストバンドを着用し続けるのが一般的です。

1週間目以降:活動再開と注意点

術後1週間が経過すると、内出血がかなり引き、痛みも日常生活を送れる程度に落ち着いてきます。この時期に脇の下の抜糸が行われ、バストバンドも指示がなければ外せるようになります。

  • 簡単な運動とストレッチ
  • 手術後は安静が必要ですが、1週間後からは簡単な運動であれば可能になります。ただし、関節が固まるのを防ぐため、抜糸の際に指導されるストレッチを積極的に行うことが推奨されます。激しい運動や筋力トレーニングは、インプラントがずれる可能性があるため、1ヶ月間は控えてください
  • 仕事への復帰
    • 事務仕事など体をあまり使わない仕事であれば、術後2~3日後から復帰が可能です。
    • 体をよく使う仕事の場合は、2週間から1ヶ月程度は控えるのが望ましいとされています。
  • 避けるべき習慣
    • 長風呂: 少なくとも1週間は控えるべきです。
    • 飲酒: むくみが強くなる可能性があるため控えてください。
    • 喫煙: 術後1週間は必須ですが、2ヶ月間は禁煙することが強く推奨されます。喫煙は血管を収縮させ、特に手術部位の血流を悪化させ、治りを遅らせる原因となるため、シリコンバッグ豊胸に限らず多くの美容手術において避けるべき習慣です。

術後1ヶ月まで:服装と検査

  • 下着の選択
  • 術後1ヶ月間は、ワイヤー入りのブラジャーは避け、ワイヤーなしのブラジャーか、パッド付きのキャミソールを着用するようにしましょう。締め付けの強い下着は、バストの形が不自然になる原因となることがあります。
  • 検診
  • 術後1ヶ月を過ぎたあたりから、エコー検査が可能になります。マンモグラフィーのような強く圧迫する検査は避けるべきです。検査を受ける際には、シリコンバッグを挿入していることを必ず医療機関に伝えてください。

傷口と胸の感触の変化

傷口は、脇の下や乳房下縁の切開箇所によって異なりますが、術後1ヶ月間は赤みが見られます。3ヶ月、6ヶ月と時間が経つにつれて赤みは引いていきます。1ヶ月後には赤みだけでなく、傷口が硬く引き攣れるような感覚が生じることもありますが、これも3ヶ月から6ヶ月程度で目立たなくなっていきます。

胸の感触についても、術後すぐに柔らかくなるわけではありません。1週間程度はむくみや内出血の影響で硬く、張りを感じるでしょう。1ヶ月の時点でもまだ硬さを感じることがありますが、3ヶ月、6ヶ月と時間が経つにつれて皮膚が伸びて馴染み、徐々に柔らかく自然な触り心地になっていきます。特に皮膚が薄い方や痩せ型の方は、最初は硬く感じやすく、思った通りのサイズ感が出にくいこともあります。

インプラント挿入位置による違い

シリコンバッグの挿入位置には、乳腺下と大胸筋下の二通りがあります。当院では乳腺下での挿入がほとんどですが、大胸筋下にバッグを挿入する場合は、筋肉の動きによってインプラントがずれるリスクがあり、痛みも強く、ダウンタイムや仕事復帰までの期間が長くなる傾向があります。

脂肪注入豊胸との比較(簡潔に)

脂肪注入豊胸の場合も、基本的なダウンタイムの考え方はシリコンバッグ豊胸と似ていますが、脂肪が定着するまでは強いマッサージや圧迫は1ヶ月程度避ける必要があります。また、脂肪吸引を行った箇所については、1週間はしっかり圧迫し、その後も1ヶ月間は自宅で圧迫を続ける必要があります。

まとめ:成功のための心がけ

シリコンバッグ豊胸術は、術後の適切なケアとダウンタイムの理解が成功の鍵となります。仕事への復帰計画や日常生活のスケジュールを立てる際には、これらの情報を考慮し、無理のない計画を立てることが大切です。不明な点があれば、いつでもご相談くださいませ。安心して理想のバストを手に入れてくださいね。

 

豊胸について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/breast.html

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日付: 2025年8月27日  カテゴリ:形成外科手術

脂肪腫の手術って痛い?術後のダウンタイムや傷跡の心配を解消!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
脂肪腫と診断され、「手術が必要かも…」と聞くと、まず頭に浮かぶのは「手術って痛いのかな?」「術後のダウンタイムはどれくらい?」「傷跡は残るの?」といった不安ではないでしょうか。
脂肪腫は皮下にできるやわらかい良性腫瘍であり、基本的には体に害はありません。しかし、見た目の問題や圧迫感、徐々に大きくなる傾向がある場合、あるいは悪性腫瘍(脂肪肉腫)の可能性が心配な場合には、手術による摘出が検討されます
このブログでは、脂肪腫の手術に関する具体的な疑問や不安を解消できるよう、痛みやダウンタイム、傷跡の心配について、形成外科専門医の山田淳生医師が詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、疑問や不安を解消してください。

脂肪腫とは

脂肪腫とは、皮下などの脂肪の一部が増殖してできる良性腫瘍です。
体のどこにでもできますが、特に 背中・肩・首・腕・太もも などに多く見られます。
基本的に痛みはなく、ゆっくりと大きくなっていきます。

主な症状

  • 皮膚の下にやわらかいしこりがある
  • 表面はなめらかで可動性があり、押すと動く
  • 通常は痛みやかゆみはない
  • 大きくなると見た目の違和感や圧迫感が出ることもある

原因

  • 明確な原因は不明
  • 体質や遺伝的な要因が関与していると考えられる
  • 外傷や刺激をきっかけに生じることもある

脂肪腫と似ている疾患

  • 粉瘤:袋の中に角質や皮脂がたまるしこり(中心に黒い点があることが多い)
  • 脂肪肉腫:悪性腫瘍。脂肪腫と見分けにくい場合があり、急速に大きくなる・硬い・痛みがあるときは注意が必要

治療法

脂肪腫は良性のため必ずしも治療が必要ではありません。
ただし、美容上の問題や圧迫感・増大傾向がある場合、悪性腫瘍の可能性が心配な場合は手術による摘出が基本です。

手術方法

  • 局所麻酔下で皮膚を切開し、脂肪腫を被膜ごと摘出
  • 大きなものは全身麻酔や入院での摘出が必要になる場合もあり
  • 摘出後は再発はまれ

 

↑摘出した脂肪腫

 

ダウンタイム・リスク

  • 数日〜1週間程度の腫れ・内出血
  • 傷あと(部位によっては目立ちにくくデザイン可能)
  • 感染や血腫など一般的な手術リスク

よくある質問(Q&A)

脂肪腫はがんになりますか?

A. 脂肪腫自体は良性でがん化することはありません。ただし、まれに「脂肪肉腫」という悪性腫瘍と区別が必要なケースがあります。

手術は痛いですか?

A. 局所麻酔を使用するため、手術中はほとんど痛みを感じません。術後は軽度の痛みが数日続く程度です。

再発しますか?

A. 脂肪腫を袋ごと完全に摘出すれば再発はほとんどありません。

大きさはどのくらいまで大きくなりますか?

A. 数センチの小さいものから、まれに10cm以上になるものもあります。大きくなるほど必要な切開が長くなったり、全身麻酔が必要になったりするため、可能なら早めの摘出が望ましいです。

まとめ

脂肪腫は 皮下にできるやわらかい良性腫瘍で、基本的には害はありません。
しかし、大きくなると見た目や生活に支障をきたすことがあります。
当院では、血管や神経の走行に熟知した形成外科専門医が、できるだけ傷あとを小さく・きれいに摘出することを心がけています。

「しこりが気になる」「粉瘤や悪性ではないか不安」と感じた方は、お早めにご相談ください。

 

山田医師のご紹介ページはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/staff.html

 

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日付: 2025年8月27日  カテゴリ:形成外科手術

【再注目!】「ベビーコラーゲン」の驚くべき効果とは?目の下のクマ・小じわ改善に最適な理由を徹底解説!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

美容医療の世界では、常に新しい注入剤や施術が登場していますが、今回、改めて注目していただきたい注入剤があります。それが、「ベビーコラーゲン」です。
「ベビーコラーゲン」という名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、実は一時期、ヒアルロン酸の登場によりその存在感が薄れていました。しかし、その独自の特性と効果から、今、再び多くのクリニックで導入が進み、その価値が見直され始めています。今回の記事では、この「ベビーコラーゲン」について、その正体から効果、そしてどんなお悩みに最適なのかを、詳しく掘り下げていきたいと思います。

ベビーコラーゲンとは?赤ちゃんの肌のような「柔らかさ」を蘇らせる鍵

まず、ベビーコラーゲンとは一体何なのか、というお話から始めましょう
私たちの体には、コラーゲンというタンパク質が豊富に存在しており、その大部分は「1型コラーゲン」と「3型コラーゲン」で構成されています
1型コラーゲン: 硬いコラーゲンと覚えてください
3型コラーゲン: 柔らかいコラーゲンと覚えてください
この「ベビーコラーゲン」は、3型コラーゲンに分類されるものです
驚くことに、生まれたばかりの赤ちゃんの肌には、1型と3型のコラーゲンが約50%ずつの割合で存在しています。この豊富な3型コラーゲンが、赤ちゃんの肌が持つ、あの「もちっ」とした潤いや弾力感を生み出しているのです。しかし、年齢を重ねるにつれて、3型コラーゲンの量は大きく減少してしまいます。もちろん1型コラーゲンも減少しますが、3型コラーゲンの減少が特に顕著で、それが肌の潤いやハリの低下、そして「しわしわ」とした質感へと繋がっていくと考えられています
「ベビーコラーゲン」という名前は、「赤ちゃんのように柔らかい肌に多く存在するコラーゲン」であることに由来しています。つまり、赤ちゃんの肌が持つような柔らかいコラーゲンを直接注入することで、肌の内側から潤いや弾力を取り戻し、ふっくらとした質感を取り戻すことを目指す注入剤なのです
現代では、プロファイロ、ジュベルック、リジュラン、シンエージ、ギャルプロ、スネコスなどの様々な肌質改善を目的とした肌注射が登場していますが、ベビーコラーゲンはまさに「元祖・肌育注射」とも言える存在です。一般的な肌注射は肌の質感改善を目的とする一方で、ベビーコラーゲンはある程度の形作りも可能なため、ヒアルロン酸のように目の下の溝や軽度のくま、小じわに対して注入することもできるのが特徴です

かつては「廃れた」?その理由と再注目の背景

ベビーコラーゲンは以前から使われてきた注入剤ですが、ヒアルロン酸の登場とともに、一時期は「廃れた」と言われる時期がありました。その大きな理由として挙げられるのが、「持続期間の短さ」です
ベビーコラーゲンは柔らかいコラーゲンであるため、深い溝や凹みに大量に注入しても、組織に馴染みやすく、比較的早く吸収されてしまう傾向があります。例えば、ほうれい線のような深いシワや、おでこ・こめかみの凹み、顎の形成など、「溝を埋める」「形を作る」という用途においては、ヒアルロン酸の方が優れているとされてきたのです
実際、ベビーコラーゲンの持続期間は3ヶ月~6ヶ月程度と、ヒアルロン酸に比べると短い傾向にあります。そのため、「せっかく高価なベビーコラーゲンを注入しても、すぐに効果がなくなってしまった」という声も聞かれ、一時的に利用が減少した背景があります
しかし、近年、その「短所」と思われていた特性が、実は「長所」となり得る特定の部位や症状があることが再認識され、再び注目を集めるようになりました
また、最近までベビーコラーゲンを製造する工場が、新型コロナウイルスの影響やウクライナ情勢によって出荷停止となり、一時的にどのクリニックも入手困難な状況でした。しかし、今年に入りようやく供給が安定し、多くのクリニックで再びベビーコラーゲンの提供が可能になったという裏事情も、再注目のきっかけの一つとなっています

ベビーコラーゲンが「断然オススメ」な2つの部位と症状

では、具体的にベビーコラーゲンはどんなお悩みに最適なのでしょうか? 当院統括医師である吉井医師が「断然推す」と語る、その適用部位は大きく分けて2つあります

1. 目の下の「軽度」なへこみ・溝

目の下のクマ治療において、ベビーコラーゲンは非常に有効な選択肢となります。ただし、ポイントは「軽度なへこみ」であることです
軽度なクマの方であれば、最初からベビーコラーゲンを注入するのも良いでしょう
加齢による目元の潤い不足で現れる、ちりめんジワのような目元の小じわにも効果的です
注意点:
眼窩脂肪が強く突出している場合や、目の下のへこみが非常に強い場合は、ベビーコラーゲンでは十分な改善が難しいことがあります。その際は、外科的なクマ取り手術や脂肪注入といった別の治療法を検討する必要があります
また、クマ取り手術(下眼瞼脱脂術)やハムラ法を受けた後に、わずかに残ってしまった溝や凹みに対して、「ダウンタイムを取るほどではないけれど、少し気になる」といった場合に、補助的にベビーコラーゲンを注入するのも非常に有効です。ただし、手術後3ヶ月程度は間隔を空け、傷が落ち着いてから注入することをお勧めします
ベビーコラーゲンを目の下に注入するメリットは、何と言っても「自然な仕上がり」です。脂肪注入以外の非外科的な注入剤の中では、最も自然に馴染みやすいと言われています。柔らかいコラーゲンが、デリケートな目元の皮膚の薄さに合わせて、ふっくらとした質感を与えてくれます。

2. 顔や首の「細かい小じわ」

もう一つのベビーコラーゲン特有の、そして非常に強力な使い道が、「細かい小じわの改善」です
笑った時に目立つ目尻の「カラスの足跡」のような細かなシワ
首の横ジワ
口元にできる、長年の表情癖によって刻まれた細かなシワ
これらの、いわゆる「ちりめんジワ」と呼ばれるような浅くて細かいシワに対して、ベビーコラーゲンは直接的にアプローチできる数少ない注入剤の一つです
注入方法としては、シワのラインに沿って少し盛り上げるように、丁寧に注入していくのが効果的です。これにより、シワの凹みがふっくらと持ち上がり、目立たなくなります。ヒアルロン酸では難しいような、肌表面の細かな質感を改善する効果は、ベビーコラーゲンならではの強みと言えるでしょう

短い持続期間でも、長期的な効果が期待できる理由

ベビーコラーゲンは、持続期間が3ヶ月〜6ヶ月と比較的短いと説明しましたが、実は繰り返し注入することで、長期的な効果も期待できるという嬉しい特性があります
ベビーコラーゲンを注入すると、そのコラーゲン自体が組織に吸収されてなくなっても、注入された箇所が刺激され、自身のコラーゲン生成が促進されると考えられています。その結果、注入箇所の組織が内側から厚みを増し、元々の溝やシワが浅くなる効果が期待できるのです。これは、単に外から物質を「埋める」だけでなく、肌本来の再生力を引き出すという、より根本的なアプローチと言えるでしょう。

まとめ:ベビーコラーゲンは、目の下と小じわの「最適解」

今回の記事では、再注目されている「ベビーコラーゲン」について、その特徴と効果、そして最適な適用部位について詳しく解説しました。
ベビーコラーゲンは、確かに深い溝を埋めたり、明確な形を作ったりする用途にはヒアルロン酸の方が適している場面もあります。しかし、以下の点において、ベビーコラーゲンは他の注入剤では代替できない、独自の強みを持っています
目の下の軽度なへこみや溝に対して、脂肪注入以外の非外科的注入剤で最も自然な仕上がりを求める方
目尻の小じわ、首の横ジワ、口元の細かいシワといった、肌表面の細かな質感を改善し、シワを浅くすることを目的とする方
もしあなたが、目の下のクマや、顔や首の小じわといったお悩みを抱えていらっしゃるのであれば、ぜひ一度、このベビーコラーゲンを試してみてはいかがでしょうか。その自然な仕上がりと、肌本来の美しさを引き出す効果に、きっと満足していただけるはずです。ぜひ一度、ご相談にお越しいただけますと幸いです。
ベビーコラーゲンについて、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/beauty/hyaluronic_acid.html#002
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日付: 2025年8月27日  カテゴリ:しわ外来, 形成外科手術

裏ハムラと脂肪注入、同時施術は本当に「ぼったくり」?適切な患者様の特徴を徹底解説!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
目の下のクマ治療として「裏ハムラ」と「脂肪注入」を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、この二つの施術を同時に行うことについて、「99%ぼったくり」という意見があることも事実です。では、本当に同時施術は避けるべきなのでしょうか?それとも、特定の患者様にとっては効果的な選択肢となり得るのでしょうか?今回は、この裏ハムラと脂肪注入の同時施術について、どのような方が適しているのか、その特徴と、なぜ慎重な判断が必要とされるのかについて、当院統括医師の吉井医師が詳しく解説していきます。

裏ハムラと脂肪注入の同時施術が推奨される限られたケースとは?

一般的に、裏ハムラと脂肪注入の同時施術は、大手クリニックやそこから独立したドクターに多く見られる傾向があり、手術費用が最も高額になる手術の一つとして挙げられています。そのため、「ぼったくり」と指摘されることも少なくありません。しかし、ごく少数ながら、裏ハムラだけでは物足りず、脂肪注入を組み合わせた方が良いとされる患者様も確かにいらっしゃいます
具体的に、どのような方が裏ハムラに脂肪注入を組み合わせるべきと判断されやすいのでしょうか。その特徴は以下の通りです

年齢:ざっくりと「アラフォー」以上の方 

   ◦ 個人差はありますが、おおよそ40歳以上の方が一つの目安となります

症状:目元の小ジワが気になる方

  
  ◦ 裏ハムラ単体では、目の下のたるみを改善することで、かえって目元の小ジワが目立ってしまう可能性があります
    ◦ このような場合に、脂肪を少量注入することで、小ジワ対策として非常に有効だと考えられます
小ジワに対する脂肪注入の効果は、ヒアルロン酸などの他の注入剤(例えばリジュランやスネコスといった注入剤)と比較しても非常に優れています。皮膚と眼輪筋の間に薄く脂肪を注入することで、肌にハリを与え、小ジワを目立たなくする効果が期待できるのです。ただし、皮膚のすぐ下に脂肪を注入する場合、脂肪の定着率が若干落ちる場所であるため、コストパフォーマンスの観点からは注意が必要です
当院では、こうしたケースではまず裏ハムラを行い、それでも改善が不十分だと感じられた場合に、改めて脂肪注入を検討するといった段階的なアプローチを推奨することが多いです

なぜ「同時施術はぼったくり」と言われがちなのか?その背景と注意点

裏ハムラと脂肪注入の同時施術が「ぼったくり」と言われる背景には、いくつかの理由があります。

効果の曖昧さによる「ごまかし」

    ◦ 両方を同時に行うと、裏ハムラと脂肪注入のどちらの効果で改善されたのかが分かりにくくなります
    ◦ 例えば、裏ハムラでクマが少し残ったとしても、脂肪注入で埋めてしまえば「いい感じに落ち着いた」ように見せることができてしまいます
    ◦ 悪質なケースでは、裏ハムラではなく脱脂だけを行い、脂肪注入と組み合わせて「裏ハムラと脂肪注入を行った」と説明するような、ほぼ詐欺に近い行為も存在すると指摘されています
    ◦ しかし、患者様からすれば、結果的に形が綺麗になれば満足してしまうこともあり、この曖昧さが「ごまかし」を許してしまう温床となり得ます

大手クリニックでの採用と収益性

    ◦ 大手クリニックや、そこから独立したドクターが同時施術を全面に押し出す傾向が強いとされています
    ◦ これは、裏ハムラと脂肪注入の同時施術が、クリニックにとって最も収益性の高い手術の一つであるという側面があるためです
これらの理由から、当院の医師は、大手クリニックや大手出身のドクターを除けば、裏ハムラと脂肪注入を同時に行うドクターはかなり少数派になると述べています

「青クマ」や「頬の膨らみ」への効果は?医師の視点からの疑問

裏ハムラと脂肪注入の同時施術を推奨するドクターの中には、小ジワ改善以外にも、「青クマの改善」や「頬の膨らみ」といったメリットを挙げる方もいらっしゃいます。しかし、これらについても当院では慎重な見解を示しています。

青クマの改善について

 

  ◦ 青クマは、目の下の薄い皮膚から眼輪筋という筋肉が透けて見えることで生じます。脂肪を注入することで、脂肪が遮蔽物となり、筋肉の色が見えにくくなる、という理屈です。脱脂と脂肪注入を組み合わせる場合は、この理由で脂肪注入が行われることがあります

  ↓
 
 
    ◦ 裏ハムラを行うと、間接的に青クマが改善される可能性が高いです。裏ハムラは、出っ張った脂肪を下方に移動させ、へこんだ部分を盛り上げることで、目の下の凹凸の形を平坦化させます。これにより光の当たり方が変わり、影になっていた部分が明るくなることで、青クマがある範囲が狭く見えるようになるのです
光の当たり方が変わり、影になっていた部分が明るくなることで、青クマがある範囲が狭く見えるようになる原理〉
↑脱脂は脂肪を取り除くため、凹むことになりますが

↑裏ハムラは下が凹んだ状態から
↑脂肪を移動させ、脂肪が多くあった部分はならすことで
↑下の凹みを少しだけ盛り上げ、脂肪をならすことで凹凸の形が変わるため、凹んでいて影になっていた部分が少し盛り上がることで、涙袋のすぐ下と盛り上がった部分の間は凹んで見えるようになります。その結果、青クマのある範囲が凹凸効果で狭く見えるようになります。
    ◦ したがって、青クマがあるからといって、裏ハムラと同時に脂肪注入を行う必要性については疑問が残ると、当院では考えています

頬の膨らみについて

    ◦ 頬に脂肪を注入することで、頬が膨らみ、若々しい印象になる可能性があります
    ◦ 裏ハムラは広範囲にわたる剥離(はくり)を伴う手術です。頬への脂肪注入と裏ハムラの剥離範囲が重なってしまうと、注入された脂肪が本来意図した場所から流れてしまい、不正確な注入となるリスクがあります
    ◦ 裏ハムラの術式によっては、目の下のへこみだけでなく、頬をわずかに持ち上げるような効果を狙って、さらに広範囲に剥離を行うこともあります。このような場合、頬への脂肪注入はさらにその効果が不正確になる可能性があります
    ◦ また、脂肪注入の利点は、広範囲に注入できることであるにもかかわらず、特定の狭い範囲に限定して注入しようとすることは、脂肪注入本来の良さを損ねる側面もあると考えています
これらの理由から、裏ハムラと脂肪注入の同時施術は、場合によっては「お互いの良いところを潰し合っているような」結果になる可能性があります

まとめ:裏ハムラと脂肪注入の同時施術を検討する方へ

今回の解説を通じて、裏ハムラと脂肪注入の同時施術には、確かに一部の患者様にとってのメリットは存在するものの、一般的には慎重な判断が求められることがご理解いただけたかと思います。

裏ハムラと脂肪注入の同時施術が推奨される患者様の特徴

年齢が「アラフォー」以上(おおよそ40歳以上)の方
裏ハムラ単体では小ジワが目立つ可能性があり、その小ジワ対策を目的とする方
小ジワ対策としての脂肪注入は非常に有効ですが、皮膚のすぐ下への注入は定着率がやや低いという点は理解しておく必要があります
一方で、青クマ改善や頬の膨らみを目的とした同時施術については、裏ハムラ単体でも間接的な改善効果が期待できること、あるいは施術の精度や効果の点で疑問が残ります

目の下のクマ治療は、患者様一人ひとりの状態や悩みに合わせて、最適な施術を選択することが何よりも重要です。安易に同時施術を勧められた場合は、その理由や効果について深く掘り下げて質問し、複数の専門医の意見を聞くなどして、慎重に検討されることをお勧めします。
当院の医師は、「極論が嫌い」であり、「裏ハムラと脂肪注入は絶対だ」といった断定的な言い方はしておりません。だからこそ、今回解説したような、限られた適用条件を正確に理解し、ご自身の状態と照らし合わせて判断することが、後悔のない治療選択に繋がるでしょう。
この情報が、あなたのクマ治療選択の一助となれば幸いです。
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クマ治療の長期経過は?「クマ取り+脂肪注入」で若々しさを長期間キープする秘訣

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
今回は、「クマ治療」の長期経過について、特に当院で多く行っている「クマ取り(脱脂術)+脂肪注入」の症例を元に、その効果がどれくらい持続するのか、そして多くの方が気になる「注入した脂肪はなくなるのでは?」という疑問にお答えしていきたいと思います
クマ治療には、大きく切開するハムラ法や、脂肪を取り除くだけの脱脂術、そして脱脂術と脂肪注入を組み合わせる裏ハムラ法など、様々な種類があります。その中でも、今回は「クマ取り(脱脂術)と脂肪注入」の組み合わせに焦点を当てて解説します

クマ治療の長期経過、なぜ情報が少ないの?

美容医療における手術の長期経過を追うことは、実は「かなりレア」なことです一般的なクリニックでは、術後の経過フォローは半年程度までを一つの目安としていることが多いためです
術後の経過フォローの目安を半年に設定するクリニックが多い理由として、術後半年も経てば、大抵の場合、傷跡は落ち着き、脂肪注入や脂肪吸引を行った箇所も馴染んで、それ以上大きく形が変わることはないとされているからです。体感としては、術後3ヶ月以上経過すると、ほとんどの手術で大きな変化は見られないとされています。例えば、切開を伴う手術(切開ハムラ(表ハムラ)、二重全切開、眼瞼下垂、フェイスリフトなど)でも、術後3ヶ月は突っ張り感や感覚の鈍さがあることがありますが、半年も経てばそういった感覚も戻り、傷も柔らかく落ち着いた状態になります
さらに、切ったり縫ったりする手術の少ないクリニックでは、術後1ヶ月や3ヶ月でフォローアップを終了するところも多いのが実情です

当院が長期経過を追える理由

当院では、皮膚科治療も行っているため、外科手術を受けた患者様がその後も皮膚の施術のために継続してご来院いただけることが多くあります。その中で、定期的に写真撮影をさせていただく機会があるため、一般的なクリニックよりも長いスパンでの経過を追えることができております
今回は、その貴重な長期経過の記録の中から、特に「クマ取り+脂肪注入」の2つの症例をご紹介しながら、「注入した脂肪はなくなってしまうのか?」という皆さんの疑問を解消していきましょう

症例紹介:クマ取り+脂肪注入の長期経過

症例1:30代女性(術後1年6ヶ月)

まずご紹介するのは、30代の女性の患者様です この方は、目の下のクマ(眼窩脂肪の突出)と、その下の頬のへこみにお悩みでした。へこみがあることで、目の下の出っ張りが余計に目立ってしまう状態です
手術では、結膜側から眼窩脂肪を取り除く「クマ取り(脱脂術)」を行い、目の下の出っ張りを改善しましたそして、頬のへこみ部分には「脂肪注入」を施しました
下の画像は、術後1年と6ヶ月が経過した状態です ご覧いただくとお分かりのように、クマ取りで脂肪を取り除いた部分は、1年半経っても再発することなく、すっきりとへこんだ状態をキープしています。当然ながら、一度取り除いた脂肪は出てくることはありません
さらに、頬のへこみに注入した脂肪も、1年6ヶ月経った後も「しっかりふっくら」とした状態を維持していることが確認できます。目の下の膨らみがなくなり、頬との境界が滑らかになることで、非常に自然で若々しい印象になっています

症例2:20代女性(術後2年)

次にご紹介するのは、20代の女性の患者様です この方も、目のすぐ下の眼窩脂肪の突出と、その下にわずかなへこみが見られました
治療は、先の症例と同様に、脱脂術で目の下の突出を改善し、へこみに脂肪注入を行うという方法を選択しました
下の画像は、術後2年が経過した状態です 術後2年という長期が経過しても、目の下は「しっかり再発なくへこんで」おり、頬のラインは「ふっくらと滑らか」になっていることが見て取れます。この方の場合も、再発はなく、注入した脂肪が極端に減ることもなく経過しています
これらの症例から、「クマ取り+脂肪注入」によって得られた効果は、一時的なものではなく、非常に長期的に持続することがお分かりいただけたかと思います。特に、「脂肪注入は定着しないのでは?」という懸念は、これらの症例を見る限り、全くの杞憂であることが証明されています

脂肪注入の「定着率」と安定までの期間

クマ治療で脂肪注入を組み合わせる際に、多くの方が最も懸念されるのが「脂肪の定着率」でしょう。注入した脂肪がどれくらい生着し、残り続けるのかは、治療の成功を左右する重要な要素です。
当院の見解では、注入された脂肪は、大体1ヶ月から3ヶ月の期間でほとんど完全に安定すると考えて良いでしょう。この1ヶ月から3ヶ月の過程で、ごくわずかではありますが、少しだけ脂肪が吸収されて減少する可能性があります。しかし、3ヶ月が経過すれば、脂肪はほぼ安定し、そこからはそれほど大きく変化することはないという認識で問題ありません
つまり、脂肪注入の効果がなくなる、というのは誤解であり、一度定着した脂肪は長期にわたってその場に残り続けるのです

脂肪の定着に影響を与える要因

とはいえ、脂肪の定着率には個人差があり、いくつかの要因によって定着の度合いが異なることがあります

年齢

    ◦ 若い方に比べて、50代、60代といった年齢層の方の場合、術後3ヶ月から6ヶ月の間でも、ごくわずかに脂肪が減少する可能性があります

急激な体重変動

    ◦ 注入しているのが「脂肪」であるため、術後の経過中に急激に痩せてしまうと、注入した脂肪もその影響を受けて減ったように見える可能性があります。大幅なダイエットを計画している場合は、術前に医師と相談しましょう

個人差と生活習慣

    ◦ 脂肪の定着率は、残念ながらどうしても個人差があります
    ◦ 人によっては、体質的に脂肪が定着しにくい方もいらっしゃいます
    ◦ 肌質なども影響することがあります
    ◦ 喫煙習慣のある方は、非喫煙者に比べて脂肪が定着しにくい傾向があります
    ◦ アレルギー体質の方も、定着率に影響が出ることがあります
    ◦ 注入部位を強くこする癖がある場合も注意が必要です。例えば、目の周りをゴシゴシと強くこする癖があると、せっかく注入した脂肪が潰れてしまい、定着しにくくなる可能性があります
これらの要因に心当たりのある方は、カウンセリング時に医師に伝えることで、より適切なアドバイスや対策を受けることができるでしょう。

もし脂肪が減ってしまったら?「再注入」について

もし、これらの要因によって注入した脂肪がだいぶ減ってしまったと感じる場合でも、ご安心ください そのような方の場合、1回目の手術から半年から1年ほど経った後で、もう一度脂肪を「再注入」することで、より高い定着率を期待できます
一度や二度再注入することで、脂肪はより強くその場所に「くっつく」ような形で定着し、その後は永続的に残り続けることが、当院の多くの症例で確認されています。毎年注入し続けるような必要はなく、ほとんどの場合、1回から2回の再注入で済むことが多いのです

まとめ

今回の記事では、クマ治療の中でも「クマ取り(脱脂術)+脂肪注入」に焦点を当て、その長期経過について詳しく解説しました
重要なポイントは以下の通りです。
一般的なクリニックでは術後半年までのフォローが多い中、当院では1年半〜2年といった長期の経過も確認しており、その効果は持続しています
クマ取りで除去した脂肪は再発せず、注入した脂肪も適切に定着すれば長期にわたって残り続けます
脂肪の定着は術後1〜3ヶ月でほぼ安定し、その後は大きな変化はありません
年齢、急激な体重変動、喫煙、注入部位を強くこする癖などが、脂肪の定着に影響を与える可能性があります
もし脂肪が減ってしまった場合でも、半年から1年後の再注入でより強固な定着が期待でき、通常1〜2回の再注入で済むことがほとんどです
目の下のクマは、顔全体の印象を大きく左右するお悩みです。適切な治療と長期的な視点を持つことで、若々しく明るい表情を長く保つことが可能です。目の下のクマにお悩みの場合、ぜひ一度カウンセリングにお越しいただき、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
くまとりについて、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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日付: 2025年8月26日  カテゴリ:形成外科手術

【眉アートメイク】ナチュラルさ重視!一生やり続けられるアートメイク【アイブロウ】

 

 

 

 

 

 

 

眉アートメイク:専用の針とマシーンを使用し、肌に直接色素を入れ眉を描いていく施術法。(症例のお写真は他院修正の症例となります)
治療期間・回数:当日での施術前・施術直後の症例写真/1回
費用(自由診療):77000円(眉毛1回料金)
リスク・副作用:出血・赤み・腫れ・かゆみ、まれに金属アレルギーなどの症状が出る場合があります。

こんにちは!アートメイクアーティストの鬼束です。
流行りすたりのある眉毛の流行ですが、やはり今の流行りは【特徴のない眉毛】です。

色も明るすぎず、暗すぎず、太すぎず、細すぎずの
特徴のないお顔になじんでいる眉毛が大変人気です。

数年前に大流行した毛並みのアートメイクがグレーになったり滲んだ方が
今、大勢レーザー除去にいらっしゃっています
そのせいか、最近の流行は変色しずらいパウダーアートメイクで極力ふんわりさりげなく入れるのが流行っています。
流行はまた巡るので、毛並みのブームも来るかとは思いますが、個人的にはふわふわのパウダー眉が大好きなので
とても嬉しく思います。
やっている感のないナチュラルなふわふわ眉。是非当院へお任せください。

 

※予約枠を拡大しておりますがWEBからのご予約が大変取りづらくなっておりますのでお問い合わせLINEもしくはお電話にてご予約をお待ちしております!

※こちらはアートメイク看護師直通LINEとなります!!

 

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日付: 2025年8月26日  カテゴリ:campaign, アートメイク and tagged , , , , , , , , , , ,

「逆さまつげ(眼瞼内反症)」手術のギモンを解消!痛み、費用、ダウンタイムQ&A

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「逆さまつげ」という言葉を聞いたことはありますか?ただの見た目の問題だと思われがちですが、実は「眼瞼内反症」という疾患であり、まぶたが内側に反り返ることで、まつげが角膜や結膜にこすれてしまう状態を指します。この状態を放置すると、目に異物感や慢性的な充血、流涙を引き起こすだけでなく、角膜が傷つき、痛みや視力低下、さらには高齢者では角膜潰瘍の原因となることもあります
日々の不快感を解消し、大切な目の健康を守るためには、根本的な治療として手術が検討されることが多くあります。しかし、「手術」と聞くと、痛みや費用、術後の回復期間など、様々な不安が頭をよぎるかもしれません。
このブログ記事では、そんな「逆さまつげ(眼瞼内反症)」の手術に関する疑問を解消するため、「手術は痛いのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」「術後のダウンタイムはどのくらいか?」といった、皆さんが特に気になるポイントについて、Q&A形式で形成外科専門医の山田淳生医師が詳しく解説していきます

眼瞼内反症とは

 

 

 

 

 

 

 

眼瞼内反症とは、まぶたが内側(眼球側)に向かって反り返る状態を指します。その結果、まつげが角膜や結膜にこすれてしまい、いわゆる「逆さまつげ」として不快感や目の障害を引き起こします。

主な症状

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • まつげが目に当たる異物感
  • 慢性的な充血や流涙(なみだ目)
  • 目やにが増える
  • 角膜が傷つき、痛みや視力低下を生じることもある
  • 特に高齢者では角膜潰瘍の原因となることがある

原因

眼瞼内反症は、年齢や背景によりいくつかのタイプがあります。

  1. 先天性眼瞼内反症
    乳幼児にみられ、まぶたや皮膚の発育バランスにより一時的にまつげが内側に向くタイプ。多くは成長とともに改善します。
  2. 加齢性(老人性)眼瞼内反症
    最も多いタイプで、まぶたを支える筋肉や靱帯が緩み、下まぶたが内側にめり込むことで発生します。
  3. 瘢痕性眼瞼内反症
    外傷や結膜炎・トラコーマなどの炎症後に瘢痕収縮でまぶたが内反するもの。

診断のポイント

  • まつげが実際に角膜に接触しているか
  • 下まぶたの緩みや外反傾向の有無
  • 加齢変化(靱帯のゆるみ)や炎症・外傷歴の確認
  • 角膜・結膜の傷の有無(細隙灯顕微鏡で確認)

治療法

症状の程度・原因により治療方針が異なります。

保存的治療

  • 点眼(角膜保護用のヒアルロン酸製剤、抗生物質)
  • アイテープでまぶたを外に牽引
  • 睫毛を抜くことによる一時的な改善

手術治療(根治的治療)

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 皮膚切開法(Hotz変法など)
    下まぶたの皮膚を部分的に切除して縫合し、まつげの向きを外側に矯正する術式です。
  • 眼瞼下制筋前転法(Jones変法など)
    瞼板を引っ張っている靱帯の緩みが原因の場合に、それを再固定することでまつげの向きを矯正する方法。高齢者では必要になる場合が多いです。
  • 瘢痕性の場合は結膜移植や皮膚移植を併用することもあります。

手術後に期待できること

  • まつげが眼球に当たらなくなり、異物感や流涙が改善
  • 角膜障害の進行を防ぎ、視力を守る
  • 慢性的な充血・目やにが減少し、生活の質が向上

合併症・リスク

  • 出血・腫れ・感染
  • 傷跡や瘢痕の赤み(数か月で落ち着くことが多い)
  • 過矯正による外反(まぶたが外向きになりすぎる)
  • 再発の可能性

よくある質問(Q&A)

手術は痛いですか?

A. 局所麻酔で行うため、手術中の痛みは最小限です。術後は軽い腫れや違和感が数日続く程度です。

ダウンタイムはどのくらいですか?

A. 腫れや内出血は1〜2週間で落ち着きます。抜糸は5〜7日後が目安です。

保険は使えますか?

A. 眼瞼内反症は角膜障害などを引き起こす「疾患」のため、基本的に保険適用となります。

再発することはありますか?

A. 高齢者ではまぶたの組織がさらに緩むことで再発する可能性があります。その場合は再手術や縫合法で対応可能です。

 

まとめ

眼瞼内反症は「ただの逆さまつげ」ではなく、角膜障害や視力低下につながる疾患です。
保存的治療で一時的に改善することもありますが、根本治療は手術となります。
当院では症状の程度・原因を丁寧に見極め、患者さま一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。ぜひ一度ご相談にお越しください。

 

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日付: 2025年8月26日  カテゴリ:形成外科手術

出産・授乳後の「たるみ胸」を解消!若々しいバストを取り戻すための美容医療ガイド【豊胸/バスト形成術/ローマピンク】

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
出産や授乳を経験された多くの女性が抱えるお悩みの一つに、「胸の老化」があります。かつてのようなハリや弾力が失われ、下垂してしまったバストを見て、「若い頃のあの頃に戻りたい」と願う方は少なくありません。幸いなことに、現代の美容医療には、こうしたお悩みに応えるための多様な治療法が存在します。今回は、出産や授乳後のバストのアンチエイジングに焦点を当て、具体的な治療の選択肢とその特徴を、当院統括医師である吉井医師が詳しく解説します。

1. 自然な柔らかさが魅力:「脂肪豊胸(脂肪注入)」

「脂肪豊胸」は、ご自身の体から採取した脂肪を胸に注入する、日本で最も普及しているとされる豊胸術です。太ももやお腹、二の腕などから吸引した脂肪を、乳腺内または乳腺下の脂肪組織に注入することで、バストのボリュームアップと形を整えます

特徴とメリット:

柔らかく、非常に自然な仕上がりが期待できます。ご自身の脂肪を使用するため、触り心地も本物の胸と変わりありません
特に、出産を経験し胸が下垂して柔らかくなっている方には、非常に相性が良いとされています。柔らかい組織には注入した脂肪が周りの組織に「くっつきやすい」ため、生着率が高まる傾向があります
通常の脂肪豊胸では片側200~300cc程度の注入が目安とされますが、もともとの組織が柔らかい方の場合、一度に350ccから400cc近くまで注入できることもあり、比較的しっかりとボリュームアップを図ることが可能です
適切に注入されれば、しこりができにくく、脂肪が定着しやすいという利点もあります。日本国内の大学病院などでの研究により、その技術やノウハウが進歩してきた背景があります

注意点:

一度に注入できる量には限りがあり、ナチュラルなサイズアップを目指すのに適しています
注入した脂肪がすべて定着するわけではなく、個人差はありますが、約100~150cc程度は吸収されてしまうことがあります
不適切な注入方法(1箇所に大量に注入する、極端に多量の脂肪を詰め込むなど)は、しこりができる原因となるため、高い技術力を持つクリニック選びが重要です。特に、見た目のボリュームだけを重視しすぎて不自然な硬さにつながるケースもあるため、注意が必要です

2. ボリュームをしっかり出したいなら:「シリコンインプラント豊胸」

「シリコンインプラント豊胸」は、シリコン製のインプラント(例:モチバの2番のような、非常に柔らかく形状が変化するもの)を挿入することで、バストのボリュームを出す方法です

特徴とメリット:

一気に大きくしたい、しっかりボリュームを出したいという場合に最適な選択肢です

注意点:

40代、50代以上で出産・授乳を経験し、胸が大きく下垂して柔らかくなっている場合、インプラント単独では不自然な仕上がりになることがあります。例えば、インプラントと元の胸の間に段差ができたり、「鏡餅」のような形に見えたりする可能性が指摘されています
下垂の程度が強い方の場合、インプラントでのボリュームアップには限界があり、ある程度の不自然さは念頭に置く必要があります。無理に大きなインプラントを挿入して不自然なハリを出す形になることもあります

3. 自然さとボリュームのいいとこどり:「ハイブリッド豊胸」

「ハイブリッド豊胸」は、インプラントと脂肪注入を組み合わせることで、それぞれのデメリットを補い合う治療法です

特徴とメリット:

インプラントでベースとなるボリューム(例:300cc程度)を出しつつ、その周りの段差や不自然さを、ご自身の脂肪を注入することで自然に整えます
インプラント単独では不自然になりがちなケースでも、より自然で美しいバストラインを実現できます
脂肪注入のみの場合よりも少ない脂肪量で済むため、比較的痩せ型で脂肪が少ない方でも対応しやすいという利点があります

4. 重度の下垂にアプローチ:「乳房吊り上げ・乳房縮小術」

特に下垂の程度が非常に強い方(60代、70代など)に対しては、「乳房吊り上げ・乳房縮小術」が選択肢となります。これは、物理的に胸の組織の一部を切除して小さくし、同時にバストを吊り上げる外科手術です

特徴とメリット:

胸がしっかりと小さくなり、重度の下垂が大幅に改善されます
胸の下側の部分が汗で蒸れて痒くなるなどのお悩みがある場合に、その部分の面積が少なくなるため、大幅な不快感の改善が期待できます

注意点:

乳頭から胸の下端まで縦に傷が残る、比較的派手な手術となります
30代などの比較的軽度な下垂の方には、通常は適用されません

5. バスト全体の若返りの鍵:「乳頭・乳輪の治療」

出産や授乳を経験すると、バストの形だけでなく、乳頭や乳輪にも変化が現れることがあります。具体的には、乳頭が伸びてしまったり、乳輪が大きくなったり、色が黒ずんでしまったりといったお悩みです。これらに対する治療も、バスト全体のアンチエイジングには欠かせません。

5-1. 乳頭縮小術・乳輪縮小術

乳頭縮小術: 伸びてしまった乳頭の一部をケーキカットのように切除して小さくする、あるいは円柱状に伸びた乳頭の中間部分を取り除いて小さくするといった方法があります。これにより、下着に引っかかるなどの不快感が改善されることがあります
乳輪縮小術: 大きくなった乳輪のサイズを小さくする手術です

5-2. ローマピンク(色素を明るくする治療)

比較的新しい治療法である「ローマピンク」は、乳輪や乳頭の黒ずんだ色素を明るくする(色を抜く)ことを目的としています
手術ではなく、ピーリングのように薬剤を塗布して行う非侵襲的な治療であり、出産を繰り返して乳輪・乳頭が黒ずんでしまった方に特におすすめです
乳輪や乳頭の色が明るくなることで、より若々しい印象を与えることができます

総合的なアンチエイジングの実現

これらの多様な治療法は、単独で行われることもあれば、組み合わせて行われることもあります。例えば、脂肪豊胸でボリュームと自然な柔らかさを出しつつ、乳頭・乳輪の形や色も整えることで、10年~15年前のご自身の胸に戻るような、より満足度の高いアンチエイジング効果を目指すことが可能です
ご自身のバストの状態や、どのようなバストを目指したいかによって、最適な治療法は異なります。まずは信頼できる専門医に相談し、ご自身に合ったオーダーメイドの治療計画を立てることが、理想のバストを取り戻すための第一歩となるでしょう。
豊胸について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/breast.html
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日付: 2025年8月26日  カテゴリ:形成外科手術

あなたの「まぶたの重さ」は眼瞼下垂?主な症状と自己チェックポイント

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「なんだか最近、まぶたが重い…」「目が開けにくい気がする…」そう感じたことはありませんか?鏡を見ると、なんだか眠そうに見えたり、額にしわが寄っていたりすることも。
もし、あなたがそのような悩みを抱えているなら、それは「眼瞼下垂(がんけんかすい)」かもしれません
眼瞼下垂とは、上まぶたが十分に開かず、黒目(瞳孔)が隠れてしまう状態を指します。これは単に見た目の問題だけでなく、視界が狭くなることで日常生活に支障をきたすこともあります

具体的には、以下のような症状に心当たりはありませんか?
まぶたが重く、目が開けにくい
視界の上の方が見えにくい(上方視野の障害)
額にしわを寄せて目を開けるクセがある
肩こりや頭痛、疲れ目の原因になっている
周りの人に「眠そう」「老けて見える」と言われる
これらの症状は、眼瞼下垂の代表的なサインです。今回の記事では、あなたの「まぶたの重さ」が眼瞼下垂によるものなのか、ご自身でチェックできるポイントと、その症状について、形成外科専門医の山田淳生医師が詳しく解説していきます。

眼瞼下垂とは

「眼瞼下垂(がんけんかすい)」とは、上まぶたが十分に開かず、黒目(瞳孔)が隠れてしまう状態をいいます。
見た目の問題だけでなく、視界が狭くなることで日常生活に支障をきたすこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主な症状

  • まぶたが重く、目が開けにくい
  • 視界の上の方が見えにくい(上方視野の障害)
  • 額にしわを寄せて目を開けるクセがつく
  • 肩こりや頭痛、疲れ目の原因になることも
  • 見た目に「眠そう」「老けて見える」と言われる

原因

眼瞼下垂は大きく 先天性 と 後天性 に分けられます。

  1. 先天性眼瞼下垂
    生まれつき眼を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱く、成長しても改善しないタイプ。
  2. 後天性眼瞼下垂
    大人になってから起こるもので、最も多いのは「腱膜性眼瞼下垂」。
    加齢や長年のコンタクト使用などで、眼瞼挙筋の腱膜がゆるみ、まぶたを十分に引き上げられなくなります。
    その他、外傷・神経疾患・薬剤などが原因となる場合もあります。

診断のポイント

  • まぶたの開き具合(MRD1:瞳孔中心から上眼瞼までの距離)
  • 眉毛の位置や額のしわの有無(代償でおでこを使っていないか)
  • 左右差やコンタクトレンズの既往
  • 眼球運動・視野検査

こうした評価によって、たるみや皮膚のかぶさりだけなのか、筋肉の問題があるのかを見極めます。

治療法

眼瞼下垂の治療は基本的に手術です。状態に応じて方法が異なります。

 

 

 

 

 

 

 

  • 挙筋前転術:腱膜を短縮・縫合し直し、まぶたの開きを改善する。
  • 皮膚切除(上眼瞼皮膚切除や眉下切開):皮膚のたるみが主体のときに併用。
  • 筋膜移植による前頭筋吊り上げ術:先天性眼瞼下垂症等で挙筋の機能が著しく低下している際に選択。

治療後に期待できること

  • 目の開きが改善し、視界が広がる
  • 額のしわや眉の引き上げ癖が減り、自然な表情
  • 疲れ目・頭痛・肩こりなどが軽減することも
  • 若々しい印象、はっきりした目元へ

合併症・リスク

  • 出血・腫れ・感染
  • 左右差
  • 再下垂(再手術が必要になることも)
  • 目の開き過ぎ(過矯正)や閉じにくさ

まとめ

眼瞼下垂は「見た目の美容上の悩み」だけでなく、機能的な問題(視野・疲れ)も引き起こす疾患です。
原因に応じた正しい診断と治療法の選択が、満足度の高い結果につながります。

当院では、まぶたの開き・眉の位置・皮膚のたるみをトータルで評価し、患者さま一人ひとりに最適な治療法をご提案しております。

 

よくある質問(Q&A)

Q.眼瞼下垂は保険適用になりますか?

A. 視界が妨げられ、日常生活に支障があると診断される場合(例:瞳孔にまぶたがかぶっているなど)、保険診療で手術可能です。美容目的のみの場合は自費診療となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.眼瞼下垂と「まぶたのたるみ」はどう違うのですか?

A. 眼瞼下垂は「まぶたを上げる筋肉の働きが弱い状態」、たるみは「皮膚が余ってかぶさっている状態」です。実際には両方が合併していることも多く、それぞれに合った治療法を組み合わせます。

Q.手術のダウンタイムはどのくらいですか?

A. 目立つ腫れや赤みは1〜2週間程度で落ち着きます。抜糸は5〜7日後が目安です。内出血が出た場合でも、多くは2週間前後で吸収されます。軽度の腫れは比較的長期にわたり、3ヶ月程度で完全に引くことが多いです。

Q.手術後に視力は変わりますか?

A. 多くの場合視力そのものは変わりません。ただし視界が広がることで、物の見やすさや作業効率が改善したと感じられる方が多いです。極稀に乱視がでることがあります。

Q.左右差は出ませんか?

A. もともと左右差のある方も多いため、デザイン段階で差を調整します。それでも体質や腫れの引き方でわずかな差が残る可能性はあります。

Q.再発することはありますか?

A. 加齢とともに筋肉や皮膚は再びゆるむため、数年〜十数年で再下垂が生じる場合があります。その際は再手術で修正可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保険診療と自費診療の違い

Q.眼瞼下垂の手術は保険でできますか?

A. 次のような場合は健康保険が適用されます。

  • まぶたが瞳孔にかぶさって、視界が妨げられている
  • 視野検査で上方の視野が欠けている
  • 額の筋肉を使って必死に目を開けている(額のしわや頭痛の原因になる)

このように 「機能的な障害」 があると診断された場合は保険適用になります。

Q.美容目的の場合はどうなりますか?

A. 「もっとぱっちりした二重にしたい」「たるみをすっきりさせたい」といった見た目の改善が主目的の場合は自費診療(自由診療) となります。

Q.保険と自費ではどう違いますか?

 

項目 保険診療 自費診療
適応 機能障害あり(視野障害・瞳孔にかぶさり等) 美容的改善目的
手術法 主に眼瞼下垂手術(挙筋前転など) 下垂手術+二重形成や皮膚切除などオーダーメイド
費用 3割負担で約4〜6万円前後(片側/両側により変動) 20〜60万円前後(術式・範囲により変動)
仕上がり 視野改善を優先(必要最低限の矯正) デザイン性・二重幅調整・左右差修正など細かく調整可

まとめ

  • 生活や視野に支障 → 保険診療対象
  • より美しくしたい → 自費診療

当院では、まず丁寧に診察を行い「保険の対象かどうか」を判定したうえで、機能改善と美容的なご希望のバランスをとった最適なプランをご提案しています。

ぜひ一度、ご相談にお越しいただけますと幸いです。

 

 

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