こんにちは、お茶の水美容形成クリニックの朴華永です。
今回は、ちょっとセンシティブだけど、みんなが気になるかもしれないテーマについてお話したいと思います。それは、「小陰唇縮小術」について。
この手術、実は昔から「ポルノの影響で見た目にこだわる女性が増えたのでは?」なんて議論がされてきたんです。
でも、それって本当なんでしょうか?
今回は、その疑問に答えてくれる面白い論文を見つけたので、その内容を分かりやすく解説していきますね!
論文の目的:ポルノは本当に手術の「原因」なの?
アメリカでは、この手術に対する賛否両論が続いています。特に、「ポルノのせいで見た目の理想が高くなっている」という意見が根強く、手術を求める女性たちの本当の悩みが軽視されてしまうことがありました。
そこで、この論文は「ポルノの影響は、他の悩みと比べてどれくらい大きいの?」という疑問を明らかにするために、研究を行いました。
どんなふうに調べたの?
小陰唇縮小術の相談に来た124人の女性と、手術を考えていない50人の女性に協力してもらい、アンケートに答えてもらいました。
アンケートでは、小陰唇に関する11種類の悩み(身体的なものと見た目に関するもの)と、ポルノが手術を考えるきっかけになったかどうかについて尋ねました。
論文でわかった驚きの結果!
結果を見てみると、手術を希望する女性たちが抱えている悩みが、いかに深刻かが分かりました。
- 手術を希望する女性たちは、身体的な悩み(平均2.8個)と見た目に関する悩み(平均3.2個)をたくさん抱えていました。
- 一方、手術を考えていない女性たち(対照群)は、これらの悩みはほとんどありませんでした。
そして、一番のポイントである「ポルノの影響」については、意外な事実が明らかになりました。
- 「ポルノを見たことがない」と答えた女性は、両グループともに約半分でした。
- 「ポルノがきっかけで手術を考えた」と答えた女性は、手術を希望するグループでもわずか11%でした。
- 多くの女性(手術を希望するグループの42%)は、「ポルノは手術を考えるきっかけにはならなかった」と回答しています。
この結果から、ポルノの影響は、多くの人が思っているほど大きくないことがわかります。
結論:見た目だけじゃない、深刻な悩みが背景にある
確かに、一部の女性にとってポルノは手術を考えるきっかけになるかもしれません。しかし、大多数の女性にとって、ポルノは手術の主な動機ではありません。
小陰唇縮小術を求める女性たちは、見た目だけでなく、日常生活における具体的な身体的な不快感など、より深刻な悩みを抱えていることがこの論文で明らかになりました。
手術を検討する女性たちの悩みに、もっと真剣に向き合うことの大切さを改めて教えてくれる、とても興味深い研究でしたね。
参考論文
Sorice-Virk, Sarah et al. “The Role of Pornography, Physical Symptoms, and Appearance in Labiaplasty Interest.” Aesthetic surgery journalvol. 40,8 (2020): 876-883. doi:10.1093/asj/sjz254
料金
内容 | 通常価格 | モニター価格 |
小陰唇縮小(片側) | 192,500円 | 115,500円 |
小陰唇縮小(両側) | 275,000円 | 165,000円 |
リスク・副作用:出血、内出血、腫れ、痛み、傷跡、違和感、左右差、感染、傷の離開等
内容:肥大した部分を切除、縫合することで、大きさや形、左右差を改善させる手術です。
ご予約や当院ホームページからLINE予約 / WEB予約 が可能です
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日付: 2025年9月27日 カテゴリ:美容コラム