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こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
最近、動画サイトやSNSなどで「クマが無料でできちゃう」といった、クマ取り注射の広告を非常によく見かけます。
友人の中には、この種の無料広告に惹かれてクリニックに行った結果、結局80万円ほどの見積もりを出され、よくわからないまま契約してクマ取り施術を受けたものの、ほとんど変化を感じられなかったという事例もあります。
なぜこのような広告がなくならないのでしょうか?そして、注射だけでクマは本当に治るのでしょうか。
本記事では、広告の裏側と、失敗しないための正しい知識について解説します。
クマ取り注射の「無料広告」がはびこる理由
美容医療に詳しくない方が「とりあえずネットでググってみた」という段階で、「0円」や「注射だけでクマが治る」といった魅力的な言葉を見ると、「じゃあ、ちょっと話を聞いてみようかな」とクリニックに行ってしまうケースが後を絶ちません。
集客としての広告効果が高いため、これらのキャンペーンが打ち出され続けている可能性があります。
しかし、美容医療について詳しく調べられている方々にとっては、「クマ取りでそんなにうまい話(完全無料など)があるわけがない」と冷静に捉えられているのが実情です。
クマ取り注射(脂肪溶解注射など)の成分とリスク
「クマ取り注射」として謳われるものの成分は、詳しく公にされていないことが多いですが、一般的に以下の成分が含まれていると噂されています。
- 脂肪溶解注射
- 成長因子(FGFなど)
特に、目のすぐ下に成長因子を入れることは、学会や美容のガイドラインなどで推奨されていないと言われています。安易な注入治療には以下のリスクやデメリットが考えられます。
1. 効果が薄い可能性がある
もし成分が「脂肪溶解注射」である場合、1回あたりの効果は非常に薄いという問題があります。そもそも眼窩脂肪が突出している状態に対して、注射だけで脂肪を平らにするほどの効果はまず期待できません。
2. 将来的な手術への悪影響(癒着・硬化)
もし脂肪溶解注射が多少効いたとしても、クマを根本的に改善するためには、最終的に外科的なクマ治療(脱脂術など)が必要となる確率が非常に高いです。
その際、以前に受けた注射の影響で、本来取るべき脂肪が硬くなり(線維化・癒着)、手術で取りづらくなる、あるいは仕上がりに影響するといった可能性もゼロではありません。
世界的に広く普及している確立された良い治療法であれば、瞬く間に世界中で広まります。しかし、いわゆる「無料クマ取り注射」については、専門医の間で良い評判が聞かれず、他の誠実なクリニックが追随していない現状から、推奨できる治療とは到底思えないと言えます。
失敗しないための正しいクマ治療の選び方
私たちのような専門家からすると「効果が薄い」「リスクがある」と分かっていても、患者様側からすると「学会で推奨されていない」といった情報はなかなか届きにくいものです。
高額な修正費用を避け、ご自身のクマの悩みを効果的に解決するために、以下のステップで治療を選びましょう。
1. 情報収集を徹底する
現在はYouTube、X(旧Twitter)、口コミアプリなどでリアルな情報収集ができる環境です。「ググって終わり」にするのではなく、以下の点を確認しましょう。
- その治療法は医学的に根拠があるか
- 医師やクリニックの評判はどうか
- リスクやデメリットもしっかり説明されているか
適当な場所に行って効果がなかったり、状態が悪化したりした場合、修正手術の方が価格が高くなり、余計にコストがかかることになりかねません。
2. 自分のクマに合った治療法を知る
当院では、患者様一人ひとりのクマの状態やニーズに合わせた様々な治療法を提供しており、おかげさまで年間600件程度のクマ治療をさせていただいております。
クマ治療には、大きく分けて「外科的治療」と「皮膚科的治療」があります。
| 治療の種類 | 具体的な方法 | 特徴・対象となる悩み |
|---|---|---|
| 外科的治療 | 経結膜脱脂術(シンプル、または脂肪注入を併用)、裏ハムラ、切開ハムラ、皮膚切除など | クマ治療の中で最も多く行われ、根本的な改善を目指す。 ダウンタイムを取ってでもしっかりとクマを治したい方向け。 |
| 皮膚科的治療(注入系) | ヒアルロン酸、ベビーコラーゲンなど | 外科的治療に抵抗がある方向け。 注入によって溝を埋め、目立たなくさせる対症療法。 |
| 皮膚科的治療(軽度) | リジュラン、スネコスなど | 小ジワやちりめんジワ程度の悩みに対し、継続的に行って肌質の改善を図る。 |
ご自身のニーズに合わせ、軽めの治療が良いのか、ダウンタイムをとってでもしっかり治したいかという点を考慮し、信頼できるクリニックでカウンセリングを受けることが最も重要です。
当院では、クマ取りから切開を伴うハムラ法まで、多岐にわたるクマ治療を実施しております。クマ治療でお悩みの際は、ぜひ専門医にご相談ください。
当院のクマ治療 料金一覧・リスク
当院で行っている主な外科的クマ治療の料金とリスクです。
※吉井健吾医師執刀の場合、別途55,000円が加算されます。
目の下のクマ取り(経結膜脱脂術)
| メニュー | 通常価格 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 経結膜脱脂術(両目) | 275,000円 | 220,000円 | 154,000円 |
| 経結膜脱脂術(片目) | 165,000円 | – | – |
| 眼窩脂肪注入オプション | 55,000円 | – | – |
内容:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
くま取り(経結膜脱脂)・脂肪注入
※お茶の水院・渋谷院共通
※税込み、局所麻酔代込み。別途診察料、麻酔代が必要です。
| メニュー | 通常価格 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 目の下のクマ取り& 脂肪注入 ※1年保証 |
495,000円 | 418,000円 | 330,000円 |
内容:たるみの原因となっている脂肪を切除します。大腿内側/腹部から脂肪を採取し、目の下/ゴルゴラインに注入。脂肪は深い層に入れるコンデンスリッチ、浅い層に入れるナノリッチに加工して注入しハリを出しシワの改善をします。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
裏ハムラ・眼窩脂肪移動術
※お茶の水院・渋谷院共通
※税込み、局所麻酔代込み。別途 診察料・静脈麻酔代の料金が必要です。
| メニュー | 通常価格 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 裏ハムラ法 | 451,000円 | 396,000円 | 330,000円 |
内容:睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、 移動させて、凹みのある箇所に固定し直します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
下まぶたのしわ&クマ取り(表ハムラ・皮膚切除)
※お茶の水院・渋谷院共通
※税込み、局所麻酔代込み。別途 診察料・静脈麻酔代の料金が必要です。
| メニュー | 通常価格 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 表ハムラ法 | 605,000円 | 528,000円 | 451,000円 |
| 目の下のシワ手術 (下眼瞼余剰皮膚切除) |
396,000円 | 352,000円 | 308,000円 |
内容(表ハムラ):睫毛下を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除・移動。シワの原因となっている余剰皮膚も切除します。
内容(シワ手術):まつげに沿って皮膚切開をすることで、余っている皮膚を切除し、下瞼のシワ、皮膚のたるみを改善します。
リスク・副作用:出血、腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、下斜筋の損傷等
ヒアルロン酸注入(クマ・シワ改善)
※お茶の水院・渋谷院共通
| メニュー | 通常価格 | モニター価格 |
|---|---|---|
| ヒアルロン酸 (アラガン社 ボルベラ・ボリフト・ボリューマ・ボラックス) |
77,000円 | 68,200円 |
- 1本1cc(ボトルキープ式・2か月保存可能)
- マイクロカニューレ代・局所麻酔代込み
内容:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善します。目を大きく見せたり、涙袋を作ったり、パーツ形成も可能な治療です。
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
医師手打ち 肌育注射(クマ・小ジワ・ハリ改善)
※お茶の水院・渋谷院共通
※注入治療によって皮膚自体の再生を促し、クマやちりめんジワを改善します。
| メニュー | 回数 | 価格 |
|---|---|---|
| ベビーコラーゲン(羊由来) | 1回 | 110,000円 |
| リジュラン | 1回 | 44,000円 |
| スネコス | 1回 | 44,000円 |
| 4回 | 132,000円 |
内容:非架橋ヒアルロン酸やアミノ酸、ポリヌクレオチドなどの有効成分を医師が手打ちで注入し、コラーゲン増生や皮膚の再生を促します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、赤み、感染、アレルギー、硬結等
よくある質問(Q&A)
- Q. 無料のモニターやキャンペーンでクマ取りをするのは危険ですか?
- A. 「無料」「0円」を強調する広告は、集客を目的とした入り口であり、実際には効果の薄い注射であったり、カウンセリング時に高額な契約を勧められるケースがあります。価格だけで判断せず、治療内容や医師の実績をしっかり確認することをお勧めします。
- Q. 注射だけで目の下の膨らみは取れますか?
- A. 軽度の場合や、ヒアルロン酸等で溝を埋めることで目立たなくすることは可能ですが、突出した眼窩脂肪自体を注射(溶解注射など)だけで劇的に減らすことは困難です。根本解決には外科的なアプローチ(脱脂術など)が推奨されます。
- Q. 脂肪溶解注射をした後に、脱脂手術をすることはできますか?
- A. 可能ですが、注射の影響で組織が癒着(硬化)している場合、通常よりも手術の難易度が上がり、出血や腫れのリスクが高まる可能性があります。最初から適切な外科手術を選択することをお勧めします。
参考のyoutubeはこちら
お茶の水美容形成クリニック
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