目次
こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「私のクマ、結局どうすればいいの?」 「高いお金を払って失敗したくない…」
こんなお悩みをお持ちではありませんか? このブログ記事では、吉井医師が、年間600件以上のクマ治療経験に基づき、2025年最新版の目の下のクマ治療について、その種類から治療法、リスク、ダウンタイムの過ごし方まで徹底的に解説します。この記事一本で、あなたのクマ治療に関する疑問を全て解決し、失敗しないための道筋をお示しします。
あなたのクマはどのタイプ?3種類のクマを理解しよう
目の下のクマは、主に以下の3種類に分けられます。自分のクマがどのタイプかを知ることが、適切な治療を選ぶ第一歩です。
- 【影クマ】
- 原因: 目の下の脂肪が突出することでできる影。
- 特徴: 疲れて見える印象を与えます。シンプルなくま取りで改善が期待できます。
- 【青クマ】
- 原因: 皮膚が薄いことで、その下にある筋肉(赤い)が透けて薄い青色に見える状態。
- 特徴: クマ取り単体では改善せず、皮膚と筋肉の間に脂肪注入などを挟むことで筋肉の色を遮る必要があります。
- 【茶クマ】
- 原因: 目の周りの皮膚の色素沈着。目を擦る癖、メイクによる摩擦、喫煙などが引き金となります。
- 特徴: 外科的な治療では改善が難しく、レーザー治療などの非外科的治療が検討されます。多くの場合、これらのクマは単一ではなく、複数複合して現れることが多いです。
失敗しない!4種類のクマ治療とそれぞれの特徴
当院では、患者様一人ひとりのクマの状態やニーズに合わせて、以下の4種類のクマ治療に対応しています。
1. シンプルなくま取り(経結膜脱脂術)
最もシンプルで体への負担が少ない手術です。
- 【手術内容】
- 目の裏側の粘膜を数ミリ切開し、突出している目の下の脂肪(内側、真ん中、外側)を適切に取り除きます。再発しないよう、しっかりと脂肪を除去するのが当院の方針です。
- 【ダウンタイム】
- 1日で腫れがピークを迎え、約1週間で落ち着きます。早い方では3~4日で引くことも。手術時間は約30分と短いです。
- 【適応】
- ・「今より少しすっきりすれば良い」「ダウンタイムを短くしたい」という方。
- ・頬にたるみがなく、脂肪の突出による影クマが主な原因の方。
- ・20代~30代の比較的若い方や、40代前半までの男性で満足度が高い傾向にあります。広範囲のへこみやたるみがある方には不向きで、青クマや茶クマは改善されません。
2. くま取り+脂肪注入
当院で最も症例が多い治療法です。
- 【手術内容】
- シンプルなくま取りで脂肪を除去した後、ご自身の太ももやお腹などから採取した脂肪を、目の下のへこみや頬のたるみ(ゴルゴライン)に注入します。
- ・青クマ対策: 筋肉が透けて見える目のすぐ下の部分に黄色い脂肪を薄く注入することで、筋肉の色を遮り色味を改善します。
- ・小ジワ対策: 脂肪を注入することで皮膚にハリを与え、小ジワの改善や予防にもつながります。
- 【ダウンタイム】
- くま取り単体よりやや長め。術後1~2日が最も腫れ、1週間程度で薄化粧で隠せるレベルに。内出血は2週間程度続く場合がありますが、ほとんどの場合メイクで隠せます。吉井医師の体験でも内出血は10日ほどで落ち着いたとのことです。
- 【脂肪の定着】
- 注入した脂肪は個人差がありますが、ある程度(例:10cc注入で5cc程度)定着します。喫煙や目を擦る癖があると定着率が落ちる可能性があり、3~6ヶ月後に再注入が必要になるケースも稀にあります。一度定着した脂肪はその後安定します。
- 【適応】
- ・影クマ、青クマ、茶クマなど複数のクマが複合している方。
- ・目の下の脂肪の突出だけでなく、頬にたるみやへこみ(ゴルゴライン)がある方。
- ・20代~50代まで幅広い年齢層に適用可能です。
- 吉井医師自身も、影クマ、青クマ、茶クマ、頬のたるみが複合していたため、この「くま取り+脂肪注入」を受け、非常に満足度の高い結果を得ています。
3. 裏ハムラ法
脂肪を移動させることで、より滑らかな仕上がりを目指します。
- 【手術内容】
- 目の裏側の粘膜を切開する点はくま取りと同じですが、脂肪を取り除くのではなく、突出した脂肪を目の下のへこんでいる部分に移動させて固定します。クマ取りが「脂肪をとっぱらう」のに対し、裏ハムラは「脂肪をならす」イメージです。
- 【ダウンタイム】
- くま取り+脂肪注入と大きな差はありません。術後1~2日がピークで、1週間程度で薄化粧で隠せる程度に落ち着きます。
- 【リスク】
- 脂肪を移動させるために剥離範囲が広くなるため、一時的に目の周りの感覚が鈍くなったり、ピリピリとしたりすることがありますが、1~3ヶ月で回復します。
- 【適応】
- ・突出とへこみが中等度~軽度の方。
- ・頬のたるみが少ない方。
- ・ご自身の脂肪を採取すること(太ももなど)に抵抗がある方。
- ・30代~40代の患者様に多く適用されます。
- 【注意点】
- 脂肪注入との同時施術は、脂肪の定着率の正確性が落ちるため、当院では通常推奨していません。比較的新しい術式のため、長期的なデータがまだ十分に揃っていない側面もあります。
4. 表ハムラ法(切開ハムラ法)
クマ治療の中で最も本格的で、シワも同時に改善できる方法です。
- 【手術内容】
- 目の下の皮膚を切開し、突出した脂肪をへこみに移動させて固定するとともに、余分な皮膚を切除してシワを引き伸ばします。目の下の突出、へこみ、シワの全てを一度に改善したい場合に適しています。
- 【ダウンタイム】
- 他の手術と同様に1~2日が最も腫れます。抜糸は1週間後に行います。内出血は他の手術と大差ないことが多いです。
- 【リスク】
- ・外反(あっかんべー状態)になる可能性があります。これは、皮膚を強く引き上げることで、一時的に下まぶたが引っ張られるためです。予防策は講じられますが、高齢になるほど皮膚の強度が弱まり、リスクは高まります。通常は1~3ヶ月で自然に回復します。
- ・2回目の切開手術は、さらに外反のリスクが高まる傾向があります。
- 【適応】
- ・主に50代以上で、目の下のシワが気になる方。
- ・「やるなら根本的にしっかり治したい」「ダウンタイムを取ってでも一度で改善したい」という方。
- ・60代以上では脂肪注入の定着率が落ちるため、この方法がほぼ第一選択となります。
- ・アトピーや外国人(特に白人)のように、若くても皮膚が薄くシワが多い例外的なケースにも適用されることがあります。
- 【難易度】
- クマ治療の中で最も難易度が高く、医師の技術力によって仕上がりが大きく左右されます。
クマ治療における麻酔の種類と選択
クマ治療で使われる麻酔は主に3種類です。
- 【局所麻酔】
- 注射で部分的に麻酔をかけます。小さな手術で単独使用したり、他の麻酔と併用したりします。
- 【笑気麻酔】
- ガスを吸入することでリラックスした状態(意識あり)になり、痛みを感じにくくします。局所麻酔と併用されます。
- 【静脈麻酔】
- 点滴で薬剤を投与し、手術中に患者様を眠らせます。患者様は「気づいたら手術が終わっていた」という状態で、当院で最も多く採用されています。
- 全身麻酔は原則としてクマ治療では使用しません。骨をいじるような一部の例外を除き、呼吸を止める必要がないためです。
- 当院では、患者様の負担を最も考慮し、静脈麻酔を第一選択としています。静脈麻酔中の呼吸管理は非常に重要ですが、当院では経験豊富な医師が適切に管理し、必要に応じて気道確保(エアウェイ使用)などの対応も行っています。
クマ治療のリスクと修正方法
クマ治療には、共通のリスクと各施術特有のリスクがあります。
共通のリスク
- ・再発・へこみ:脂肪の取り残しによる再発や、取りすぎによるへこみは、どの治療でも起こり得ます。修正には、残った脂肪の再脱脂やハムラ法、へこみに対する脂肪注入が行われます。
- ・出血・腫れ: ダウンタイムの一部ですが、稀に血腫(血液の塊)ができることがあります。また、出血した血液中の鉄分が皮膚に染み込み、茶色い色素沈着として残ることも。これは通常3~6ヶ月で薄くなり、最終的には元に戻ります。クマ取り(経結膜脱脂術)は、傷を閉じないため、血腫のリスクは比較的低い傾向にあります。
- ・見え方の違和感: 手術による目の位置のわずかな変化や、眼を動かす筋肉(下斜筋)の損傷が原因で、一時的に物がブレて見える複視が生じる可能性があります。多くの場合、時間とともに慣れて治ります。
各施術特有のリスク
- 【脂肪注入】
- ・定着率の個人差: 注入した脂肪がすべて定着するわけではありません。喫煙などで定着率が落ちることも。
- ・しこり: 稀にしこりができることがあります。ステロイド注射やしこりの除去で対応します。当院では控えめな注入を心がけています。
- 【表ハムラ法】
- ・外反(あっかんべー状態): 術後1~3ヶ月で自然に回復することが多いですが、稀に半年以上続く場合は、腱板への糸かけや筋膜移植など大掛かりな修正が必要になることがあります。
ダウンタイムを最短で終わらせるための10のコツ
ダウンタイムを短く、快適に過ごすためには、術後のケアが非常に重要です。
- ①冷やす: 最初の2日間は患部を軽く冷やします。極端な冷却は避け、ガーゼなどで包んだ保冷剤を優しく当てましょう。
- ②頭を高く保つ: 寝る時は枕を重ねて頭を高くし、日中は座ったり立ったりする時間を長くしましょう。心臓より低い位置に頭が来ると血流が集中し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
- ③安静にする: 特に術直後は安静に過ごしましょう。アルコール、タバコ、激しい運動は術後1週間は避けてください。
- ④温める: 術後3日目以降は、血流を促すために患部を優しく温めるのが効果的です(ホットタオルなど)。ただし、極端に温めすぎないように注意。
- ⑤適度な水分補給: 血流促進のため、水分をしっかり摂りましょう。むくみを長引かせる可能性があるため、カフェイン、アルコール、塩分は控えめに。
- ⑥軽く歩く: 過度な安静はストレスになることも。無理のない範囲で軽く体を動かすのは問題ありません。
- ⑦患部を触らない: 摩擦や圧迫は厳禁です。特に脂肪注入をしている場合は、脂肪の定着率を下げてしまう可能性があります。最低1ヶ月は意識して触らないようにしましょう。
- ⑧アルコール・タバコは控える: アルコールは血流促進でむくみを、タバコは血流阻害で傷の治りや脂肪の定着を悪化させます。
- ⑨長風呂や頭に血が上る行為を避ける: 長風呂、激しい運動、頭に血流が集中する行為は、出血や腫れを悪化させる原因になります。
- ⑩患部を日に当てない: 内出血している部分が日焼けすると、色素沈着が長引く可能性があります。日焼け止めや帽子などでしっかり保護しましょう。
経験豊富なクリニック選びの重要性
クマ治療の成功には、クリニックや医師選びが非常に重要です。 経験豊富な医師ほど、丁寧な止血操作を行い、万が一トラブルが起きた際も豊富な知識と技術で適切に対処できます。これにより、ダウンタイムが長引く確率を抑え、より満足度の高い結果へと導くことが可能です。
まとめ
目の下のクマは、見た目の印象を大きく左右し、疲れて見えたり老けて見えたりする原因となります。しかし、適切な治療と術後のケアを行うことで、若々しくすっきりとした目元を取り戻すことが可能です。
当院では、様々なクマのタイプに対応できるよう、シンプルなくま取りから脂肪注入、裏ハムラ、表ハムラまで、幅広い治療法をご提供しています。他院でクマ治療を受け、お困りの方のご相談も承っております。
あなたのクマ治療に関する疑問を解消し、理想の目元へと踏み出す一助となれば幸いです。