こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
本日は、前回同様、表ハムラの症例について、形成外科専門医である山田淳生医師が解説していきます。
表ハムラ法とは
表ハムラ法は、下まぶたの皮膚を切開して余分な皮膚を取り除き、突出した眼窩脂肪を移動させることで、目袋のふくらみや小ジワ、クマの原因となる凹みを改善する手術です。
「目の下のたるみ取り」や「下眼瞼切開法」とも呼ばれ、加齢による目元の変化に対して根本的な治療が可能です。
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表ハムラ:睫毛下を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させて、凹みのある個所に固定し直します。シワの原因となっている余剰皮膚も切除することで、シワの改善にも効果が期待できます。
料金:506,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
今回の症例:術後4ヶ月の経過
今回の患者様は、
・皮膚の余り
・小ジワ
・tear trough(目頭側から続くくぼみ)
・目尻側の出来物
を気にされてご来院されました。
手術の工夫
皮膚切除は外反(まぶたが外にめくれる合併症)のリスクを考え、最大で約4mmに抑えて切除しました。
その結果、若干の凹みや皮膚のたるみは残りましたが、小ジワの改善効果が得られています。
余剰皮膚を切除し、脂肪を移動することで、スッキリと若々しい目元に仕上がりました。
傷跡の経過
切開の傷は術後1ヶ月ごろまでは赤みが残りますが、3ヶ月を過ぎるとほとんど目立たなくなります。
術後4ヶ月の時点では、じっくりみても全然わからないくらい自然な仕上がりとなっています。
表ハムラ法のメリット
・余分な皮膚を切除できるため、小ジワやたるみを改善できる
・脂肪を移動することで、目袋のふくらみと凹みを同時に解消
・若々しく明るい印象の目元に改善できる
・効果が長期的に持続する
表ハムラ法の注意点・リスク
・ダウンタイムとして、腫れや内出血が1〜2週間程度出る
・切開による傷は下まつ毛の際にできるが、数ヶ月でほとんど目立たなくなる
・皮膚を取りすぎると外反のリスクがあるため、切除量のバランスが重要
・わずかな凹みや左右差が残る場合もある
まとめ
表ハムラ法は、皮膚の余りや小ジワ、目袋の膨らみや凹みを同時に改善できる若返り手術です。
ただし、切除量が多すぎると外反リスクがあり,その修正はかなり大変なので,経験豊富な形成外科医によるデザインと手技が重要です。
「目袋が気になる」
「小ジワや皮膚のたるみを改善したい」
「自然に若返りたい」
そんな方におすすめの治療法です。
経結膜脱脂術、表ハムラ、裏ハムラ、くまとり脂肪注入等、目回り手術全般に対応しておりますので、患者様のお目元の状態を拝見して適切な治療を提案しております。お気軽にご相談にお越しください。
表ハムラについて、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/tarumi_bottom.html