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2025年最新版:RF(高周波)たるみ治療の徹底比較と当院がデンシティを選んだ理由
こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
たるみ治療の中でも、メスを使わない手軽さと高い効果で人気の高いのがRF(高周波)治療です。近年、特に韓国製の新しい治療機器が次々と登場しており、どの機種を選べば良いか迷われる方も多いのではないでしょうか。
高周波治療の仕組みから、歴史的な名機であるサーマクール、そして最新の韓国製機器までを比較し、当院(お茶の水美容形成クリニック)がなぜ「デンシティ」を導入したのか、その理由を詳しく解説します。
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1. RF(高周波)治療の基礎知識:なぜたるみに効くのか
RF(Radio Frequency:高周波)治療とは、皮膚あるいは組織に電気エネルギーを流すことで、真皮の深い層に熱をこもらせ、これによって皮膚を引き締める治療法です。
この熱が皮膚の組織に加わることで、単に引き締めるだけでなく、高温で熱を加えることがコラーゲンの産生を促し、結果として肌のハリが向上する効果も期待できます。
相乗効果を狙うコンビネーション治療
たるみ治療の効果を最大限に引き出すためには、様々な層を引き締めることが重要だと考えられています。当院では、高周波治療(RF)と、深層に効かせるHIFU(ハイフ。当院ではウルトラフォーマーを導入)を組み合わせることで、相乗効果(シナジー)を狙った治療を推奨しています。
2. RF治療の歴史:王道「サーマクール」の地位
高周波治療の歴史において、長らく「王道」とされてきたのがサーマクール(※当院取り扱いなし)です。サーマクールは、高周波治療機の元祖のような存在であり、未だに多くの医師やスタッフから「最強」と評されることがあります。
しかし、サーマクールは特許によって守られていたため、非常に高価でした。チップなどの消耗品が高いため、患者様への提供価格も1回あたり20万円から30万円程度と、高額になる傾向がありました。
特許切れと新時代の到来
このサーマクールの特許の一部(特に「出力」に関する部分)が近年切れたことにより、現在ではサーマクールとほぼ同等の出力を持つ新しい韓国製の高周波治療機器が多数登場しています。これらの新しい機器は、コストパフォーマンスに優れており、治療の選択肢が広がっています。
ただし、サーマクールが持つ、振動によって痛みを和らげる技術に関する特許は未だに有効であるとされており、この技術的な優位性が、サーマクールが高い出力で攻めた治療を行うことを可能にし、結果として未だに強力な効果を発揮しているのではないか、という見方もあります(これはあくまで推測です)。
3. 最新韓国製RF治療機器の比較
サーマクールの特許切れ以降に登場した、代表的な韓国製RF治療機器には、以下のものが挙げられます。
• オリジオX※当院取り扱いなし
• デンシティ(当院導入機種)
• ボルニューマ※当院取り扱いなし
• ザーフ※当院取り扱いなし
これらの機器は、表面上の出力(6.78MHz)はサーマクールと表記上は同じであり、機器自体の性能は類似してきています。
では、これらの機器の差はどこにあるのでしょうか。
最も重要視すべき点は、「照射の仕方」と「施術者によるムラの出やすさ」です。
施術テクニックが効果を左右する高周波治療機器には、大きく分けて2種類の当て方があります。
1. 直式(ポンポンと一点ずつ照射していく方法)
2. 動かしながら当てる方法(コロコロと転がすように動かし、熱をこもらせていく方法)
例えば、ボルニューマのように動かしながら熱をこもらせていくやり方(脱毛機のソプラノなどに類似)は、施術者の技術(動かし方)に依存する度合いが高く、もし施術者が不慣れだった場合、期待した効果が得られない、いわゆる「効果のムラ」が出やすいという課題があります。
4. 当院が「デンシティ」を導入した理由
当院が数ある高周波治療機器の中でデンシティを選んだのは、上記の「施術者によるムラ」を最小限に抑え、治療効果の安定性を優先したためです。
デンシティの当て方は、動かしながら当てる方式に比べると、施術者による技術的な難易度が低く、効果のムラが少ないという特徴があります。
• 一定の治療効果: どのスタッフが施術を担当しても、比較的安定した効果を提供できるという点が、デンシティを選んだ最大の理由です。これにより、患者様には常に期待通りの治療効果を実感していただけると考えています。
デンシティ特有のメリット:バイポーラ機能
デンシティには、通常の高周波治療(モノポーラ)に加え、チップを交換することでバイポーラ治療を行う機能が搭載されています。
バイポーラ治療は、皮膚の非常に表層の部分に通電させ、引き締め効果をもたらします。表層にアプローチすることで、例えば小じわへのアプローチや、治療直後から「引き締まった」という即効性のある実感を得やすいというメリットがあります。患者様が治療直後から効果を実感しやすいという点も、デンシティ導入の決め手の一つとなっています。
5. ダウンタイムと治療間隔について
高周波(RF)治療は、どの機種を選んだとしても、ダウンタイムはほとんどありません。治療後に赤みが長引いたり、腫れたりする心配は少ないでしょう。
ごく稀に、チップが皮膚に密着せず浮いてしまった場合に、一時的に小さなミミズ腫れ(水ぶくれのようなもの)ができることがありますが、ほとんどの場合すぐに治まります。
治療間隔についても、基本的にはどのRF治療も大きな差はなく、年に2~3回程度の頻度で受けていただくのが標準的な目安となります。
6. まとめ
現在、高周波(RF)治療の機器は多様化し、サーマクールに匹敵する、あるいはコストパフォーマンスに優れる優秀な韓国製機器が多数登場しています。
どの優秀な機種を選んだとしても、適切な当て方(施術)ができていれば、一定の効果は期待できます。しかし、その当て方に高い技術的難易度が伴う機器の場合、クリニックや施術者によって効果に「ムラ」が出やすいのが現状です。
当院では、患者様に安定した治療効果を提供し、かつ治療直後からの効果実感(バイポーラ機能による表層へのアプローチ)も考慮し、デンシティの導入を決定いたしました。
たるみ治療にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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デンシティ内容:RF(高周波)治療を照射してお肌の表層部や深部の脂肪組織に熱を与えることで、ハリ感を持たせ、たるみを予防・治療します。
リスク・副作用:内出血・腫れ・疼痛・ひきつれ・ツッパリ感・熱傷・神経障害など
リスク・副作用:内出血・腫れ・疼痛・ひきつれ・ツッパリ感・熱傷・神経障害など
料金:36,300円~※料金は変更となる可能性がございます
ハイフ内容:超音波の熱を、お肌表面にダメージを与えることなく、狙った組織に集中照射して効果を得る治療です。たるみ治療や浅い層へのアプローチにより肌質改善に効果的です。
リスク・副作用:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等
リスク・副作用:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等
料金:18,700円※料金は変更となる可能性がございます
