💉 注入治療は「誰でもできる」は大間違い!本当に上手なドクターがこだわる繊細な技術と選び方とは?
こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
近年、ボトックスやヒアルロン酸といった注入治療は、美容医療の入り口として非常に身近な施術となってきました。しかし、インターネットやSNS上では、「注入治療なんて誰でもできる」といった言説が拡散されることがあります。
しかし、結論から言えば、この考え方は大きな誤りです。注入治療は非常に繊細であり、ドクターの技術やセンス、そして「こだわり」によって結果が大きく左右される奥深い分野なのです。
今回は、注入治療の持つ繊細な側面と、満足のいく結果を得るために患者様が知っておくべきドクター選びのポイントについて、詳しく解説していきます。
🤔 ボトックスは繊細な「調整」が鍵
ボトックスは、誰が打っても同じ効果が得られると思われがちですが、実際には非常に繊細な施術です。顔の筋肉は一つ一つが小さく細かいため、わずかな注入位置のズレや量の調整ミスによって、以下のような意図せぬ結果が生じることがあります。
眉の動きと表情の不自然さ
特に相談が多い部位は「おでこ」です。おでこのシワを消すためにボトックスを注入した結果、効きすぎてしまい、まぶたの開けにくさや重たさを感じるようになる方がいます。これは、眉を使って目を開ける癖がある方によく見られる症状です。
また、効き方にムラができると、特定の部位だけが動かなくなり、眉の外側だけが上がってしまうことで、「怒ったような顔つき」になってしまうケースも報告されています。
筋肉の動きを「程よく残す」技術
シワを完全に消し去り、顔全体の筋肉をガチガチに動かなくさせてしまうと、不自然で「蝋人形(ろうにんぎょう)」のような印象になってしまいます。
本当に腕の良いドクターは、シワをすべて消し去るのではなく、程よく筋肉の動きを残すという「塩梅(あんばい)」を考慮して注入量を調整します。この「安梅(あんばい)を考える」という点に、美容医療の先生方は強いこだわりを持っています。
口周りのリスク
次に多いのが「口回り」です。口周りの筋肉は非常に細かいため、少しでも打つ位置がずれると、口が左右非対称に歪んで動くといった現象が起こりえます。
💡 ヒアルロン酸は「デザイン性」が求められる
ヒアルロン酸注入は、ボトックス以上に、ドクターの技術やデザイン力の違いが患者様側から見て分かりやすいかもしれません。
鼻を高くしたり、頬をなめらかに整えたり、おでこを丸くしたりと、ヒアルロン酸注入には高いデザイン性が求められます。
大量注入の落とし穴
「大量に入れれば誰でもできる」という側面はありますが、大量に注入しすぎると、時間経過と共にヒアルロン酸が水分を吸収し、知らぬ間に顔が「アンパンマンのような丸い顔」になってしまうなど、不自然な結果を招く可能性があります。
本当に上手なドクターは、全体を丸くするのではなく、患者様がへこみや老化で悩んでいる箇所を特定し、必要最小限の量でなめらかに整える、「効率の良いデザイン」をする力を持っています。
🔎 しっくりくるドクターを見つけるためのポイント
注入治療の品質の違いは、施術直後では患者様には分かりにくい側面もあります。では、どのようにして信頼できるドクターを見つければ良いのでしょうか。
経歴と経験値をチェックする
SNSやYouTubeで派手にアピールするドクターもいますが、それは「見せ方がうまい」マーケティングである可能性も否定できません。
重視すべきは、ドクターの経歴と経験値です。
• どのような大学を出て、どのようなキャリアを積んだのか。
• どのようなクリニックで、どのくらいの期間、注入治療を実践しているのか。
ヒアルロン酸やボトックスを20年近く継続して行っており、リピーターの患者様だけで経営が成り立っているようなドクターは、技術が高い可能性が高いです。しかし、そういったドクターはアピールをあまりしないため、一般の患者様からは見つけにくいという現状もあります。
「しっくりくるか」という主観的な要素
ボトックスの「シワの残し方」やヒアルロン酸の「自然な整え方」には、患者様の感覚的な部分(しっくりくるかどうか)が大きく関わってきます。
まずは気になるドクターのクリニックを訪れてみて、その結果が自分にとって「しっくりくる」「このドクターと合っている」と感じられたら、そのドクターに通い続けることが最も重要です。
💸 クーポンサイトや安価なクリニック巡りのリスク
「ボトックスやヒアルロン酸はどこで受けても同じだろう」と考え、クーポンサイトや大手クリニックを転々とすることは、非常に危険な行動です。
安易なクリニック巡りや価格へのこだわりによって、以下のような落とし穴にはまる可能性があります。
質の低下と情報不足
1. 薬剤の品質問題: 本来アラガン社製などの正規の製剤を使うべきところを、安価な他国製のものを使用し、「アラガンです」と偽っているクリニックが存在する。
2. ボトックスの希釈・単位不足: ボトックスを水で薄めていたり、本来50単位必要な箇所に25単位で施術していたりするケースがある。
3. 技術不足: 単純に技術レベルが低い(土下手)クリニックにあたってしまう。
治療継続性の喪失
複数のクリニックを転々としてしまうと、以前の施術情報(ボトックスをどこに何単位打ったか、ヒアルロン酸の製剤名と注入量)が残らないため、新しくクリニックに行った際に、「一からやり直し」になってしまうという大きなデメリットがあります。
継続的な調整のメリット
気に入ったドクターのもとに通い続けると、前回のデータが残っているため、より良い「調整」が可能になります。
「前回より少し強くしたい」「次はもう少し軽めに打ちたい」といった患者様の要望に合わせて、データに基づき適切にボトックスやヒアルロン酸の量を調整できるため、結果的に患者様にとって最善のメリットにつながるのです。
🎯 まとめ
注入治療は、単に薬剤を注入すればよいというものではなく、ドクターの経験、繊細な技術、そして美的センス(デザイン性)が結果を大きく左右する高い医療行為です。
安易な価格競争やクーポンサイトの利用に流されることなく、ご自身が「しっくりくる」「信頼できる」と感じられるドクターと出会い、そのクリニックに継続的に通うことこそが、自然で満足度の高い美容効果を得るための最も賢明な選択と言えるでしょう。
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ボトックス注射について詳しくはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/beauty/botox/
ヒアルロン酸注入:内容:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善、目を大きく見せたり、唇をふくよかにしたり、鼻を高くする等、パーツ形成もできる治療です。料金:68,200円※料金は変更となる可能性がございます。
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
ボトックス注射内容:神経からアセチルコリンが出るのを抑え、筋肉の過剰な動きや過剰な発汗をわらげる治療です。
リスク・副作用:疼痛、腫れ、内出血、アレルギー、表情に違和感、脱力感、めまい、視力低下、表情の左右差、眼瞼下垂、注射部の内出血、そう痒感等
リスク・副作用:疼痛、腫れ、内出血、アレルギー、表情に違和感、脱力感、めまい、視力低下、表情の左右差、眼瞼下垂、注射部の内出血、そう痒感等
料金:16,500円※料金は変更となる可能性がございます。
