こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「年齢のせいでおでこのシワが深くなってきた」と思うことはありませんか?
実は、そのシワの原因は 眼瞼下垂(がんけんかすい) である可能性があります。
眼瞼下垂とは、上まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の働きが弱まり、まぶたが十分に開かなくなる状態です。
目が開きにくくなるため、無意識のうちにおでこの筋肉(前頭筋)を使って眉を持ち上げて視界を確保しようとします。
この動作が続くことで、おでこの横ジワが強く刻まれてしまうのです。
本日は、眼瞼下垂手術について、形成外科専門医である山田淳生医師が解説いたします。
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症例紹介:術後4ヶ月でシワが消失
今回の患者様は、眼瞼下垂によりまぶたが重く、おでこのシワが強く刻まれている状態でした。
常におでこを使って目を開けていたため、額の横ジワが目立っていました。
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眼瞼下垂手術:上眼瞼の皮膚を切除し下層にある筋肉(挙筋)を前転することにより、上まぶたのたるみ・下垂を改善する手術です。
料金:352,000円~ ※料金は変更となる可能性がございます。
リスク・副作用:乱視、再発、左右差等
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眼瞼下垂手術を行った結果、まぶたがしっかりと開くようになり、おでこで目を持ち上げる必要がなくなりました。
その結果、術後4ヶ月の時点で、おでこのシワはほとんど消失しました。
まぶたの開きとともに表情も自然になり、若々しい印象に改善されています。
眼瞼下垂によるおでこのシワの特徴
- 常に眉を上げているため、横ジワが深くなる
- シワは加齢性よりも「動的な表情ジワ」として現れる
- 片側だけ眼瞼下垂が強い場合、シワの深さにも左右差が出る
手術による改善のメリット
- おでこの筋肉を使わずに目が開くようになる
- 額の横ジワが改善し、若々しい印象に
- 目の開きが良くなり、視界が広がる
- 疲れ目や頭痛の改善につながることもある
おでこのシワ=ボトックスではないケースも
おでこのシワ治療といえばボトックス注射をイメージされる方も多いですが、
眼瞼下垂が原因の場合、ボトックスでは根本解決できません。
この場合はまぶたの手術によって、額の筋肉を使わなくても自然に目が開くようにすることが大切です。
まとめ
おでこのシワが目立つ原因は、必ずしも「加齢」や「表情のクセ」だけではなく、眼瞼下垂が隠れていることもあるのです。
- まぶたが重い
- 目が開きにくい
- 額にシワが深く刻まれてきた
こうしたお悩みがある方は、一度「眼瞼下垂」を疑ってみてもよいかもしれません。
手術によってまぶたの開きが改善すれば、おでこのシワも自然に解消されるケースがあります。
眼瞼下垂手術について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kasui.html