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50代・60代以上の方:切らずにできるクマ治療の選択肢とその限界を徹底解説!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
目の下のクマ、どうにかしたいけれど、手術は避けたい」そうお考えの50代・60代以上の皆様へ。年齢を重ねるにつれて気になる目の下のクマは、見た目の印象を大きく左右するお悩みの一つです。当クリニックにも、50代・60代でクマ治療をご希望される多くの患者様がいらっしゃいます
しかし、50代・60代の目の下のクマは、若い世代とは異なる特徴を持っています。単純な疲労だけでなく、加齢に伴う皮膚のたるみやシワ、そして頬のやつれによって眼窩脂肪(目の下の脂肪)の突出がより目立つ「中等度から重度のクマ」であることが少なくありません。そのため、「切らない治療」を希望されるお気持ちはよく理解できますが、治療選択には慎重な検討が必要です。
この記事では、50代・60代以上の皆様に向け、切らずにできるクマ治療の選択肢とその限界、そしてより効果的なアプローチについて当院統括医師の吉井健吾医師が詳しく解説します。

50代・60代のクマの特徴とは?

50代・60代の方のクマは、主に以下の2つの特徴が見られます
1. シワ・たるみ(皮膚のたるみ): 加齢とともに目の下の皮膚のハリが失われ、細かいシワやたるみが目立つようになります。
2. 中等度以上の眼窩脂肪の突出: 目の下の脂肪が前に出てくることで、膨らみが生じます。これに加えて、頬の筋肉がたるみ、顔の下方向へ移動することで、頬がこけて見えたり、ほうれい線の上に肉が乗るような状態になることがあります。この頬のへこみが、目の下の脂肪の突出をさらに強調し、コントラストによってクマがより目立つようになります
これらの特徴を理解した上で、どのような治療法が適しているのかを検討することが重要です。
切らずにできるクマ治療の選択肢
「切らずに治したい」というニーズに応えるため、様々な治療法が提唱されています。しかし、いずれの治療法にも限界があり、ご自身のクマの状態や期待する効果、費用、ダウンタイムなどを総合的に考慮して選択する必要があります
1. クマ取り注射(脂肪溶解注射など)
近年、「クマ取り注射」と呼ばれる治療法が広告で目にするようになりました。これは、手術に抵抗がある方にとって、手軽な選択肢として魅力的に映るかもしれません
治療内容: 注射器を用いて目の下の脂肪を減らす、あるいは皮膚の改善を促す成分を注入する方法です。かつての脂肪吸引注射のような位置づけで提供されることがあります
注意点:
    ◦ 成分の問題: クマ取り注射の中には、FGF(線維芽細胞増殖因子)などの成分が含まれている場合があると言われています。FGFは使い方を誤ると、しこりの原因となる可能性があります。適切な量や管理、経過観察が非常に重要であり、繊細な扱いが求められます
    ◦ 効果の不確実性: 効果をあまり感じられないケースや、前述のしこりのリスクを伴う可能性も指摘されています

    ◦ 安易な選択の危険性: 特定のクリニックだけで行われているような、まだ広く普及していない治療法には、安易に飛びつかないことが賢明です。当クリニックでは、確実な効果と安全性を重視し、実績のある治療法をお勧めしています

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クマ取り注射:当院取り扱いなし

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2. レーザー治療(モフィウスなど)
最近では、レーザー治療でクマが改善されるという話も聞かれるようになりました。特に「モフィウス」というニードルRF(ラジオ波)治療が注目されています
治療内容: モフィウスは、微細な針を皮膚に刺し、その針の先端から熱を発生させて皮膚を引き締め、コラーゲン生成を促す治療です。当クリニックの「ポテンツァ」と原理は似ていますが、モフィウスの方がより深く針が届き、強い熱を与えることができるとされています
期待できる効果と注意点:
    ◦ 皮膚のたるみ・軽度なシワ: 目の下の小じわや口元のたるみなど、軽度な皮膚のたるみには一定の効果が期待できるとされています
    ◦ 中等度から重度のクマへの限界: しかし、中等度から重度のシワやたるみ、特に眼窩脂肪の突出が顕著なクマに対しては、モフィウスの効果は限定的です。複数回の治療が必要となり、その都度費用がかさむだけでなく、針を深く刺すため痛みを伴うこともあります

    ◦ 現時点での評価: レーザー治療は、将来的にクマ治療の選択肢として発展する可能性はありますが、現状ではまだ時代が早いというのが率直な見解です根本的な変化を求める場合は、手術の方がより効果的で分かりやすい結果が得られることが多いです

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レーザー治療(モフィウスなど):当院取り扱いなし

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3. ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、手軽に受けられる治療として人気があります。特に、頬のやつれ(こけ)に対して注入する場合は、比較的自然な仕上がりが期待できます
治療内容: ヒアルロン酸を注入して、目の下のへこみや頬のボリュームロスを補うことで、クマを目立たなくさせることを目指します。
注意点:
    ◦ 不自然な仕上がりのリスク: 目の下の脂肪が突出している部分に対して、その下のへこみを埋めようとヒアルロン酸を注入すると、かえって目の下がもこっと不自然に膨らんでしまうことがあります。これは、脂肪の突出とヒアルロン酸の膨らみが重なるためです。
    ◦ 「ぶよつき」のリスク: ヒアルロン酸は水分を吸収する性質があるため、長期間留まっていると、スポンジのように水分を吸って膨らみ、「ぶよつき」として不自然に見える可能性があります
    ◦ 定期的な治療が必要: 効果を維持するためには、半年ごとを目安にヒアルロン酸の入れ替えが必要になる場合もあり、その都度費用と手間がかかります。目のすぐ下に注入する治療としては、このような特性を考慮する必要があります
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ヒアルロン酸注入:内容:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善、目を大きく見せたり、唇をふくよかにしたり、鼻を高くする等、パーツ形成もできる治療です。
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
料金:68,200円~※料金は変更となる可能性がございます

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4. ベビーコラーゲン注入
ベビーコラーゲンは、肌の若返り効果が期待される成分を注入する治療です。
治療内容: 目の下の溝や、目尻の細かいシワ(ちりめんジワ)に対して、真皮内などの浅い層に少量ずつ注入することで、シワを盛り上げ、目立たなくさせることを目指します。特に、ベビーコラーゲンにしかできない、繊細な小じわへのアプローチという価値があります
期待できる効果:
    ◦ 自然な仕上がり: 目の下の溝を埋める場合、比較的自然な仕上がりが期待できます
    ◦ 持続期間の短さ: しかし、ベビーコラーゲンは持続期間が短く、通常3ヶ月前後とされています
    ◦ 高額な費用: 1本あたり11万円(当クリニックの場合)と高額なため、3ヶ月ごとに継続して治療を行うことは、経済的な負担が大きい可能性があります
    ◦ 脂肪の突出への対応: 目の下の脂肪の突出に対しては、ベビーコラーゲン単独での対応は難しい場合があります
ここまで見てきたように、「切らない治療」はそれぞれにメリットがある一方で、50代・60代のクマの根本的な改善には限界があることが多いです
効果の限定性: 複数回の治療が必要になったり、効果が限定的であったりすることがあります
不自然さのリスク: ヒアルロン酸のように、かえって不自然な仕上がりになる可能性もゼロではありません
費用の累積と時間の浪費: 「切らないから負担が少ない」と思っても、何度も治療を繰り返すことで、結果的に費用や時間がかさみ、一回の手術で済ませるよりも負担になることもあります
現在のところ、根本的にクマを改善し、長期的な効果を期待できるのは、やはり手術であるというのが実情です
ベビーコラーゲン注入:内容:注射器を用いて注入します。 加齢に伴う組織量の不足を補う、シワ等に直接もしくは周囲に注入すること等で、症状を改善させる効果を期待します。
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
料金:1本(1m)110,000円※料金は変更となる可能性がございます

50代・60代以上におすすめの「切らない手術」の選択肢

「切る手術」である切開ハムラ法が最も効果的であることは揺るぎない事実ですが、それでも「どうしても切りたくない」という方のために、「切らない手術」の選択肢も存在します。当クリニックでは、患者様のご希望と状態に合わせて、以下の治療法をご提案することが多くあります

1. 脱脂術のみ(単独)

治療内容: 目の下の脂肪(眼窩脂肪)のみを切開せずに除去する手術です。
50代・60代以上への注意点と限界: 若い世代であれば脱脂術のみで改善が見られることもありますが、50代・60代以上の方の場合、脱脂術のみは避けるべきとされています。加齢とともに眼球を支える基盤が緩んでくるため、脂肪を単純に除去すると、かえって目の下がくぼんだり、上まぶたがくぼんだり、シワができやすくなったりするリスクがあるためです。稀なケースではありますが、年齢が上がるほどリスクが高まる傾向にあるため、推奨されません
経結膜脱脂:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。
料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

2. 脱脂+脂肪注入

当クリニックで「切開したくない」という方に2番目に推奨することが多いのが、脱脂術と脂肪注入を組み合わせる方法です
治療内容: 目の下の突出した脂肪を除去し(脱脂)、同時に、へこんでいる部分や頬のやつれている部分に患者様ご自身の脂肪を注入します
50代・60代以上への効果:
    ◦ 中顔面の改善: 特に50代・60代以上の方に多い頬のやつれ(ゴルゴラインのへこみなど)がある場合、脂肪注入で自然にボリュームを補うことが可能です
    ◦ 小じわ対策: 目の下の皮膚のすぐ下に脂肪を薄く注入することで、皮膚にハリが生まれ、小じわの改善にもつながることがあります
    ◦ 良好な定着率: 一般的に加齢とともに脂肪の定着率は低下すると言われますが、50代以上の方の皮膚は柔らかくなっているため、注入した脂肪が比較的くっつきやすい傾向があることが当クリニックの経験から分かっています
クマ取り&脂肪注入:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。大腿内側または腹部から脂肪を採取し、目の下/ゴルゴラインに注入しハリを出しシワの改善を行います。
料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

3. 裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)

裏ハムラ法は、皮膚を切らずに目の裏側からアプローチする手術です
治療内容: 目の下の突出した眼窩脂肪を、目の下のへこんでいる部分(ティアトラフや目のすぐ下の溝など)に移動させることで、目の下の凹凸を平坦にする手術です
期待できる効果と限界:
    ◦ ダウンタイムの短さ: 皮膚を切開しないため、比較的ダウンタイムが短いという特徴があります。脂肪注入を行わないため、脂肪の定着を待つ必要がなく、術後比較的早い段階(術後1ヶ月など)で安定した状態になります
    ◦ 小じわへの限界: しかし、裏ハムラ法だけでは小じわが残ってしまう可能性があります。特に皮膚に細かいシワが走りやすい方の場合、小じわが目立つこともあります
    ◦ 頬のやつれへの限界: 目の下のへこみには対応できますが、頬の前のやつれ(ゴルゴラインなど)を改善することはできません。頬のやつれがある場合は、脱脂+脂肪注入の方が適している場合があります
裏ハムラ:睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させ、凹みのある個所に固定し直します。
料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
脱脂+脂肪注入と裏ハムラ法の使い分け
どちらの治療法も「切らない手術」として有効ですが、患者様の状態によって適した治療が異なります
頬のやつれがある方: 頬の前のやつれが顕著な方には、脂肪注入で広範囲にボリュームを補える「脱脂+脂肪注入」がより効果的です。裏ハムラ法では、脂肪を移動できる範囲が目のすぐ下のへこみに限定されるため、頬のやつれには対応できません
小じわが気になる方: すでに小じわが目立つ方には、脂肪注入によって皮膚にハリを与える効果も期待できる「脱脂+脂肪注入」が良い選択肢となることがあります
とにかく脂肪の突出だけを改善したい、ダウンタイムを短くしたい方: 目の下の脂肪の突出と直下のへこみが主な悩みで、小じわが少ない方、脂肪の定着を気にせず早期に安定を求める方には、裏ハムラ法が適している場合があります
クマ取り&脂肪注入:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。大腿内側または腹部から脂肪を採取し、目の下/ゴルゴラインに注入しハリを出しシワの改善を行います。
料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

最終的な治療方針と当クリニックのアプローチ

「切らない治療」にはそれぞれメリットとデメリット、そして限界があります。当クリニックでは、「切らないで治療したい」という患者様のご希望を尊重しつつ、クマの状態、皮膚のハリ、頬のボリュームロスなどを総合的に診断し、最適な治療法をご提案しています
自然なアンチエイジングを目指して
当クリニックでは、不自然な変化ではなく、「自然なアンチエイジング」を実現することを重視しています。患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧なカウンセリングと、豊富な症例経験に基づく確かな技術で、皆様の「目の下のクマ」のお悩みに真摯に向き合います
「切らずに治したい」というお気持ちも大切ですが、ご自身のクマの状態に本当に適した治療法を選び、後悔のない結果を得ることが何よりも重要です。まずは一度、専門医にご相談ください。
クマ治療について詳しくはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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日付: 2025年9月25日   カテゴリ:形成外科手術

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