こんにちは、お茶の水美容形成クリニックの朴華永です。
今回は、小陰唇縮小術に関する、とても興味深い研究論文をご紹介します。
小陰唇が大きいことで悩んでいる方は、「自分の小陰唇が何センチ以上だから、手術が必要だ」と考えていませんか?
実は、最新の研究で、その考えが覆されるかもしれないという結果が出ました。
論文の目的:小陰唇の長さと、あなたの悩みの関連性は?
この研究は、
小陰唇の実際の長さと、あなたが感じている症状の間に、どれくらいの関係があるのかを調べるために行われました。
研究者は、小陰唇縮小術を受けた患者さんの過去のデータを調べ、小陰唇の長さと、患者さんが記入した「症状のアンケート」のスコアを比較しました。
【論文でわかったこと】
その結果、小陰唇の長さと、報告された症状の間に、強い関連性はほとんどないことがわかりました。
つまり、「小陰唇が長い人ほど、悩みが深刻」というわけではないということです。
この研究は、「小陰唇の長さ」だけを基準に手術の必要性を判断することに異議を唱えています。
結論:本当に大切なのは、あなたの「悩み」
小陰唇縮小術が必要かどうかを判断する際には、
小陰唇の長さではなく、患者さんが本当に困っている「症状」に焦点を当てるべきだ、と強く主張しています。
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洋服を着たときの違和感
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スポーツや自転車に乗る際の痛み
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見た目に対するコンプレックス
といった、あなた自身の具体的な悩みが何よりも重要なのです。
まとめ
あなたの悩みの深さは、小陰唇の長さだけでは測れません。もしお悩みでしたら、長さの数字にこだわるのではなく、
まずは専門のクリニックで、あなたの症状についてじっくりと相談してみてくださいね。
参考論文
Bhat, Deepa et al. “Labial Length and Patient Symptomatology: Is There a Correlation?.” Aesthetic surgery journal. Open forum vol. 6 ojae039. 11 Jun. 2024, doi:10.1093/asjof/ojae039
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