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包茎手術は「切って縫えばそれで完成」と思っていませんか? 実は、手術そのものと同じくらい、術後にペニスに巻く「包帯の管理」が極めて重要です。
今回は、泌尿器科専門医の視点から、美しい仕上がりと安全な回復のために絶対に知っておいていただきたい「包帯の役割とリスク」について解説します。
なぜ術後の包帯がそれほど重要なのか?
- 出血の防止(止血のサポート)
手術中は十分に止血を行いますが、切開を伴う治療である以上、術後は鼻血程度の血がじわじわと滲み出てきます。これを適度な圧力で包帯で圧迫し、止血をサポートする必要があります。自己判断で術後すぐに包帯を外してしまうと、患部が腫れ上がり、クリニックで止血処置を追加しなければならない事態になりかねません。 - むくみによる「変形」の予防
手術後には、リンパ液が溜まることによる「むくみ(浮腫)」が必ず起こります。この時、包帯で適切な圧迫をしていないと、むくんだ状態のまま固定されてしまい、ペニスの形がいびつに変形するリスクがあります。せっかく見た目を「かっこよくするため」の手術です。術後のケアで手を抜いてはいけません。
要注意!包帯が「きつすぎる」と起こるトラブル
しっかり圧迫することは大切ですが、逆に包帯がきつすぎても様々なトラブルの原因になります。
- 排尿ができない: 尿道が圧迫されておしっこが出なくなると、尿路感染症や、最悪の場合は腎不全のリスクに繋がります。
- 血流障害(陰茎が真っ黒になる): 締め付けすぎによって血流が滞ると、ペニスが変色してしまいます。縫合不全の原因になり、極めて稀なケースではありますが、最悪の場合は組織が壊死する危険性もあります。
- 包帯負け(皮膚のただれ): 圧迫や蒸れによって皮膚がただれ、剥がれてしまうことがあります。時間が経てば治りますが、ご本人は「失敗したのでは」と非常に不安な気持ちになります。
術後2日目からは「毎日の包帯交換」を
清潔な状態を保つために、術後2日目からはご自身での毎日の包帯交換が必要になります。古い包帯をずっと巻いたままにしていると、血液や浸出液で汚れ、そこから細菌感染を起こすリスクが高まるためです。
迷ったら自己判断せず、すぐに頼ってください
術後には、正しい包帯の巻き方をしっかりと指導させていただきます。しかし、いざご自宅で一人でやってみると「これで合っているのかな?」「力加減が難しい」と迷うこともあると思います。
もし分からなくなったり、不安に感じたりした場合は、決して一人で悩まずにご相談ください。
当院ではオンラインでのご相談にも対応しておりますし、いつでもクリニックにご来院いただければ、我々スタッフが丁寧に巻き直しや状態の確認をいたします。
「トラブルが起きてから」ではなく、「起きる前に対処すること」が一番大切です。
包茎手術自体は、非常にリスクの低い安全な手術です。ごく稀に起こるトラブルの9割以上は、実はこの「包帯に関わるトラブル」なのです。美しい仕上がりと安心のために、我々専門医と一緒に術後のケアも二人三脚で乗り越えていきましょう。
包茎治療のよくある質問(Q&A)
- Q. 術後の痛みはどのくらい続きますか?
A. 手術当日から数日は軽い痛みや違和感が出ることがありますが、処方する痛み止めで十分にコントロール可能です。 - Q. シャワーはいつから浴びられますか?
A. 患部を濡らさないようにすれば当日からシャワー可能です。患部を含めたシャワーは、術後の経過によりますが数日後から可能となります。 - Q. 仕事や運動はいつからできますか?
A. デスクワーク等の日常的なお仕事は翌日から可能ですが、激しい運動や肉体労働は術後2〜4週間程度お控えください。
お茶の水院 包茎治療の料金とリスク・副作用について
| 施術名 | 料金(税込) |
|---|---|
| ロイヤルパーフェクトカット(ブツブツ除去込) | 660,000円 |
| エグゼクティブカット(一番人気・亀頭直下埋没法) | 440,000円 |
| ネクストマイクロカット(亀頭直下埋没法・包皮小帯温存なし) | 275,000円 |
| スタンダードカット(亀頭下法) | 165,000円 |
| シンプルカット(環状切除法) | 99,000円 |
※価格は変更となる可能性があります。
※その他の料金等の詳細は料金表ページをご確認ください。
治療に関するリスク・副作用
- 腫れ・内出血: 術後数日から2週間程度生じる場合があります。
- 痛み: 術後数日間は鈍痛を伴うことがありますが、処方薬で緩和可能です。
- 感染・出血: 稀に細菌感染や持続的な出血が起こる可能性があります。
- 違和感・感覚の変化: 術後しばらくは皮膚のつっぱり感や感覚の変化を感じることがありますが、時間経過とともに馴染みます。
