こんにちは、お茶の水美容形成クリニックの朴華永です。
今回は、ちょっと真面目なテーマを、ぐっと身近な話題に掘り下げてみたいと思います。
「小陰唇縮小術って、最近よく聞くけど、なんでみんな受けるんだろう?」って思ったことありませんか?今回は、そんな疑問に答えてくれる論文「Why Women Request Labiaplasty(なぜ女性は小陰唇縮小術を求めるのか)」を、分かりやすくご紹介します!
この論文、何がすごいの?
この研究は、アメリカのトップレベルの大学病院で行われたもの。
実は昔、アメリカの産婦人科学会が美容目的のデリケートゾーンの手術に「反対」していた時期があったんです。でも、その後、「患者さんの悩みは深刻だ」と認識を改めて、今では必要に応じてOKを出すようになりました。
この論文は、まさにそんな時代背景の中で、「患者さんはどんなことに困っているの?」という、今まであまり知られていなかったホンネを明らかにした、画期的な研究なんです。
どんなふうに調べたの?
手術の相談に来た50人の患者さんに、「どんなことで悩んでいますか?」というアンケートに答えてもらいました。
患者さんのホンネは?「見た目」と「不便さ」の両方だった!
調査の結果、小陰唇縮小術を希望する女性のほとんどが、「見た目の悩み」と「生活の中での不便さ」の両方を抱えていることが分かりました。
- 平均年齢は33.5歳。半数以上が出産経験者でした。
- ほとんどの人が、「小陰唇が大きい」と感じていました。
じゃあ、具体的にどんなことに困っていたかというと…
身体的な「不便」あるある
- 半数以上の人が、「性交時に引っ張られる感じがする」「きついパンツをはくと不快」「小陰唇がねじれる」といった悩みを抱えていました。
- 約半数が「性交時に痛みを感じる」、40%が「水着を着たときにはみ出る」といった声も。
精神的な「見た目」の悩み
- ほとんどの人が、自分のデリケートゾーンの見た目に「コンプレックスがある」と回答。
- 半数以上が、「パートナーに自信を持てない」「服選びが楽しめない」「自分に自信が持てない」といった精神的なつらさを感じていました。
さらに驚くことに、ほとんどの人が、上で挙げた症状のうち4つ以上を抱えていたそうです。
まとめ:小陰唇縮小術は、見た目だけじゃない!
今回の論文で分かったのは、小陰唇縮小術は単なる「見た目を変える」ための手術ではない、ということ。
「身体的なつらさ」と「精神的なコンプレックス」の両方を解消して、生活の質を向上させるための手術なんです。
私たちドクターも、患者さんの声にしっかりと耳を傾けることで、もっと良い医療を提供できるんだな、と改めて教えてくれる論文でした。
皆さんのご参考になれば嬉しいです!
参考論文
Sorice, Sarah C. M.D.; Li, Alexander Y. B.S., M.S.; Canales, Francisco L. M.D.; Furnas, Heather J. M.D.. Why Women Request Labiaplasty. Plastic and Reconstructive Surgery 139(4):p 856-863, April 2017. | DOI: 10.1097/PRS.0000000000003181
料金
内容 | 通常価格 | モニター価格 |
小陰唇縮小(片側) | 192,500円 | 115,500円 |
小陰唇縮小(両側) | 275,000円 | 165,000円 |
リスク・副作用:出血、内出血、腫れ、痛み、傷跡、違和感、左右差、感染、傷の離開等
内容:肥大した部分を切除、縫合することで、大きさや形、左右差を改善させる手術です。
ご予約や当院ホームページからLINE予約 / WEB予約 が可能です
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