こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
今回は、多くの方が気にされている「目の下のクマ・シワ治療」、特に50代以上の方や、若年層でも目元の皮膚にシワが出やすい方の治療戦略について、詳しく解説していきたいと思います。
クマやシワの治療法は多岐にわたりますが、目の下の皮膚が弱くなっていたり、元々シワが多い方が安易に脂肪だけを取る「脱脂単体」を行うと、かえってシワが目立ってしまうことがあります。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせて最適な治療法を、当院統括医師の吉井健吾医師がご提案いたします。
【50代以上・シワが出やすい方のクマ治療戦略】
第一選択:安定感のある「表ハムラ法」
当院で第一選択として推奨しているのが「表ハムラ法」です。
- 治療内容:まつ毛の生え際を切開し、皮膚を引き上げながら、目の下の脂肪を目のくぼんでいる部分に移動させて固定します。これにより、目の下を滑らかにし、シワも同時に改善することを目指します。
- なぜ第一選択なのか:50代以上の方や中高年層では、脂肪注入の定着率に個人差が出やすく、不安定になる傾向があります。その点、元々ある目の下の脂肪を移動させる表ハムラ法は、より安定した結果が得られるという判断から、第一選択となります。
- 懸念点:切開を伴う手術のため、「ダウンタイムが心配」「一時的にたれ目になる可能性(外反)はないか」といったご不安を持つ方もいらっしゃいます。しかし、たれ目になってもほとんどの場合1〜3ヶ月で元に戻ります。
切開に抵抗がある場合の選択肢:ワンクッション置いた「裏ハムラ法」または「クマ取り+脂肪注入」
「やはり切る手術には抵抗がある」「仕事などでダウンタイムが取りづらい」という方には、皮膚を切らないクマ治療をご提案しています。これらは表ハムラ法に次ぐ、第二・第三の選択肢となります。
- 「裏ハムラ法」
- 治療内容:目の裏側(結膜)からアプローチし、皮膚を切らずに目の下の脂肪をくぼみに移動させて固定する方法です。
- 効果:脱脂単体に比べると、目の下はより滑らかになり、シワの程度も少なくなります。ただし、元の状態よりはわずかにシワができる可能性はあります。
- 適用範囲:目の下のくぼみまでしかカバーできないため、ほっぺたの方にまでくぼみがある場合には不向きです。
- 「クマ取り+脂肪注入」
- 治療内容:目の下の脂肪を取り除き、その後、脂肪を注入して目の下を膨らませる方法です。
- 効果:脱脂単体に比べて脂肪を注入することで、ふっくらと滑らかな状態になり、シワが改善されます。こちらも元の状態よりはわずかにシワができる可能性はあります。
- 適用範囲:ほっぺたの前面にまでくぼみがある場合や、クマがより目立っている方には、広い範囲に注入できる脂肪注入が適しています。
これらの切らない治療法は、元の状態に比べると若干シワができる可能性はありますが、患者様が納得できる程度のシワであれば、一旦治療を終了とすることも可能です。
最後の選択肢:「脱脂単体」(脂肪除去のみ)
50代以上の方やシワが目立つ方にとって、「脱脂単体」は最も最後の選択肢となります。
- なぜ最終手段なのか:脂肪だけを取ると、その部分がへこみ、余った皮膚が多くなるため、最もシワができやすくなります。
- 適用されるケース:予算やダウンタイムを最優先したいという強いご要望がある場合に、患者様の希望に沿って「試しにやってみる」という形で検討することがあります。
- 結果:肌にハリがある方など、状態によってはシワが目立たないケースもありますが、多くの場合、目立つシワができる可能性があります。これは「ギャンブル的な要素が多い」と表現されることもあります。
- その後の対応:もし脱脂単体後にへこみやシワが気になった場合は、追加で脂肪注入や皮膚切除を検討することになります。
長期的な視点と追加治療
切らない治療法を選ばれた場合でも、5年、10年、15年と時が経つにつれて、加齢とともに目の下の皮膚が伸び、再びシワが増えてくることがあります。 その際、「どうしてもシワが気になる」という場合は、「下眼瞼の余剰皮膚切除術」(余った皮膚を取り除く手術)を検討することができます。これは、患者様が気になったタイミングで、改めて医師と相談して進めることが可能です。
まとめ
目の下のクマやシワの治療は、年齢や肌の状態、そして患者様の希望によって最適な選択肢が異なります。
- 最も安定した結果を求めるなら:表ハムラ法。
- 切開に抵抗があるなら:裏ハムラ法またはクマ取り+脂肪注入。ほっぺたのくぼみも気になる場合は脂肪注入が有効です。
- 予算・ダウンタイム最優先でシワのリスクを許容できるなら:脱脂単体(ただし、その後の追加治療の可能性も考慮)。
どの方法もメリット・デメリットがありますので、まずはご自身の状態や希望を医師にしっかり伝え、最適な治療戦略を一緒に考えていきましょう。
くまとりについて、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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日付: 2025年8月30日 カテゴリ:形成外科手術