こんにちは、お茶の水美容形成クリニックの朴華永です。
婦人科形成、特に小陰唇縮小術は、近年注目を集めている美容医療の一つです。しかし、「理想的な外陰部」とは一体どのような状態を指すのでしょうか?実は、その定義や好みは時代や文化、さらには世代によって大きく変化しています。今回は、婦人科形成の歴史と、移り変わる外性器の美意識について深掘りしていきます。
小陰唇縮小術とは?その歴史と進化
婦人科美容形成術は、女性の外陰部をより美しく、また機能的な状態に改善することを目的とした分野です。中でも特に人気が高いのが、小陰唇縮小術です。これは、いわゆる「ビラビラ」と呼ばれる小陰唇を小さくすることで、見た目を整えたり、洋服着用時の挟まりや痛みといった不快な症状を解消するための手術です。
「小陰唇肥大」という概念は非常に古く、1600年代の文献にも、この症状で悩む女性の記述が見られるほどです。しかし、実際に小陰唇を小さくするための手術が文献的に報告され始めたのは、1970年代からとされています。
「小陰唇肥大」の定義の変遷
興味深いことに、「小陰唇肥大」と定義される具体的な大きさには、明確な国際的な基準がありません。国や時代によってその定義は大きく変化してきました。
1976年の報告:
小陰唇が5cm以上で「肥大」と定義。
2000年の文献:
4cmに変化。
2006年の文献:
3cmに変化。
このように、時代とともに「肥大」とみなされる基準が小さくなっていきました。最近では、2cm程度でも見た目の問題や、衣服着用時の挟まり、性交時の不快感から、治療の対象とすることが多くなっています。
国際的な婦人科形成の盛り上がり
婦人科美容形成外科の分野は、国際的にここ5~6年で非常に盛り上がりを見せており、症例数も増加しています。特に2000年代以降に注目が高まり、2000年から2010年の間に手術を受ける患者数が、オーストラリアで2.5倍、イギリスで5倍近く増加したという報告もあります。
この分野の発展に伴い、国際的な学会も活発になり、婦人科形成に特化した国際学会が立ち上げられるようになりました。トルコで開催された学会では、イスラム圏の医師たちがこの分野に熱心に取り組んでいることに驚きの声が上がったほどです。実際に、アラブ圏では婦人科美容を行う女性医師が日本よりも多く、進んでいる状況が見受けられます。
外性器の「理想」は人それぞれ、そして変化する
では、具体的にどのような外性器が好まれる傾向にあるのでしょうか?これは国や文化、さらには世代によって大きく異なります。
オーストラリアの若い男性の好み
2016年にオーストラリアで行われた研究では、若いヨーロッパ系の男性(回答者の80%が18~24歳)248人を対象にアンケートが実施されました。その結果、以下の傾向が見られました。
45%の人が、女性器に毛がない方が良いと回答。
約半数の人が、女性器の見た目があまり好みではないと回答。
14%の男性が、女性器が好みではないため手術を勧めると回答。
この調査からは、オーストラリアに住む若いヨーロッパ系の男性は、毛がなく、見た目が整っている女性器を好む傾向にあることが伺えます。
日本の男性の世代別好み
一方、日本人男性の好みについては、統計的なデータが少ないため、非公式な調査結果が参考になります。
20代の男性:
毛がなく、小さく色も薄くすっきりとした状態を好む傾向が非常に強いです。
30代・40代の男性:
この世代では、大きく毛深いものを好む人と、小さくすっきりしたものを好む人が両方いるような印象があり、好みが分かれるようです。
50代以上の男性:
意外にも、大きく毛深い女性器を好むという意見が多数あります。
これらの傾向から、女性器の好みは、国や文化だけでなく、世代によっても大きな違いがあることがわかって面白いですね。しかし、全体的な傾向としては、最近になるほど小さく、すっきりとしていて、毛がない状態が好まれる傾向にあると言えるでしょう。
まとめ
婦人科美容形成術、特に小陰唇縮小術の対象となる「小陰唇肥大」の定義は、時代とともに縮小傾向にあり、国際的にもこの分野への関心が高まっています。外性器の理想的な形や好みは、国や文化、そして世代によって様々ですが、現代においては小さく、すっきりとした状態が好まれる傾向にあります。
女性のデリケートな悩みは人それぞれです。もし小陰唇の大きさや見た目、機能性についてお悩みでしたら、お気軽に専門医にご相談ください。
料金
内容 | 通常価格 | モニター価格 |
小陰唇縮小(片側) | 192,500円 | 115,500円 |
小陰唇縮小(両側) | 275,000円 | 165,000円 |
リスク・副作用:出血、内出血、腫れ、痛み、傷跡、違和感、左右差、感染、傷の離開等
内容:肥大した部分を切除、縫合することで、大きさや形、左右差を改善させる手術です。
ご予約や当院ホームページからLINE予約 / WEB予約 が可能です
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