こんにちは、お茶の水美容形成クリニックの朴華永です。
今回は小陰唇縮小術におけるV字カットが最適ではないケースについて、解説していきたいと思います。
小陰唇のV字カットとは?
小陰唇縮小術には主に「V字カット(Wedge法)」と「トリム法(Linear法)」という2つの方法があります。V字カット(Wedge法) は、小陰唇の中央部分をV字型に切り取り、その両端を縫い合わせる方法です。
V字カットには次のようなメリットがあると言われています。
自然な仕上がり
小陰唇の縁をそのまま残すため、もともとの自然な形や色合いが保たれます。これにより、手術したことが分かりにくい、より自然な見た目になるとされています。
傷跡が目立ちにくい
傷跡はV字に切り取った部分の縫合線だけになり、比較的目立ちにくいとされています。
神経を温存しやすい
小陰唇の縁の神経を温存しやすいため、感度の低下リスクが少ないとされています。
V字カットが向かないケースとは?
V字カットが必ずしも最適ではないのは、主に小陰唇の厚みや硬さに関わってきます。
薄い小陰唇の場合
柔らかい小陰唇の場合
これらのケースで、どの症例でも同じようにV字カットをしてしまうと、
手術がうまくいかない可能性があります。
具体的には、V字カットをすることで、先端がふにゃふにゃになってしまい、
傷跡が内反(内側にめくれ込んでしまう)する可能性があるのです。
このような状態では、せっかくの手術後も美しい仕上がりにはなりません。
成功の鍵は「角度」と「繊細なテクニック」
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
それは、切開する際に角度を考慮して切るという繊細な技術が必要になるということです。小陰唇が薄い、あるいは柔らかい場合には、先端が厚みを失わないように切ったり縫ったりする工夫が求められます。
このような「ちょっとしたテクニック」が、手術の成功に大きく貢献するのです。当院では、患者様一人ひとりの小陰唇の状態を見極め、最も適した方法で、薄くならないように切開・縫合を行っています。
手術の本当のゴールとは?
小陰唇縮小術は、ただ小さくなれば良いという単純な問題ではありません。私たちが目指す手術後の理想は以下の通りです。
- 手術後もきれいな小陰唇であること。
- いつまでも傷跡が残らず、手術したことを思い出させない仕上がり。
- そして何よりも、数ヶ月経った後にお客様が「手術したことを忘れていました!」と仰っていただけることです。
これが、私たちが最も嬉しく感じる瞬間です。
まとめ
今回のブログでは、小陰唇縮小術におけるV字カットの「コツ」について解説しました。手術方法は患者様の状態に合わせて柔軟に変える必要があり、繊細な技術と経験が美しい仕上がりを左右します。
小陰唇の形や大きさにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。
料金
内容 | 通常価格 | モニター価格 |
小陰唇縮小(片側) | 192,500円 | 115,500円 |
小陰唇縮小(両側) | 275,000円 | 165,000円 |
リスク・副作用:出血、内出血、腫れ、痛み、傷跡、違和感、左右差、感染、傷の離開等
内容:肥大した部分を切除、縫合することで、大きさや形、左右差を改善させる手術です。
ご予約や当院ホームページからLINE予約 / WEB予約 が可能です
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