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包茎手術に抜糸は必要?「溶ける糸」でも抜糸を推奨する医学的な理由
「手術が終わったら、もう通院しなくていいんですよね?」
「溶ける糸を使うなら、抜糸の手間がなくて楽だと聞きました」
包茎手術を検討されている方から、このようなお声をよくいただきます。確かに「通院不要」は魅力的に聞こえるかもしれませんが、仕上がりの美しさにこだわる場合、実は大きな落とし穴があります。
今回は、泌尿器科専門医・外科医の視点から、術後の「抜糸」の重要性について解説します。
1. 「溶ける糸」のメリットと放置するデメリット
現在、多くの包茎手術では「溶ける糸(吸収糸)」が使用されています。この糸は時間が経てば自然に抜け落ちたり、体内に吸収されたりする便利なものです。しかし、ここに注意点があります。
糸が長期間残り続けることによるリスク
- 「ゲジゲジした傷跡」の原因:皮膚が糸に沿って治ろうとするため、縫い目の跡が点々と残る(ムカデの足のような跡)ことがあります。
- 感染リスク:異物が長期間皮膚に留まることで、炎症や感染を引き起こす可能性が高まります。
顔などの美容整形において術後の抜糸を行うのは当然のことですが、これは男性器においても全く同じことが言えます。
2. なぜ「術後2週間の抜糸」を推奨するのか
傷口そのものは、術後おおよそ2週間程度でしっかりとくっつきます。当院がこのタイミングでの抜糸を勧める理由は明確です。
- 圧倒的に綺麗な仕上がり:傷が塞がった絶好のタイミングで不要な糸を取り除くことで、糸の跡(ゲジゲジ)を防ぎ、フラットで自然な見た目になります。
- 早期の違和感解消:糸がなくなることで、チクチクとした刺激や突っ張り感が早く治まります。
3. 当院が「通院不要」を安易に謳わない理由
多くのクリニックが「抜糸不要」「通院1回で完了」と宣伝するのは、患者様の負担軽減という側面もありますが、再診の手間を省きたいという事情も少なくありません。
当院では、「手術をして終わりではなく、術後のフォローアップまでが医療の大切なパートである」と考えています。傷が綺麗に治っているか、感染は起きていないかなど、丁寧に診察させていただくことで、生涯にわたって安心していただける「かかりつけ医」を目指しています。
※どうしても通院が難しい、抜糸が怖いという方に強制することはありません。その場合も溶ける糸の性質上、完治は可能ですのでご安心ください。
Q&A:抜糸に関するよくあるご質問
Q. 抜糸の処置は痛いですか?
A. 糸をピンセットで持ち上げて細いハサミで切るだけですので、強い痛みはありません。一瞬チクっとする程度で、数分で終了します。
Q. 遠方で抜糸に通えない場合はどうなりますか?
A. 溶ける糸を使用しておりますので、抜糸に来られない場合でも、数週間〜1ヶ月程度で糸は自然に脱落します。機能的には問題なく完治しますのでご安心ください。
Q. 抜糸をした直後から入浴や運動はできますか?
A. 抜糸後、糸が通っていた小さな穴が塞がるまで(半日〜1日程度)はシャワー浴を推奨しますが、翌日からは通常通りの入浴や運動が可能です。
最後に:一生モノの仕上がりのために
「少しでも傷跡を目立たなくしたい」「綺麗なペニスを手に入れたい」というご希望がある場合は、ぜひ術後の抜糸も視野に入れて治療計画を立てることをおすすめします。 手術に関する不安や疑問があれば、カウンセリングの際にどんなことでもお気軽にご質問ください。
ご予約は当院ホームページから LINE予約 / WEB予約 が可能です
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お茶の水美容形成クリニック
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