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目の下のクマ治療、本当にあなたに合うのは?「中立的」な真実

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

目の下のクマは、年齢や性別を問わず多くの方が抱えるお悩みです。「疲れて見える」「老けて見える」といった印象を与えてしまうため、改善を望む声は後を絶ちません。しかし、美容医療の世界には様々な治療法があり、どの情報が正しいのか、自分には何が最適なのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、世間で話題のクマ治療について中立的かつ多角的な視点で解説します。本当にあなたに合った治療法を見つけるためのヒントをお届けします。あらゆる可能性を考慮した専門医の見解は、きっとあなたの疑問を解消してくれるはずです。

「切らないクマ治療」の真実とは?注意すべき治療法も

広告でよく見かける「切らないクマ治療」という言葉。これにはいくつかの意味合いがありますが、多くの場合、経結膜脱脂術を指していると考えられます。これは、目の裏側(結膜側)からアプローチし、皮膚を切開せずに目の下の膨らみの原因となる眼窩脂肪を除去する手術です。この治療法は効果があります。特に、目の下のくぼみが少なく、単純に膨らみがある若い方には非常に有効な選択肢となります。

一方で、「切らないクマ治療」と称して行われる脂肪溶解注射には、強く警鐘を鳴らしています。脂肪溶解注射は「全く効果がない」どころか、脂肪と周囲組織が癒着を起こし、その後の本格的な手術を困難にする可能性さえあるため、避けるべきだと考えます。

ハムラ法と脱脂+脂肪注入、あなたに最適なのは?

目の下のクマ治療の代表的な手術法として、「ハムラ法(特に裏ハムラ法)」と「脱脂+脂肪注入」が挙げられます。これらの違いと使い分けについて、以下のように説明します。

  • 【ハムラ法(裏ハムラ法)】:目の下の膨らみの原因である眼窩脂肪を、目の下のくぼみに移動させて固定する手術です。経結膜脱脂術に比べて少し滑らかに改善できる点で「クマ取り(脱脂)の上位互換」になり得るとする見解があります。しかし、目のすぐ下のくぼみに脂肪を移動させるため、ゴルゴラインなど頬の広範囲のくぼみや色味の改善までは難しいとされています。また、脂肪を薄く広げる範囲に脂肪注入を行うと、脂肪の定着率が悪くなったりムラが出たりするリスクがあるため、裏ハムラとリッチ脂肪注入を併用するケースはあまり多くないようです。
  • 【脱脂+脂肪注入】:目の下の膨らみを脱脂で取り除いた後、自身の脂肪を採取して目の下のくぼみや頬のへこみに注入する治療法です。この方法の最大の利点は、目の下のくぼみだけでなく、ゴルゴラインまで広がる頬のへこみや、クマの色味まで改善できる点にあります。そのため、ハムラ法が脱脂+脂肪注入の「上位互換」とは言えず、全く別の治療法であるという見解が示されています。どちらの治療法を選ぶかは、患者様のクマの状態(へこみの範囲、色味の有無など)に応じて使い分けるべきだと強調されています。

一部のクリニックが特定の治療法ばかりを推奨する背景には、そのクリニックの効率性や、特定の技術のノウハウの偏りがある可能性も指摘されています。

クマ治療後の「へこみ」や「色クマ」への対処法

もしクマ取り手術後にへこみができてしまった場合、脂肪注入で埋めるのが良いと提案されています。目元への脂肪注入は、しこりになるリスクもあるため高度なテクニックが必要ですが、経験豊富な医師にとっては十分対応可能だとされています。ただし、クマ取りでへこみがある状態は脂肪がない状態であるため、裏ハムラ法では解決できないことも理解しておく必要があります。

また、摩擦による色素沈着で生じる茶クマについても、改善は難しいとされることが多いですが、脂肪注入で皮膚のすぐ下に浅く薄く脂肪を入れることで、色味が改善するケースがあります。これにより、メイクで隠す頻度が減り、摩擦が減ることで自然治癒に繋がることも期待できるとのことです。改善が見られない場合は、レチノールやハイドロキノンなどの外用薬を検討することも選択肢の一つです。

「ハムラ法は100%再発する」は本当?

一部のクリニックでは「ハムラ法は100%再発する」といった極端な表現で広告を行っていますが、これを広告戦略の一環だと見ています。何十年という長いスパンで見れば再発する可能性はあるものの、客観的なデータが存在しないため、どの治療法が再発しやすいか、しにくいかを断定することはできないのが現状です。そのため、どの治療法であっても再発リスクは説明され、長期的に見て気になる部分が出てきたらその都度、ケースバイケースで対応していくのが現実的だと話されています。

PRP療法は目の下のクマに効果的?専門医の見解

PRP(多血小板血漿)は、小ジワ対策やハリ感の改善を目的として目の下の治療に推奨されることもありますが、不確実性が高いと指摘します。 特に、目の下の治療法の中では価格が高い割に効果の不確実性が高いという点が挙げられます。また、どこまで膨らむか予測しにくいという難点もあります。

PRPにFGF(成長因子)を加えて使用するケースもありますが、目元へのFGF使用には否定的なスタンスを取っており、行っていないとのことです。FGFを入れないPRP単独での治療の場合、効果の実感の側面ではさらに不確実性が高まると考えられています。

PRPは抗炎症効果を謳い、ハリ感や小ジワの改善に寄与するとされますが、リジュランやスネコスといった他の治療法と大きく変わらない可能性もあり、採血を伴う分、患者様への負担も大きいと指摘されています。裏ハムラ法と組み合わせて窪み対策としてPRPを推奨するクリニックもありますが、不確実性の高いPRPを組み合わせるよりも、クマ取りと脂肪注入の方が良いのではないかと疑問が呈されています。

20代でもクマはできる?涙袋は消える?よくある疑問

「目の下の脂肪は加齢で出てくるものと聞いたのに、20代で膨らみがあるのはおかしい?」そういった方はたくさんいますし、おかしいことではありません。若ければ若いほど、クマ取りだけでもスッキリと改善しやすい傾向にあるとのことです。

また、「ハムラ法を行うと涙袋が消失する」という懸念もよく聞かれますが、裏ハムラ法や経結膜脱脂術、脂肪注入といった治療法では、涙袋がなくなることはありません。むしろ、目の下の膨らみがなくなることで涙袋が強調されて大きく見える場合も多いとされています。涙袋自体は、あらゆるクマ治療において通常触らない筋肉であるため、形が変わる心配はないとのことです。ただし、表ハムラや余剰皮膚切除など、皮膚を切開するタイプの古い術式では、涙袋が小さくなったり、なくなったりする可能性もあるため注意が必要です。

目の下のちりめんジワに効果的な治療

目の下のちりめんジワには、その程度によって様々な治療法が考えられます。

  • ・重度のたるみ:本当に皮膚のたるみが強い場合は、表ハムラ法や、脱脂に加えて皮膚切除を行う手術が適応となることがあります。
  • ・軽度から中程度のちりめんジワ:30代から40代前半くらいまでのちりめんジワであれば、手術以外にも選択肢があります。リジュランスネコスといった注射による治療、ハイフシャワーポテンツァピコレーザーのフラクショナルといったレーザー治療などが効果的です。これらの治療は、肌質の改善の一環として月に1回程度のペースで継続して行うことが推奨されています。

まとめ:あなたに最適な治療法を見つけるために

目の下のクマ治療には、実に多様な方法があります。「どの治療法にも一長一短があり、患者様一人ひとりの目の下の状態、年齢、希望、ダウンタイムの許容度などに応じて、最適な治療法は異なる」ということです。

特定の治療法を強く「推す」クリニックの話だけでなく、今回ご紹介したような中立的な専門医の見解も参考にしながら、ご自身のクマの状態を正確に把握し、メリット・デメリットを十分に理解した上で、信頼できる医師と相談して最適な治療法を選択することが、理想の目元を手に入れるための鍵となるでしょう。


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日付: 2025年9月10日  カテゴリ:形成外科手術

【徹底解説】目の下のクマ取り(経結膜脱脂術)で疲れた印象にサヨナラ!症例とダウンタイムもご紹介

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

「最近、疲れている?」 「寝不足ですか?」

そんな言葉をかけられることはありませんか?その原因は、もしかしたら目の下のクマかもしれません。目の下に影ができると、実年齢よりも老けて見えたり、疲れた印象を与えたりすることが少なくありません。

今回は、シンプルながらも高い満足度を誇る「クマ取り術(経結膜脱脂術)」について、その原因から手術方法、そして実際の症例写真とともに詳しく解説していきます。当院では、クマ取り術だけでなく、脂肪注入や裏ハムラ法など、6種類すべてのクマ治療に対応していますが、やはりクマ取り術はコストも抑えられ、手術時間も20〜30分と短いため、ニーズが高い施術です。

目の下のクマに悩む多くの方が、明るく若々しい目元を取り戻すヒントが見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

1. 目の下のクマ、その正体とは?〜疲れ顔の原因を徹底解明〜

目の下のクマと一口に言っても、実はいくつかの種類があります。主なものとしては、「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」の3種類が挙げられます。

  • ・茶クマ: 色素沈着が主な原因です。
  • ・青クマ: 皮膚のすぐ下にある「眼輪筋」という筋肉が透けて見え、青っぽく見えるものです。
  • ・黒クマ: そして今回メインでご紹介する「黒クマ」は、目のすぐ下の脂肪が中途半端に出っ張り、その下側が凹むことでできる影が原因です。

この黒クマの状態では、涙袋が出っ張り、そのすぐ下の脂肪が出ている部分は光が当たって肌色に見え、さらにその下が凹んで影になることで「色ムラ」が生じます。この色ムラが「老けて見える」「疲れて見える」といった印象に直結するのです。特に、目のすぐ下が凹んでいる場合は、より影が強調されやすい傾向にあります。多くの方が、この出っ張った部分を取り除き、凹みを改善したいと望んでいます。

2. シンプルなのに効果絶大!経結膜脱脂術の秘密

「クマ取り術」は、具体的にどのような手術なのでしょうか。その特徴と、なぜシンプルながら効果が高いのかを説明します。

経結膜脱脂術は、基本的に目の裏側、つまり粘膜のところを切開するため、顔の表側に一切傷がつきません。これは多くの方が心配される「傷跡」の問題を解消できる大きなメリットです。

手術では、皮膚のすぐ下にある眼輪筋には触れず、さらに奥にある脂肪を取り除きます。シンプルに、脂肪のせいで出っ張っていた部分が凹むという手術です。

この手術が、涙袋に与える影響についてもよく質問されますが、涙袋の形は物理的には一切変わりません。涙袋は眼輪筋の力こぶのようなものであり、眼輪筋をいじらないためです。しかし、クマ取り術によって涙袋のすぐ下部分が均一に凹むため、結果的に涙袋が「少し大きく見える」と感じる方が多いです。目元全体がすっきりすることで、涙袋がより際立つようになるのです。

また、青クマの原因である「筋肉が透けて見える」状態も、筋肉をいじらないため、この施術単体では変わりません。もし青クマも改善したい、あるいは目元の凹みが元々強い場合は、脂肪注入などの施術を組み合わせることで、より理想的な目元に近づけることが可能です。

手術時間は約20〜30分と短く、身体への負担も少ないのが特徴です。

3. 驚きのビフォーアフター!当院の症例写真で見るクマ取り効果

それでは、実際に当院でクマ取り術を受けられた方々の症例を見ていきましょう。様々な年齢層や状態の方々が、クマ取り術だけでどれだけ印象を変えられたか、その変化に驚かれるかもしれません。

症例1:20代前半女性 – シンプルなクマもすっきり

最初の症例は、20代前半の女性です。この方は、涙袋の下の凹みがそれほど強くなく、眼窩脂肪の突出がシンプルなタイプでした。術後1週間では、まだ薄い色味がありますが、すでに形がはっきりしているのがわかります。1ヶ月後には、涙袋が少し目立つようになり、そのすぐ下が均一に影になることで、非常にすっきりとした目元になりました。元々凹みが強すぎなかったため、クマ取り術だけで非常に綺麗に決まった典型的なケースです。

症例2:20代前半女性 – 膨らみが大きめでも自然な仕上がり

二人目の20代前半女性の症例です。この方は、やや目元の凹みが強く、膨らみも大きめだったので、術前に少し懸念もありました。しかし、術後には凹みも目立つことなく、膨らみが大きかった分、涙袋が連なるように自然な膨らみが出ました。涙袋からすぐ下の部分が均一に凹んで影になり、すっきりとした印象に。目元の凹みが少し残るものの、ご本人も高い満足度を得られ、許容範囲内と判断されました。気になる場合は脂肪注入やヒアルロン酸などの注入剤の適用も検討できます。

症例3:30代前後女性 – 埋もれた涙袋もくっきりと

30代前後の女性の症例です。この方は、目元の凹みが少なく、眼窩脂肪の出っ張りがかなり強かったため、涙袋が埋もれてしまうほどでした。しっかりと脂肪を取り除いた結果、術後1週間では薄い黄色味がある程度で、外出してもほとんどわからないレベルでした。1ヶ月後には、涙袋がはっきりと目立つようになり、青クマもなく、元々凹みも少なかったため、クマ取り術だけで「めちゃくちゃ綺麗に決まった」と評価されるほどの結果に。こうしたタイプの方にこそ、クマ取り術は最も効果を発揮すると言えるでしょう。

症例4:男性の症例 – 男性も目元をすっきりと

クマ取り術は女性だけのものではありません。この症例は男性の方です。涙袋から少し凹んで影があり、その下の眼窩脂肪が出ている部分が中途半端に光に当たって肌色に、さらにその下が影になって黒くなっている状態でした。涙袋が埋もれるほどではないものの、中等度のクマがありましたが、術後には涙袋がくっきりとし、目元の輪郭もすっきりとしました。ダウンタイムもほとんどなく、男性でもこのようにスッキリと決まることを示しています。

症例5:30代女性 – 凹みが浅いと満足度も高い

30代女性の症例です。この方は涙袋の下に脂肪があり、目元の凹みがほとんどないタイプでした。このような「座り込みが浅い」タイプの方は、クマ取り術で非常に綺麗に決まりやすいです。ダウンタイムも少なく、術後には涙袋がきっちりと出て、その下が適度に影になることで、エキゾチックな印象に。ご本人も非常に高い満足度を得られました。

症例6:40代女性 – 年齢を重ねてもクマ取り術で若々しく

「若い人ばかりじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、40代の方にもクマ取り術は有効です。この40代女性の症例では、皮膚のたるみがそれほど強くなく、眼窩脂肪がかなり出ている一方で、凹みはあまりない状態でした。クマ取り術のみを行った結果、涙袋が目立ち、全体的に良い感じに決まりました。特に横から見ると、術前の膨らみが解消され、改善がより顕著に見て取れます。シワも懸念されましたが、肌のハリがあれば、わずかなちりめんジワが出るか出ないか程度で済むことも。この方もクマ取り術だけで非常に高い満足度を得られました。

どの症例も、術後1週間では薄い黄色味や色味が残るものの、外出してもほとんど目立たないレベルであり、1ヶ月後にはしっかりと落ち着き、目元が大きく改善していることがわかります。

4. あなたに最適なクマ治療を〜当院の豊富な選択肢〜

今回ご紹介した「クマ取り術(経結膜脱脂術)」は、シンプルながら非常に効果の高い施術ですが、当院では患者様一人ひとりの目元の状態やニーズに合わせて、様々な治療法をご提案しています。

  • 【クマ取り(経結膜脱脂術)】:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。
    料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
  • 【クマ取り+脂肪注入】:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。大腿内側または腹部から脂肪を採取し、目の下/ゴルゴラインに注入しハリを出しシワの改善を行います。
    料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
  • 【表ハムラ】:睫毛下を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させて、凹みのある個所に固定し直します。シワの原因となっている余剰皮膚も切除することで、シワの改善にも効果が期待できます。
    料金:506,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
  • 【裏ハムラ】:睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させ、凹みのある個所に固定し直します。
    料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

これらの豊富な選択肢の中から、医師が丁寧にカウンセリングを行い、患者様にとって最適な治療計画を立てていきます。

まとめ:クマ取りで自信と輝きに満ちた目元へ

目の下のクマは、私たちを老けて見せたり、疲れた印象を与えたりする大きな要因となります。しかし、適切な治療を受けることで、その悩みから解放され、若々しく明るい目元を取り戻すことが可能です。

もし目の下のクマにお悩みでしたら、ぜひ一度、当院にご相談ください。あなたの目元の状態をしっかりと診断し、最適な治療法をご提案させていただきます。

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日付: 2025年9月10日  カテゴリ:形成外科手術

目の下のクマ、どうする?「裏ハムラ」のすべて:メリット・デメリットと最適な選択肢

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

目の下のクマは、お顔の印象を大きく左右するお悩みの一つです。「クマ取り」という言葉を耳にされたことがある方も多いと思いますが、その中でも「裏ハムラ」という術式についてご存知でしょうか?裏ハムラは、時に慎重な検討が必要とされる手術ですが、特定の条件下では非常に有効な選択肢となります。今回は、裏ハムラの利点や弱点、そしてどのような方におすすめできるのかを詳しく解説します。

クマ取り(脱脂術)と裏ハムラ、根本的な違いとは?

まず、目の下のクマを改善する代表的な手術である「脱脂術(クマ取り)」と「裏ハムラ」の違いから見ていきましょう。

どちらの術式も、眼窩隔膜を切開し、不要な脂肪にアプローチするという点では共通しています。しかし、その後のアプローチが大きく異なります。

  • 【クマ取り(脱脂術)】:主に眼窩脂肪を「取る」ことで、目の下の膨らみを解消します。
  • 【裏ハムラ】:クマ取りほど多くの脂肪を取るのではなく、脂肪を「移動させる」ことが特徴です。具体的には、骨のヘリやその周辺の溝に脂肪を再配置し、眼窩隔膜と骨膜でサンドイッチ状に固定します。このコンセプトは、「クマ取りほど凹まず、滑らかに凹ませる」という点にあります。

さらに、裏ハムラでは、脂肪を膜ごと固定するため、理論上はクマ取りよりも再発しにくいと言われています。ただし、実際の癒着や瘢痕の程度を見ると、現場では再発しやすさやしにくさについて一概には言えないという意見もあります。

裏ハムラの利点:へこみすぎない自然な仕上がり

裏ハムラの最大の利点は、「へこみすぎない」という点にあります。

  • ・滑らかな仕上がり:脂肪を再配置することで、目の下の膨らみだけでなく、その下の凹み(溝)も同時に改善し、全体的に自然で滑らかな目元に仕上げることができます。クマ取りで脂肪を取りすぎると、目の下が不自然にへこんでしまうリスクがありますが、裏ハムラではそれを避けることが期待できます。
  • ・形状を大きく変えずに改善:目の下の形を大きく変えたくはないけれど、出っ張りを改善したいという方におすすめできます。特に、脂肪の出っ張りや溝が軽度から中等度の方に推奨されることがあります。

裏ハムラの弱点とリスク:手術の複雑さがもたらす課題

裏ハムラは緻密な手技を要するため、いくつかの弱点やリスクが存在します。

  • ■工程数の多さ:クマ取りが単純に脂肪を「取る」のに対し、裏ハムラは奥を剥離し、糸をかけ、固定するという多くの工程を伴います。手術の手数が多いほど、何らかの偶発的なことが起こる可能性が高くなると考えられます。
  • ■偶発的なリスク
    • ・外眼筋の損傷:非常に稀なケースですが、眼球を動かす筋肉(外眼筋)を誤って切断してしまい、物が非常に見えづらくなる(複視)といったリスクが報告されています。
    • ・CPF(眼窩隔膜の一部)の過剰な牽引:眼窩隔膜の奥深くまでつながる筋肉と腱板の間の膜であるCPFを過剰に引っ張ってしまうと、目の動きが制限される可能性があります。これはクマ取りでは通常起こらないようなリスクとされています。
    • ・内出血が出やすい:クマ取りと比較して、裏ハムラは術後の内出血が出やすい傾向があります。完全に引くまでに時間がかかる場合もあり、特に術後1週間では頬の前面にまで及ぶこともあります。
  • ■医師の技術差:工程が多く、より繊細な技術が求められるため、執刀医の技量によって結果やリスク発生率に差が出やすい手術と言えます。

どのような時に裏ハムラを勧めるのか?

  1. ①脂肪の出っ張りやその下の溝が軽度から中等度の方
    • 少しの出っ張りが気になる場合、クマ取りで控えめに脂肪を取ると、再発しやすい可能性があります。このような場合に裏ハムラを検討することで、凹みすぎを防ぎつつ、再発のリスクを軽減する効果が期待できます。
  2. ②中高年の方で、本来は皮膚切除を伴う表ハムラが適用されるが、皮膚切開を避けたい方
    • ・年齢を重ねると、目の下の皮膚のたるみが気になる方もいらっしゃいます。本来であれば皮膚を切除する「表ハムラ」が適応となるケースでも、ご本人が皮膚切開を避けたいと希望され、かつ比較的皮膚の張りがある方には、まず裏ハムラをご提案することがあります。
    • ・裏ハムラを行うことで、クマ取り後よりもシワの状態が改善される可能性があり、術後に残ったシワが許容範囲内であれば、それ以上の手術は不要となるケースもあります。もし、後からシワが気になるようであれば、改めて皮膚切除術を追加することも可能です。

実際の症例から見る裏ハムラの効果

当院の症例を3例ご紹介します。

  • 症例1(30代女性):目の下の脂肪の出っ張りがありましたが、その下の溝は少ない方でした。裏ハムラを行った結果、術前よりすっきりとし、凹みすぎることなく、出っ張りだけが平らになった自然な仕上がりになりました。
  • 症例2(50代女性):年齢的に表ハムラの適応も考えられましたが、比較的皮膚の張りがあり、ご本人が皮膚切開を希望されなかったため、裏ハムラを選択しました。術後6ヶ月の時点で、ちりめんジワのようなものはあるものの、ご本人は満足されており、皮膚切除は不要という結果になりました。横から見ても、目の下の膨らみがなだらかになっています。
  • 症例3(40代前半女性):脂肪の出っ張りも溝も比較的軽い方で、皮膚のたるみも少ない状態でした。裏ハムラにより脂肪を移動させた結果、術後1週間で腫れも少なく、涙袋のすぐ下はなだらかに凹んだ、すっきりとした目元になりました。

料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

まとめ:最適な選択は個別の診察から

裏ハムラは、目の下のクマを「凹みすぎずに滑らかに改善したい」という方にとって、非常に有効な選択肢となり得ます。特に、脂肪の出っ張りが軽度から中等度の方や、皮膚切開を避けたい中高年の方には良い結果をもたらす可能性があります。

しかし、その一方で、手術の工程が多く、一部のリスクや術後の内出血が出やすいといった弱点も存在します。また、医師の技術力が結果を大きく左右するため、クリニック選びも重要です。

どの手術方法が最適かは、患者様一人ひとりの目の下の状態、年齢、皮膚のたるみ具合、そして「何を優先したいか」というニーズによって大きく異なります。そのため、まずは専門医による詳細な診察を受け、ご自身の状況と希望をしっかりと伝えた上で、最適な手術方法について相談することが何よりも大切です。

目の下のクマでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


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クマ治療をさらに効果的に!若々しい印象を手に入れる組み合わせ治療3選

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます
当院では、クマ治療を希望される方が非常に多くいらっしゃいます。クマ治療は、目元の印象を大きく変え、若々しさを取り戻すための効果的な施術です。しかし、「せっかくダウンタイムを伴う手術を受けるなら、もっと顔全体の印象を良くしたい」「目元だけでなく、トータルで若返りたい」とお考えの方も少なくありません
クマ治療(下まぶたの治療)は、たるみ取りや脂肪注入など、ある程度のダウンタイムを伴う手術です。だからこそ、この機会に他の施術も同時に行うことで、効率的に、そして相乗効果でより満足度の高い結果を得ることができるのです
今回のブログでは、クマ治療と組み合わせて行うと特におすすめな3つの施術について、当院統括医師の吉井健吾医師が詳しくご紹介します。これを読めば、あなたの若返りプランがさらに具体的に見えてくるはずです!

1. 上まぶたの手術:目元全体の調和を整える

下まぶたのクマを解消して目元がすっきりしても、上まぶたにたるみやシワがあると、全体のバランスが悪く見えてしまうことがあります。特に、目元が全体的に晴れやかな印象になるためには、上下のまぶたの調和が非常に重要です

若い方の場合(主に30代まで)

若い方でクマ治療と上まぶたの施術を組み合わせる場合は、埋没法などの二重まぶたの手術を希望されるケースが多いです。下まぶたをすっきりさせるとともに、理想の二重ラインを作ることで、よりパッチリとした目元が実現します。
二重埋没法:上まぶたを切らずに糸で留め、二重ラインを作る手術です。
料金:99,000円~※料金は変更となる可能性がございます。術式によって異なります。
リスク・副作用目が開きづらい、痛み、左右差等

 40代以上の方の場合

40代以上になると、加齢とともに皮膚が伸びて、二重のラインの上に覆いかぶさってしまい、「奥二重のようになってしまった」「昔の二重に戻したい」と悩む方が増えてきます。このような場合、眉下切開などの切開系の手術が選択されることが多くなります。これにより、たるんだ皮膚を切除し、以前のようなはっきりとした二重ラインを取り戻すことが可能です
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眉下切開:眉毛の下で皮膚を切除することにより、上まぶたのたるみを改善する手術です。
料金:275,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、糸の露出、感染、後戻り 等

50代・60代以上の方の場合

さらに年齢を重ねた方で、下まぶたの治療で「ハムラ法」のように皮膚切開を伴う施術を受ける場合、下まぶたのシワがピンと張って減った状態で、上まぶたにシワが多いままだと不自然に見えることがあります。そのため、上まぶたの眉下切開や眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術を同時に行い、上まぶたのシワやたるみも解消することで、目元全体の一体感を高めます
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眼瞼下垂手術(自費診療):上眼瞼の皮膚を切除し下層にある筋肉(挙筋)を前転することにより、上まぶたのたるみ・下垂を改善する手術です。
料金:352,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:乱視、再発、左右差等

上まぶたの手術もダウンタイムを伴うことが多いため、クマ治療と同時に行うことで、一度のダウンタイムで目元全体の悩みをまとめて解決できるという大きなメリットがあります

2. たるみ治療:フェイスラインから首元までトータルケア

クマ治療は広い意味で「目元の下のたるみ治療」とも言えますが、多くの患者様は目元だけでなく、顔全体のたるみも同時に解消したいと考えています。フェイスラインや顎下のたるみは、顔全体の印象を老けさせてしまう大きな要因の一つです。

若い方の場合(主に30代まで)

若い方の場合は、頬や顎下の脂肪吸引でたるみが解消されることが多いです。若い肌は伸び縮みする力が強いため、脂肪を吸引した後も約3ヶ月程度で皮膚が自然と引き締まり、タイトなフェイスラインが期待できます
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お顔の脂肪吸引2部位(頬・顎下)
施術内容:頬/顎下/ジョール/メーラー/バッカルから脂肪吸引を行う手術です。
料金:2部位の場合297,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:左右差、凹凸、拘縮、引きつれ、感染、血管損傷、血管塞栓 等

40代・50代以上の方の場合

40代・50代以上になると、皮膚の伸び縮みが若い頃ほど追いつかなくなり、脂肪吸引だけではたるみが残ったり、かえってシワっぽくなってしまったり、顎下が「鶏のよう」にたるんでしまうことがあります。このような場合は、脂肪吸引だけでなく、さらに効果的なたるみ治療を組み合わせる必要があります。
    ◦ 糸リフトやHIFU(ハイフ)の組み合わせ 比較的、負担の少ない方法として、脂肪吸引に加えて糸リフトやHIFUを組み合わせることで、皮膚の引き締め効果を高めることができます
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・糸リフト:メスを使うことなく、吸収性の糸をこめかみ辺りなどから挿入することで、お顔のたるみ改善・予防、全体的な引き締めが期待できます。
料金:1本33,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血、腫れ、疼痛、ひきつれ、ツッパリ感、感染、左右差、凸凹等
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・ハイフ(ウルトラフォーマー3):超音波の熱を、お肌表面にダメージを与えることなく、狙った組織に集中照射して効果を得る治療です。たるみ治療や浅い層へのアプローチにより肌質改善に効果的です。
料金:18,700円~※料金は変更となる可能性がございます。照射範囲によって異なります。
リスク・副作用:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等

    ◦ 本格的なリフトアップ手術 「もっとしっかりたるみを改善したい」という方には、脂肪吸引と合わせてネックリフトやフェイスリフトが選択肢となります。フェイスリフトは「揉み上げから耳の前、さらに耳の後ろからうなじまで切開する、かなり大掛かりな手術」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。確かに、以前はそのような広範囲な切開が必要な手術が一般的でした
    ◦ 進化する部分的なフェイスリフト しかし、最近では「とっつきにくい」と感じる方のために、部分的なフェイスリフトも人気を集めています
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フェイスリフト:皮膚を切開し、余分な筋膜や皮膚を切除することでお顔のたるみが改善されます。
料金:495,000円~※料金は変更となる可能性がございます。切開範囲によっても異なります。
リスク・副作用:出血、腫れ、感染、傷跡、瘢痕、顔面の知覚鈍麻、たるみの後戻り 等
        ▪ ミニリフト:耳の前だけを切開して引き上げる方法で、眉下切開と同じくらいの範囲の切開なので、体への負担も少なく、気軽に受けやすくなっています
        ▪ ネックリフト:顎下の脂肪吸引と同時に、耳たぶの後ろからうなじのあたり、つまり傷が後ろになるように切開し、首の皮膚だけを引っ張って引き締める方法です。これにより、顎下のたるみがピンと引き締まり、正面から見た時に傷跡が全く見えないというメリットがあります
クマ治療と同時にたるみ治療を行うことで、目元だけでなく、フェイスラインや首元まで、顔全体のたるみを解消し、より一層の若返り効果を実感できます

3. シミ治療:肌の土台を整え、澄んだ印象へ

クマ治療で目元の印象が改善されても、顔の周りにパラパラとシミが残っていると、「なんとなく年を取って見える」という印象を与えてしまうことがあります。そのため、シミ治療はクマ治療と同時に行われる施術の中で、最も多いかもしれません。当院の特色としても、シミ治療で来院される患者様が多く、その中にはクマ治療も希望される方がいらっしゃるため、シミ治療とクマ治療の同時施術は非常にポピュラーです
シミ治療は、単にシミを消すだけでなく、肌のフロア(土台)を全体的に改善し、透明感のある肌を目指すものです

ピコレーザーによるシミ取り

当院では、ピコレーザー、特にピコスポットといった強力なレーザー治療を推奨しています。気になるシミのある箇所に、ピンポイントで強力なレーザーを照射することで、効果的なシミ取りが期待できます
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ピコスポット:シミ・アザ等の色素性病変に対して、部分的にレーザーを照射する治療です。
料金:1shot2,200円~※料金は変更となる可能性がございます。サイズにより料金が異なります。
リスク・副作用:色素沈着、色素脱失、シミの取り残し・再発、炎症、肝斑の増悪、熱傷等

ダウンタイムと同時施術のメリット

強力なレーザーを当てた後は、シミの部分が1週間ほど「かさぶたのよう」な点々になるダウンタイムがあります。クマ治療もダウンタイムを伴う手術であるため、この機会にシミ治療も同時に行えば、一度のダウンタイム期間中に両方の施術を完了させることができます。当院では「ピコスポット打ち放題」のようなメニューもあり、片っ端からシミを強くレーザーで除去する施術を、クマ治療と同じ日に行う方もいらっしゃいます
シミ治療は、一度で全てのシミが完全に消えることは難しい場合もありますが、うまくいくと肌全体がつるんとした、非常にクリアな状態になります。さらにクマ治療を組み合わせることで、目元のシワやたるみが解消され、若々しく、きりっとした印象を手に入れることができるのです

まとめ:賢い選択で、理想の自分へ

今回は、クマ治療と同時に行うことで、より高い相乗効果と満足度が得られる3つの施術についてご紹介しました
1. 上まぶたの手術:目元全体のバランスを整え、上下のまぶたの調和を図る
2. たるみ治療:目元だけでなく、顔全体のフェイスラインや首元を引き締め、トータルな若返りを目指す
3. シミ治療:肌の土台を整え、若々しく澄んだ肌印象へと導く
これらの施術は、それぞれダウンタイムを伴うものも多いですが、クマ治療と同時期に行うことで、一度のダウンタイムで複数の悩みを解消し、効率的に理想の自分に近づくことができます
ご自身の状態や希望に合わせて、どの組み合わせが最適か、まずは当院の経験豊富な医師にご相談いただけますと幸いです。最適なプランニングで、自信に満ちた若々しいあなたに出会いましょう!
外科手術について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/
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日付: 2025年9月9日  カテゴリ:形成外科手術

【注意喚起】裏ハムラ+脂肪注入は99%「ぼったくり」!?高額施術に隠された真実を徹底解説

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

近年、「クマ取り」の施術として「裏ハムラ法」と「脂肪注入」を組み合わせるクリニックが増えていますが、実はこの同時施術が「99%ぼったくり」であると指摘されるケースがあることをご存じでしょうか?

「クマが気になるから、良いとされる施術をすべて受けたい」と考えるのは自然なことですが、中には必要性の低い高額な施術を勧められている可能性もあります。今回は、吉井医師が解説する「裏ハムラ+脂肪注入」の実態と、なぜ同時施術が「ぼったくり」とまで言われるのか、その理由を詳しく紐解いていきましょう。

裏ハムラ、脂肪注入とは?

まず、それぞれの施術について簡単に説明します。

  • 【裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)
  • 目の下のふくらみの原因となっている眼窩脂肪を、へこんでいる部分に移動させることで、目の下のクマやたるみを改善する施術です。余分な脂肪を取り除く「脱脂」とは異なり、脂肪を有効活用するのが特徴です。
  • (料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等)
  • 【脂肪注入】
  • 自身の太ももなどから採取した脂肪を、クマによってへこんで見える部分や、肌のハリを失った部分に注入し、ボリュームアップや肌質改善を図る施術です。
  • (料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害等)                                                                                                                                                                                                                                             この二つを組み合わせることで、目の下のふくらみとへこみを同時に解決し、さらに肌のハリや色味の改善を目指す、というアプローチです。主に以下のような目的で脂肪注入が行われます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                      ①ほっぺたのやつれ(ボリューム不足)の改善:目の下のへこみが頬のやつれと連動して影を深く見せるため、頬にボリュームを出すことで顔全体のバランスを整えます。これは比較的深い層、骨のすぐ上に注入されます。
  1. ②青クマ(色味)の改善:皮膚から眼輪筋(筋肉)が透けて見えることで青っぽく見えるクマに対し、皮膚と筋肉の間に薄く脂肪を挟むことで、色味を目立たなくします。
  2. ③小じわ対策:皮膚のすぐ下に脂肪を注入することで、肌にハリを与え、小じわの改善にもつながります。

特に「ほっぺたのやつれ」への注入は脂肪の定着率が高く(約10入れたら4~5割程度)、一方「色味改善・小じわ対策」として皮膚直下に薄く注入する部分は定着率が低い(約10入れたら2割程度)とされていますが、それでも肌のハリや色合いの改善効果は期待できます。


なぜ、同時に行うことが「ぼったくり」と言われるのか?

それでは、本題です。なぜ「裏ハムラ+脂肪注入」の同時施術が、ほとんどの場合において推奨されない、あるいは「ぼったくり」と言われるのでしょうか。これには複数の理由があります。

1. 法外な高額費用設定

まず、何よりも指摘されるのが費用の高さです。クリニックによっては、この同時施術だけで100万~150万円もの費用を提示するところもあります。クマ取りの施術の中でも最も高額になりがちであり、なかには「クマ取りだけでそんなに取るの!?」と驚くような料金設定のクリニックも存在するようです。

2. 裏ハムラ法のメリットとの矛盾

裏ハムラ法を希望する方の多くは、「脂肪を取りたくない」「余分なものを入れたくない」という考えから、脱脂ではなく裏ハムラを選ぶ傾向にあります。しかし、そこに脂肪注入を組み合わせるとなると、「結局脂肪を入れるなら、裏ハムラの良い点が打ち消されてしまうのでは?」という矛盾が生じます。

3. 脂肪注入の費用対効果の悪さ

同時施術では、脂肪注入の費用対効果が著しく悪くなりがちです。

  • ・注入の正確性の低下:裏ハムラ法では、目の下の脂肪を剥離・移動させるため、脂肪注入のスペースが限られたり、正確な注入が難しくなったりします。特に、脂肪の定着率が良いとされる「ほっぺたのやつれ」への深い層の注入が、裏ハムラの操作によって干渉され、正確性が失われる可能性があります。
  • ・低い定着率の部位への偏り:同時施術の場合、干渉が少ない「色味改善・小じわ対策」のための浅い層への注入に偏りがちですが、この部位は前述の通り脂肪の定着率が低い(約2割)です。せっかく高額な費用を払って脂肪注入を行うのに、定着率が低い部位にしか正確に注入できないのであれば、その投資に見合う効果が得られにくいと言えます。

単独では小じわが残りやすいと予測されるなど、ごく限られたケースにおいては同時施術が選択肢となることもあります。しかし、そういった「明らかに同時施術がベスト」と言える患者さんは非常に少ないのが実情です。

4. 裏ハムラ単独でも得られる間接的な改善効果

実は、裏ハムラ法だけでも、脂肪注入で期待される「色味の改善」や「小じわの改善」が間接的に得られることがあります。

裏ハムラによって目の下の凹凸が改善されると、光の当たり方が変わり、影が狭く見えたり、肌色が明るく見えたりする効果が期待できます。筋肉の色が透けて見えている状態(青クマ)自体が変わるわけではないものの、見た目の印象が大きく改善されるため、多くの人が裏ハムラ単独で満足するケースも少なくありません。

5. 適切なタイミングでの段階的なアプローチが推奨される

吉井医師は、まず裏ハムラ法を単独で行い、術後の状態を3ヶ月~半年ほど様子を見ることを推奨しています。

もし、裏ハムラ法だけでは色味や小じわが気になるようであれば、その後に改めて脂肪注入やベビーコラーゲンなどの注入治療を検討するのが賢明です。この段階的なアプローチであれば、裏ハムラの腫れが落ち着いた状態で、より正確かつ効果的に脂肪注入を行うことができ、脂肪の定着率も高まりやすくなります。特に、定着率の良い「ほっぺたのやつれ」への注入も問題なく行えるため、費用対効果も向上します。

ヒアルロン酸注入の場合は同時施術が可能なことも

ちなみに、頬のやつれを改善するためにヒアルロン酸注入を裏ハムラと同時に行うことは、脂肪注入とは異なり「アリ」な場合が多いとされています。これは、ヒアルロン酸が「点」で注入されるため、裏ハムラの操作と干渉しにくいからです。脂肪注入のように広範囲に注入するのとは方法が異なるため、同時施術の適応が変わるわけです。


結論:賢い選択をするために

もしあなたが「裏ハムラ+脂肪注入」を勧められ、100万~150万円といった高額な見積もりを提示された場合、すぐに契約せず、一度立ち止まって冷静に考えることが非常に重要です。

  • ・セカンドオピニオンを求める:他のクリニックの意見も聞いてみましょう。
  • ・裏ハムラ単独での効果を検討する:まずは裏ハムラ法単独での施術を検討し、必要であれば後から脂肪注入を行うという段階的なアプローチを考えてみましょう。
  • ・費用を比較する:裏ハムラ単独であれば40万~50万円程度で済む可能性もありますし、クマ取り脂肪注入も同様の価格帯で提供されることもあります。

安易に高額な同時施術に飛びつかず、ご自身の状態に本当に合った、費用対効果の高い選択をすることが、満足のいく結果を得るための鍵となるでしょう。


この情報が、あなたの美容整形における賢い選択の一助となれば幸いです。

詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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【60代からの逆転美容】たるみ・シワ・こけをまとめて改善!美しさを取り戻すロードマップ

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
今回のブログでは、「60代からの逆転美容」と題して、50代、60代になり「いよいよ美容医療を真剣に考えてみたい」と思っているものの、これまで一歩踏み出せずにいた方々に向けて、効率的かつ効果的に若々しさを取り戻すためのロードマップを、当院統括医師の吉井健吾医師が詳しく解説していきます

かつては美容医療に対して「若い人がやるもの」「不自然になるのでは?」といったイメージが強く、なかなか手を出せずにいた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、加齢と共に現れるたるみ、シワ、こけといった悩みは、放置すると「どうしようもない」と感じるほど深刻になることがあります しかし、適切なアプローチを知れば、効率よく改善へと導くことが可能です。

若々しさを保つ「理想」と、50代・60代の「現実」

理想としては、20代や30代といった若い頃からアンチエイジングに取り組むことが、自然でローリスクに若さを保つ方法だと考えられています。例えば、クマ取りを若い頃から行ったり、糸リフト、HIFU、RFといったたるみ治療、シミ治療のレーザーなどを継続的に行うことで、50代・60代になっても自然に若々しく見える方が多いのは事実です。小さい手術で済み、トータルの予算はかかりますが、継続的なメンテナンスは効果的です
しかし、多くの50代・60代の方が直面している現実としては、すでに「ブルドックのように垂れてきた」「シワが深くなった」「顔がこけてやつれてきた」といった、かなり強い状態のたるみやシワが出ていることでしょう。このような状態になってから糸リフトやHIFUといった“切らない治療”を行っても、これ以上たるまないようにする効果は期待できますが、大きく「元に戻す」ことは難しいのが現状です

効率よく「10年前、20年前の自分」に戻すなら【切開系手術】が効果的

そこで、もし「効率よく、なるべく10年前、20年前の自分に戻したい」と強く願うのであれば、まず検討すべきは「切開系手術」です。確かに切開を伴う手術には、感覚が鈍くなったり、つっぱり感が出たり、一時的に外反したり、傷跡が残るといったリスクも伴います。しかし、これらのリスクを考慮しても、大きく改善し、効果を実感できる可能性が最も高い方法なのです
具体的な切開系手術の推奨は以下の通りです

口元のたるみ(ブルドックラインなど): フェイスリフト

フェイスリフト:皮膚を切開し、余分な筋膜や皮膚を切除することでお顔のたるみが改善されます。
料金:495,000円~※料金は変更となる可能性がございます。切開範囲によっても異なります。
リスク・副作用:出血、腫れ、感染、傷跡、瘢痕、顔面の知覚鈍麻、たるみの後戻り 等

目の下のたるみ: 切開ハムラ、または表ハムラ

表ハムラ:睫毛下を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させて、凹みのある個所に固定し直します。シワの原因となっている余剰皮膚も切除することで、シワの改善にも効果が期待できます。
料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

目元全体のたるみ: 眉下切開

眉下切開:眉毛の下で皮膚を切除することにより、上まぶたのたるみを改善する手術です。
料金:275,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、糸の露出、感染、後戻り 等
これらの手術は、土台からしっかりとたるみを引き上げ、根本的な改善を目指すものです。特に、これまで美容医療に全く取り組まれてこなかった方ほど、外科的なアプローチをまとめてやった方が効率が良い場合が多いと考えています

「こけ・やつれ」には【注入系治療】でふっくらと

切開系手術で土台となるたるみを改善した後は、50代・60代でよく見られる「こけ」や「やつれ」に対して、「注入系治療」を加えていくのが理想的なステップです
注入を行うタイミングには注意が必要です。切開手術と同時に注入することも可能ではありますが、手術直後は組織が張った状態であるため、注入した脂肪の定着率が落ちる可能性があります。そのため、切開手術から3ヶ月から6ヶ月ほど経ち、傷が馴染んで柔らかくなってから注入を行うのが理想的です
注入治療には、主に以下の2種類があります

ヒアルロン酸注入

 手軽に行えるのがメリットです

ヒアルロン酸:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善、目を大きく見せたり、唇をふくよかにしたり、鼻を高くする等、パーツ形成もできる治療です。
料金:68,200円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害 等

脂肪注入

ご自身の脂肪を使用するため、より自然な仕上がりが期待できます

お顔の脂肪注入:大腿または腹部等から脂肪を吸引し、お顔(顔面/目の下/ゴルゴライン/おでこ/こめかみ)にコンデンスリッチまたはナノリッチに加工した脂肪を注入する手術です。
料金:1部位の場合198,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害 等
順番としては、「切開で土台を作り、その後にへこみが気になる部分に注入する」という流れが最も効果的です。これにより、顔全体に若々しいハリとボリュームが戻り、大幅な若返り効果が期待できます

仕上げに【シミ・小ジワ治療】

切開手術と注入治療で顔の土台とボリュームが整ったら、最後に残った「シミ」や「小ジワ」に対してアプローチしていきます。シミ治療のレーザーや、それでも残る小ジワに対してボトックス注射を行うことで、さらにきめ細やかな若返りを実現できます

「切開は気が引ける…」という方へ:【切開なし】のロードマップ

「どうしても切開手術には抵抗がある」「メスを入れるのは避けたい」という方もいらっしゃるでしょう。その場合でも美容医療は可能ですが、アプローチ方法と考え方には注意が必要です
切開をしない場合、治療の柱となるのは「シミ治療」と「注入系治療」です しかし、ここで最も注意すべきは「注入のしすぎ」です。切開でたるみを引き上げていない状態で、注入だけでハリを出そうとすると、必要以上にボリュームを入れすぎてしまい、「アンパンマンのような不自然な顔」になってしまう傾向があります
切開をしないのであれば、劇的な若返りというよりも、「アンチエイジングのメンテナンス」という目的で、自然な範囲で注入を加えていくことが重要です
ヒアルロン酸注入: ヒアルロン酸は水を吸収する性質があるため、一度に大量に入れると不自然になることがあります。経験豊富な医師が微調整をしながら注入していくことで自然な仕上がりにつながります
脂肪注入: 脂肪注入はヒアルロン酸に比べて一度に広範囲に行う方が効率的ではありますが、それでもパンパンになるまで入れるのは避けましょうある程度の量を全体的に入れ、もし定着が悪く感じたら再度注入する、というスタンスで臨むのが望ましいです

まとめ

50代・60代からの美容医療は、適切なロードマップに沿って行うことで、想像以上の効果をもたらします。
1. 効率的なルート: 切開系手術でたるみの土台を改善 → 傷が落ち着いてから注入系治療でこけ・やつれを改善 → 最後にシミ・小ジワ治療で細部を整える
2. 切開に抵抗がある場合: シミ治療注入系治療をメインに。ただし、「注入のしすぎ」には細心の注意を払い、あくまで「自然なメンテナンス」を心がけることが大切です
これまで美容医療に踏み出せなかった方も、このロードマップを参考に、ご自身の悩みに合わせた最適な方法を見つけて、若々しさと自信を取り戻してください。
当院では、患者様一人ひとりの状態とご希望を丁寧にカウンセリングし、最適な治療プランをご提案しています。美容医療に少しでも興味を持たれた方は、お気軽にご相談ください。
フェイスリフトについて、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/facelift.html
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脂肪注入で叶える、自然な美しさの秘密!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
今回は、顔の輪郭を整えたり、しわやへこみを改善したりする際に非常に効果的な治療法、「脂肪注入」について詳しく解説していきます。目の下のクマ治療でよく用いられる脂肪注入ですが、それ以外にも多岐にわたる美容の悩みに対応できる、優れた治療法です
様々な注入剤がある中で、なぜヒアルロン酸やベビーコラーゲンよりも脂肪注入が向いていると言えるのか。その特徴やメリット・デメリット、そして具体的にどのような部位に適しているのか、当院統括医師の吉井健吾医師が徹底的にご説明します。

脂肪注入とは?その基本的な特徴

脂肪注入とは、ご自身の太ももやお腹などから脂肪を吸引し、それを加工して、気になる部位に注入する治療法です。この治療の大きな特徴は、比較的まとまった量の脂肪を採取できる点にあります。ヒアルロン酸やベビーコラーゲンのような既製品の注入剤に比べ、脂肪注入では、より多くの量を一度に扱うことが可能です
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お顔の脂肪注入:大腿または腹部等から脂肪を吸引し、お顔(顔面/目の下/ゴルゴライン/おでこ/こめかみ)にコンデンスリッチまたはナノリッチに加工した脂肪を注入する手術です。
料金:1部位の場合198,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害 等
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脂肪注入の素晴らしいメリット

脂肪注入には、患者様にとって魅力的な多くのメリットがあります。

 コストパフォーマンスの高さ

特定の部位にまとまった量の注入が必要な場合や、顔全体のような広い範囲を治療したい場合、既製品の注入剤では数十万円、数百万円といった費用がかかることがあります。しかし、脂肪注入はご自身の脂肪を使用するため、このようなケースではコストを抑えられる傾向にあります

 自然な馴染みやすさ

脂肪注入は、文字通り「脂肪の中に脂肪を注入する」ため、自然に組織に馴染みやすいという特徴があります。異物感が少なく、顔の表情や動きに合わせて違和感なく溶け込みます

 半永久的な持続性

注入された脂肪が一度生着(定着)すれば、その部分はほぼ半永久的に残ります。ある程度の脂肪は体内に吸収されてしまいますが、定着した脂肪は長期にわたってその効果を維持するため、メンテナンスの手間が少ないのが魅力です

 複数の悩みを一度に解決

「おでこ」や「こめかみ」のように、比較的広い範囲でのボリュームアップが必要な箇所や、顔全体のバランスを整えたいという方には、脂肪注入が適しています。一度の手術で多くの部位をカバーできるため、効率的な治療が可能です

脂肪注入のデメリットと注意点

良いことばかりではありません。脂肪注入は体に負担がかかる「外科手術」です。

 ダウンタイムの存在

脂肪注入は点滴麻酔で眠っている間に行われる軽い手術ではありますが、脂肪を採取する部位(太ももやお腹など)には、術後1週間程度、筋肉痛のような痛みが続くことがあります。また、脂肪を注入する顔の部位にも麻酔や出血の影響でむくみや腫れといったダウンタイムが生じます。ヒアルロン酸やベビーコラーゲンがその場で注入してすぐに帰宅できるのと比較すると、患者様への負担はやや大きくなります

 脂肪の吸収について

注入した脂肪は、時間の経過とともに体内に吸収される部分があります。そのため、最終的に定着する量を考慮して、多めに注入する等の治療計画が立てられます。

 定着率の個人差

脂肪の定着率には個人差があります。例えば、ご高齢の方や喫煙習慣のある方、あるいは注入部位を頻繁にこすったり触ったりする癖のある方は、脂肪が定着しにくい傾向にあります。しかし、たとえ1回目の定着率が低かったとしても、1〜2回の再注入を行うことで、かなりの部分が定着し、非常に美しい仕上がりになるケースも多いです

脂肪注入が特に効果的な部位

では、具体的にどのような部位に脂肪注入を行うと良いのでしょうか。
 目の下のクマ治療
目の下のクマ治療では、頬骨の前面に注入することが多いです。頬骨がこけている方には特に有効です。ヒアルロン酸のように1点に集中して注入するのではなく、広範囲にわたって均一に注入することで、滑らかで自然な仕上がりを目指します

 頬のこけ(側面)

頬の側面がこけている方にとって、脂肪注入は非常に有効です。この部位は脂肪が定着しやすいため、ヒアルロン酸よりも脂肪注入の方が適している可能性が高いと言えます

 おでこ・こめかみ

特に女性の場合、加齢によっておでこが頭蓋骨に沿うようにへこんでくると、「男性的」に見えたり「疲れて見える」と感じる方が多くいらっしゃいます。おでこに注入する際は、不自然に盛り上がらないよう、こめかみにも同時に注入することで、自然で滑らかな輪郭を形成することが推奨されます。この部位は、顔全体の印象を大きく左右するため、人気のある治療部位です

 目のすぐ下の小じわ・青クマ対策

目のすぐ下の皮膚に少量注入することで、主に以下の3つの効果が期待できます。
    1. 目の下と頬の境界線を滑らかにする
    2. 特に40代以上の方で、クマ取り手術後に小じわが目立つ場合、皮膚の直下に脂肪を注入することでハリを出し、小じわを目立たなくする
    3. 青クマの改善:目の下の皮膚のすぐ下には眼輪筋という筋肉があり、これが透けて青く見えることがあります。この筋肉と皮膚の間に黄色い脂肪を注入することで、筋肉の赤い色を遮断し、肌色に近い状態に見せる効果が期待できます

 ほうれい線

ほうれい線への注入も行われますが、口元は常に動かす部位であるため、注入された脂肪が吸収されやすい傾向があります。そのため、おでこやクマ治療など、他の部位の脂肪注入と同時に行う「ついでに」という形で治療を提案されることが多いです

脂肪注入があまり推奨されない部位(と代替案)

全ての部位に脂肪注入が最適というわけではありません。

 マリオネットラインや顎

これらの部位は、皮膚がタイトすぎて脂肪が定着しにくかったり、逆に顔の下方であるため脂肪が移動しやすかったりすることがあります。当院では、患者様のお顔の状態によってはヒアルロン酸注入の方が適していると判断し、そちらを推奨することもあります

 

鼻は皮膚の張りが非常に強く、脂肪が定着しにくい部位です。また、脂肪が不自然に移動してしまい、別の凹凸が生じるリスクも考慮されます。この場合も、ヒアルロン酸注入が推奨されることが多いです

 涙袋

涙袋の皮膚は非常に個人差が大きく、タイトな方から非常に柔らかい方まで様々です。そのため、脂肪注入の定着や形状のコントロールが難しい傾向にあり、患者様のお目元の状態によってはヒアルロン酸注入を推奨することもあります

脂肪注入の最終的な評価とメッセージ

脂肪注入は、大学病院などでも顔面麻痺や顔面変形などの治療に古くから用いられてきた歴史ある治療法であり、保険診療でも普及している技術です
確かに、脂肪の定着率には個人差があり、高齢の方や喫煙者、注入部位を触る癖がある方などは、脂肪が吸収されやすい傾向があります。しかし、脂肪注入は、一度しっかり定着すれば非常に美しい結果をもたらし、半永久的な持続性が期待できる、優れた治療法です
もし一度で十分に定着しなかったとしても、再注入を重ねることで、より多くの脂肪が定着し、理想に近い状態に近づけることが可能です
ご自身の脂肪を使った自然で長期的な若返りや、顔のバランスを整えたいとお考えの方は、ぜひ一度、脂肪注入をご検討ください。経験豊富な当院の医師に、ぜひご相談にお越しいただけますと幸いです。
脂肪注入について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/liposuction.html
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クマ治療における適切な麻酔の選び方:安心して施術を受けるために

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

最近、美容医療における麻酔についてSNSで様々な議論が交わされているのをご存知でしょうか。特に「クマ治療」のような人気の施術において、どのような麻酔が適切なのか、患者様にとって何が安心で負担が少ないのか、といった疑問をお持ちの方も多いかもしれません。今回は、クマ治療を安心して受けていただくために、麻酔の種類とその選び方について詳しく解説します。

美容クリニックで使われる麻酔の種類

美容クリニックで一般的に使用される麻酔には、大きく分けて以下の4種類があります。

  • 局所麻酔(きょくしょますい)

    • 最もオーソドックスな麻酔で、注射によって手術部位の感覚を麻痺させます。
    • 注射時に痛みは伴いますが、その後はしびれた状態になります。
    • 二重埋没法やホクロ除去など、小さな手術で用いられることが多く、他の麻酔と併用されることも一般的です。
    • 痛み刺激に対する患者様の反応(動きや血圧上昇)を防ぐため、どんな麻酔の場合でも手術部位には局所麻酔を使用することが多いです。
  • 笑気麻酔(しょうきますい)

    • 鼻や口から吸入するガスで、意識がある状態で気分がふわっと楽になる感覚を得られます。
    • 患者様によっては、そのまま眠ってしまうこともあります。
    • 手術部位には局所麻酔を併用し、患者様が手術中の音(例えば、糸リフトで糸を入れる音)などを気にせずリラックスして受けられるようにするために使われることがあります。
    • 安全のため、指先に酸素飽和度を測るモニターを装着するのが推奨されます。
  • 静脈麻酔(じょうみゃくますい)

    • 点滴から薬剤を投与し、手術中は患者様が眠った状態になる麻酔です。
    • 患者様にとっては、起きたら手術が終わっているため、局所麻酔や笑気麻酔に比べて格段に楽だと感じられます。
    • クマ治療をはじめ、フェイスリフト、脂肪吸引、鼻の手術など、より深い手術や広範囲な手術に対応できるため、静脈麻酔ができるかどうかがクリニックの施術の幅を大きく左右すると言われています。
    • ただし、眠っている状態でも痛み刺激には反応する可能性があるため、手術部位には別途局所麻酔を併用して痛みをコントロールします。
  • 全身麻酔(ぜんしんますい)

    • 静脈麻酔よりもさらに深い眠りの状態となり、呼吸が止まるため人工呼吸器による呼吸管理が必要になります。
    • 筋肉を動かなくさせる薬(筋弛緩薬)も併用されるため、痛み刺激に全く反応しなくなります。
    • 麻酔科医の常駐が必要であり、骨切り術や広範囲な鼻の手術など、非常に大掛かりな手術で用いられることが多く、全身麻酔に対応できる美容クリニックは限られています。

クマ治療における最適な麻酔とは?

クマ治療において、どの麻酔が最も適切なのでしょうか。

全身麻酔は基本的に不要

クマ治療では、骨を扱うことが稀であるため、呼吸を止めるほどの全身麻酔は通常必要ありません。唯一の例外として、50代後半から60代の方で、クマ治療と合わせて骨膜下ミッドフェイスリフトのような広範囲な剥離を伴う手術を行う場合に、刺激が大きいため全身麻酔が選択されることがまれにあります。しかし、当院ではミッドフェイスリフトの場合でも、静脈麻酔と広範囲な局所麻酔を併用することで、十分に痛み管理が可能であると判断し、静脈麻酔で対応しています。

局所麻酔・笑気麻酔のみでは患者様への負担が大きい

クマ治療は、目の奥の脂肪を扱うため、局所麻酔だけでは鈍い痛みや頭痛のような痛みを感じてしまうことがあります。また、ハムラ法などの手術は40分から90分程度かかることもあり、その間ずっと意識がある状態では、肉体的にも精神的にも患者様の負担が非常に大きいです。一部の医師が「局所麻酔や笑気麻酔でもできる」と発信することもありますが、患者様の快適さを考えると、この方法は必ずしも最適とは言えません。

静脈麻酔が最も推奨される

当院では、クマ治療において静脈麻酔を最も推奨しています。その理由は、患者様が眠っている間に手術が終わり、非常に楽に施術を受けられるためです。トラウマになることなく治療を受けていただくことで、将来的に再発した場合でも気軽に再治療に踏み切れるような心理的負担の少なさを重視しています。

静脈麻酔の安全性とよくある懸念

静脈麻酔に関して、患者様からよく聞かれる懸念事項とその対策について説明します。

  1. 手術中に目が覚めたりしないか?
    • クリニックや医師の麻酔のかけ方によりますが、当院では患者様がまず起きることはない程度にしっかり麻酔をかけます
    • 万が一、痛み刺激に反応してわずかに動いたとしても、その都度局所麻酔を追加することで対応可能です。
    • 他のクリニックで静脈麻酔中に目が覚めてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、それは麻酔の濃度や種類、かけ方が異なるためであり、当院では安心して治療を受けていただけます。
  2. 呼吸管理は大丈夫か?
    • 静脈麻酔で最も注意が必要なのは呼吸管理です。お酒に酔って眠る人と似ていて、顎が小さかったり、顎下に脂肪が多い方、高齢の方などは、物理的に気道が狭くなりやすく、呼吸が止まってしまうリスクがあります。
    • しかし、経験豊富な医師であれば、患者様の呼吸の状態を常に確認し、異変があればすぐに気づくことができます。
    • 当院では、リスクのある患者様(顎が小さい、顎下の脂肪が多い、肥満傾向、高齢など)に対しては、麻酔がかかって眠ってから、エアウェイ(気道確保のための器具)を挿入したり、顎を挙上したりして、気道を物理的に確保する対策を講じています。
    • 術者自身も手術中に患者様の呼吸状態を常に確認できる体制を整えています。

医師の考え方とクリニック選び

麻酔に対する医師の考え方は様々です。

  • 「呼吸が落ちるリスクを極力排除したい」という理由で、静脈麻酔を避け、局所麻酔のみで対応しようとする医師もいます。
  • 「できるだけ患者様に負担をかけたくない、楽に治療を受けてほしい」という考えのもと、静脈麻酔を積極的に活用する医師もいます。
  • また、クリニックの設備によって、静脈麻酔自体が行えない場合もあります。

当院では、患者様にとって「最も楽な方法」を優先しています。クマ治療は、痛みや心理的な負担が少ない方が、もし将来再治療が必要になった際にもスムーズに受け入れられると考えているからです。

まとめ

クマ治療における麻酔の選択は、患者様の安心と快適さに直結する重要な要素です。全身麻酔は基本的に不要であり、局所麻酔や笑気麻酔のみでは、手術中の痛みや心理的負担が大きい可能性があります。

当院では、クマ治療において、患者様が眠っている間に治療が終わる静脈麻酔を最も適切で負担の少ない方法として推奨しています。麻酔のかけ方や呼吸管理においては、万全の対策を講じていますので、安心してご相談ください。

詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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日付: 2025年9月8日  カテゴリ:形成外科手術

もう失敗しない!クマ治療完全ガイド【2025年最新版】

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

「私のクマ、結局どうすればいいの?」 「高いお金を払って失敗したくない…」

こんなお悩みをお持ちではありませんか? このブログ記事では、吉井医師が、年間600件以上のクマ治療経験に基づき、2025年最新版の目の下のクマ治療について、その種類から治療法、リスク、ダウンタイムの過ごし方まで徹底的に解説します。この記事一本で、あなたのクマ治療に関する疑問を全て解決し、失敗しないための道筋をお示しします。

あなたのクマはどのタイプ?3種類のクマを理解しよう

目の下のクマは、主に以下の3種類に分けられます。自分のクマがどのタイプかを知ることが、適切な治療を選ぶ第一歩です。

  1. 【影クマ】
    • 原因: 目の下の脂肪が突出することでできる影。
    • 特徴: 疲れて見える印象を与えます。シンプルなくま取りで改善が期待できます。
  2. 【青クマ】
    • 原因: 皮膚が薄いことで、その下にある筋肉(赤い)が透けて薄い青色に見える状態。
    • 特徴: クマ取り単体では改善せず、皮膚と筋肉の間に脂肪注入などを挟むことで筋肉の色を遮る必要があります。
  3. 【茶クマ】
    • 原因: 目の周りの皮膚の色素沈着。目を擦る癖、メイクによる摩擦、喫煙などが引き金となります。
    • 特徴: 外科的な治療では改善が難しく、レーザー治療などの非外科的治療が検討されます。多くの場合、これらのクマは単一ではなく、複数複合して現れることが多いです。

失敗しない!4種類のクマ治療とそれぞれの特徴

当院では、患者様一人ひとりのクマの状態やニーズに合わせて、以下の4種類のクマ治療に対応しています。

1. シンプルなくま取り(経結膜脱脂術)

最もシンプルで体への負担が少ない手術です。

  • 【手術内容】
  •  目の裏側の粘膜を数ミリ切開し、突出している目の下の脂肪(内側、真ん中、外側)を適切に取り除きます。再発しないよう、しっかりと脂肪を除去するのが当院の方針です。
  • 【ダウンタイム】
  •  1日で腫れがピークを迎え、約1週間で落ち着きます。早い方では3~4日で引くことも。手術時間は約30分と短いです。
  • 【適応】
    • ・「今より少しすっきりすれば良い」「ダウンタイムを短くしたい」という方。
    • ・頬にたるみがなく、脂肪の突出による影クマが主な原因の方。
    • ・20代~30代の比較的若い方や、40代前半までの男性で満足度が高い傾向にあります。広範囲のへこみやたるみがある方には不向きで、青クマや茶クマは改善されません。

2. くま取り+脂肪注入

当院で最も症例が多い治療法です。

  • 【手術内容】
  •  シンプルなくま取りで脂肪を除去した後、ご自身の太ももやお腹などから採取した脂肪を、目の下のへこみや頬のたるみ(ゴルゴライン)に注入します。
    • ・青クマ対策: 筋肉が透けて見える目のすぐ下の部分に黄色い脂肪を薄く注入することで、筋肉の色を遮り色味を改善します。
    • ・小ジワ対策: 脂肪を注入することで皮膚にハリを与え、小ジワの改善や予防にもつながります。
  • 【ダウンタイム】
  •  くま取り単体よりやや長め。術後1~2日が最も腫れ、1週間程度で薄化粧で隠せるレベルに。内出血は2週間程度続く場合がありますが、ほとんどの場合メイクで隠せます。吉井医師の体験でも内出血は10日ほどで落ち着いたとのことです。
  • 【脂肪の定着】
  •  注入した脂肪は個人差がありますが、ある程度(例:10cc注入で5cc程度)定着します。喫煙や目を擦る癖があると定着率が落ちる可能性があり、3~6ヶ月後に再注入が必要になるケースも稀にあります。一度定着した脂肪はその後安定します。
  • 【適応】
    • ・影クマ、青クマ、茶クマなど複数のクマが複合している方
    • ・目の下の脂肪の突出だけでなく、頬にたるみやへこみ(ゴルゴライン)がある方
    • ・20代~50代まで幅広い年齢層に適用可能です。
  • 吉井医師自身も、影クマ、青クマ、茶クマ、頬のたるみが複合していたため、この「くま取り+脂肪注入」を受け、非常に満足度の高い結果を得ています。

3. 裏ハムラ法

脂肪を移動させることで、より滑らかな仕上がりを目指します。

  • 【手術内容】
  •  目の裏側の粘膜を切開する点はくま取りと同じですが、脂肪を取り除くのではなく、突出した脂肪を目の下のへこんでいる部分に移動させて固定します。クマ取りが「脂肪をとっぱらう」のに対し、裏ハムラは「脂肪をならす」イメージです。
  • 【ダウンタイム】
  •  くま取り+脂肪注入と大きな差はありません。術後1~2日がピークで、1週間程度で薄化粧で隠せる程度に落ち着きます。
  • 【リスク】
  •  脂肪を移動させるために剥離範囲が広くなるため、一時的に目の周りの感覚が鈍くなったり、ピリピリとしたりすることがありますが、1~3ヶ月で回復します。
  • 【適応】
    • ・突出とへこみが中等度~軽度の方。
    • ・頬のたるみが少ない方。
    • ・ご自身の脂肪を採取すること(太ももなど)に抵抗がある方。
    • ・30代~40代の患者様に多く適用されます。
  • 【注意点】
  •  脂肪注入との同時施術は、脂肪の定着率の正確性が落ちるため、当院では通常推奨していません。比較的新しい術式のため、長期的なデータがまだ十分に揃っていない側面もあります。

4. 表ハムラ法(切開ハムラ法)

クマ治療の中で最も本格的で、シワも同時に改善できる方法です。

  • 【手術内容】
  •  目の下の皮膚を切開し、突出した脂肪をへこみに移動させて固定するとともに、余分な皮膚を切除してシワを引き伸ばします。目の下の突出、へこみ、シワの全てを一度に改善したい場合に適しています。
  • 【ダウンタイム】
  •  他の手術と同様に1~2日が最も腫れます。抜糸は1週間後に行います。内出血は他の手術と大差ないことが多いです。
  • 【リスク】
    • ・外反(あっかんべー状態)になる可能性があります。これは、皮膚を強く引き上げることで、一時的に下まぶたが引っ張られるためです。予防策は講じられますが、高齢になるほど皮膚の強度が弱まり、リスクは高まります。通常は1~3ヶ月で自然に回復します。
    • ・2回目の切開手術は、さらに外反のリスクが高まる傾向があります。
  • 【適応】
    • ・主に50代以上で、目の下のシワが気になる方
    • ・「やるなら根本的にしっかり治したい」「ダウンタイムを取ってでも一度で改善したい」という方。
    • ・60代以上では脂肪注入の定着率が落ちるため、この方法がほぼ第一選択となります。
    • ・アトピーや外国人(特に白人)のように、若くても皮膚が薄くシワが多い例外的なケースにも適用されることがあります。
  • 【難易度】
  •  クマ治療の中で最も難易度が高く、医師の技術力によって仕上がりが大きく左右されます。

クマ治療における麻酔の種類と選択

クマ治療で使われる麻酔は主に3種類です。

  1. 【局所麻酔
  2. 注射で部分的に麻酔をかけます。小さな手術で単独使用したり、他の麻酔と併用したりします。
  3. 【笑気麻酔】
  4.  ガスを吸入することでリラックスした状態(意識あり)になり、痛みを感じにくくします。局所麻酔と併用されます。
  5. 【静脈麻酔】
  6.  点滴で薬剤を投与し、手術中に患者様を眠らせます。患者様は「気づいたら手術が終わっていた」という状態で、当院で最も多く採用されています。
  • 全身麻酔は原則としてクマ治療では使用しません。骨をいじるような一部の例外を除き、呼吸を止める必要がないためです。
  • 当院では、患者様の負担を最も考慮し、静脈麻酔を第一選択としています。静脈麻酔中の呼吸管理は非常に重要ですが、当院では経験豊富な医師が適切に管理し、必要に応じて気道確保(エアウェイ使用)などの対応も行っています。

クマ治療のリスクと修正方法

クマ治療には、共通のリスクと各施術特有のリスクがあります。

共通のリスク

  • ・再発・へこみ:脂肪の取り残しによる再発や、取りすぎによるへこみは、どの治療でも起こり得ます。修正には、残った脂肪の再脱脂やハムラ法、へこみに対する脂肪注入が行われます。
  • ・出血・腫れ: ダウンタイムの一部ですが、稀に血腫(血液の塊)ができることがあります。また、出血した血液中の鉄分が皮膚に染み込み、茶色い色素沈着として残ることも。これは通常3~6ヶ月で薄くなり、最終的には元に戻ります。クマ取り(経結膜脱脂術)は、傷を閉じないため、血腫のリスクは比較的低い傾向にあります。
  • ・見え方の違和感: 手術による目の位置のわずかな変化や、眼を動かす筋肉(下斜筋)の損傷が原因で、一時的に物がブレて見える複視が生じる可能性があります。多くの場合、時間とともに慣れて治ります。

各施術特有のリスク

  • 【脂肪注入】
    • ・定着率の個人差: 注入した脂肪がすべて定着するわけではありません。喫煙などで定着率が落ちることも。
    • ・しこり: 稀にしこりができることがあります。ステロイド注射やしこりの除去で対応します。当院では控えめな注入を心がけています。
  • 【表ハムラ法】
    • ・外反(あっかんべー状態): 術後1~3ヶ月で自然に回復することが多いですが、稀に半年以上続く場合は、腱板への糸かけや筋膜移植など大掛かりな修正が必要になることがあります。

ダウンタイムを最短で終わらせるための10のコツ

ダウンタイムを短く、快適に過ごすためには、術後のケアが非常に重要です。

  1. ①冷やす: 最初の2日間は患部を軽く冷やします。極端な冷却は避け、ガーゼなどで包んだ保冷剤を優しく当てましょう。
  2. ②頭を高く保つ: 寝る時は枕を重ねて頭を高くし、日中は座ったり立ったりする時間を長くしましょう。心臓より低い位置に頭が来ると血流が集中し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
  3. ③安静にする: 特に術直後は安静に過ごしましょう。アルコール、タバコ、激しい運動は術後1週間は避けてください。
  4. ④温める: 術後3日目以降は、血流を促すために患部を優しく温めるのが効果的です(ホットタオルなど)。ただし、極端に温めすぎないように注意。
  5. ⑤適度な水分補給: 血流促進のため、水分をしっかり摂りましょう。むくみを長引かせる可能性があるため、カフェイン、アルコール、塩分は控えめに。
  6. ⑥軽く歩く: 過度な安静はストレスになることも。無理のない範囲で軽く体を動かすのは問題ありません。
  7. ⑦患部を触らない: 摩擦や圧迫は厳禁です。特に脂肪注入をしている場合は、脂肪の定着率を下げてしまう可能性があります。最低1ヶ月は意識して触らないようにしましょう。
  8. ⑧アルコール・タバコは控える: アルコールは血流促進でむくみを、タバコは血流阻害で傷の治りや脂肪の定着を悪化させます。
  9. ⑨長風呂や頭に血が上る行為を避ける: 長風呂、激しい運動、頭に血流が集中する行為は、出血や腫れを悪化させる原因になります。
  10. ⑩患部を日に当てない: 内出血している部分が日焼けすると、色素沈着が長引く可能性があります。日焼け止めや帽子などでしっかり保護しましょう。

経験豊富なクリニック選びの重要性

クマ治療の成功には、クリニックや医師選びが非常に重要です。 経験豊富な医師ほど、丁寧な止血操作を行い、万が一トラブルが起きた際も豊富な知識と技術で適切に対処できます。これにより、ダウンタイムが長引く確率を抑え、より満足度の高い結果へと導くことが可能です。

まとめ

目の下のクマは、見た目の印象を大きく左右し、疲れて見えたり老けて見えたりする原因となります。しかし、適切な治療と術後のケアを行うことで、若々しくすっきりとした目元を取り戻すことが可能です。

当院では、様々なクマのタイプに対応できるよう、シンプルなくま取りから脂肪注入、裏ハムラ、表ハムラまで、幅広い治療法をご提供しています。他院でクマ治療を受け、お困りの方のご相談も承っております。

あなたのクマ治療に関する疑問を解消し、理想の目元へと踏み出す一助となれば幸いです。

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日付: 2025年9月8日  カテゴリ:形成外科手術

【40代・50代必見】出産・授乳後の「垂れ胸」を自然に若返らせる!最適なアンチエイジング3選

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

女性にとって、胸は「女性らしさの象徴」であり、自信の源となる大切な一部ですよね。しかし、年齢を重ねるにつれて、また出産や授乳を経験することで、胸の形が変化し、コンプレックスを抱える方も少なくありません。

特に40代・50代の方、そして出産・授乳経験のある方から、「昔のようなハリのある胸に戻したい」「垂れてしまった胸をどうにかしたい」というご相談を多くいただきます。今回は、そうした皆さまのために、年齢や経験を踏まえた上で、自然な若返りを叶える胸のアンチエイジング手術について詳しくご紹介します。

年齢と出産・授乳が胸に与える影響

当院にご相談にいらっしゃる方のボリュームゾーンは若い方が多いですが、近年では40代・50代で出産・授乳経験がある方も増えています。若い世代がシリコン豊胸で「一度に大きくしたい」と考えるのに対し、40代・50代の方や出産・授乳経験者は、胸の形だけでなく、乳輪や乳頭の形も合わせて気になるケースが多い傾向にあります。

出産・授乳後の胸は、20代の頃に比べて皮膚が伸びて柔らかくなっていたり、下垂していることが多々あります。このような状態の胸に、単純にシリコンインプラントを挿入するだけでは、かえって不自然になったり、段差ができてしまうことがあります。現在のシリコンインプラントは非常に柔らかくなっていますが、それでも元々柔らかくなった胸との間には硬さの違いが生じやすく、インプラントの縁が浮き出て見えたり、胸が垂れたままでインプラントだけが上にあるような形になることがあります。

自然な若返りを叶える!最適なアンチエイジング治療3選

では、年齢や出産・授乳経験で変化した胸には、どのような治療が最適なのでしょうか。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせて、より自然な仕上がりを目指せる治療法をご提案しています。

1. 脂肪注入またはハイブリッド法で「自然なボリュームアップ」

加齢とともに胸は痩せやすくなりますが、下半身(太ももやお尻周り)には脂肪がつきやすくなる傾向があります。これらの部位から脂肪を吸引し、胸に注入することで、全体のバランスを若々しく保つことができます。

特に、授乳後の女性は、一度胸が大きくなったことで皮膚に余裕があるため、注入された脂肪の定着率が良いという大きなメリットがあります。一般的に、脂肪注入は年齢を重ねると定着が難しくなると言われますが、40代・50代で授乳後の患者様は、胸が柔らかく圧力が少ないため、注入された脂肪細胞が押しつぶされにくく、高い定着率が期待できる傾向にあります。

「より自然な仕上がりを目指したい」という方には、シリコンインプラントの周囲に脂肪を注入する「ハイブリッド法」もおすすめです。これにより、インプラントの輪郭が目立ちにくくなり、触り心地もより自然になります。

2. 胸の下垂には「乳房挙上術」と「インプラントの工夫」

胸の下垂が強い方、特に元々大きかった胸が垂れてきた方には、「乳房挙上術(釣り上げ)」が適しています。この手術では、胸の下のしわの部分や乳首から下半分に縦に傷ができますが、時間の経過とともに目立たなくなり、多くの場合、胸の上半分に隠れて見えにくいとされています。

シリコンインプラントを選択する場合でも、授乳経験などで垂れてしまった胸には、ただ大きくするだけでなく、「デミ」や「フル」シリーズといった高さのあるインプラントを選び、下向きになった胸を上向きにできるような調整を行います。

3. 乳輪・乳頭の悩みを解決!「形と色の調整」

出産・授乳経験のある方から多く聞かれるのが、乳輪や乳頭の変化に関するお悩みです。

  • 【乳頭縮小術・乳輪縮小術】
  • 授乳によって乳頭が伸びたり、重力で下向きになってしまうことがあります。乳頭縮小術を行うことで、可愛らしい乳頭の形に整えることができ、術後すぐに満足度の高い変化を得られる手術の一つです。また、授乳によって乳輪が大きくなってしまった場合には、乳輪縮小術も有効です。
  • 【乳輪の色味改善「ローマピンク」】
  • 授乳を繰り返したことによる乳輪の黒ずみには、色味を明るくする「ローマピンク」のような治療も登場しています。これにより、若い頃のようなピンク色の乳輪に戻すことが可能です。

バストのボリュームやハリを回復させるだけでなく、乳頭の形を整え、乳輪の色味まで改善することで、お胸全体の印象が大きく変わり、ご自身の自信にも繋がります

大切なのは「ご本人の幸せ」

40代・50代の患者様の中には、ご家族から「もうそんなことしなくていいんじゃない?」と言われたと話される方もいらっしゃいます。しかし、皆さまに知っていただきたいのは、胸のアンチエイジング手術は、他人のためではなく、ご本人が一番幸せになるために行うものだということです。

ご自身のコンプレックスが解消されれば、精神的な満足感も得られ、日々の生活がより生き生きとしたものになります。自信を持つことで、見える世界も変わってくるはずです。

まとめ

年齢や出産・授乳経験による胸の変化は自然なことですが、それによって自信を失ったり、悩みを抱え続ける必要はありません。ボリュームロス、下垂、乳輪・乳頭の変化など、複合的なお悩みを解決するために、当院では以下の組み合わせをご提案しています。

  • 【ボリュームの回復】 脂肪注入、またはハイブリッド法(シリコンインプラント+脂肪注入)
  • 【下垂の改善】 乳房挙上術、または適切な高さのシリコンインプラントの選択
  • 【乳輪・乳頭の調整】 乳頭縮小術、乳輪縮小術、そして色味改善の「ローマピンク」

これらの治療を組み合わせることで、本当に自分自身が嬉しいと思えるような、自然で若々しい胸の印象を取り戻すことが可能です。

「もしかしたら自分も…」と感じた方は、どうか恥ずかしがらずに、お気軽にご相談にいらしてください。女性の医師も在籍しており、安心してご相談いただける環境です。皆さまの「幸せ」をサポートできるよう、経験豊富なドクターが丁寧なカウンセリングと最適なご提案をさせていただきます。

当院は、皆さまが自信を持って輝けるよう、全力でサポートいたします。

詳しくはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/breast.html

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