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医院BLOG

【40代必見】「面長」を解消し、若々しい印象を取り戻す美容医療の選択肢を美容外科医が徹底解説!骨切りなしで自然な小顔へ

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「最近、なんだか顔が長くなった気がする…」「疲れて見えるのは顔が間延びしているから?」
40代になると、このような「面長」の悩みを抱える方が増えてきます。特に40代の方からのご相談が多いこの「面長」問題は、年齢とともに顔の印象が大きく変わってしまう原因の一つです。
今回のブログでは、骨切りなどの大掛かりな手術なしで「面長」を解消し、若々しい印象を取り戻すための美容医療の選択肢について、詳しくご紹介します。涙袋ヒアルロン酸注入を考えていない方にも、最適な方法が見つかるかもしれません。

なぜ年齢を重ねると「面長」に見えるのか?そのメカニズムを解説

なぜ年齢を重ねると「面長」に見えるのでしょうか?その主な原因は、加齢による「骨の萎縮」「脂肪組織の下垂」にあります
年齢と共に、顔の骨は少しずつ萎縮していきます。すると、その骨の上に位置する脂肪組織も、土台がなくなることで重力に逆らえず下垂してしまいます。この変化は、顔全体、特に中顔面(目の下から口元までの部分)に顕著に現れ、顔が全体的に下に引っ張られたように見えたり、鼻の下が伸びたように見えたりすることで、「面長」という印象を与えてしまうのです
特に、頬の前面のボリュームが減少して下がることで、顔が間延びして見え、老けた印象につながります。若い頃にはなかった顔のたるみや間延び感は、この骨や脂肪の変化が原因であることが多いのです。

面長解消のための美容医療選択肢

面長を解消するための美容医療には、いくつかの選択肢がありますが、それぞれ特徴や効果、リスクが異なります。ご自身の状態や希望に合わせて、最適な治療法を選びましょう。

1. 最も推奨される「注入治療」:根本原因にアプローチし、若々しい頬へ

面長解消において、美容外科医が最も推奨し、効果的と考えるのが注入治療です。これは、加齢による骨の萎縮とボリューム不足という根本原因に直接アプローチできるため、より若々しく見せる効果が期待できます
・ヒアルロン酸注入
「手軽さを重視したい」という方におすすめなのが、ヒアルロン酸注入です。特に、「頬の前面」にヒアルロン酸を注入することで、失われたボリュームを補い、ふっくらとした頬を取り戻すことができます。これにより、中顔面の距離が短く見え、顔全体が若々しく引き締まった印象に変わります なお、若い世代では中顔面を短く見せるために涙袋へのヒアルロン酸注入も選択肢になりえますが、40代以上の方の場合、「不自然に見える」「涙袋にこだわりがない」と感じる方も多いため、今回の相談者のようにあまり推奨されないことがあります
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ヒアルロン酸注入:ボリュームの減少等で影ができる原因部位に注入することで、しわやたるみを改善、目を大きく見せたり、唇をふくよかにしたり、鼻を高くする等、パーツ形成もできる治療です。
料金:68,200円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
・脂肪注入
「よりしっかりと効果を出したい」「持続性を求める」という方には、ご自身の脂肪を採取して、「頬の前面」に注入する脂肪注入が適しています。ご自身の組織を使うため、アレルギーのリスクが少なく、一度定着すれば半永久的な効果が期待できるのが大きなメリットです。 注入治療によって頬の前面がふっくらとすると、顔全体が若々しく見える効果があります。頬の前面に適切なボリュームがあると、非常に若々しく、魅力的な印象を与えることができます。これは、顔の構造上、頬のボリュームが顔のバランスを大きく左右することを示唆しています。ボリュームロスを補うことで、顔全体のバランスが整い、間延び感が解消されるのです。
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お顔の脂肪注入:大腿または腹部等から脂肪を吸引し、お顔(顔面/目の下/ゴルゴライン/おでこ/こめかみ)にコンデンスリッチまたはナノリッチに加工した脂肪を注入する手術です。
料金:1部位の場合198,000円~※料金は変更となる可能性がございます。
リスク・副作用:内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害 等

2. 手軽にできる「引き上げ・引き締め治療」:たるみを改善し、フェイスラインを整える

注入治療と合わせて検討したいのが、物理的にたるみを引き上げる、あるいは引き締める治療です
 ・糸リフト
「物理的にたるんだ組織を引き上げたい」という方に適しているのが糸リフトです。溶ける糸を皮下組織に挿入し、たるみを引き上げることで、顔全体のリフトアップ効果が期待できます 糸リフトによる引き上げ効果は、施術後約12ヶ月程度、長くても1年〜1年半が目安とされています。しかし、その後も糸の周囲にコラーゲンが生成されることで、引き締め効果は持続すると言われています。理想的な効果を維持するためには、年に1回程度の施術が推奨されます。これにより、たるみの進行を緩やかにし、小顔効果をキープすることができます。
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糸リフト:メスを使うことなく、吸収性の糸をこめかみ辺りなどから挿入することで、お顔のたるみ改善・予防、全体的な引き締めが期待できます。
料金:1本33,000円~※料金は変更となる可能性がございます。
リスク・副作用:内出血、腫れ、疼痛、ひきつれ、ツッパリ感、感染、左右差、凸凹等
・HIFU(ハイフ)
「フェイスラインをよりしっかりと引き締めたい」という場合には、HIFU(高密度焦点式超音波治療)が有効です。HIFUは、高密度の超音波エネルギーを皮膚の深層にあるSMAS層(筋膜)に照射することで、組織を収縮させ、引き締め効果をもたらします。メスを使わないためダウンタイムが少ないのも特徴です。 糸リフトとHIFUを組み合わせることで、より相乗効果が期待できます。例えば、糸リフトを年に1回行う場合、HIFUは年に2回程度の施術を組み合わせることで、フェイスラインをよりピチッと整えることができるでしょう。これにより、たるみの改善と引き締め効果の両面から、すっきりとした小顔印象を目指せます。
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ハイフ:超音波の熱を、お肌表面にダメージを与えることなく、狙った組織に集中照射して効果を得る治療です。たるみ治療や浅い層へのアプローチにより肌質改善に効果的です。
料金:18,700円~※料金は変更となる可能性がございます。照射範囲やshot数により異なります。
リスク・副作用:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等

3. より本格的な「外科的治療」:特定の悩みに特化したアプローチ

注入治療や引き上げ・引き締め治療では物足りない、あるいは特定の部位の悩みが大きい場合には、外科的治療も選択肢となります。

・ミッドフェイスリフト

最近注目されている「ミッドフェイスリフト」は、中顔面を物理的に引き上げる手術です。多くの場合、クマ治療(目の下のたるみ取り)と同時に行われることが多い治療です。クマの原因の一つである目の下の脂肪の突出も、中顔面の間延び感と関連性があるため、同時にアプローチされることがあります ミッドフェイスリフトは、たるんでしまった組織を上側に引き上げることで若々しく見せようとするものですが、加齢によって骨が萎縮し、ボリュームが不足しているという根本的な問題には直接対処できていないため、効果に限界があると感じられることがあります また、手術方法にも注意が必要です。裏側(結膜側)から行うミッドフェイスリフトは、メスを使わないため皮膚表面に傷が残らないという利点がありますが、剥離範囲が狭く、戻りやすいという欠点があります。一方、表側(皮膚を切開する)からしっかりと行うミッドフェイスリフトは、広い範囲を剥離して引き上げるため、効果は高いものの、リスクも高くなります。特に、通常の目の下のたるみ取り(表ハムラ法)よりも広範囲に剥離するため、術後に「あっかんべー」状態(外反)になりやすく、もし固定が緩んだり糸が取れたりした場合には、その修正が非常に困難になる可能性があります。満足度は高い手術なため、経験豊富な医師のもとで、リスクをしっかりと確認したうえで手術を受けることをおすすめしております。
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ミッドフェイスリフト:表ハムラのオプションとしての手術です。目の下の切開から、頬まで剥離し、下垂した頬の脂肪(メーラーファット)を引き上げて骨膜に固定します。

効果の範囲: 下垂した頬の脂肪を引き上げることで、頬のより高い位置にボリュームが出て若々しい印象になります。

料金:ミッドフェイスリフトオプション165,000円~※料金は変更となる可能性がございます

リスク:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等

・人中短縮(じんちゅうたんしゅく)

「鼻の下が伸びて、唇が内側に入り込んでいる」ことで面長に見える場合に効果的なのが、人中短縮手術です。これは、鼻の下の皮膚を物理的に切除して短くする手術です。鼻の下が伸びると、顔全体が間延びした印象になり、老けて見える原因にもなります。 人中短縮は、30代以上、特に40代後半以降の方に適していると言われています。若い方の場合、皮膚が硬く、傷跡にテンションがかかりやすいため傷跡が残りやすいというリスクがある一方で、40代後半以上の方になると、皮膚の伸びがあるため、切除しても傷にテンションがかかりにくく、比較的傷跡がきれいになりやすいという特徴があります。実は、人中短縮手術は元々、年齢とともに人中が伸びてくる年配の方のために開発された手術であり、その理論にも合致した治療法だと言えるでしょう。鼻の下の長さに悩んでいる方は、経験豊富な医師に相談してみる価値があります。
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人中短縮:鼻の下の部分を切開し、余分な皮膚を切除することで、間延びした鼻の下を短くする手術です。
料金:165,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、感染、傷痕、後戻り等

まとめ:自分に合った治療で若々しい小顔印象へ

40代で面長の悩みを解消し、若々しい印象を取り戻すための美容医療は多岐にわたります。
最も効果的で根本的なアプローチは、加齢によるボリューム不足を補うヒアルロン酸注入や脂肪注入といった注入治療です。これらは、顔全体のバランスを整え、自然な若返り効果をもたらし、特に頬前面のボリュームアップが中顔面の短縮に大きく貢献します。
たるみが気になる方には、糸リフトやHIFUによる引き上げ・引き締め治療が有効です。これらを組み合わせることで、よりシャープなフェイスラインを維持し、たるみによる間延び感を軽減できます。
そして、より特定の悩みに特化した外科的治療として、ミッドフェイスリフトや人中短縮がありますが、それぞれのメリット・デメリット、特にミッドフェイスリフトのリスクについては慎重な検討が必要です。人中短縮は特に40代後半以降の方で、鼻の下の長さが気になる場合に非常に有効な選択肢となります。
ご自身の顔の状態や希望する効果、ライフスタイルに合わせて、最適な治療法を選択することが重要です。まずは信頼できる美容外科医に相談し、ご自身の状態に合ったカウンセリングを受けることをお勧めします。経験豊富な医師による適切な診断と治療プランによって、安全かつ効果的に面長の悩みを解消し、自信に満ちた若々しい笑顔を取り戻しましょう。
このブログ記事が、面長の悩みを抱える40代の皆様にとって、若々しい笑顔を取り戻すための一助となれば幸いです。
外科手術について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/
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日付: 2025年9月13日  カテゴリ:形成外科手術

もう失敗したくない!急増する裏ハムラ修正手術の真実

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックです。 今回は、近年SNSなどで話題沸騰中の「裏ハムラ」について、その流行の裏で急増している「修正手術」の真実と、患者様が抱える具体的なお悩み、そしてその対処法について深掘りしていきたいと思います。

裏ハムラ修正が激増!その背景と真実とは?

一時期、「脱脂」や「脱脂と脂肪注入」といった他のクマ治療に取って代わる「上位互換」の治療として、大いにアピールされ、一大ブームを巻き起こした「裏ハムラ」法。しかし、その流行が一巡した今、実は裏ハムラ後の修正を求める声がものすごい勢いで増えているのをご存じでしょうか。
私自身、かなり前からこの状況について言及してきましたが、これは決して特殊なことではありません。どんな手術でも、その施術を受ける患者さんの母数が増えれば、一定の確率でどうしても修正が必要なケースが出てくるものです。さらに、裏ハムラは手数が多い、つまり複雑な手術であるため、どこかの作業工程でわずかな狂いが生じたり、あるいは個人差に対応しきれなかったりすると、仕上がりに狂いが生じ、修正が必要になる可能性が高まります。単純に考えても、脱脂や脱脂と脂肪注入といったシンプルな手術に比べれば、複雑な分だけ修正のリスクは上がるのではないかと、個人的には考えています。
裏ハムラが広く世の中に普及すればするほど、多くの医師がこの手術を手掛けるようになりますが、医師の技量には当然ながら幅があります。そのため、このような複雑な手術においては、修正の確率が高まってしまうという側面も無視できません。また、操作が複雑になればなるほど、重いリスクが発生する確率も上がると考えられています。
今回は、この裏ハムラ修正の増加がなぜ起きているのか、具体的にどのようなお悩みが報告されているのか、そしてそれに対してどのような修正が必要になるのかを、詳しく解説していきます。

おさらい:裏ハムラとは、どんな手術?

まず、裏ハムラがどのような手術なのかを簡単におさらいしましょう。 「裏ハムラ」という名称は、正式な医学用語ではありません。元々あった「ハムラ法」という手術を、まぶたの「裏側」から行うことから、通称として名付けられ、広く流行した経緯があります。正式には「経結膜的眼窩脂肪移動術」などと呼ばれます。
この手術の最大の特徴は、目の表面に傷を作らずに、まぶたの裏側(結膜側)からアプローチする点です。そのため、表から見える場所に傷跡が残る心配はありません。
具体的には、以下の手順で行われます。
1. 結膜を切開: まぶたの裏側の粘膜を切開します。
2. 眼窩脂肪(がんかしぼう)の発見と移動: クマの原因となる眼窩脂肪を見つけ出します。この脂肪は「眼窩隔膜」というミカンの皮のような膜に包まれていますが、その膜を切開して脂肪を引き出します。脂肪の処理についてはクリニックによって異なり、全く取らない場合もあれば、少し取る場合もあります。
3. 靭帯(じんたい)の剥離: 目の下のへこみの原因となる眼輪筋靭帯を見つけ出し、剥がします。この靭帯は、皮膚のすぐ下から骨まで食い込んでいる「お肉の筋」のようなもので、ほうれい線も同様の構造です。この剥離によって、へこみを解消することを目指します。
4. 脂肪の再配置と固定: 剥離した靭帯の上に、この眼窩脂肪を移動させて骨の縁を越えた向こう側まで固定します。これにより、脂肪の膨らみでへこみを埋め、靭帯が再癒着するのを防ぐことで、目の下の段差を滑らかにするという考え方で行われます。
「脱脂」が脂肪を「除去」するのに対し、裏ハムラは脂肪を「移動」させるため、脱脂に比べてへこみがなだらかになる傾向がある、というのが最大の強みであり、セールスポイントでした。手術時間は、早い医師で40分前後、じっくり行う医師でも80~90分程度で完了します。
ただし、裏ハムラの「定義」や「どこまで行ったら裏ハムラと呼ぶか」については、クリニックによってまちまちであるのが現状です。例えば、移動させる脂肪の位置や固定する箇所(内側、真ん中、外側全て、または一部のみ)なども、クリニックや患者さんの状態によって大きく異なります。

なぜ今、裏ハムラ修正が急増しているのか?

どんな手術でも、施術を受ける患者さんの母数が増えれば、一定の確率で修正が必要なケースが出てくるのは自然なことです。しかし、裏ハムラにおいては、さらにいくつかの要因が重なり、修正の相談が激増していると考えられます。
1. 手術の複雑性: 裏ハムラは、脱脂単体や脱脂と脂肪注入に比べ、手数が多く、構造的にも複雑な手術です。複雑な手術であるほど、どこかの工程でわずかな狂いが生じたり、個人差に対応しきれなかったりすると、仕上がりに不満が生じ、修正が必要になる可能性が高まります。
2. ドクターの技術差: 裏ハムラが広く普及するにつれて、多くの医師が手術を行うようになりました。しかし、複雑な手術であるからこそ、医師の技術や経験の差が、結果に大きく影響します。
3. 過剰な期待値: 裏ハムラが売り出された当初、「クマ治療の上位互換」「何でも解決する魔法のような治療」といった極論的な謳い文句でアピールされた結果、治療を受けた患者さんの期待値やハードルがものすごい勢いで上がってしまった側面があります。そのため、わずかな不満でも「期待外れ」と感じてしまうことがあります。
4. 歴史の繰り返し: 実は、かつて脱脂や脱脂と脂肪注入が流行した際にも、同様の悩み(変わり映えしない、シワが気になる、へこみが気になる)が指摘され、修正のニーズが高まりました。裏ハムラも、その「繰り返し」の中にいると言えるでしょう。

裏ハムラ後に生じる主な悩みと、その原因

現在、裏ハムラ後に修正を検討される方が抱える悩みはょ、大きく分けて以下の3つに集約されます。
1. 「変わり映えしない」「再発した」
「せっかく裏ハムラを受けたのに、術前とほとんど変わらない」「一度良くなったのに、またクマが出てきた」というお悩みです。
原因として考えられること:
• 手術操作が不十分: 本来、目の下のへこみを解消するためには、眼窩脂肪を眼輪筋靭帯を越えて、骨の縁の向こう側までしっかりと移動・固定する必要があります。しかし、実際には脂肪の移動が甘かったり、靭帯すら十分に剥離していなかったりすると、へこみがそのまま残ってしまい、効果を実感できないことがあります。
• 固定が弱い・外れてしまった: 適切に脂肪を移動・固定しても、固定が緩かったり、術後に患者さんが目をこすってしまったりすることで、固定していた糸が緩み、脂肪が元の位置に戻ってしまう(再発)こともあり得ます。
• 実際は脱脂のみだった: 残念ながら、裏ハムラと説明されたにもかかわらず、実際は単純な脱脂術しか行われていなかった、という「論外」なケースも報告されています。この場合、当然ながら裏ハムラの効果は得られません。
2. 「シワが気になる」
「裏ハムラを受けたら、かえって目の下にシワが増えたように感じる」というお悩みです。

原因として考えられること:
• 目元の構造上の変化: 脱脂、脱脂と脂肪注入、裏ハムラ、いずれの方法でも、目の下の膨らみ(眼窩脂肪)が解消されると、目元は多少なりともへこみます。へこむことで皮膚が余り、シワができるのは避けられない側面があります。特に30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、皮膚の弾力性が低下している場合、そのシワが目立ちやすくなります。
• 期待値のミスマッチ: 「裏ハムラでクマの悩みは全て解決する」という過度な期待を抱いていた場合、術後にわずかなシワが生じただけでも、「裏ハムラであんなに高いお金を出したのに、こんなところにシワができている」と不満を感じやすくなります。ある程度のシワは年齢相応として許容できる範囲かどうかが、患者さんの満足度に大きく影響します。
対処法:
• 軽度なシワ: ちりめんジワのような細かいシワであれば、フラクショナルレーザーやハイフシャワーといったレーザー治療を繰り返し行うことで、改善が期待できます。傷が完全に落ち着く術後3~6ヶ月以降に検討するのが一般的です。
• 深く刻まれたシワ: レーザー治療では改善が難しい、深く刻まれたシワには、余剰皮膚切除(皮膚を切除して引き伸ばす)といった手術が有効な場合があります。
3. 「へこみが気になる」
「裏ハムラの強みはへこまないことだと聞いていたのに、目の下がへこんでしまった」という、裏ハムラの最大のセールスポイントと矛盾するお悩みです。
原因として考えられること:
• 実質的に脱脂に近かった: 裏ハムラと説明されていても、実際には脂肪の移動量が少なかったり、取る脂肪の量が多かったりすると、実質的には脱脂術に近い効果となり、へこみが生じやすくなります。これは、Instagramなどで症例写真を見ていると、一部のクリニックで裏ハムラと言いながらも、脱脂に近い状態になっているケースがあることが分かると言われています。
• 術後のむくみ: 術後2ヶ月程度は、固定した脂肪の周囲がむくむことがあります。このむくみがある間は、目の下の頬全体が少し前に出ているように見え、そのすぐ下がへこんで見えることがあります。通常、3ヶ月ほどでむくみが治まれば、へこみも改善されることが多いです。
• 元々の顔の骨格や組織の特性: 元々、目のすぐ下の骨の縁が前に出ている方や、頬の中央部分が膨らみがちな方の場合、裏ハムラで目の下が盛り上がったとしても、相対的にその下の部分がへこんで見え、コントラストが際立ってしまうことがあります。
• 組織の脆弱性: 50代以上の患者さんで、組織が非常に脆弱な場合、脂肪を移動させて隔膜をピンと張った際に、へこみが強く出てしまう可能性も指摘されています(これは個人的な経験に基づく推測ですが)。
稀なケースとして報告されるリスク
非常に稀なケースですが、目の動きに関わる「下斜筋」という筋肉を傷つけてしまい、物が二重に見える「複視」が生じるリスクも報告されています。操作が複雑な手術であるほど、このような重いリスクの確率も上がる可能性があります.
修正手術の選択肢と裏ハムラの今後
裏ハムラ後の修正は可能ですが、手術から半年程度経過している場合、組織が硬く癒着していることが多く、再手術の難易度は高まります。修正においては、症状に応じて以下のような治療が選択されることが多いです。
• 変わり映えしない・再発: 残っている脂肪があれば脱脂を追加したり、脂肪注入を組み合わせたりします。
• へこみが気になる: 脂肪注入や、ベビーコラーゲンなどの他の注入治療を行います。
• シワが気になる: 前述の通り、細かいシワにはレーザー治療、深く刻まれたシワには余剰皮膚切除が検討されます。
結局のところ、裏ハムラの修正は、これまで脱脂や脱脂と脂肪注入の修正で行われてきた方法と、大きくは変わらない印象です。これは、どんな治療にも「限界」があり、裏ハムラもその例外ではないことを示唆しています。
裏ハムラは、今まさにその真価が問われる分岐点に立たされています。今後、後遺症やリスクがどれだけ解決できるか、修正が容易で効果的なのかによって、クマ治療の主流として定着するのか、あるいは廃れていくのかが決まってくるでしょう。

裏ハムラについて詳しくはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/ura-hamura.html
くま治療について詳しくはこちら:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
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日付: 2025年9月13日  カテゴリ:形成外科手術

保護中: 目元のヒアルロン酸で失敗しないために。40代からの正しい選び方と注意点

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目の下のたるみ・くまにヒアルロン酸は『絶対ダメ』ってホント?リスクと適切な使い方を解説!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックです。
今回は、美容医療の中でも特にデリケートな部位である「目の下」へのヒアルロン酸注入について、皆さんが抱いているであろう疑問や不安に徹底的にお答えしていきたいと思います。SNSやYouTubeでは「目の下にヒアルロン酸は絶対ダメ!」といった強い言葉を目にすることも多いですが、実際はどうなのでしょうか?当院の見解と、リスク、そして適切な使い方について詳しく解説していきます。

目の下のヒアルロン酸注入、当院では頻度が少ない理由

まず結論から申し上げますと、当院では目の下へのヒアルロン酸注入の頻度は、他の注入治療に比べて少ない傾向にあります。もちろん、全く行わないわけではなく、ケースバイケースで必要に応じて使用しています。では、なぜ当院ではヒアルロン酸の頻度が少ないのでしょうか?それにはいくつかの理由があります。

1. チンダル現象による不自然な色合いのリスク

ヒアルロン酸は「透明」な製剤です。皮膚のすぐ下に透明なヒアルロン酸を注入すると、「チンダル現象」と呼ばれる現象が起こり、皮膚から筋肉の赤い色が透けて見え、青白く不自然な色合いになりやすいというリスクがあります。これは、透明なものを浅いところに注入するがゆえの特性であり、仕上がりの不自然さにつながることがあります。

2. 水分吸収による「ぶよぶよ」感のリスク

ヒアルロン酸は水分を吸収する性質があります。注入後、時間とともに水分を吸収して膨らみ、「ぶよぶよ」とした風船のような不自然な膨らみになることがあります。特に目の下は皮膚が薄くデリケートなため、この変化が目立ちやすい傾向があります。もしこのような状態になった場合は、一度ヒアルロン酸を溶かす処置が必要になります。

3. 持続期間の短さと「流れやすさ」

目の下に注入した場合、ヒアルロン酸の持続期間は比較的短く、約3ヶ月から6ヶ月程度で入れ替えが必要になることがあります。また、ヒアルロン酸は「流れやすい」という特性もあり、注入した部位からわずかに移動してしまう可能性も指摘されています。
これらの特性から、当院では目の下へのヒアルロン酸注入は「癖が強い」製剤であると考えており、適応が限られるため、頻度が少ないのです。

当院が目の下への注入で「最も綺麗に馴染む」と考える治療法

では、当院で目の下に対して最も多く行っている、そして最も綺麗に馴染むと考えている治療法は何でしょうか?それは、主に以下の3つです。

1. 脂肪注入

当院が最も頻繁に行っているのは「脂肪注入」です。
• 最大のメリットは「仕上がりの自然さ」です。脂肪注入は、他のどの製剤よりも自然に馴染み、最も綺麗に仕上がると実感しています。
• 自身の脂肪を使うため、拒否反応が起こりにくいという利点もあります。
青クマの改善にも効果的です。青クマは筋肉の色が皮膚から透けて見えることで生じますが、脂肪(黄色い色)を皮膚と筋肉の間に細かく注入することで、筋肉の赤い色を遮断し、色合いを改善することができます。
• ヒアルロン酸と異なり、一度定着した脂肪は長期的にその効果が持続します。吸収される部分もありますが、定着した部分は半永久的に残ります。
ただし、脂肪注入にもデメリットがないわけではありません。
• 脂肪注入の定着率には個人差があります。年齢を重ねた方や喫煙者の方、目をこする癖がある方などは、注入した脂肪が定着しにくい傾向があります。
• 注入した脂肪は圧力に弱いため、術後に目を強く押したりこすったりすると、減少しやすくなることがあります。
• 手軽さの点では、ヒアルロン酸よりも外科的な処置となるため、抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

2. ベビーコラーゲン・エランセ

ヒアルロン酸以外の製剤として、当院ではベビーコラーゲンエランセといった製剤も使用しています。
• これらの製剤は「白色」であるという特徴があります。白色の製剤は、脂肪注入と同じように、筋肉の赤い色を白色で遮断してくれるため、目の下に入れても馴染みやすく、色合いも改善しやすいというメリットがあります。
ベビーコラーゲンは、持続期間が1~3ヶ月程度と短いですが、昔からある製剤で安全性が高く、選択される方も多いです。
エランセは、2~3年と持続期間が長いのが特徴ですが、腫れやすかったり、異物反応を起こしやすかったり、大量に入れるとしこりになりやすかったりと、「癖の強い製剤」という側面もあります。
それでもヒアルロン酸を使うのはどんな時?当院の「ケースバイケース」な使い方
ここまでヒアルロン酸のデメリットや、他の製剤のメリットを説明してきましたが、冒頭でもお伝えした通り、当院でもヒアルロン酸を全く使わないわけではありません。美容皮膚科のクリニックでは、外科的な治療を行っていない場合、目の周りの注入剤としてヒアルロン酸の使用頻度が高くなる傾向があります。

当院が目の下へのヒアルロン酸注入を検討するのは、主に以下のようなケースです。
「手軽さ」を重視する方:ヒアルロン酸は、「手軽に戻せる」という最大のメリットがあります。もし仕上がりが気に入らなかった場合でも、専用の溶解剤を注入すれば1日程度で溶かすことができるため、「お試し」感覚で注入を希望される方には適しています。外科的な処置に抵抗がある方にも選択肢となります。
脂肪注入の定着が悪い方:脂肪注入は非常に良い治療法ですが、体質的に脂肪が定着しにくい方(高齢の方、喫煙者の方、目をこする癖がある方など)もいらっしゃいます。このような場合の選択肢として、ヒアルロン酸注入が検討されます
微調整や少量注入:大幅な改善ではなく、「微調整」レベルの少量注入であれば、ヒアルロン酸も有効な場合があります。
ヒアルロン酸注入の重大なリスク「血管閉塞」について
ヒアルロン酸注入の有名なリスクとして「血管閉塞」があります。これは、ヒアルロン酸が細い血管に入り込んでしまい、血管を詰まらせてしまう状態です。心筋梗塞や脳梗塞と同じような状態だとイメージしてください。目の周りの血管が詰まってしまった場合、以下のような事態が起こる可能性があります。
皮膚の壊死:皮膚を栄養している血管が詰まると、その部分の皮膚が腐ってしまう可能性があります。
失明:目の奥まで行く血管が詰まってしまった場合、最悪のケースとして失明に至る可能性も指摘されています。
しかし、このような重大な血管閉塞が起こる頻度は極めて稀です。10年、20年と様々な部位に注入治療を行って、その中で一人当たるか当たらないかというレベルです。これは、横断歩道を歩いていて車が突っ込んでくるのを心配するようなものだと考えています。
もちろん、リスクはゼロではありませんから、患者様には以下の異常な兆候を知っておいていただきたいです。
• 注入後もずっと痛みが続く
• 皮膚の色が真っ白になったり、明らかに不自然な色(例えば、まだらな紫色など)に変わったりした場合。
このような兆候が見られた場合は、すぐに施術を受けたクリニックに連絡し、ヒアルロン酸溶解剤を注入するなどの適切な対処を受けることが非常に重要です。クリニック側としても、万が一の事態に備え、迅速な対処ができる体制を整えておくことが大切だと考えています。

「絶対ダメ」論に惑わされないで!大切なのは「特性の理解」

SNSやYouTubeでは「ヒアルロン酸は絶対ダメ」と否定的な意見が聞かれることもあります。これは、そう言い切った方がインパクトがあり、受けが良いという側面もあるのかもしれません。
しかし、「絶対ダメ」というわけではありません。ヒアルロン酸には確かに目の下への注入における「癖」やリスクがありますが、その特性を理解し、適切なケースで少量を用いるのであれば、有効な選択肢となり得ます。特に、手軽さや可逆性を求める方、脂肪注入が難しい方など、患者様それぞれのニーズに応じた使い方が可能です。
大切なのは、「それぞれの製剤の特性(メリット・デメリット)」を正しく理解することです。そして、ご自身の目の下の状態や、どんな仕上がりを望むのか、どの程度のリスクなら許容できるのかなどを、信頼できる医師としっかり相談し、納得した上で治療法を選択することです。
当院では、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療法をご提案できるよう、丁寧なカウンセリングを心がけています。目の下のたるみやくまにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ヒアルロン酸注入・ベビーコラーゲンについて:https://www.ochanomizubiyou.com/beauty/hyaluronic_acid.html
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日付: 2025年9月12日  カテゴリ:形成外科手術

【クマ治療の真実】「脱脂で目の上が凹む?」再発しないって本当?プロが徹底解説!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

今回は、多くの方が気にされている目の下のクマ治療、特に「脱脂後に目の上が凹むのではないか?」という疑問と、「一度クマ治療を受けたら、もう再発はしないのか?」という長年の疑問について、詳しく解説していきたいと思います。

このブログ記事を通して、クマ治療に対する皆さんの不安や疑問が少しでも解消されれば幸いです。

1. 「脱脂すると目の上が凹む」って本当?その構造と仕組み

クマ治療で最も一般的な方法の一つに、目の下の余分な脂肪を取り除く「脱脂(だっし)」があります。この治療に関して、「下まぶたの脂肪を取ると、上まぶたが凹んでしまうのではないか?」という心配の声をよく耳にします。

巷で言われる「上まぶたが凹む」メカニズムの誤解

一部の解説では、「下まぶたの脂肪と上まぶたの脂肪は奥で繋がっているため、下の脂肪を取ると、上まぶたの脂肪がなだれのように下に流れてきて、結果的に上のまぶたが凹む」という説明がされることがあります。しかし、基本的にそのようなことは起こりません

上まぶたと下まぶたの脂肪は確かに連続していますが、実際には薄い膜で隔てられています。この膜があるため、上まぶたの脂肪がそのままズルズルと下まぶた側に流れ込んでくることは、まずないと考えていただいて大丈夫です。私自身の経験でも、年間500~600件ものクマ治療を行っていますが、本当に上まぶたが凹んでしまったという方は、1人か2人いるかいないかというくらい、非常に稀なケースです。そのため、過度に心配しすぎる必要はありません。

ごく稀に起こる「上まぶたの凹み」の真のメカニズム

では、もし実際に上まぶたが凹んでしまったとしたら、それはどのようなメカニズムで起こるのでしょうか?その場合のメカニズムは、脂肪が流れてくるというよりは、以下のような構造的な変化によるものと考えられます。

  • ・眼圧の低下と眼球の位置変化:下まぶたの脂肪がなくなることで、眼球を支えていた圧力がわずかに低下します。これにより、眼球がほんの少しだけ下に下がります(眼圧の低下)。
  • ・上部スペースの形成と脂肪の引っ込み:眼球が下がると、その分、眼球の上の部分にわずかなスペースが生まれます。このスペースができると、そこに向かって上まぶたの脂肪がフッと奥に引っ込むような形になります。この結果、上まぶたが凹んで見える可能性がある、というわけです。

これはあくまで理論上の可能性であり、実際に上まぶたの脂肪がずるずると雪崩のように流れてくるようなことは、今まで見たことがありません。

上まぶたの凹みへの対策

万が一、上まぶたの凹みが気になるという場合は、この上側のくぼんだ部分に薄く脂肪を注入してあげることで、かなりの改善が期待できます。当院でも、このようなケースに対しては適切な処置を行っていますのでご安心ください。

2. クマ治療後に再発はする?眼科周囲の加齢性変化との関係

クマ治療を検討されている方からよくいただく質問に、「この治療を一度受けたら、もうずっと効果が持続するんですか?」というものがあります。

「短期間で再発することはまず滅多にありませんが、10年、15年という長いスパンで見た場合、絶対に再発しないとは言い切れません」ということです。これは、脱脂、ハムラ法、脂肪注入など、どのクマ治療にも共通して言えることです。

では、なぜ長期的に見ると再発の可能性があるのでしょうか?その鍵を握るのが、「眼窩周囲の加齢性変化」です。

加齢による骨格の変化がクマの再発に影響

皆さんは「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」という言葉をご存じでしょうか?特に閉経後の女性に多く見られますが、加齢とともに手足の骨がスカスカになってくる病気です。実はこれ、手足だけでなく、頭蓋骨、特に目の周りの骨にも言えることなのです

年を取ると、目の周りの骨(眼窩縁)が少しずつ痩せて、後退してきます。この骨格の変化が、クマの再発に大きく影響してくるのです。

  • ・骨の後退と脂肪の見え方の変化:目の周りの骨が痩せて後退してくると、相対的に目の下の脂肪が目立つようになります。これは、脂肪そのものが増えるわけではありません。骨という土台が下がってしまうことで、以前からそこにあった脂肪が以前よりも「出ているように見える」という現象です。
  • ・「雪崩」というより「屋根の雪」:よく「脂肪がドロドロと出てくる」というイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、むしろ「雪解け前の屋根に積もった雪が、屋根が少しずつ後退するにつれて、少しずつズルズルっと前に出てくるような雰囲気」の方が近いと言えるでしょう。急激に変化するのではなく、徐々に徐々に目立ってくるのが特徴です。
  • ・頬の骨も影響:目の周りの骨だけでなく、頬骨(ほっぺたの骨)も加齢とともに後退します。これにより、さらに目の下の脂肪が目立ちやすくなることがあります。

再発時の対応と「永久的な効果」の限界

このように、クマ治療の効果は非常に高いものですが、人間の体は加齢とともに骨格も含めて変化していくため、「永久的に効果が持続する」とは断言できません。誰の骨がどれくらい後退するかは、個人差が大きく、見てみないと分からない部分です。

もし長期的に見てクマが再び目立ってきた場合は、その時の状況に応じて、再度の脂肪除去、ハムラ法による脂肪の移動、あるいは脂肪注入など、ケースバイケースで最適な治療法を検討していく必要があります。

まとめ

今回は、クマ治療に関する二つの重要な疑問について、構造とメカニズムを交えて解説しました。

  1. ①脱脂による上まぶたの凹み:基本的に脂肪が流れて凹むことはなく、非常に稀に眼球の位置変化によって生じる可能性がありますが、その場合は脂肪注入で改善が見込めます。
  2. ②クマ治療後の再発:短期的な再発は稀ですが、10年、15年といった長期スパンでは、加齢による眼窩周囲の骨格変化(骨が痩せて後退すること)によってクマが再び目立つ可能性があります。これは脂肪が増えるのではなく、土台の変化によるものであり、その際は状況に応じた再治療を検討する必要があります。

クマ治療は非常に満足度の高い治療ですが、ご自身の体の自然な変化を理解し、長期的な視点を持つことが重要です。ご自身の目の状態や加齢による変化については、ぜひクリニックで相談し、最適な治療計画を立ててください。

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日付: 2025年9月11日  カテゴリ:形成外科手術

【徹底解説】目の下のシワ取り「下眼瞼余剰皮膚切除」で若々しい目元を取り戻す!

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

今回は、多くの方が気にされている目の下のシワについて、その原因から、専門的な治療法である「下眼瞼余剰皮膚切除(かがんけんよじょうひふせつじょ)」という手術の詳細まで、分かりやすく解説していきます。

目の下のシワにお悩みの方、将来的な治療を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目の下のシワ、その原因は?若くてもできるって本当?

「目の下のシワ」と聞くと、年齢とともに現れるものと思われがちですが、実はその原因は様々です。

主な原因としては、以下の点が挙げられます。

  • ・加齢:やはり年齢とともに皮膚のハリや弾力が失われることが大きな要因です。
  • ・遺伝的要因:元々シワができやすい体質の方もいらっしゃいます。
  • ・不規則な生活習慣:寝不足などが重なると、目の下の状態が悪化しやすくなります。
  • ・乾燥:皮膚の乾燥は小ジワの大きな原因です。
  • ・摩擦(こすりすぎ):目をこする癖がある方は、それが原因でシワが深まることがあります。

これらの要因が重なることで、思ったよりも若い頃からシワが気になり始めるという方も少なくありません。例えば、50代、60代で手術を受けられる方が多い一方で、皮膚の状態によってはもっと若い方でも適用になるケースもあります。

下眼瞼余剰皮膚切除とは?シワだけを取る手術の真髄

今回解説する「下眼瞼余剰皮膚切除」は、その名の通り「下まぶたの余分な皮膚を切除する」ことでシワを取り除く手術です。正式名称は少し長いですが、一般的には「下まぶたのシワ取り術」と呼ばれることが多いですね。

この手術は、下まつげの生え際ギリギリを切開し、余分な皮膚を切り取って縫合することで、ピンと張った若々しい目元を取り戻すことを目指します。シンプルに聞こえるかもしれませんが、「シワだけを取ってくる」という点で、より手の込んだバージョンである「表ハムラ法」とは区別されます。

表ハムラ法とは、下まつげ沿いを切開し、皮膚だけでなく眼輪筋という薄い筋肉をめくり、脂肪を移動させて凹みを改善したり、出っ張りをなくしたりする、より広範囲な治療です。つまり、シワ取り術が主に皮膚のたるみとシワに焦点を当てるのに対し、表ハムラ法は脂肪による目の下のクマや凹凸にも対応する、総合的な目の下の若返り術と言えます。

では、なぜシワ取り術単独で行われるケースがあるのでしょうか? それは、過去にクマ取り手術を受けている方が、数年後にシワや凹みが気になり始めた場合に、このシワ取り術が選択されることが多いからです。 このケースについては後ほど詳しく説明します。

重大なリスクとその予防策

目の下のシワ取り手術には、「切って縫って終わり」という単純なものではない、注意すべき重要なリスクがあります。 それは、「外反」と呼ばれる合併症です。

外反とは、皮膚を取りすぎてしまい、下まぶたが外側に引っ張られすぎて裏返ったような状態(アッカンベ状態)になってしまうことです。若い女性が「たれ目形成」として意図的に行う手術もありますが、シワ取り手術で意図せずこの状態になってしまうと、見た目の印象に大きく影響してしまいます。

このようなリスクを避けるために、専門的なクリニックではある工夫を行っています。当院でももちろん実践していることですが、それは「眼輪筋(がんりんきん)を骨膜に固定する」という方法です。

皮膚のすぐ下にある眼輪筋に糸をかけ、その糸を骨のヘリ(眼窩縁)の横側にある骨膜(こつまく)という部分にしっかりと引き上げて固定します。これにより、ハンモックのように眼輪筋が下まぶたを支え、皮膚が下に引っ張られすぎることを防ぎ、外反の状態を予防できるのです。

経験豊富な医師による、このような細やかな配慮と技術が、安全で美しい仕上がりには不可欠と言えるでしょう。

どんな人がシワ取り手術の適応になるの?

では、この下まぶたのシワ取り手術は、どのような方におすすめできるのでしょうか。

まず大前提として、比較的年齢が若く、ちりめんジワ程度の軽いシワが気になる方に、いきなりメスを入れる手術を提案することはほとんどありません。 なぜなら、そういった方にはもっと負担の少ない美容皮膚科的な治療で十分改善が見込めることが多いからです。

当院であれば、ピコフラクショナルレーザーハイフシャワーといった治療をおすすめしています。これらの治療は、皮膚の表面を引き締め、タイトにすることで、ちりめんジワを少しずつ減らしていく効果が期待できます。メスを使わずとも、満足のいく結果を得られるケースは非常に多いのです。

メスを入れる手術、つまり下眼瞼余剰皮膚切除の主な適応となるのは、以下のような方々です。

  1. ①中高年以降の方で、かなり深く刻まれたシワが多い場合
  2. ②たるみを合併している方:この場合は、脂肪の移動も伴う表ハムラ法が一般的に推奨されます。
  3. ③過去にクマ取り手術を受け、その後にシワや凹みが気になり始めた方

特に3つ目のケースは頻度が高いです。40代後半から50代の方で、数年前にクマ取りだけを行った後、「ちょっと凹みとシワが気になってきました」というお悩みを抱えて来院される方がいらっしゃいます。これは、クマ取りしか提案できないクリニックで手術を受けた結果、数年後に改めてシワ取り術が必要になるというパターンです。

これは裏を返せば、クマ取りだけでは対応しきれない部分が後から出てくる可能性もある、ということでもあります。
症例:(50代女性:下眼瞼余剰皮膚切除+脂肪注入)
この患者様は5年前に他院でくま取りの手術を受け、数年経ち、シワ、凹みが気になってきたとのことで、下眼瞼余剰皮膚切除と脂肪注入をさせていただきました。

下眼瞼余剰皮膚切除:まつげに沿って皮膚切開をすることで、余っている皮膚を切除し、下瞼のシワ、皮膚のたるみを改善することが可能です。
料金:330,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、下斜筋の損傷等

全体的な若返りを考えるなら、クリニック選びが重要!

最終的に、目の下のシワやたるみ、クマといった複合的なお悩みを抱えている方は、最初から幅広いクマ治療を提案できるクリニックを選ぶことが非常に重要だと考えています。

当院のように、様々なクマ治療の中から、患者様の状態やご希望に合わせて最適な治療法(例えば、最初から表ハムラ法であったり、今回ご紹介した下まぶたのシワ取り術であったり)を提案できるクリニックにご相談いただくことで、後々の再手術のリスクを減らし、最初から理想の目元を目指すことができるでしょう。

目の下の状態は一人ひとり異なります。ぜひ一度専門医にご相談いただき、ご自身に合った治療法を見つけてみてください。

まとめ

  • ・目の下のシワは、加齢だけでなく、遺伝、生活習慣、乾燥、摩擦など様々な要因で発生する。
  • ・下眼瞼余剰皮膚切除は、下まつげ沿いを切開し、余分な皮膚を切除することでシワを改善する手術。
  • より複雑な表ハムラ法は、脂肪移動も伴い、クマや凹凸も改善する。
  • ・手術には「外反」というリスクがあるが、眼輪筋を骨膜に固定する工夫で予防できる。
  • ・若い方のちりめんジワには、レーザーやハイフシャワーなどの美容皮膚科的治療が推奨される。
  • ・手術の主な適応は、中高年以降の深いシワや、過去のクマ取り後にシワや凹みが気になり始めた方。
  • ・最初から幅広いクマ治療を提案できる専門クリニックを選ぶことが、後々の満足度を高めるカギとなる。

今回の記事が、目の下のシワにお悩みの方の参考になれば幸いです。

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日付: 2025年9月11日  カテゴリ:形成外科手術

目の下のクマ治療、本当にあなたに合うのは?「中立的」な真実

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

目の下のクマは、年齢や性別を問わず多くの方が抱えるお悩みです。「疲れて見える」「老けて見える」といった印象を与えてしまうため、改善を望む声は後を絶ちません。しかし、美容医療の世界には様々な治療法があり、どの情報が正しいのか、自分には何が最適なのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、世間で話題のクマ治療について中立的かつ多角的な視点で解説します。本当にあなたに合った治療法を見つけるためのヒントをお届けします。あらゆる可能性を考慮した専門医の見解は、きっとあなたの疑問を解消してくれるはずです。

「切らないクマ治療」の真実とは?注意すべき治療法も

広告でよく見かける「切らないクマ治療」という言葉。これにはいくつかの意味合いがありますが、多くの場合、経結膜脱脂術を指していると考えられます。これは、目の裏側(結膜側)からアプローチし、皮膚を切開せずに目の下の膨らみの原因となる眼窩脂肪を除去する手術です。この治療法は効果があります。特に、目の下のくぼみが少なく、単純に膨らみがある若い方には非常に有効な選択肢となります。

一方で、「切らないクマ治療」と称して行われる脂肪溶解注射には、強く警鐘を鳴らしています。脂肪溶解注射は「全く効果がない」どころか、脂肪と周囲組織が癒着を起こし、その後の本格的な手術を困難にする可能性さえあるため、避けるべきだと考えます。

ハムラ法と脱脂+脂肪注入、あなたに最適なのは?

目の下のクマ治療の代表的な手術法として、「ハムラ法(特に裏ハムラ法)」と「脱脂+脂肪注入」が挙げられます。これらの違いと使い分けについて、以下のように説明します。

  • 【ハムラ法(裏ハムラ法)】:目の下の膨らみの原因である眼窩脂肪を、目の下のくぼみに移動させて固定する手術です。経結膜脱脂術に比べて少し滑らかに改善できる点で「クマ取り(脱脂)の上位互換」になり得るとする見解があります。しかし、目のすぐ下のくぼみに脂肪を移動させるため、ゴルゴラインなど頬の広範囲のくぼみや色味の改善までは難しいとされています。また、脂肪を薄く広げる範囲に脂肪注入を行うと、脂肪の定着率が悪くなったりムラが出たりするリスクがあるため、裏ハムラとリッチ脂肪注入を併用するケースはあまり多くないようです。
  • 【脱脂+脂肪注入】:目の下の膨らみを脱脂で取り除いた後、自身の脂肪を採取して目の下のくぼみや頬のへこみに注入する治療法です。この方法の最大の利点は、目の下のくぼみだけでなく、ゴルゴラインまで広がる頬のへこみや、クマの色味まで改善できる点にあります。そのため、ハムラ法が脱脂+脂肪注入の「上位互換」とは言えず、全く別の治療法であるという見解が示されています。どちらの治療法を選ぶかは、患者様のクマの状態(へこみの範囲、色味の有無など)に応じて使い分けるべきだと強調されています。

一部のクリニックが特定の治療法ばかりを推奨する背景には、そのクリニックの効率性や、特定の技術のノウハウの偏りがある可能性も指摘されています。

クマ治療後の「へこみ」や「色クマ」への対処法

もしクマ取り手術後にへこみができてしまった場合、脂肪注入で埋めるのが良いと提案されています。目元への脂肪注入は、しこりになるリスクもあるため高度なテクニックが必要ですが、経験豊富な医師にとっては十分対応可能だとされています。ただし、クマ取りでへこみがある状態は脂肪がない状態であるため、裏ハムラ法では解決できないことも理解しておく必要があります。

また、摩擦による色素沈着で生じる茶クマについても、改善は難しいとされることが多いですが、脂肪注入で皮膚のすぐ下に浅く薄く脂肪を入れることで、色味が改善するケースがあります。これにより、メイクで隠す頻度が減り、摩擦が減ることで自然治癒に繋がることも期待できるとのことです。改善が見られない場合は、レチノールやハイドロキノンなどの外用薬を検討することも選択肢の一つです。

「ハムラ法は100%再発する」は本当?

一部のクリニックでは「ハムラ法は100%再発する」といった極端な表現で広告を行っていますが、これを広告戦略の一環だと見ています。何十年という長いスパンで見れば再発する可能性はあるものの、客観的なデータが存在しないため、どの治療法が再発しやすいか、しにくいかを断定することはできないのが現状です。そのため、どの治療法であっても再発リスクは説明され、長期的に見て気になる部分が出てきたらその都度、ケースバイケースで対応していくのが現実的だと話されています。

PRP療法は目の下のクマに効果的?専門医の見解

PRP(多血小板血漿)は、小ジワ対策やハリ感の改善を目的として目の下の治療に推奨されることもありますが、不確実性が高いと指摘します。 特に、目の下の治療法の中では価格が高い割に効果の不確実性が高いという点が挙げられます。また、どこまで膨らむか予測しにくいという難点もあります。

PRPにFGF(成長因子)を加えて使用するケースもありますが、目元へのFGF使用には否定的なスタンスを取っており、行っていないとのことです。FGFを入れないPRP単独での治療の場合、効果の実感の側面ではさらに不確実性が高まると考えられています。

PRPは抗炎症効果を謳い、ハリ感や小ジワの改善に寄与するとされますが、リジュランやスネコスといった他の治療法と大きく変わらない可能性もあり、採血を伴う分、患者様への負担も大きいと指摘されています。裏ハムラ法と組み合わせて窪み対策としてPRPを推奨するクリニックもありますが、不確実性の高いPRPを組み合わせるよりも、クマ取りと脂肪注入の方が良いのではないかと疑問が呈されています。

20代でもクマはできる?涙袋は消える?よくある疑問

「目の下の脂肪は加齢で出てくるものと聞いたのに、20代で膨らみがあるのはおかしい?」そういった方はたくさんいますし、おかしいことではありません。若ければ若いほど、クマ取りだけでもスッキリと改善しやすい傾向にあるとのことです。

また、「ハムラ法を行うと涙袋が消失する」という懸念もよく聞かれますが、裏ハムラ法や経結膜脱脂術、脂肪注入といった治療法では、涙袋がなくなることはありません。むしろ、目の下の膨らみがなくなることで涙袋が強調されて大きく見える場合も多いとされています。涙袋自体は、あらゆるクマ治療において通常触らない筋肉であるため、形が変わる心配はないとのことです。ただし、表ハムラや余剰皮膚切除など、皮膚を切開するタイプの古い術式では、涙袋が小さくなったり、なくなったりする可能性もあるため注意が必要です。

目の下のちりめんジワに効果的な治療

目の下のちりめんジワには、その程度によって様々な治療法が考えられます。

  • ・重度のたるみ:本当に皮膚のたるみが強い場合は、表ハムラ法や、脱脂に加えて皮膚切除を行う手術が適応となることがあります。
  • ・軽度から中程度のちりめんジワ:30代から40代前半くらいまでのちりめんジワであれば、手術以外にも選択肢があります。リジュランスネコスといった注射による治療、ハイフシャワーポテンツァピコレーザーのフラクショナルといったレーザー治療などが効果的です。これらの治療は、肌質の改善の一環として月に1回程度のペースで継続して行うことが推奨されています。

まとめ:あなたに最適な治療法を見つけるために

目の下のクマ治療には、実に多様な方法があります。「どの治療法にも一長一短があり、患者様一人ひとりの目の下の状態、年齢、希望、ダウンタイムの許容度などに応じて、最適な治療法は異なる」ということです。

特定の治療法を強く「推す」クリニックの話だけでなく、今回ご紹介したような中立的な専門医の見解も参考にしながら、ご自身のクマの状態を正確に把握し、メリット・デメリットを十分に理解した上で、信頼できる医師と相談して最適な治療法を選択することが、理想の目元を手に入れるための鍵となるでしょう。


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日付: 2025年9月10日  カテゴリ:形成外科手術

【徹底解説】目の下のクマ取り(経結膜脱脂術)で疲れた印象にサヨナラ!症例とダウンタイムもご紹介

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

「最近、疲れている?」 「寝不足ですか?」

そんな言葉をかけられることはありませんか?その原因は、もしかしたら目の下のクマかもしれません。目の下に影ができると、実年齢よりも老けて見えたり、疲れた印象を与えたりすることが少なくありません。

今回は、シンプルながらも高い満足度を誇る「クマ取り術(経結膜脱脂術)」について、その原因から手術方法、そして実際の症例写真とともに詳しく解説していきます。当院では、クマ取り術だけでなく、脂肪注入や裏ハムラ法など、6種類すべてのクマ治療に対応していますが、やはりクマ取り術はコストも抑えられ、手術時間も20〜30分と短いため、ニーズが高い施術です。

目の下のクマに悩む多くの方が、明るく若々しい目元を取り戻すヒントが見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

1. 目の下のクマ、その正体とは?〜疲れ顔の原因を徹底解明〜

目の下のクマと一口に言っても、実はいくつかの種類があります。主なものとしては、「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」の3種類が挙げられます。

  • ・茶クマ: 色素沈着が主な原因です。
  • ・青クマ: 皮膚のすぐ下にある「眼輪筋」という筋肉が透けて見え、青っぽく見えるものです。
  • ・黒クマ: そして今回メインでご紹介する「黒クマ」は、目のすぐ下の脂肪が中途半端に出っ張り、その下側が凹むことでできる影が原因です。

この黒クマの状態では、涙袋が出っ張り、そのすぐ下の脂肪が出ている部分は光が当たって肌色に見え、さらにその下が凹んで影になることで「色ムラ」が生じます。この色ムラが「老けて見える」「疲れて見える」といった印象に直結するのです。特に、目のすぐ下が凹んでいる場合は、より影が強調されやすい傾向にあります。多くの方が、この出っ張った部分を取り除き、凹みを改善したいと望んでいます。

2. シンプルなのに効果絶大!経結膜脱脂術の秘密

「クマ取り術」は、具体的にどのような手術なのでしょうか。その特徴と、なぜシンプルながら効果が高いのかを説明します。

経結膜脱脂術は、基本的に目の裏側、つまり粘膜のところを切開するため、顔の表側に一切傷がつきません。これは多くの方が心配される「傷跡」の問題を解消できる大きなメリットです。

手術では、皮膚のすぐ下にある眼輪筋には触れず、さらに奥にある脂肪を取り除きます。シンプルに、脂肪のせいで出っ張っていた部分が凹むという手術です。

この手術が、涙袋に与える影響についてもよく質問されますが、涙袋の形は物理的には一切変わりません。涙袋は眼輪筋の力こぶのようなものであり、眼輪筋をいじらないためです。しかし、クマ取り術によって涙袋のすぐ下部分が均一に凹むため、結果的に涙袋が「少し大きく見える」と感じる方が多いです。目元全体がすっきりすることで、涙袋がより際立つようになるのです。

また、青クマの原因である「筋肉が透けて見える」状態も、筋肉をいじらないため、この施術単体では変わりません。もし青クマも改善したい、あるいは目元の凹みが元々強い場合は、脂肪注入などの施術を組み合わせることで、より理想的な目元に近づけることが可能です。

手術時間は約20〜30分と短く、身体への負担も少ないのが特徴です。

3. 驚きのビフォーアフター!当院の症例写真で見るクマ取り効果

それでは、実際に当院でクマ取り術を受けられた方々の症例を見ていきましょう。様々な年齢層や状態の方々が、クマ取り術だけでどれだけ印象を変えられたか、その変化に驚かれるかもしれません。

症例1:20代前半女性 – シンプルなクマもすっきり

最初の症例は、20代前半の女性です。この方は、涙袋の下の凹みがそれほど強くなく、眼窩脂肪の突出がシンプルなタイプでした。術後1週間では、まだ薄い色味がありますが、すでに形がはっきりしているのがわかります。1ヶ月後には、涙袋が少し目立つようになり、そのすぐ下が均一に影になることで、非常にすっきりとした目元になりました。元々凹みが強すぎなかったため、クマ取り術だけで非常に綺麗に決まった典型的なケースです。

症例2:20代前半女性 – 膨らみが大きめでも自然な仕上がり

二人目の20代前半女性の症例です。この方は、やや目元の凹みが強く、膨らみも大きめだったので、術前に少し懸念もありました。しかし、術後には凹みも目立つことなく、膨らみが大きかった分、涙袋が連なるように自然な膨らみが出ました。涙袋からすぐ下の部分が均一に凹んで影になり、すっきりとした印象に。目元の凹みが少し残るものの、ご本人も高い満足度を得られ、許容範囲内と判断されました。気になる場合は脂肪注入やヒアルロン酸などの注入剤の適用も検討できます。

症例3:30代前後女性 – 埋もれた涙袋もくっきりと

30代前後の女性の症例です。この方は、目元の凹みが少なく、眼窩脂肪の出っ張りがかなり強かったため、涙袋が埋もれてしまうほどでした。しっかりと脂肪を取り除いた結果、術後1週間では薄い黄色味がある程度で、外出してもほとんどわからないレベルでした。1ヶ月後には、涙袋がはっきりと目立つようになり、青クマもなく、元々凹みも少なかったため、クマ取り術だけで「めちゃくちゃ綺麗に決まった」と評価されるほどの結果に。こうしたタイプの方にこそ、クマ取り術は最も効果を発揮すると言えるでしょう。

症例4:男性の症例 – 男性も目元をすっきりと

クマ取り術は女性だけのものではありません。この症例は男性の方です。涙袋から少し凹んで影があり、その下の眼窩脂肪が出ている部分が中途半端に光に当たって肌色に、さらにその下が影になって黒くなっている状態でした。涙袋が埋もれるほどではないものの、中等度のクマがありましたが、術後には涙袋がくっきりとし、目元の輪郭もすっきりとしました。ダウンタイムもほとんどなく、男性でもこのようにスッキリと決まることを示しています。

症例5:30代女性 – 凹みが浅いと満足度も高い

30代女性の症例です。この方は涙袋の下に脂肪があり、目元の凹みがほとんどないタイプでした。このような「座り込みが浅い」タイプの方は、クマ取り術で非常に綺麗に決まりやすいです。ダウンタイムも少なく、術後には涙袋がきっちりと出て、その下が適度に影になることで、エキゾチックな印象に。ご本人も非常に高い満足度を得られました。

症例6:40代女性 – 年齢を重ねてもクマ取り術で若々しく

「若い人ばかりじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、40代の方にもクマ取り術は有効です。この40代女性の症例では、皮膚のたるみがそれほど強くなく、眼窩脂肪がかなり出ている一方で、凹みはあまりない状態でした。クマ取り術のみを行った結果、涙袋が目立ち、全体的に良い感じに決まりました。特に横から見ると、術前の膨らみが解消され、改善がより顕著に見て取れます。シワも懸念されましたが、肌のハリがあれば、わずかなちりめんジワが出るか出ないか程度で済むことも。この方もクマ取り術だけで非常に高い満足度を得られました。

どの症例も、術後1週間では薄い黄色味や色味が残るものの、外出してもほとんど目立たないレベルであり、1ヶ月後にはしっかりと落ち着き、目元が大きく改善していることがわかります。

4. あなたに最適なクマ治療を〜当院の豊富な選択肢〜

今回ご紹介した「クマ取り術(経結膜脱脂術)」は、シンプルながら非常に効果の高い施術ですが、当院では患者様一人ひとりの目元の状態やニーズに合わせて、様々な治療法をご提案しています。

  • 【クマ取り(経結膜脱脂術)】:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。
    料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
  • 【クマ取り+脂肪注入】:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。大腿内側または腹部から脂肪を採取し、目の下/ゴルゴラインに注入しハリを出しシワの改善を行います。
    料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
  • 【表ハムラ】:睫毛下を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させて、凹みのある個所に固定し直します。シワの原因となっている余剰皮膚も切除することで、シワの改善にも効果が期待できます。
    料金:506,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等
  • 【裏ハムラ】:睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させ、凹みのある個所に固定し直します。
    料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
    リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

これらの豊富な選択肢の中から、医師が丁寧にカウンセリングを行い、患者様にとって最適な治療計画を立てていきます。

まとめ:クマ取りで自信と輝きに満ちた目元へ

目の下のクマは、私たちを老けて見せたり、疲れた印象を与えたりする大きな要因となります。しかし、適切な治療を受けることで、その悩みから解放され、若々しく明るい目元を取り戻すことが可能です。

もし目の下のクマにお悩みでしたら、ぜひ一度、当院にご相談ください。あなたの目元の状態をしっかりと診断し、最適な治療法をご提案させていただきます。

詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html
ご予約や当院ホームページから
LINE予約 / WEB予約 が可能です

 

 

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お茶の水美容形成クリニック
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2-2-4
MPR御茶ノ水駅前ビル9階

御茶ノ水の美容皮膚科・まぶたの治療ならお茶の水美容形成クリニック

日付: 2025年9月10日  カテゴリ:形成外科手術

目の下のクマ、どうする?「裏ハムラ」のすべて:メリット・デメリットと最適な選択肢

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

目の下のクマは、お顔の印象を大きく左右するお悩みの一つです。「クマ取り」という言葉を耳にされたことがある方も多いと思いますが、その中でも「裏ハムラ」という術式についてご存知でしょうか?裏ハムラは、時に慎重な検討が必要とされる手術ですが、特定の条件下では非常に有効な選択肢となります。今回は、裏ハムラの利点や弱点、そしてどのような方におすすめできるのかを詳しく解説します。

クマ取り(脱脂術)と裏ハムラ、根本的な違いとは?

まず、目の下のクマを改善する代表的な手術である「脱脂術(クマ取り)」と「裏ハムラ」の違いから見ていきましょう。

どちらの術式も、眼窩隔膜を切開し、不要な脂肪にアプローチするという点では共通しています。しかし、その後のアプローチが大きく異なります。

  • 【クマ取り(脱脂術)】:主に眼窩脂肪を「取る」ことで、目の下の膨らみを解消します。
  • 【裏ハムラ】:クマ取りほど多くの脂肪を取るのではなく、脂肪を「移動させる」ことが特徴です。具体的には、骨のヘリやその周辺の溝に脂肪を再配置し、眼窩隔膜と骨膜でサンドイッチ状に固定します。このコンセプトは、「クマ取りほど凹まず、滑らかに凹ませる」という点にあります。

さらに、裏ハムラでは、脂肪を膜ごと固定するため、理論上はクマ取りよりも再発しにくいと言われています。ただし、実際の癒着や瘢痕の程度を見ると、現場では再発しやすさやしにくさについて一概には言えないという意見もあります。

裏ハムラの利点:へこみすぎない自然な仕上がり

裏ハムラの最大の利点は、「へこみすぎない」という点にあります。

  • ・滑らかな仕上がり:脂肪を再配置することで、目の下の膨らみだけでなく、その下の凹み(溝)も同時に改善し、全体的に自然で滑らかな目元に仕上げることができます。クマ取りで脂肪を取りすぎると、目の下が不自然にへこんでしまうリスクがありますが、裏ハムラではそれを避けることが期待できます。
  • ・形状を大きく変えずに改善:目の下の形を大きく変えたくはないけれど、出っ張りを改善したいという方におすすめできます。特に、脂肪の出っ張りや溝が軽度から中等度の方に推奨されることがあります。

裏ハムラの弱点とリスク:手術の複雑さがもたらす課題

裏ハムラは緻密な手技を要するため、いくつかの弱点やリスクが存在します。

  • ■工程数の多さ:クマ取りが単純に脂肪を「取る」のに対し、裏ハムラは奥を剥離し、糸をかけ、固定するという多くの工程を伴います。手術の手数が多いほど、何らかの偶発的なことが起こる可能性が高くなると考えられます。
  • ■偶発的なリスク
    • ・外眼筋の損傷:非常に稀なケースですが、眼球を動かす筋肉(外眼筋)を誤って切断してしまい、物が非常に見えづらくなる(複視)といったリスクが報告されています。
    • ・CPF(眼窩隔膜の一部)の過剰な牽引:眼窩隔膜の奥深くまでつながる筋肉と腱板の間の膜であるCPFを過剰に引っ張ってしまうと、目の動きが制限される可能性があります。これはクマ取りでは通常起こらないようなリスクとされています。
    • ・内出血が出やすい:クマ取りと比較して、裏ハムラは術後の内出血が出やすい傾向があります。完全に引くまでに時間がかかる場合もあり、特に術後1週間では頬の前面にまで及ぶこともあります。
  • ■医師の技術差:工程が多く、より繊細な技術が求められるため、執刀医の技量によって結果やリスク発生率に差が出やすい手術と言えます。

どのような時に裏ハムラを勧めるのか?

  1. ①脂肪の出っ張りやその下の溝が軽度から中等度の方
    • 少しの出っ張りが気になる場合、クマ取りで控えめに脂肪を取ると、再発しやすい可能性があります。このような場合に裏ハムラを検討することで、凹みすぎを防ぎつつ、再発のリスクを軽減する効果が期待できます。
  2. ②中高年の方で、本来は皮膚切除を伴う表ハムラが適用されるが、皮膚切開を避けたい方
    • ・年齢を重ねると、目の下の皮膚のたるみが気になる方もいらっしゃいます。本来であれば皮膚を切除する「表ハムラ」が適応となるケースでも、ご本人が皮膚切開を避けたいと希望され、かつ比較的皮膚の張りがある方には、まず裏ハムラをご提案することがあります。
    • ・裏ハムラを行うことで、クマ取り後よりもシワの状態が改善される可能性があり、術後に残ったシワが許容範囲内であれば、それ以上の手術は不要となるケースもあります。もし、後からシワが気になるようであれば、改めて皮膚切除術を追加することも可能です。

実際の症例から見る裏ハムラの効果

当院の症例を3例ご紹介します。

  • 症例1(30代女性):目の下の脂肪の出っ張りがありましたが、その下の溝は少ない方でした。裏ハムラを行った結果、術前よりすっきりとし、凹みすぎることなく、出っ張りだけが平らになった自然な仕上がりになりました。
  • 症例2(50代女性):年齢的に表ハムラの適応も考えられましたが、比較的皮膚の張りがあり、ご本人が皮膚切開を希望されなかったため、裏ハムラを選択しました。術後6ヶ月の時点で、ちりめんジワのようなものはあるものの、ご本人は満足されており、皮膚切除は不要という結果になりました。横から見ても、目の下の膨らみがなだらかになっています。
  • 症例3(40代前半女性):脂肪の出っ張りも溝も比較的軽い方で、皮膚のたるみも少ない状態でした。裏ハムラにより脂肪を移動させた結果、術後1週間で腫れも少なく、涙袋のすぐ下はなだらかに凹んだ、すっきりとした目元になりました。

料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

まとめ:最適な選択は個別の診察から

裏ハムラは、目の下のクマを「凹みすぎずに滑らかに改善したい」という方にとって、非常に有効な選択肢となり得ます。特に、脂肪の出っ張りが軽度から中等度の方や、皮膚切開を避けたい中高年の方には良い結果をもたらす可能性があります。

しかし、その一方で、手術の工程が多く、一部のリスクや術後の内出血が出やすいといった弱点も存在します。また、医師の技術力が結果を大きく左右するため、クリニック選びも重要です。

どの手術方法が最適かは、患者様一人ひとりの目の下の状態、年齢、皮膚のたるみ具合、そして「何を優先したいか」というニーズによって大きく異なります。そのため、まずは専門医による詳細な診察を受け、ご自身の状況と希望をしっかりと伝えた上で、最適な手術方法について相談することが何よりも大切です。

目の下のクマでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


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クマ治療をさらに効果的に!若々しい印象を手に入れる組み合わせ治療3選

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます
当院では、クマ治療を希望される方が非常に多くいらっしゃいます。クマ治療は、目元の印象を大きく変え、若々しさを取り戻すための効果的な施術です。しかし、「せっかくダウンタイムを伴う手術を受けるなら、もっと顔全体の印象を良くしたい」「目元だけでなく、トータルで若返りたい」とお考えの方も少なくありません
クマ治療(下まぶたの治療)は、たるみ取りや脂肪注入など、ある程度のダウンタイムを伴う手術です。だからこそ、この機会に他の施術も同時に行うことで、効率的に、そして相乗効果でより満足度の高い結果を得ることができるのです
今回のブログでは、クマ治療と組み合わせて行うと特におすすめな3つの施術について、当院統括医師の吉井健吾医師が詳しくご紹介します。これを読めば、あなたの若返りプランがさらに具体的に見えてくるはずです!

1. 上まぶたの手術:目元全体の調和を整える

下まぶたのクマを解消して目元がすっきりしても、上まぶたにたるみやシワがあると、全体のバランスが悪く見えてしまうことがあります。特に、目元が全体的に晴れやかな印象になるためには、上下のまぶたの調和が非常に重要です

若い方の場合(主に30代まで)

若い方でクマ治療と上まぶたの施術を組み合わせる場合は、埋没法などの二重まぶたの手術を希望されるケースが多いです。下まぶたをすっきりさせるとともに、理想の二重ラインを作ることで、よりパッチリとした目元が実現します。
二重埋没法:上まぶたを切らずに糸で留め、二重ラインを作る手術です。
料金:99,000円~※料金は変更となる可能性がございます。術式によって異なります。
リスク・副作用目が開きづらい、痛み、左右差等

 40代以上の方の場合

40代以上になると、加齢とともに皮膚が伸びて、二重のラインの上に覆いかぶさってしまい、「奥二重のようになってしまった」「昔の二重に戻したい」と悩む方が増えてきます。このような場合、眉下切開などの切開系の手術が選択されることが多くなります。これにより、たるんだ皮膚を切除し、以前のようなはっきりとした二重ラインを取り戻すことが可能です
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眉下切開:眉毛の下で皮膚を切除することにより、上まぶたのたるみを改善する手術です。
料金:275,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、糸の露出、感染、後戻り 等

50代・60代以上の方の場合

さらに年齢を重ねた方で、下まぶたの治療で「ハムラ法」のように皮膚切開を伴う施術を受ける場合、下まぶたのシワがピンと張って減った状態で、上まぶたにシワが多いままだと不自然に見えることがあります。そのため、上まぶたの眉下切開や眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術を同時に行い、上まぶたのシワやたるみも解消することで、目元全体の一体感を高めます
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眼瞼下垂手術(自費診療):上眼瞼の皮膚を切除し下層にある筋肉(挙筋)を前転することにより、上まぶたのたるみ・下垂を改善する手術です。
料金:352,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:乱視、再発、左右差等

上まぶたの手術もダウンタイムを伴うことが多いため、クマ治療と同時に行うことで、一度のダウンタイムで目元全体の悩みをまとめて解決できるという大きなメリットがあります

2. たるみ治療:フェイスラインから首元までトータルケア

クマ治療は広い意味で「目元の下のたるみ治療」とも言えますが、多くの患者様は目元だけでなく、顔全体のたるみも同時に解消したいと考えています。フェイスラインや顎下のたるみは、顔全体の印象を老けさせてしまう大きな要因の一つです。

若い方の場合(主に30代まで)

若い方の場合は、頬や顎下の脂肪吸引でたるみが解消されることが多いです。若い肌は伸び縮みする力が強いため、脂肪を吸引した後も約3ヶ月程度で皮膚が自然と引き締まり、タイトなフェイスラインが期待できます
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お顔の脂肪吸引2部位(頬・顎下)
施術内容:頬/顎下/ジョール/メーラー/バッカルから脂肪吸引を行う手術です。
料金:2部位の場合297,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:左右差、凹凸、拘縮、引きつれ、感染、血管損傷、血管塞栓 等

40代・50代以上の方の場合

40代・50代以上になると、皮膚の伸び縮みが若い頃ほど追いつかなくなり、脂肪吸引だけではたるみが残ったり、かえってシワっぽくなってしまったり、顎下が「鶏のよう」にたるんでしまうことがあります。このような場合は、脂肪吸引だけでなく、さらに効果的なたるみ治療を組み合わせる必要があります。
    ◦ 糸リフトやHIFU(ハイフ)の組み合わせ 比較的、負担の少ない方法として、脂肪吸引に加えて糸リフトやHIFUを組み合わせることで、皮膚の引き締め効果を高めることができます
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・糸リフト:メスを使うことなく、吸収性の糸をこめかみ辺りなどから挿入することで、お顔のたるみ改善・予防、全体的な引き締めが期待できます。
料金:1本33,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血、腫れ、疼痛、ひきつれ、ツッパリ感、感染、左右差、凸凹等
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・ハイフ(ウルトラフォーマー3):超音波の熱を、お肌表面にダメージを与えることなく、狙った組織に集中照射して効果を得る治療です。たるみ治療や浅い層へのアプローチにより肌質改善に効果的です。
料金:18,700円~※料金は変更となる可能性がございます。照射範囲によって異なります。
リスク・副作用:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等

    ◦ 本格的なリフトアップ手術 「もっとしっかりたるみを改善したい」という方には、脂肪吸引と合わせてネックリフトやフェイスリフトが選択肢となります。フェイスリフトは「揉み上げから耳の前、さらに耳の後ろからうなじまで切開する、かなり大掛かりな手術」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。確かに、以前はそのような広範囲な切開が必要な手術が一般的でした
    ◦ 進化する部分的なフェイスリフト しかし、最近では「とっつきにくい」と感じる方のために、部分的なフェイスリフトも人気を集めています
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フェイスリフト:皮膚を切開し、余分な筋膜や皮膚を切除することでお顔のたるみが改善されます。
料金:495,000円~※料金は変更となる可能性がございます。切開範囲によっても異なります。
リスク・副作用:出血、腫れ、感染、傷跡、瘢痕、顔面の知覚鈍麻、たるみの後戻り 等
        ▪ ミニリフト:耳の前だけを切開して引き上げる方法で、眉下切開と同じくらいの範囲の切開なので、体への負担も少なく、気軽に受けやすくなっています
        ▪ ネックリフト:顎下の脂肪吸引と同時に、耳たぶの後ろからうなじのあたり、つまり傷が後ろになるように切開し、首の皮膚だけを引っ張って引き締める方法です。これにより、顎下のたるみがピンと引き締まり、正面から見た時に傷跡が全く見えないというメリットがあります
クマ治療と同時にたるみ治療を行うことで、目元だけでなく、フェイスラインや首元まで、顔全体のたるみを解消し、より一層の若返り効果を実感できます

3. シミ治療:肌の土台を整え、澄んだ印象へ

クマ治療で目元の印象が改善されても、顔の周りにパラパラとシミが残っていると、「なんとなく年を取って見える」という印象を与えてしまうことがあります。そのため、シミ治療はクマ治療と同時に行われる施術の中で、最も多いかもしれません。当院の特色としても、シミ治療で来院される患者様が多く、その中にはクマ治療も希望される方がいらっしゃるため、シミ治療とクマ治療の同時施術は非常にポピュラーです
シミ治療は、単にシミを消すだけでなく、肌のフロア(土台)を全体的に改善し、透明感のある肌を目指すものです

ピコレーザーによるシミ取り

当院では、ピコレーザー、特にピコスポットといった強力なレーザー治療を推奨しています。気になるシミのある箇所に、ピンポイントで強力なレーザーを照射することで、効果的なシミ取りが期待できます
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ピコスポット:シミ・アザ等の色素性病変に対して、部分的にレーザーを照射する治療です。
料金:1shot2,200円~※料金は変更となる可能性がございます。サイズにより料金が異なります。
リスク・副作用:色素沈着、色素脱失、シミの取り残し・再発、炎症、肝斑の増悪、熱傷等

ダウンタイムと同時施術のメリット

強力なレーザーを当てた後は、シミの部分が1週間ほど「かさぶたのよう」な点々になるダウンタイムがあります。クマ治療もダウンタイムを伴う手術であるため、この機会にシミ治療も同時に行えば、一度のダウンタイム期間中に両方の施術を完了させることができます。当院では「ピコスポット打ち放題」のようなメニューもあり、片っ端からシミを強くレーザーで除去する施術を、クマ治療と同じ日に行う方もいらっしゃいます
シミ治療は、一度で全てのシミが完全に消えることは難しい場合もありますが、うまくいくと肌全体がつるんとした、非常にクリアな状態になります。さらにクマ治療を組み合わせることで、目元のシワやたるみが解消され、若々しく、きりっとした印象を手に入れることができるのです

まとめ:賢い選択で、理想の自分へ

今回は、クマ治療と同時に行うことで、より高い相乗効果と満足度が得られる3つの施術についてご紹介しました
1. 上まぶたの手術:目元全体のバランスを整え、上下のまぶたの調和を図る
2. たるみ治療:目元だけでなく、顔全体のフェイスラインや首元を引き締め、トータルな若返りを目指す
3. シミ治療:肌の土台を整え、若々しく澄んだ肌印象へと導く
これらの施術は、それぞれダウンタイムを伴うものも多いですが、クマ治療と同時期に行うことで、一度のダウンタイムで複数の悩みを解消し、効率的に理想の自分に近づくことができます
ご自身の状態や希望に合わせて、どの組み合わせが最適か、まずは当院の経験豊富な医師にご相談いただけますと幸いです。最適なプランニングで、自信に満ちた若々しいあなたに出会いましょう!
外科手術について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/
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