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医院BLOG

「眉下切開」ってどんな手術?まぶたのたるみを自然に解消するメカニズムとメリット

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「最近、まぶたのたるみが気になり始めたけれど、二重の印象は変えたくない…」そんなお悩みをお持ちの方はいませんか?鏡を見るたびに「なんだか疲れて見える」「目元が重たい」と感じるその原因は、まぶたの“皮膚たるみ”かもしれません。
そこで注目されているのが、「眉下切開」という手術です。これは、眉毛のラインに合わせて切開を置き、余った皮膚を選択的に切除して縫合することで、まぶたのたるみを自然に解消する施術です
「まぶたの重さの主因が皮膚たるみ(上方〜外側の“のれん状”)で、二重ラインは今のまま活かしたい」という方に特におすすめの眉下切開。この記事では、この手術がどのようなメカニズムでたるみを改善し、どのようなメリットをもたらすのかを、形成外科専門医の山田淳生医師が詳しく解説していきます。

眉下切開とは?

眉毛のラインに合わせて切開を置き、余った皮膚を選択的に切除して縫合する手術です。二重のラインを直接いじらないため、二重幅を大きく変えずに“かぶさり”を軽くできます。外側のたるみに強く、前頭筋の“おでこ上げ”代償が減って額じわが和らぐこともあります。

 

料金:275,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、糸の露出、感染、後戻り 等

向いている人

  • まぶたの重さの主因が皮膚たるみ(上方〜外側の“のれん状”)である
  • 二重ラインは今のまま活かしたい
  • 眉毛の毛量があり、瘢痕が隠れやすい
  • 外側のかぶさりを重点的に改善したい

向いていない/単独では不十分なケース

  • 眼瞼下垂(まぶたを挙げる筋肉の異常)が主体:まずは下垂手術を検討。
  • くぼみ目で“こけ”が目立つ:眼瞼下垂症手術、脂肪移植やヒアルロン酸等の併用を検討。
  • 眉が極端に薄い/ケロイド体質/瘢痕が目立ちやすい職業:術式変更や慎重適応。

他術式との使い分け(ざっくり早見表)

お悩みの主因 向く術式の第一候補 補足
皮膚たるみ(外側優位) 眉下切開 二重は温存しやすい。外側のたるみに強い。
皮膚たるみ(二重ライン直上〜全体) 上眼瞼皮膚切除(上眼瞼たるみ取り)(※1) 二重ラインの設計が自在。
まぶたの開きが弱い/視野が狭い 眼瞼下垂手術(挙筋前転 等)(※2) 必要に応じ皮膚切除を併用。
眉自体が下がっている 前額リフト(※3) 額や眉間のしわに対するアプローチも可能。

※1上眼瞼余剰皮膚切除:まつげに沿って皮膚切開をすることで、余っている皮膚を切除し、下瞼のシワ、皮膚のたるみを改善することが可能です。

料金:330,000円~※料金は変更となる可能がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、下斜筋の損傷等

※2眼瞼下垂手術:上眼瞼の皮膚を切除し下層にある筋肉(挙筋)を前転することにより、上まぶたのたるみ・下垂を改善する手術です。

料金:352,000円~※料金は変更となる可能がございます
リスク・副作用:乱視、再発、左右差等

※3前額リフト:皮膚を切開し、余分な筋膜や皮膚を切除することでお顔のたるみが改善されます。

料金:495,000円~※料金は変更となる可能がございます
リスク・副作用:出血、腫れ、感染、傷跡、瘢痕、顔面の知覚鈍麻、たるみの後戻り等

 

「後悔」につながりやすいポイントと、当院の回避策

  1. 適応ミスマッチ
    開きの弱さ(下垂)を“皮膚のみ”で解決しようとすると不満が残ります。→ カウンセラーではなく、形成外科医が直接診察します。
  2. 切除過多・左右差
    閉瞼不全や突っ張り感、ライン不整の原因に。→ ピンチテストとデザインの念入りな確認を行います。また、必要に応じ併用術式(上眼瞼切開や微量のボリューム補正)を提案します。
  3. 瘢痕の目立ち
    体質・眉毛密度・縫合法で差が出ます。→ 当院では特にデザインや縫合にはこだわっております。傷あとの専門であった形成外科医が、吸収糸による皮下縫合とナイロン糸による表縫合を併用し、丁寧に縫合します。

 

手術の流れ・ダウンタイム

  • 所要:60–120分前後(局所麻酔/笑気麻酔/静脈麻酔)
  • 抜糸:5–7日目
  • 腫れ・赤み:1–2週間が目安(瘢痕の赤みは数か月かけて白っぽく落ち着きます)
  • メイク:抜糸翌日目安(創直上は2週程度は控えていただきます)
  • 通常生活:当日〜翌日より可。入浴は翌日から可能になります。
    (※個人差があります)

 

合併症・リスク

出血・腫脹・感染・瘢痕の発赤/肥厚・眉周囲の一過性のしびれ・左右差・閉瞼不全(切除過大)・縫合糸の反応性肉芽・再手術の可能性など。前頭筋の代償が減るため眉位置や表情の使い方が微調整されることがあります。

 

よくある質問

傷は目立ちますか?

A. 眉下縁に沿わせ、毛流に合わせて縫合することで目立ちにくく設計します。体質やケアで差が出るため、日焼け対策をお願いしています。

 

二重幅は変わりますか?

A. 基本は二重ラインを変えませんが皮膚のかぶさりが軽減されることで広くなることが多いです。二重のデザイン変更をご希望の場合は、二重切開や併用術式をご提案します。

 

 眼瞼下垂も同時に治せますか?

A. 眼瞼下垂がある場合は挙筋前転などの下垂手術を優先し、必要に応じて皮膚切除を同時または段階的に行います。

 

特に皮膚切開を伴う施術は、ドクター選びが重要です。経験豊富な当院の山田医師にぜひご相談にお越しいただけますと幸いです。

外科手術について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/
ご予約や当院ホームページから
LINE予約 / WEB予約 が可能です

 

 

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日付: 2025年9月8日  カテゴリ:形成外科手術

年齢別クマ治療の最適解:あなたに合う手術方法は?【医師が徹底解説】

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
目の下のクマは、見た目の印象を大きく左右するお悩みの一つです。疲れて見えたり、老けて見えたりと、その影響は少なくありません。しかし、クマの治療法は一つではなく、年代やひとりひとりの目元の状態によって最適な方法は異なります。
今回は、年代別のクマ治療の手術割合と、それぞれの治療法の詳細を深掘りし、あなたのクマ治療選びのヒントを、当院統括医師の吉井健吾医師が解説していきます。

クマ治療の種類と基本概念

当院のクマ治療は、大きく分けて4つの術式をご紹介しております。

1. クマ取り(脱脂のみ)

目の下の脂肪を取り除く方法です。主に脂肪の突出が原因でできるクマに適用されます。比較的若い年代の方に多く選ばれる傾向があります
施術内容:下まぶたをめくり、あっかんべをした状態で結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を切除します。
料金:154,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

2. 脂肪注入

目の下のへこみや影を改善するために、ご自身の脂肪を注入する方法です。クマ取りと併用されることも多く、顔全体のバランスを整える効果も期待できます
施術内容:大腿または腹部等から脂肪を吸引し、お顔(顔面/目の下/ゴルゴライン/おでこ/こめかみ)にコンデンスリッチまたはナノリッチに加工した脂肪を注入する手術です。
料金:1部位の場合198,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害 等

3. 裏ハムラ

目の内側(結膜)からアプローチし、目の下の突出した脂肪を移動させてへこんだ部分に再配置する方法です。切開を伴わないため、ダウンタイムが比較的短いのが特徴です。クマ取りよりも滑らかな仕上がりになることがあります
施術内容:睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させ、凹みのある個所に固定し直します。
料金:396,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

4. 表ハムラ

の下の皮膚を切開し、脂肪の再配置に加えて余分な皮膚のたるみも同時に取り除く方法です。皮膚のたるみが顕著な方や、より根本的な改善を求める方に適しています。主に50歳以上の方に推奨されることが多い治療法です
施術内容:睫毛下を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除、移動させて、凹みのある個所に固定し直します。シワの原因となっている余剰皮膚も切除することで、シワの改善にも効果が期待できます。
料金:506,000円~※料金は変更となる可能性がございます
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ、眼窩脂肪の取り残し、下斜筋の損傷 等

これらの治療法は、患者様の年齢、クマの状態、皮膚のたるみ具合、そしてご希望に応じて組み合わせて提案しております

年齢別に見るクマ治療の傾向

吉井医師の経験に基づいた、年代別の治療法をご紹介していきます。この割合はあくまで目安であり、個人の状態によって最適な方法は異なります

1. 15歳~18歳

特徴: この年代でのクマ治療を希望される方は、先天的に目の下の脂肪が突出している方が多いです。
主な治療法: クマ取り(脱脂のみ)が適応となる方が多い印象です
吉井医師の考え: 比較的軽度な治療で済ませることを優先し、クマ取りにより突出した脂肪を取り除くことで、影が軽減され、喜ばれるケースが多いです

2. 18歳~35歳

特徴: 頬のへこみ具合などにより、脂肪注入の必要性を検討することがあります
主な治療法:
    ◦ クマ取り(脱脂のみ): 最も一般的な選択肢の一つですが、15-18歳に比べると割合は減少する傾向です
    ◦ 裏ハムラ: 年齢が上がるにつれて割合が増加する傾向です。お目元の状態により、クマ取りだけではへこみが気になる可能性がある場合にご提案しております
    ◦ 脂肪注入: 頬がへこんでいる場合に併用されます
吉井医師の考え: お目元の状態によって適した術式を提案しておりますが、お悩みの改善に加えてアンチエイジング目的としても効果的な術式(クマ取り脂肪注入等)をご選択いただくことが多いです

3. 35歳~45歳

特徴: 目の下の小じわやたるみが少しずつ気になり始める年代です
主な治療法:
    ◦ クマ取り(脱脂のみ): この年代の方ですと、クマ取りのみを選択される方は減少する傾向です。小じわが気になる場合は、クマ取りのみでは不十分なケースが増えます
    ◦ 裏ハムラ: クマ取りと比較して、裏ハムラを勧める割合がこの年代から増えてきます。裏ハムラは仕上がりがより滑らかになるため、小じわへの対応としても適しています
    ◦ 脂肪注入: へこみや小じわの改善のために、クマ取りや裏ハムラと併用されることが多くなります
吉井医師の考え: 眼窩脂肪を取り除くことで小じわが気になる可能性のある方には、脂肪注入を加えたり、裏ハムラを提案したりする機会が増えます

4. 45歳~50歳

特徴: 個人差が大きく、切開が必要になるケースも出てきます
主な治療法:
    ◦ クマ取り(脱脂のみ): この年代では、医師から単独でクマ取りを積極的に勧めることはほとんどありません。患者様が強く希望する場合に、小じわが気になるといったリスク等を説明したうえで検討いたします
    ◦ 裏ハムラ・脂肪注入: 引き続き選択肢となります
    ◦ 切開(表ハムラ): この年代から、切開を伴う表ハムラが選択肢に入り始めます
吉井医師の考え: たるみや小じわが進行している場合、非切開の治療だけでは限界があるため、切開を検討し始める時期と言えます

5. 50歳~60歳

特徴: 目の下のたるみやシワがさらに顕著になり、切開を伴う治療が第一選択となることが多くなります
主な治療法:
    ◦ 切開(表ハムラ): 多くの患者様に切開が推奨されます。これは、余分な皮膚のたるみを除去し、根本的な改善を図るためです
    ◦ クマ取りと脂肪注入、または裏ハムラ: 切開に抵抗がある方への次善策として提案されることがあります
    ◦ 脂肪注入: 意外にもこの年代では、組織が柔らかくなっているため脂肪が定着しやすく、効果的な場合があります
吉井医師の考え: 皮膚のたるみが進行しているため、切開による引き上げが最も効果的な方法です。しかし、切開を望まない方には、切らない方法での最大限の改善を目指します

6. 60歳以上

特徴: 目の下のたるみ、しわが非常に進行しているため、切開(表ハムラ)がほぼ必須となる年代です
主な治療法:
    ◦ 切開(表ハムラ): ほとんどの患者様に切開が強く推奨されます。クマ取りのみを勧めることは基本的にありません
    ◦ クマ取りと脂肪注入: 切開を強く望まない方への二次的な選択肢として提案されることはありますが、クマ取り単独での治療による効果はあまり期待できません
吉井医師の考え: この年代では、クマ取りのみでの効果は期待しにくく、皮膚のたるみ除去が伴う切開が最も満足度の高い結果をもたらすと考えています

重要な留意点とまとめ

クマ治療を検討する上で、以下の点にご留意ください。
年齢はあくまで目安: 上記の年齢区分は一般的な傾向を示すものであり、実際の治療法は個々の目の状態(皮膚のたるみ、脂肪の量、へこみ具合、小じわの有無など)によって大きく異なります。同じ年齢でも若々しく見える方や、若くてもたるみが顕著な方もいらっしゃいます
クリニックごとの基準: 今回ご紹介した治療や推奨年齢は、当院統括医師の吉井健吾医師の経験と基準に基づくものです。他のクリニックでは異なる基準やアプローチがあることをご理解ください
患者様の希望も重要: 予算やダウンタイムへの許容度、切開への抵抗感なども治療法を選択する上で大切な要素です。医師は最適な治療法を提案しつつも、患者様の希望を尊重し、代替案も提示します
複合的な治療: 多くの場合、より良い結果を得るために、複数の治療法(例:クマ取りと脂肪注入)を組み合わせて行うことがあります
目の下のクマ治療は、あなたの印象を若々しく、明るく変える可能性を秘めています。しかし、そのためにはご自身の目の状態と、それに合わせた最適な治療法を見極めることが不可欠です。この記事が、あなたのクマ治療選択の一助となれば幸いです。まずは経験豊富な医師に相談し、ご自身に最適な治療法について詳しく話し合うことをお勧めします。
外科手術について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/
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日付: 2025年9月7日  カテゴリ:形成外科手術

【2025年最新版】後悔しないために知っておきたい!絶対にやってはいけない豊胸術とは?

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
当院では、患者様のおかげで豊胸手術の症例が非常に多く、主に「脂肪豊胸」「シリコン豊胸」「ハイブリッド豊胸」という3つの術式を行っています。これらは広く普及し、学会でも安全性が認められている一般的な豊胸術です。しかし、世の中には様々なネーミングの豊胸術が存在し、結果的に深刻なトラブルを引き起こすものが少なくありません
一時的には良く見えても、遅れて感染が発生したり、胸が硬くなってしこりができたり、予想以上に胸が大きく膨らみ続けるなど、取り返しのつかない事態になるケースが激増しています。最悪の場合、修正手術すら非常に困難になり、大きな傷跡が残ったり、乳房切除に至る可能性もゼロではありません
そこで今回は、2025年最新版として「絶対にやってはいけない豊胸術」について、具体的な術式とその危険性について当院統括医師の吉井健吾医師が詳しく解説していきます。後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。

1. 過去の流行、そして現在も問題を残す「アクアフィリング豊胸術」

「アクアフィリング」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。一時的に爆発的に流行した豊胸術ですが、最近では行うクリニックもだいぶ減ってきました。学会も注意喚起をしており、現在ではほとんど行われていない術式です

なぜ流行したのか?

アクアフィリング豊胸術が流行した最大の理由は、その手軽さにありました
簡単な手術: 注入剤を乳腺の真下に注入するだけで、胸を大きくすることができました
短時間で完了: 手術時間はわずか30分程度で終わり、ダウンタイムも少ないとされていました
自然な仕上がり: 注入直後はある程度柔らかく、自然な感触が得られると謳われていました
当初、「水で溶ける注入剤」と説明されていましたが、実際には水では溶けません。この誤解が後の大きなトラブルにつながります。

アクアフィリングの深刻なリスク

流行が落ち着いてから、アクアフィリングの恐ろしい実態が明らかになってきました。
1. 注入剤の体内移動: アクアフィリングの注入剤は、時間の経過とともに体内を移動する性質があります。数年後にはお腹や腕の方にまで流れ出してしまっていたという事例がMRI検査で判明しています
2. 遅発性感染症: 最も厄介なのが、遅れて感染症を引き起こすリスクです。特に、妊娠して胸が発達した際に乳腺炎を併発する頻度が高いことがわかっています。妊娠中に感染を起こした場合、お腹に赤ちゃんがいる状態で強力な抗生物質を使用したり、感染がひどい場合は緊急で切開して膿を排出する手術が必要になったりするため、非常に危険です。当院の山田淳生医師は、虎の門病院に勤務されていた頃、アクアフィリング後の乳腺炎で緊急搬送されてくる患者さんを多く診ており、その感染症や後遺症に関して豊富な経験を持っています
3. 修正の困難さ: 一度注入されたアクアフィリングは、体内を移動したり感染を起こしたりすると、完全に取り除くことが極めて困難になります。
このように、一見手軽で魅力的に思えるアクアフィリング豊胸術ですが、長期的に見ると非常に深刻なリスクを伴うため、決して手を出してはいけません。

2. 手軽さの裏に潜む落とし穴「ヒアルロン酸豊胸術」

ヒアルロン酸豊胸術も、アクアフィリングと同様に「簡単にできてダウンタイムが少ない」という理由で一時期流行しました

なぜ流行したのか?

アクアフィリングと同じく、手軽さが最大の魅力でした
簡単な手術: 寝ている間に30分程度で完了し、どんなドクターでも実施しやすいとされていました
患者負担の少なさ: ダウンタイムが少なく、患者さんにとって手軽な選択肢でした
大手クリニックでもヒアルロン酸豊胸を行っていた時期があり、使用されるヒアルロン酸の種類はクリニックによって様々でした

ヒアルロン酸豊胸の潜在的なリスク

アクアフィリングに比べればまだマシとされるヒアルロン酸ですが、やはり問題点があります。
1. 他の豊胸術への悪影響: ヒアルロン酸豊胸を行った後に、脂肪豊胸やハイブリッド豊胸といった一般的な豊胸術を受けようとすると、感染を起こしやすくなったり、出血しやすくなったり、硬くなりやすくなったりと、手術が困難になるケースがあります
2. 被膜形成と溶解困難: ヒアルロン酸を胸に注入する際、1箇所に集中して注入されると、その周囲に自己免疫反応で「被膜(ひまく)」が形成されることがあります。この被膜が硬くなると、ヒアルロン酸を溶かす薬を使っても溶けにくくなったり、将来的な再手術の際に障害となったりすることがあります
3. 一時的な効果: ヒアルロン酸はあくまで一時的なものであり、徐々に体内で吸収されてしまいます。
当院では、ヒアルロン酸豊胸は「お試し」程度に1回だけ注入する程度なら良い、と説明しています。何度も繰り返し注入したり、本格的な豊胸を考えている方には推奨できません。将来的な選択肢を狭め、トラブルの元になる可能性があるからです。

3. 「再生医療」の謳い文句に注意!「〇〇再生豊胸術」

近年、再生医療という言葉が注目される中で、「〇〇再生豊胸術」と銘打たれた豊胸術が登場しています。これはまさにトレンドに乗っかったネーミングであり、非常に注意が必要です

なぜ「再生医療」を謳うのか?

「再生医療」という言葉を使うことで、以下のような印象を与えようとしています
最先端: 再生医療の技術を応用した最先端の治療であるかのような印象
手軽さ: アクアフィリングやヒアルロン酸と同様に、ダウンタイムが少なく、侵襲度が低く、手軽に胸を大きくできる
しかし、その実態は非常に危険なものであることが多いのです。

〇〇再生豊胸術の重大なリスク

この種の豊胸術には、深刻な問題点が数多く潜んでいます。
1. 未認可薬剤の使用: ほとんどの場合、認可されていない薬剤を使用しています。中には、体内で使用することを想定されていない薬剤や、本来体内に注入してはいけない成分が含まれていることがあります
2. FGF(線維芽細胞増殖因子)の含有: 「〇〇再生豊胸術」で特に問題視されているのが、FGF(線維芽細胞増殖因子)胸がどんどん大きくなり続けたり、しこりを形成したりすることがあります
3. 胸の異常な肥大化: 実際に当院にも、「ある特定のクリニックで『〇〇再生豊胸』を受けたら、胸がどんどん大きくなって止まらない。どうすれば良いか?」と相談に来院される患者様がいらっしゃいます。元々はEカップやFカップだった方が、Iカップにまで肥大してしまい、困り果てているケースもあります
4. 修正が極めて困難: FGFによって肥大した胸は、エコーで見ても異物が入っているというよりも、元々の組織と同化して大きくなっている状態です。そのため、異物だけを取り除くということができず、修正手術が非常に困難になります。場合によっては、乳房縮小手術として胸自体を大きく切除して小さくしたり、最悪の場合には乳房切除という選択肢すら出てくる可能性があります。大きく傷が残るだけでなく、元の状態に戻すことすらできないという、非常に厄介な事態になるのです
5. 他院での対応が困難: さらに問題なのは、このような未認可の製剤や、本来体内に入れることを想定されていない薬剤を使っている術式で副作用が出た場合、どこのクリニックに行っても対処が困難になることが多いという点です

PRPのみの脂肪豊胸との違い

ここで一つ補足しておきたいのは、患者様からすると分かりにくいのですが、「再生医療と絡めた脂肪豊胸」と「〇〇再生豊胸術」は別物であるということです。脂肪注入を行う際に、ご自身の血液を採取してPRP(多血小板血漿)だけを分離して脂肪と混ぜて注入する術式があります。PRPには抗炎症作用があり、脂肪注入後のダウンタイムを軽減したり、脂肪の生着率を向上させたりする効果が期待できるため、これは「オプションメニュー」として有効な場合があります
しかし、PRPだけでなくFGFも一緒に入れている「〇〇再生豊胸術」のようなものは、上記のリスクがあるため、絶対に避けるべきです

4. 要注意!!「血液豊胸術」

「血液豊胸術」というものも存在しますが、まともなクリニックであればこのような手術は行っていません

血液豊胸術のリスク

採血した血液を使って豊胸をするという、その構造自体が不明瞭な術式ですが、これもFGFが含有されているケースがほとんどです。そのため、「〇〇再生豊胸術」と同様に、胸の異常な肥大化やしこり、修正困難といった深刻なリスクを伴います。この術式に関しては、詳細が不明な点も多く、手を出さないことが賢明です。

まとめ

今回は、2025年版として「絶対にやってはいけない豊胸術」として、アクアフィリング、ヒアルロン酸豊胸、〇〇再生豊胸、血液豊胸の4つを挙げ、その危険性について詳しく解説しました
当院が推奨する「脂肪豊胸」「シリコン豊胸」「ハイブリッド豊胸」といった、広く普及し学会でも安全性が認められている豊胸術は、胸を大きくするためにそれなりの手術やダウンタイムが必要になります。例えば、脂肪豊胸であれば複数回の注入が必要になることもあります。しかし、これらの術式は、長年の臨床実績と科学的根拠に基づいて安全性が確立されています。
一方で、今回ご紹介した「やってはいけない豊胸術」は、「ダウンタイムなく楽に」「サクッとできる」「傷跡なし」「自然な仕上がり」といった、患者様が求める「手軽さ」や「楽さ」を謳い文句にしています。しかし、その裏には、感染、異常な肥大化、しこり形成、そして修正が困難になるといった、非常に厄介で取り返しのつかないリスクが潜んでいます。トラブルが発生した場合、どこのクリニックに行っても対処が難しいという最悪の状況に陥る可能性もあります
豊胸手術は、ご自身の体に関わる大切な選択です。安易な選択が取り返しのつかない後悔に繋がらないよう、術式を選ぶ際には、その安全性や長期的なリスクについて、十分に検討し、信頼できる医師と相談することが何よりも重要です。
もし、ご自身の胸に関して不安なことや相談したいことがあれば、いつでもお気軽に当院にご相談ください。
豊胸について、詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/breast.html
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日付: 2025年9月4日  カテゴリ:形成外科手術

PRP+FGF治療の危険性とその背景にある問題点:美容医療の現場で何が起きているのか?

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
近年、美容医療の分野では多種多様な施術が提供されていますが、中にはその安全性やリスクについて十分な情報共有がなされていないケースも存在します。特に「PRP+FGF」と呼ばれる治療法は、効果の高さが期待される一方で、深刻な副作用のリスクを抱えていることが指摘されており、最近では裁判にまで発展する事例も出ています。今回は、このPRP+FGF治療が抱える問題点、そして患者さんが知っておくべきリスクについて詳しく解説します。

裁判沙汰となった大手クリニックの事例

今年1月、SNS(X)で大きな話題となったのは、某大手美容クリニックPRPにFGFを添加した「プレミアムPRP注射」について、患者様への説明不足等を理由とし、東京地方裁判所が解決金として600万円から700万円程度の支払いを命じる決定をしたことが明らかになったことです。この決定は、単にリスクの説明が不足していただけでなく、業界が推奨しない治療方法を行ったことにも重い意味を持つと考えられています
本事例は、美容医療における「PRP」と「PRP+FGF」の違い、そしてリスク説明の重要性を改めて浮き彫りにしたと考えられます

PRPとPRP+FGF、その決定的な違いとは?

まず、PRPとPRP+FGFは、名称が似ていますが、その効果やリスクは大きく異なります。

PRP(多血小板血漿)単体注射の特性

PRP(Platelet-Rich Plasma)は、患者さん自身の血液を採取し、遠心分離にかけることで得られる血小板を濃縮した液体です。このPRPには、抗炎症効果があることがよく知られています
美容医療では、肌に注射することで小じわの改善や肌質改善、ダーマペン後の塗り込み、手術後のダウンタイム軽減などに使われることがあります。また、スポーツ医療の分野では、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手が肘の痛みでPRP注射を受けたことでも有名で、炎症のある箇所や痛めた箇所に直接注射することで炎症を和らげる効果が期待されます
PRP単体での効果は、複数回の施術で徐々に効果が現れる傾向があり、個人差も大きいです。PRP注射は一度あたりの費用が比較的高いため、当院としてはコストパフォーマンスの点で検討の余地があると考えています

PRP+FGF(線維芽細胞増殖因子)注射の特性とリスク

一方で、「PRP+FGF」は、このPRPにFGF(Fibroblast Growth Factor:線維芽細胞増殖因子)細胞を増殖させる作用を持つ因子組み合わせたものです。液体にしてスプレーとして火傷などで皮膚が失われた部位に適用すると、皮膚の再生を促すといった形成外科領域で使われることがあります
美容医療において、このFGFを少量PRPに混ぜて注入すると、ヒアルロン酸などの注入剤と同様に、組織を膨らませる効果が期待されます。例えば、こめかみのくぼみ、目の下のへこみ、ほうれい線などに注射することで、組織が膨らんで溝が浅くなり、しわが改善されるとされています。かつては「プルプル注射」という名称で流行した時期もありました
しかし、FGFの最大のデメリットは、注入した部分の細胞を増殖させるため、その増殖が止まらなくなったり、しこりとして残ったりするリスクがあることです

PRP+FGFのメリットと深刻なデメリット

PRP+FGFには、魅力的なメリットと、非常に深刻なデメリットが存在します。

メリット:即効性と長期持続性

PRP+FGFのメリットは、注入がうまくいけばヒアルロン酸などの他の注入剤に比べて非常に持続期間が長いという点です。ほうれい線の付け根など、ある程度のしこりが許容され、しっかり長持ちさせたい部位には向いているとされることもあります

デメリット:増殖するしこり、除去の困難さ

最も深刻なデメリットは、やはり「しこり」の形成です。特に目の下のようなデリケートな部位にしこりができてしまうと、触れるとコリコリとした感触があり、患者にとって大きな悩みとなります
しこりができた場合、ステロイド注射で小さくしたり、外科的に除去したりする試みも可能ですが、最も厄介なのは、一度できたしこりが増殖を続けてしまうケースです。実際に、目の下のしこりがどんどん膨らんでくる方や、豊胸手術の際にFGFを混ぜた結果、アニメのキャラクターのような不自然な胸の膨らみが止まらなくなり、修正目的で当院を訪れる方もいらっしゃいます
さらに厄介なのは、しこりが他の組織と同化してしまい、エコーなどで見てもどこまでがしこりか区別がつかなくなり、切除や減量も不可能になってしまう場合があることです。このような状態に陥ると、どうすることもできなくなるという、極めて深刻な事態を招く可能性があります
FGF製剤の添付文書自体にも、「FGF注射の安全性は担保できません」と明記されているにも関わらず、未だにPRP+FGFを治療に取り入れているクリニックや医師が存在するという現状があります

二つの問題点

今回の某大手美容クリニックに対する東京地方裁判所の決定には、大きく分けて二つの問題点が背景にあるとされています

1. 業界で推奨されない治療方法の継続

PRP+FGF、特にプルプル注射として流行した過去には、しこりの副作用が多発し、多くのクリニックがこの治療法から撤退しました。FGFの濃度調整が確立されていなかった昔は、しこりができやすい状況でしたが、現在では濃度を薄めるなどしてリスク軽減の努力がされているにも関わらず、依然として問題が発生しています。学会や添付文書、業界全体でPRP+FGF治療は推奨されていないにも関わらず、未だにこの治療法を提供し続けているクリニックが存在するという事実が、問題視されています

2. リスク説明の決定的な不足

患者さんが治療を受ける際に、その内容とリスクについて十分に理解することは、美容医療における基本中の基本です。今回の裁判では、「プレミアムPRP注射」という名称が、患者に「PRPの良いもの」という誤解を与え、FGFによるしこりのリスクやその他の副作用について、医師からの説明が不足していたことが大きな問題となりました
クリニックは、PRPとPRP+FGFが全く異なる治療法であり、FGFが細胞増殖によってしこりのリスクを伴うことを、患者に明確に伝えなければなりません。さらに、口頭での説明だけでなく、手術の同意書やクリニックのウェブサイトにも、そのリスクを明記する必要があります

みなさまが美容医療を受ける際に注意すべきこと

今回の事例は、美容医療を受ける患者さんにとって重要な教訓を与えています。
PRP+FGF治療は、全てのケースで「絶対に使ってはいけない」と断言できるものではないかもしれません。医師やクリニックによって治療に対する考え方は様々で、「リスクは低いから、決まった時に綺麗に仕上がるなら使っても良い」と考える医師もいます。しかし、「どうしようもなくなってしまう」ようなリスクが存在する治療法については、慎重に検討すべきだという意見もあります

まとめ

美容医療を検討する際は、以下の点に特に注意しましょう。

治療内容の確認

施術名だけでなく、具体的に何が注入されるのか、その成分がどのような作用を持つのかを詳しく尋ねましょう。特に「PRP」と付いていても、FGFが添加されていないかを必ず確認してください

リスクと副作用の説明

期待できる効果だけでなく、しこりやその他の副作用、その発生頻度、対処法についても、納得できるまで説明を求めましょう

同意書の確認

治療内容やリスクが、同意書に具体的に記載されているかを必ず確認し、理解した上で署名しましょう

クリニックや医師の選定

業界内で推奨されている治療法を提供しているか、リスクについて誠実に説明してくれるかなど、信頼できるクリニックや医師を選ぶことが重要です。
美容医療は、自身の容姿を改善し、自信を持つための有効な手段となり得ますが、そのためには正しい知識と情報に基づいた慎重な選択が不可欠です。今回の事例から学び、安全な美容医療の実現に向けた意識を高めていきましょう。
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このブログ記事が、PRP+FGF治療に関する皆様の理解を深め、今後の美容医療選択の一助となれば幸いです。
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日付: 2025年9月4日  カテゴリ:形成外科手術

【完全版】男性のクマ治療を徹底解説!疲れた印象を若々しい顔へ変えるエチケット

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます!

「最近、疲れて見えるって言われるな…」「実年齢より上に見られがち…」と感じる男性の皆さん、その原因、目の下のクマかもしれません。近年、美容医療は性別問わず身近なものとなりつつあり、特に目の下のクマ治療は、まるで二重埋没法に次ぐほどポピュラーな施術となっています。疲れた印象を改善し、若々しく見せるための「エチケット」として、男性のクマ治療が注目されているのです。

今回は、男性の目の下のクマについて、その原因から状態、そして最適な治療法まで、具体的な症例を交えながら網羅的に解説していきます。奥様やご友人など、周りの男性でクマに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの情報を教えてあげてください。

クマ治療の基本的な考え方:男性も女性もアプローチは同じ

まず大前提として、目の下のクマの治療における適応や基本的な考え方は、女性の場合と全く変わりません。目の下に脂肪がぷっくりと出ていれば「クマ取り」でスッキリさせられますし、頬がやつれていれば「注入」でボリュームを補うのが効果的です。50代以上の方でシワが多く、皮膚に張りのない場合は、「切開して引き上げる表ハムラ法」などが適応となります。

クマの種類やそれぞれの適正な治療法については、お茶の水美容形成クリニックのYouTube動画で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。

男性特有の背景と治療方針:ダウンタイムと手軽さを重視

では、男性のクマ治療において、女性と異なる点は何でしょうか。それは、患者様一人ひとりの「バックグラウンド(背景)」です。男性の患者様からは、「仕事の予定があるからダウンタイムは取りづらい」「なるべく手軽にサクッとできる方法でお願いしたい」といったご要望をいただくことが多く、結果的に女性よりサクッとした施術になりがちな傾向があります。

クリニックとしては、まず「一番綺麗に整うであろう施術」を第一に提案させていただきます。しかし、患者様の「ダウンタイムは短くしたい」「予算を抑えたい」といったご希望に応じて、次善の策となる治療法も提案し、患者様と相談しながら最適な治療法を決定していきます。このため、今回の解説でも、比較的軽めの治療法から順に提示していきます。

1.経結膜脱脂手術(クマ取り単体):手軽さと即効性が魅力

クマ治療の中で「最も手軽」で、ダウンタイムが短く、予算も抑えられる方法が、この「経結膜脱脂手術」、いわゆる「クマ取り」です。これは、下まぶたの裏側から脂肪を取り出す施術で、アッカンベーをした状態で脂肪を除去します。

【症例1:30代男性】こちらの患者様は、やや頬にへこみはあったものの、それほど強くありませんでした。注入を組み合わせればより綺麗に仕上がると考えられましたが、まずは「軽めにクマを取ってみよう」というご希望でクマ取り単体を実施しました。

結果は、クマ取りだけで目元から頬にかけてのラインが非常に滑らかに整い、術後3ヶ月の状態でも注入なしで十分に満足いただける仕上がりとなりました。正面から見ても元々の出っ張りがなくなりスッキリとしましたし、斜めから見ても少しあった頬のやつれも目立たなくなり、若々しい印象を取り戻しています。

【症例2:クマ取りだけで満足度の高いケース】 こちらの患者様も「クマ取りだけでやってほしい」というご希望でした。この方は頬のやつれがほとんどなかったため、クマ取りを実施。術後1ヶ月の経過では、涙袋がしっかりと目立つようになり、涙袋のすぐ下がキュッとへこむ、輪郭としてバランスの良い状態になりました。ご本人も「満足です」とのことで、クマ取り単体で終了となっています。男性の場合、薄いクマであればあまり気にされない方も多いので、目元がスッキリするだけでも満足度は高い傾向にあります。

【クマ取り単体の注意点】 クマ取り単体でスッキリする方もいらっしゃいますが、頬にやつれがある場合、顔全体のバランスとしては、目の下だけキュッとへこみ、頬がふっくらしている方が若々しく見え、輪郭としてもバランスが良いとされています。目の下から頬にかけてへこみが続くと「面長感」が出てしまうため、その場合は注入を勧められることがあります。

2.クマ取り+ヒアルロン酸注入:脂肪注入に抵抗がある方へ

「脂肪注入には抵抗がある」という患者様もいらっしゃいます。そのような場合に、脂肪注入の代替案として提案させていただくのが「ヒアルロン酸注入」です。脂肪注入であれば、必要な量を制限なく注入できますが、ヒアルロン酸は費用や注入量に限界があります。しかし、「入れないよりは滑らかに仕上がる」というメリットがあります。

【症例3:クマ取り+ヒアルロン酸注入】 こちらの患者様は、手術前はクマがしっかりと出ており、青クマや影も目立つ状態でした。さらに、頬の前面にもやつれが見られました。最も綺麗に仕上がるのは脂肪注入ですが、「脂肪注入には抵抗がある」「つきすぎたり、なくなってしまうのが怖い」といったリスクを懸念されるため、まずはヒアルロン酸で形状を整えてみることに。

クマ取りを行い、頬の前面にヒアルロン酸を注入することで、頬のやつれをふっくらさせました。横から見ると頬の前面のふっくら感がより分かりやすく、涙袋のすぐ下はキュッとへこませ、全体的にへこむことで出る面長感を改善しています。ヒアルロン酸は少量でも改善が見られ、注入しないよりは格段に滑らかな印象へと変化しました。

3.クマ取り+脂肪注入:最も多い組み合わせで高い満足度を

当院で最も多く選ばれている治療法が、「クマ取り」と「脂肪注入」の組み合わせです。クマの出っ張りだけでなく、頬のやつれによってクマがさらに目立っていると感じる方が多いため、この複合治療を選択されるケースが非常に多くなっています。

【症例4:30代男性、典型的なクマ+青クマ】 こちらの30代の患者様は、典型的なクマの脂肪があり、さらに眼輪筋(目の周りの筋肉)が透けて見える「青クマ」も認められました。目元から頬にかけてへこみもあるため、クマ取りと注入が最適な適応でした。写真で見ると、患者様の左目側にへこみが強い部分があったため、注入によってバランスを整えました。涙袋のすぐ下だけをへこませ、頬はふっくらさせることで、若々しいバランスに。また、青クマ対策として、筋肉と皮膚の間に細かく脂肪注入を行い、色合いの改善も図っています。

【ダウンタイムについて】 術後1週間で、この写真のように黄ばみが残る程度のダウンタイムです。周りからは「何かあった?」と聞かれない程度の状態まで落ち着くことが多いでしょう。ただし、針が血管に当たると赤紫色の内出血が出ることがあり、その場合は2週間程度ダウンタイムがかかることもありますが、必ず良くなりますのでご安心ください。

【症例5:奥目の方のクマ治療】 こちらの患者様は少し奥目の方で、上まぶたも下まぶたも影ができやすいタイプでした。基本的には脂肪の出っ張りと頬のやつれがあったため、注入で対応しました。クマ取りと脂肪注入の良いところは、「整形をした」という“やった感”が出ないことです。派手な二重手術のように、明らかに整形したとわかるものとは異なり、「なんか元気そうになったね」「若々しくなったね」と言われるような、自然な変化が期待できるのがこの治療の特徴です。

【男性に特に注意していただきたい点】

・顔を触る癖: 注入した脂肪は圧力に弱いため、擦ったり、揉んだり、こすったりすることは絶対に避けてください。治癒する過程で「かゆいな」「少し違和感があるな」と感じても、触ることで脂肪の生着が悪くなり、減少してしまうことがあります。

・喫煙: タバコを吸うと、真性血管が収縮し、血流が悪くなります。注入した脂肪は、その脂肪が完全に死んでしまう前に、周囲の組織から毛細血管が入り込み、血の巡りが回ることで生きて残ります。喫煙によって血流が届かなくなると、脂肪に血が通う前に死んでしまい、生着しにくくなります。喫煙習慣がある方は、手術前後は特に控えるように強く推奨します。

【症例6:40代男性の脂肪定着】 一般的に、若い方の方が脂肪が定着しやすいと言われることもありますが、この40代の患者様は、術後3ヶ月の時点で脂肪がしっかりと定着し、非常に良い状態を保っていました。横から見ても、出っ張りがなくなり、涙袋が目立ち、涙袋のすぐ下はキュッとへこみ、頬のやつれが改善されています。

4.表ハムラ法:50代以上のシワ対策も兼ねた根本治療

ここまでは40代くらいまでのクマ治療についてご紹介しましたが、ここからは50代以上の男性に特に推奨される治療法について解説します。50代以上の方には、基本的に「表ハムラ法」を第一選択としてお勧めすることが多くなります。

【表ハムラ法とは】 表ハムラ法は、目のすぐ下を切開し、皮膚を引き上げることで、クマだけでなく、シワの改善も同時に図ることができる治療法です。

【代替案と注意点】 50代以上でも、ダウンタイムや予算の都合で表ハムラ法が難しいと希望される方には、クマ取り+脂肪注入や裏ハムラ、あるいはクマ取り単体といった方法も提案します。ただし、クマ取り単体の場合、シワが悪化する可能性があることを理解していただく必要があります。目の下の脂肪がなくなることで、皮膚の張りが失われ、シワが目立つようになることがあるためです。深く刻まれたシワは、後から切開して引き上げなければならない場合もあります。

【症例7:50代半ば男性、クマ取り単体後のシワ】 こちらの50代半ばの患者様は、脂肪の突出があり、「クマ取りだけでいい」というご希望で施術を行いました。クマ取り後、やはり皮膚に折り返すようなシワができています。術後1ヶ月の時点でこのような状態が落ち着きとなりますが、ご本人としては「元々悩んでいた出っ張りがスッキリしたから大丈夫」と満足されて終了となりました。しかし、シワが気になる方にとっては、このシワは気になるポイントになるでしょう。

【表ハムラ法の効果】 では、お勧めしている表ハムラ法を行うとどうなるのでしょうか。基本的に、全体的に非常に良好な改善が期待できます。この患者様は、「どうせ切るなら」ということで、眉下切開(上まぶたの余った皮膚を切除する手術)と表ハムラ法を同時に行っています。眉毛の際に沿って上まぶたの余剰皮膚を切除し、下まぶたはまつ毛の際に沿って皮膚を切開してシワを引き上げ、出っ張っている脂肪をへこんだ部分に移動させて目元全体を滑らかにしています。

【ダウンタイムと仕上がり】 「上下まぶたを同時に切開するなんて、ものすごいことになりそう…」と思われるかもしれませんが、術後1週間で頬に少し紫色の内出血が見られる程度です。術後1ヶ月経てば完全に落ち着いた状態になります。ご覧の通り、シワも大幅に改善されており、クマ取り単体でできたであろうシワを予防できるという大きなメリットがあります。

【表ハムラ法の注意点】 表ハムラ法でよくあることとして、下まぶたの外反(アカンベーのようにまぶたが外側にめくれる状態)のリスクが挙げられます。皮膚をピンと張りすぎると、縫い合わせた部分にテンションがかかりすぎてしまうため、シワを一つも残さない状態まで攻めるのは少し限界があります。

また、涙袋の真上を切開するため、涙袋が少し小さくなる可能性も指摘されていますが、表ハムラ法を受けられる50代~60代の患者様にとっては、涙袋が多少小さくなってもあまり気にされない方が多い印象です。

【症例9:眉下切開+表ハムラ】 こちらの患者様も、上まぶたのたるみに対して眉下切開を、下まぶたのクマやシワに対して表ハムラ法を行いました。術後半年でも完全に落ち着いた状態で、非常にスッキリとした若々しい印象に変化しています。

【シワ治療としての表ハムラ】 フラクショナルレーザーやポテンザといった継続的なシワ治療が煩わしいと感じる方にとって、「もう切ってくれ」と希望される場合に、表ハムラ法が選択肢となることもあります。ちりめんジワ程度のシワでも、ご本人のご希望があれば引き伸ばす手術を行うことがあります。

【加齢性下瞼余剰皮膚切除術:シワがメインの場合】 厳密には表ハムラ法とは異なりますが、目の下の脂肪の突出があまりなく、主にちりめんジワのような皮膚のたるみが気になる場合に行われるのが「加齢性下瞼余剰皮膚切除術」です。これは、下まぶたの余っている皮膚を切開して伸ばす手術です。

【症例10:余剰皮膚切除術】 こちらの患者様は、以前に他院でクマ取りを受けた後にシワが気になり始めたという経緯で、目の下の脂肪を動かす必要がないため、余剰皮膚切除術を行いました。手術前にはちりめんジワがありましたが、術後6ヶ月の状態ではシワが改善されており、その効果がしっかりと維持されていることが分かります。傷跡は下まぶたのまつ毛の際沿いなので、ほとんど目立たず、どこを切ったのか分からないほど自然に落ち着いています。

まとめ:男性のクマ治療は、若々しさを取り戻す「エチケット」

今回は、男性のクマ治療について、様々な症例を交えながら解説しました。当院では、今回ご紹介したように、数多くの男性のクマ治療を手掛けています。

「男性もクマ治療ってやってるの?」「どこに行ったらいいか分からない」といった不安やハードルを感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、目の下のクマ治療は、美容整形というよりも、疲れた印象を改善し、若々しい活力を取り戻すための「アンチエイジング」であり、「エチケット」として、非常にポピュラーな治療になっています。

もし、ご自身の目の下のクマが気になっているようでしたら、ぜひ一度お気軽に当クリニックにご相談にいらしてください。症例写真をご覧いただき、安心した状態で最適な治療法を一緒に見つけていきましょう。

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日付: 2025年9月4日  カテゴリ:形成外科手術

口横のポニョからの卒業!原因と適切な改善策を徹底解説

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
今回は、多くの方がお悩みであるにも関わらず、その改善が非常に複雑である「口横のポニョ」について、その原因から適切な治療方法までを詳しく解説していきます。
フェイスラインのたるみの中でも、特にマリオネットラインの横に現れる「口横のポニョ」は、「なんとかしたい」というニーズが非常に高いお悩みの一つです。しかし、この部分は構造が複雑で奥深く、原因を正しく見極めずに治療を進めてしまうと、期待する効果が得られないだけでなく、かえって症状を悪化させてしまうリスクもあります。インターネットやSNSで話題になっている治療法が、必ずしもご自身に合っているとは限りません
この記事では、「口横のポニョ」の基本的な構造から、ポニョを引き起こす4つの主な原因、そしてそれぞれの原因に合わせた適切な改善策と治療アプローチについて、東大医学部卒の吉井健吾医師の視点から深掘りしていきます。

口横のポニョとは?その複雑な構造を理解する

まず、「口横のポニョ」がどのような構造になっているのかを理解することが、適切な治療への第一歩です。口横の部分は、身体の他の部位とは異なり、非常に多くの組織が複雑に層をなしています
最も表面側にあるのは、私たちの肌を形成する皮膚です。その皮膚のすぐ下には、皮下脂肪が存在します。さらにその深層には、口を動かすための筋肉があり、その筋肉のさらに奥には「バッカルファット」と呼ばれる特殊な脂肪組織が存在します。つまり、筋肉が脂肪でサンドイッチされているようなイメージです。そして、そのバッカルファットのさらに下には、舌で触れることができる口腔粘膜があります
このように、皮膚、皮下脂肪、筋肉、バッカルファットという異なる種類の組織が密接に関わり合っているため、「口横のポニョ」の原因も一つではないことがほとんどです

あなたの「ポニョ」はどのタイプ?4つの主な原因

「口横のポニョ」は、主に以下の4つの要素が単独または複合的に関与して発生します。ご自身の「ポニョ」がどのタイプに当てはまるのか、チェックしてみてください。

1. 皮膚のたるみ

加齢に伴い、皮膚のハリや弾力が失われることで、皮膚自体がたるんでシワが寄るように「ポニョ」が形成されるケースです。特に50代、60代、70代といった年齢層では、この皮膚のたるみが顕著になります。このタイプのポニョがあるにも関わらず、誤って皮下脂肪だけを吸引してしまうと、皮膚の余りがさらに目立ち、たるみが悪化してしまうという悲惨な事態を招く可能性があります

2. 皮下脂肪のたるみ

元々顔の肉付きが良い方や、皮下組織が厚い方は、加齢とともにこの皮下脂肪自体が重力に逆らえずに垂れ下がり、「口横のポニョ」として目立つことがあります。顔のボリューム感がそのまま下に移動してくるようなイメージです。皮下脂肪は、皮膚をつまんだ時にぐっとつまめる部分ですので、ご自身でも比較的簡単に確認できます

3. 筋肉の要素(口角下制筋の発達・動き)

口の動きも「ポニョ」に大きく影響します。特に、「への字口」になりやすい方や、日常的に口角が下がりがちな方は注意が必要です。口角を下げる筋肉が発達したり、その動きによって皮下脂肪やバッカルファットといった他の組織まで下方向に引っ張られてしまうことで、「口横のポニョ」が形成されたり、シワが寄りやすくなったりします。筋肉の動きによるポニョは、組織を切り取ることが難しいため、治療に限界がある場合もあります

4. バッカルファットの突出

バッカルファットとは、頬の奥深くにある脂肪の塊で、特に口を開閉する際にクッションのような役割を果たしています。このバッカルファットが過剰に発達していると、口横がプリッと膨らんで見え、「ポニョ」の原因となることがあります 口の中をよく噛んでしまう方や、口を閉じて笑った時に口横がプリッと張り出す方は、バッカルファットが多い可能性が高いと考えられます。皮下脂肪とは異なり、バッカルファットは皮膚の上からつまむことはできません

原因別!適切な改善策と治療アプローチ

「口横のポニョ」は、その原因によって最適な治療法が異なります。安易に流行りの治療法に飛びつくのではなく、ご自身の原因に合わせた治療を選択することが重要です

皮膚のたるみに対する治療

皮膚のたるみが原因のポニョには、皮膚の引き締めや余剰皮膚の除去が効果的です。
フェイスリフト: 皮膚のたるみががっつりと出ている場合には、外科的に皮膚を引き上げるフェイスリフトが最も効果的です
ハイフシャワー: 比較的軽度のたるみや、表層の皮膚の引き締めには、超音波エネルギーを利用した「ハイフシャワー」が有効です
RF(高周波)治療: 高周波エネルギーによって皮膚やその下の脂肪層を引き締め、ハリと弾力を回復させる治療法です。年に2回程度の継続が推奨されます

皮下脂肪のたるみに対する治療

皮下脂肪が原因のポニョに対しては、脂肪量を減らす、または引き締める治療が中心となります。
脂肪吸引: 皮下脂肪が厚く、ボリュームが多い場合には、脂肪吸引が選択肢の一つとなります。しかし、皮膚のたるみが強い場合は、かえってたるみを悪化させるリスクがあるため、慎重な見極めが必要です
ドットハイフ/リニアハイフ: 深層の皮下脂肪にまでアプローチできるタイプのハイフ治療です。脂肪細胞にダメージを与え、引き締め効果を促します。
RF(高周波)治療: 皮膚のたるみと同様に、皮下脂肪の引き締めにも効果を発揮します
糸リフト: 医療用の糸を挿入し、たるんだ皮下脂肪組織を物理的に引き上げる治療法です。脂肪組織自体を引き締める効果も期待できます
ヒアルロン酸注入(補助的): 口横のポニョ自体の形を変えるわけではありませんが、ポニョの下側、具体的には口角から顎にかけてのラインにヒアルロン酸を注入することで、段差を滑らかにし、フェイスライン全体を整える組み合わせ治療として有効です

肉の要素に対する治療

筋肉の動きや発達が原因のポニョに対しては、筋肉の働きを調整するアプローチが考えられます。
口角ボトックス: 「への字口」を改善し、口角を上向きに整えるために、口角を下げる筋肉にボトックスを少量注入する治療法です。ただし、口元の筋肉は非常に繊細なため、打ちすぎると口元が不自然に動いたり、左右非対称になったりするリスクがあります。そのため、ごく少量しか打てない場合が多く、効果には限界があることも理解しておく必要があります
日常生活でのトレーニング: 意識的に口角を上げるように笑う、口元を上に動かすトレーニングを日常的に取り入れることも大切です

バッカルファットの突出に対する治療

バッカルファットが原因のポニョに対しては、外科的なアプローチが主となります。
バッカルファット除去: 口の中から過剰なバッカルファットを除去する手術です。しかし、この治療が適用となる方は非常に少なく、安易に除去してしまうと、頬が大きくこけてしまうというリスクがあります。一度こけてしまうと修正が難しい場合もあるため、適用を見極めることが非常に重要です
フォトナなど: 最近では、口の中から超音波などで引き締めを図る治療法も登場していますが、まだ広く普及しているとは言えず、その効果には限界があると考えられます

間違った治療は逆効果!知っておくべき注意点

「口横のポニョ」の治療において、最も重要なことは、ご自身の原因を正しく見極めることです
かつて、美容医療のトレンドとして「頬と顎下の脂肪吸引、糸リフト、バッカルファット除去」をすべて行う「小顔セットフルコース」が流行した時期がありました。結果として、適応ではない方への治療が含まれていたために、頬が不自然にこけたり、かえって皮膚の余りが出てしまったりと、手術を受けられた方が大変な思いをし、修正相談に来院される患者様も多くいらっしゃいました
この経験からもわかるように、SNSなどで「口横のポニョには〇〇が良い!」といった情報を見ても、それがご自身に当てはまるとは限りません。特に、皮膚のたるみがあるのに脂肪吸引だけをすると悪化する、バッカルファットは適用が非常に少ない、といった点は注意が必要です
また、「口横のポニョ」の原因は、皮膚、皮下脂肪、筋肉、バッカルファットの4つの要素のうち、どれか一つだけが原因というケースは稀で、複数重なっていることの方が圧倒的に多いです。そのため、原因のひとつひとつに対して丁寧にアプローチしていくのが、最もリスクが少なく、確実な方法と言えるでしょう

まとめ

みなさまが気にされている「口横のポニョ」は、その構造の複雑さゆえに、適切な診断と治療が非常に重要となる部位です。誤った治療を選択すると、逆効果となり、かえって症状を悪化させてしまう可能性もあります
ご自身の「口横のポニョ」の原因がどこにあるのかを正しく見極めるためには、専門的な知識と経験を持つ医師の診断が不可欠です。まずは、信頼できる美容クリニックを受診し、ご自身の状態に合わせた最適な治療計画を相談されることを強くお勧めします
この情報が、皆さんの「口横のポニョ」改善の一助となれば幸いです。
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【クマ取り】50代以上・シワが気になる方のためのクマ治療戦略:最適な選択肢

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。

今回のブログでは、当院で多くお問い合わせいただく、50代以上の方、あるいは若年層でも目元のシワが気になる方のクマ治療について、最適な治療戦略を詳しく解説していきます。

「クマ取り」と一言で言っても、患者様の肌の状態や希望によって最適な方法は異なります。特に年齢を重ねると、皮膚のたるみやシワの出現がクマ治療の選択に大きく影響してきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 50代以上の方やシワができやすい方のクマ治療の課題

まず、50代以上の方や、もともと目元の皮膚が薄く弱い方、シワが出やすい方(例えば、30代後半~40代でも白人の方などはシワが出やすい傾向があります)にとって、一般的なクマ治療がなぜ難しいのかを理解しておきましょう。

クマの原因となる目の下の脂肪を除去する「脱脂」という治療は広く行われますが、脂肪を単独で除去する(脱脂単体)だけでは、かえってシワが目立ってしまうリスクがあるのです。これは、目の下の脂肪がなくなることでその部分がへこみ、余った皮膚がたるんでシワを作りやすくなるためです。特に肌のハリが低下している50代以上の方には、このリスクが高まります。

このため、単に脂肪を除去するだけでなく、シワの改善や予防を同時に行う治療法が重要になってきます。

2. 第一選択肢:切開を伴う「表ハムラ法」

当院で特に50代以上の方やシワが目立つ方を担当させていただく場合、第一選択として提案することが多いのが「表ハムラ法」です。

表ハムラ法とは?

表ハムラ法は、まつ毛の生え際を切開し、余分な皮膚を引き上げると同時に、目の下のへこみの原因となっている部分に、患者様ご自身の目の奥にある脂肪(眼窩脂肪)を移動させて固定することで、目元を滑らかにする手術です。

なぜ表ハムラ法が第一選択なのか?

  1. 【安定感のある仕上がり】 50代以上の方では、注入した脂肪の定着率に個人差が出やすい傾向があります。これに対し、元々ある目の下の脂肪をへこんだ部分に移動させる表ハムラ法は、より安定した結果が期待できます。
  2. 【シワの根本的な改善】余分な皮膚を切除して引き上げるため、シワを効果的に改善し、ハリのある目元を取り戻すことができます。脂肪のふくらみとへこみを同時に改善し、シワを軽減できる点が大きなメリットです。
  3. 【目元の開きも改善】場合によっては、眼瞼下垂の手術と併用することで、目の開きもパッチリと改善されるケースもあります。

表ハムラ法の懸念点

しかし、「切る」という手術方法に対して抵抗を感じる方も少なくありません。

  • ダウンタイム: 切開を伴うため、ダウンタイムが発生します。
  • 一時的な外反(垂れ目): 皮膚を引き上げた際に、一時的に垂れ目のような状態(外反)になる可能性があり、1~3ヶ月程度で元に戻ることが多いですが、心配される方もいらっしゃいます。

まだ仕事をしていてダウンタイムが取りにくい、切ることに強い抵抗がある、という方には、別の選択肢も検討します。

3. 切らないクマ治療を希望する方への第二・第三選択肢

切開に抵抗がある方には、ワンクッション置いて皮膚を切らないクマ治療を提案することが多いです。これらは、あくまで第一選択である表ハムラ法に対する次善の策として、患者様の希望を最優先するものです。

 裏ハムラ法

  • 特徴: 目の裏側(結膜側)からアプローチし、皮膚を切らずに目の下の脂肪を移動させてへこみを埋める方法です。
  • メリット: 皮膚に傷がつかないため、表面的な傷跡の心配がありません。脱脂単体と比べてシワができるリスクが低いとされます。
  • デメリット: 脱脂単体よりはシワの程度が少なくなるものの、元の状態に比べるとわずかながらシワができる可能性があります。また、裏ハムラ法は目のすぐ下のへこみにしか対応できないため、頬のあたりまでへこみがある場合は、脂肪注入を組み合わせる方が良い場合があります。

クマ取りに脂肪注入を組み合わせる方法

  • 特徴: クマの原因となる目の下の脂肪を除去し、その後に患者様ご自身の脂肪を採取して、目の下のへこみや頬のあたりに注入する方法です。
  • メリット: 脱脂単体と比べて、脂肪注入によってコラーゲンや目元のふっくら感が改善され、シワの軽減に効果的です。特に頬の全面にへこみがあり、クマがより目立っている方には、様々な場所に注入できる脂肪注入が適しています。
  • デメリット: 裏ハムラ法と同様に、脱脂単体よりは改善されますが、元の状態と比較するとわずかにシワができる可能性があります。また、注入した脂肪の定着率には個人差が出やすいという点も考慮する必要があります。

これらの切らない治療法は、一時的に様子を見るための選択肢としても有効です。もし数年後に加齢とともに再びシワが気になってきた場合は、改めて「下眼瞼の余剰皮膚切除」(いわゆる表ハムラ法)を検討することも可能です。

4. 最終選択肢:脱脂単体(脂肪除去のみ)

「脱脂単体」は、目の下の脂肪のみを除去する治療法です。50代以上の方や、もともと目元のシワが目立つ方にとっては、一番シワができやすい選択肢となるため、当院では基本的に最後の選択肢として位置づけています。

なぜ脱脂単体は慎重に選ぶべきか?

脂肪を除去することで、目の下がへこみ、余った皮膚がたるんでシワが強調されてしまう可能性が非常に高いからです。

脱脂単体が検討されるケース

それでも脱脂単体を希望される方は、以下のような強いご要望がある場合です。

  • 予算の優先
  • ダウンタイムの短縮

このような場合、私たちは「試しにやってみて、もしへこみやシワが気になったら、後から脂肪注入や皮膚切除を検討しましょう」というお話をして、慎重に進めることになります。

実際に、50代以上で脱脂単体を受けられた方の中には、以下のような結果が見られます。

  • ①50代男性: かなりのシワができたが、「すっきりした」とご本人は満足されたケース。
  • ②50代女性: 細かいシワが術後に目立ったが、許容範囲内と判断され、ご本人は満足されたケース。
  • ③60代女性: もともと肌にハリがあったため、脱脂単体でも目立つようなシワはほとんど見られず、ご本人は満足されたケース。

このように、肌のハリの状態によっては、50代・60代でも脱脂単体で満足いく結果が得られることもありますが、これは「ギャンブル的な要素」が大きく、シワが目立つリスクも十分にあります。そのため、当院としてはあまり積極的にはお勧めしておりません。

まとめ

クマ治療は、患者様の年齢、肌質、ライフスタイル、そして何よりも「何を一番改善したいか」というご希望によって、最適なアプローチが異なります。

  • 【目の下のシワを根本的に改善し、安定した結果を求めるなら表ハムラ法(切開を伴う)が第一選択肢となります。
  • 【「切らない」治療を希望するが、シワも気になるなら裏ハムラ法クマ取り+脂肪注入がおすすめです。これらの方法は、脱脂単体よりはシワの軽減に効果的ですが、元々の状態よりはわずかなシワが残る可能性もあります。
  • 【予算やダウンタイムを最優先し、シワのリスクも許容できるなら脱脂単体も選択肢にはなりますが、シワが目立つリスクが高いことを十分にご理解いただく必要があります。

どの治療法を選ぶにしても、まずはしっかり相談し、ご自身の状態に合った最適な治療戦略を見つけることが大切です。当院では、患者様一人ひとりのご要望を丁寧に伺い、メリット・デメリットを詳しくご説明した上で、納得のいく治療法をご提案しています。

このブログが、50代以上の方、あるいはシワが気になる方のクマ治療を検討する上で、少しでもお役に立てれば幸いです。

詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/surgery/kuma.html

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日付: 2025年9月3日  カテゴリ:形成外科手術

クマ治療の「失敗」と「修正」のリアル:知っておくべきクリニック選びと術後ケアの全知識

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
近年、クマ治療は多くの方にとって身近な美容医療となりましたが、それに伴い他院での治療後の失敗や修正に関するご相談も増えています
「クマ治療」と言っても、そのアプローチやクリニックごとの特徴は多岐にわたります。時には「これは失敗だ…」と感じるケースもあれば、「そのやり方なら、こうなるのは仕方ない」と納得できるケースも存在します。今回は、クマ治療の修正を考えている方、これから治療を検討している方のために、失敗の主なパターンやその原因、そして修正方法と、何よりも大切なクリニック選びと術後ケアについて、当院統括医師の吉井健吾医師が詳しく解説していきます。

クマ治療における「失敗」のパターンとクリニックごとの傾向

他院でのクマ治療後に修正の相談にいらっしゃる患者様の状態は、いくつかの特徴的なパターンに分かれます

1. 「クマ取り押し」クリニックでの施術後のトラブル

    ◦ 主な悩み: へこみ、影感、シワ感
    ◦ 解説: 脂肪を取り除く「脱脂」をメインに推奨しているクリニックの場合、目の下の脂肪を取りすぎたり、必要な部分の脂肪が残ってしまったりすることで、かえって目の下が不自然にへこんで見えたり、影ができてしまったりすることがあります。特に若い方と違い、皮膚のハリが失われつつある年代では、脱脂だけではシワが目立つ原因にもなりかねません

2. 「裏ハムラ押し」クリニックでの施術後のトラブル

    ◦ 主な悩み: へこみ、小ジワ、そして「全然変わっていない」
    ◦ 解説: 裏ハムラは、目の裏側から脂肪を移動させてへこみを埋める手術ですが、この方法を前面に押し出すクリニックでは、手術費用が80万円から100万円と高額であるにも関わらず、術後に「ほとんど変化がない」と感じるケースが散見されます。脂肪の移動量が不十分であったり、適切な場所に固定できていない場合などに起こりえます。

3. 「顔全体を一日で」施術するクリニックでのトラブル

    ◦ 主な悩み: 複数箇所での失敗
    ◦ 解説: 目元だけでなく、鼻や豊胸など、顔全体の美容整形を一日でまとめて行うようなクリニックで施術を受けた場合、「理想の仕上がりとかけ離れている」というケースも存在します。長時間にわたる手術は、執刀医の集中力低下を招く可能性も否定できません。繊細な目元の手術において、集中力の低下は致命的な結果につながりかねません。

4. 「切開ハムラ(表ハムラ)」での施術後のトラブル

    ◦ 主な悩み: 外反(がいはん)
    ◦ 解説: 切開ハムラや表ハムラは、皮膚を切開してたるみや脂肪を調整する手術です。術後に下まぶたが外側にめくれ上がってしまう「外反」が起こることがあります。ただし、この外反に関しては、術後3ヶ月から6ヶ月程度で自然に改善することが多いため、焦らず様子を見る期間が必要です

5. 大手クリニックでの施術後のトラブル

    ◦ 主な悩み: 脱脂の取り残し、変わり映えがしない
    ◦ 解説: 大手クリニックでは、経験の浅いドクターが執刀するケースも稀ではありません。そのため、脱脂が不十分で脂肪が取り残されてしまったり、期待したような変化が得られないといったケースが多い傾向にあります
当院での修正アプローチ:様々なケースに対応可能
当院では、他院でのクマ治療後の様々な修正に対応しています。吉井医師自身が多岐にわたる術式に対応できる「引き出しの多さ」が強みです
へこみへの対応: 脂肪注入が中心となります。目の下のくぼみに自身の脂肪を注入することで、滑らかな仕上がりを目指します
シワへの対応: 程度の軽い小ジワであれば脂肪注入で改善する場合もありますが、深いシワや余剰皮膚が多い場合は、切開による余剰皮膚切除、あるいは皮膚まつ毛沿い切開で皮膚をピンと張ることで改善を図ります
脱脂の取り残しや効果不足: 追加の脱脂を行うことで、残った脂肪を除去し、より効果的な改善を目指します
これらの治療は単独で行われることもあれば、患者様の状態に合わせて適切に組み合わせて行われることもあります

実際の修正事例から学ぶ

いくつか当院での修正事例をご紹介します。

 症例1:30代女性(中規模クリニックで脱脂後、へこみが気になる)

    ◦ この方は、脱脂後に目の下のへこみが気になり来院されました。年齢的に脂肪の定着も良いため、シンプルに脂肪注入のみで対応。術後3ヶ月で、へこみは大幅に改善し、滑らかな目元を取り戻しました

 症例2:50代女性(大手クリニックで脱脂後、へこみと小ジワが気になる)

    ◦ 50代の女性で、脱脂に50万円を費やしたものの、へこみと小ジワが改善しないと悩んでいました。小ジワの程度が比較的軽かったため、まずは脂肪注入のみで様子を見ることに。2ヶ月後にはシワが軽減し、へこみも滑らかになりました

 症例3:40代後半男性(脱脂後、シワが気になる)

    ◦ 脱脂後にシワが気になり、レーザー治療などの皮膚科的治療を繰り返すのが嫌で、切開を希望されました。シワの程度は軽めでしたが、ご本人の強い希望により皮膚切開を実施。術後半年で傷跡も落ち着き、シワがピンと張った状態になりました

 症例4:50代女性(大手クリニックで脱脂後数年、シワとへこみが気になる)

    ◦ 数年前に脱脂をされたものの、加齢とともにシワが増え、へこみも気になり始めたケースです。下まぶたのシワが深く多かったため皮膚切開を加え、目元のへこみに対しては脂肪注入を組み合わせた治療を行いました。術後には目元のシワが大幅に減り、へこみも滑らかに改善しました

失敗を避ける、あるいは修正を成功させるためのアドバイス

クマ治療を検討している方、あるいは既に治療を受け、修正を考えている方に、最も重要なアドバイスをお伝えします。

1. 何よりも「クリニック選び」が重要

医師のキャリアと経験: これまで数多くの症例を経験してきたドクターを選ぶことが大切です
症例写真の徹底確認: 特に術後の状態をよく確認してください。Instagramやホームページに定期的に上がっている症例写真で、ご自身の現在の目元と似た術前の状態の患者様が、ご自身の好みの術後の状態になっているかを慎重に見極めましょう。光の加減やメイクの有無など、条件が異なる場合もありますが、一番大切なのは「術後の症例がご自身の好みかどうか」です
下まぶたの手術は繊細: 目元の手術は、鼻や胸の手術と異なり非常に繊細で、微妙な変化が大きく印象を変えます。そのため、美容医療に携わるドクターであっても、下まぶたの手術を行っていない医師にはその状態を正確に判断することが難しい場合があるほどです「思っていたのと違う」という結果にならないためにも、事前の情報収集とクリニックの見極めが不可欠です

2. 術後ケアは決して怠らない

手術が無事に終わっても、その後の術後ケアが結果を大きく左右します。
目元を触らない、揉まない: これが最も大切です
    ◦ 脂肪注入の場合: 注入した脂肪は非常にデリケートです。ゴシゴシ擦ったり揉んだりすると、脂肪が潰れて定着しなかったり、吸収されてなくなってしまう可能性があります
    ◦ 裏ハムラの場合: 脂肪を移動させて固定している糸が、安定していない初期の段階で擦ったりすると、糸が切れて元の状態に戻ってしまうことがあります
術後のケアを怠ると、「手術をしたクリニックの責任だ」と言い切れなくなってしまう可能性もあります。患者様ご自身で意識して目元を触らないように努めることが、成功への鍵となります

3. ダウンタイムと心のケア

手術後は、「ダウンタイム鬱」と呼ばれる精神的な落ち込みを感じる方が少なくありません
「新しい顔」への慣れ: 腫れやむくみが強く出ることもありますが、それだけでなく、単純に新しい自分自身の顔に慣れていないという理由から不安になることもあります
まずは3ヶ月待つ: 基本的には、術後3ヶ月程度は様子を見るのがベストです。腫れやむくみが落ち着き、組織が安定するまでにその程度の期間を要するためです
セカンドオピニオンも検討: 不安で精神的に動揺してしまう場合は、相談だけでもクリニックを訪れることは非常に有効です。他のクリニックのドクターも同様の意見であれば、ご自身の中で納得し、安心することにもつながります

まとめ

クマ治療は、適切に行われれば劇的な若返り効果をもたらしますが、その一方で、クリニック選びや術後ケアを誤ると、修正が必要になる可能性もはらんでいます。
好みの仕上がりになる症例写真を数多く提示しているクリニックを選び、術後は医師の指示に従い、目元を大切に扱うことが、理想の目元を手に入れるための何よりも重要なポイントです。もし今、クマ治療後の状態に不安を感じているのであれば、一人で抱え込まず、専門の医師に相談することをお勧めします。
この情報が、皆様のクマ治療に対する理解を深め、より良い選択に繋がることを願っています。お悩みを解消するべく、しっかりとカウンセリングを行いますのでぜひご相談にお越しいただけますと幸いです。
吉井医師の紹介はこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/staff.html
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日付: 2025年9月3日  カテゴリ:形成外科手術

【徹底解説】美容外科手術で「傷跡」後悔しないために知るべき3つの施術とその対策

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
美容外科手術は、外見の悩みを劇的に改善し、自信を取り戻す素晴らしい機会を提供してくれます。特にアンチエイジングを目的とした切開を伴う手術は、非切開の施術では得られない大きな変化が期待できるため、40代、50代、60代と年齢を重ねるにつれて選択される方が多くなります。しかし、その一方で、「せっかく勇気を出して手術を受けたのに、傷跡が気になって後悔している」という声もあります
切開を伴う美容外科手術では、皮膚を切る以上、傷跡のリスクは常に存在します。しかし、どのような手術で傷跡が目立ちやすいのか、その原因と対策を知ることで、後悔しない選択をすることは可能です。 今回は、傷跡が目立ちやすいとされる代表的な3つの美容外科手術と、その特徴、傷跡が目立つ原因、そして後悔しないための具体的な対策について、当院統括医師の吉井健吾医師が詳しく解説していきます。

傷跡が目立ちやすいとされる手術3選

1. 人中短縮(じんちゅうたんしゅく)

人中短縮は、鼻の下の皮膚を切開し、人中の長さを短くすることで、顔の印象を若々しく整える手術です。顔の中心部に位置する人中の変化は、全体の印象に大きく影響を与えますが、それゆえに傷跡が目立ちやすい施術としても知られています
傷跡が目立ちやすい原因
顔の「中央部」に位置する: 人中は顔のまさに中央に位置するため、どんな小さな傷跡でも非常に目立ちやすい部位です
「若い方」ほど目立ちやすい傾向: 特に20代から30代の若い世代では、術後3ヶ月から6ヶ月経過しても傷が赤く、硬く、ケロイドのように盛り上がることがよくあります。これは、若い肌にハリがあるために傷に常に物理的な「テンション」がかかりやすく、その結果、傷跡が赤く太くなりやすいことに起因します
「口の動き」や「メイクによる刺激」: 若い方は口の動きが活発であるため、日常的に傷跡に負荷がかかりやすいです。さらに、傷跡を隠そうとしてメイクで擦ったり引っ張ったりする刺激が加わることで、傷跡がさらに目立つようになることがあります。
後悔しないためのポイント・適応
本来は「中高年向け」の手術: 実は、人中短縮はもともと、加齢によって皮膚が柔らかくなり鼻の下が伸びてきた50代や60代以上の方に向けて開発された手術とされています。皮膚が柔らかい方は、切開しても傷にテンションがかかりにくいため、赤く盛り上がるリスクが低い傾向にあります
若い方は「部分的な切開」も検討: 若い方でも、鼻の真ん中部分だけを少し切開して引き上げる「部分的な方法」であれば、傷跡のリスクを抑えつつ効果を得られる可能性があります
治療法: もし傷跡が赤く盛り上がってしまった場合は、ステロイドの一種である「ケナコルト注射」を傷の線状に打つことで、盛り上がりを抑える治療が行われることがあります。これは効果が期待できる一方で、比較的痛みを伴う治療でもあります
「美容の上級者向け」であることの認識: 顔の中央部に傷ができる人中短縮は、美容整形に慣れている「美容の上級者向け」の手術とも言われます。美容整形が初めての方は、事前に十分な情報収集と検討が必要です

2. 小鼻縮小(こばなしゅくしょう)

小鼻縮小は、鼻の横の皮膚を切除することで、小鼻の広がりを抑え、すっきりとした印象の鼻にする手術です。シンプルな施術に見えて奥が深いとされており、傷跡の残し方が仕上がりを大きく左右します
傷跡が目立ちやすい原因
「切開範囲」の長さ: 小鼻がドームのように大きく広がっている方は、小鼻の付け根から内側まで(「内外側法」と呼ばれる方法)大きく切開して縮める必要があるため、傷が長くなり、目立ちやすくなります
「白く盛り上がる」「化粧溜まり」: 外側まで切開した内外側法の場合、半年から1年経って傷跡が落ち着いても、白く盛り上がってしまったり、そこに化粧が溜まって目立つことが気になる方もいます
後悔しないためのポイント・適応
「内側法」の検討: 小鼻の広がりが軽度な場合は、小鼻の内側だけを切開する「内側法」で十分な効果が得られることが多く、正面から見た際の傷跡はあまり目立たなくなります
「中間的な切り方」の選択: 小鼻の広がりがあるものの傷跡が気になる場合は、内外側法であっても外側の根元まで切らずに、中間くらいで留める切り方も検討することで、傷跡を小さく抑えることが可能です
「傷跡ボトックス」による予防: 当院では、小鼻縮小の傷を縫合した後、傷の周囲にボトックスを注射することで、傷が赤く盛り上がるのを防ぐ効果を期待しています
治療法: 盛り上がってしまった傷跡に対しては、CO2レーザーなどで削り、目立たなくする治療が行われることがあります

3. フェイスリフト

フェイスリフトは、加齢による顔のたるんだ皮膚を物理的に引っ張り上げ、引き締めることで若々しい印象を取り戻す手術です。たるみの程度や求める効果によって様々な種類がありますが、特に「フルフェイスリフト」は傷跡が長くなる傾向にあります
傷跡が目立ちやすい原因
「切開線」の長さ: フルフェイスリフトは、もみあげから耳の前のライン、そして耳の後ろからうなじのあたりまで切開線が伸びるため、傷跡が非常に長くなります
「引っ張り」によるテンション: 皮膚を引っ張って固定する手術であるため、縫合部に常に物理的なテンションがかかり、傷が赤く盛り上がりやすくなります
特に「耳の後ろからうなじ」の傷跡: もみあげや耳の前の傷跡は比較的落ち着きやすい傾向にありますが、耳の後ろからうなじにかけて横に切る部分は、赤く盛り上がったり、引きつれたりしてケロイドのようになることが多く、見た目だけでなく「引きつれ感」としても気になる方が多いです。髪が長い方であれば隠せることもありますが、引きつれによる違和感は残ることがあります
後悔しないためのポイント・適応
「術後の適切なケア」の重要性: 傷跡が引っ張られたり擦られたりすると、赤く盛り上がる傾向があるため、術後のケアが非常に重要です。特に髪の毛に隠れない耳の前や耳の後ろの部分は、約1ヶ月から2ヶ月間、テープで上から押さえつけるように貼っておくことで、傷が赤く太く硬くなるリスクを最小限に抑えることができます
「傷跡ボトックス」の活用: 小鼻縮小と同様に、傷跡の周囲にボトックスを細かく注射することで、傷の盛り上がりを予防する効果が期待できます。手術と同時に、あるいは抜糸のタイミングで行われることが多いです。手術と同時に行う場合は静脈麻酔で眠っている間に行われるため、痛みを感じずに済むというメリットがあります
「ミニマムなフェイスリフト」の選択肢: フルフェイスリフトはハードルが高いと感じる方や、傷跡を最小限に抑えたい方には、「マックスリフト(もみあげの中から耳の前までが皮膚切開の範囲)」や「ミニフェイスリフト」といった、切開線がもみあげから耳の前までで完結する比較的短い手術も選択肢としてあります。これにより、切開部分を少なく抑え、傷跡のリスクを軽減できます

比較的傷跡が目立ちにくい施術の例:眉下切開

多くの切開を伴う手術の中で、比較的傷跡が目立ちにくいとされるのが「眉下切開」です。これは眉毛の下のラインに沿って切開を行う手術で、たるんだ上まぶたの皮膚を切除し、目元をすっきりさせます
傷跡が目立ちにくい理由: 眉毛の生え際に沿って切開するため、傷跡が眉毛の中に隠れやすく、非常に自然な仕上がりになる傾向があります
回復とカバー: 術後1ヶ月は赤みが見られることがありますが、3ヶ月から6ヶ月でだいぶ馴染んできます。もし傷跡が気になったとしても、術後半年ほど経ってからアートメイクを眉毛に入れることで、さらに目立たなくすることが可能です

美容外科手術で後悔しないために

切開を伴う美容外科手術は、非切開の施術に比べて劇的な変化をもたらす一方で、傷跡という避けられないリスクも存在します。特に、今回ご紹介した人中短縮のように顔の「中央部」に傷ができる手術は、美容の上級者向けとも言われるほど慎重な検討が必要です
美容整形が初めてという方は、いきなり顔の中央部に傷が残るような手術に踏み切るのではなく、まずはヒアルロン酸やボトックスといった非切開の施術で対応してみるのも一つの選択肢です
最も大切なのは、ご自身の肌質や年齢、生活習慣、そしてどのような仕上がりを求めているのかを深く理解し、それに基づいて信頼できる医師と十分にカウンセリングを重ねることです。医師は、期待される効果と同時に、考えられるリスク(特に傷跡のリスク)やその対策について詳しく説明してくれるはずです。術後の適切なケアも、美しい仕上がりへと導く上で欠かせません
美容外科手術は、ご自身の未来を変える可能性を秘めた医療行為です。傷跡のリスクを正しく理解し、適切な情報とケアによって、理想の美しさを手に入れてください。お悩みを解消するべく、しっかりとカウンセリングさせていただきますので、ぜひご相談にお越しいただけますと幸いです。
吉井医師のご紹介はこちらをご覧ください:https://www.ochanomizubiyou.com/staff.html
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日付: 2025年9月2日  カテゴリ:形成外科手術

クマ治療後のダウンタイムを最短に!知っておくべき10のコツとNG行動

こんにちは!お茶の水美容形成クリニックでございます。
「クマ治療を受けてみたいけど、ダウンタイムが心配…」 「仕事は何日休まなければいけないの?」 「できるだけ早く腫れを引かせたい!」等、クマ治療を検討されている方々から、ダウンタイムに関するご不安の声を多く聞きます
今回は、そんな皆様のために、クマ治療後のダウンタイムを極力最短で終わらせるための具体的な方法と、避けるべきNG行動について、当院統括医師の吉井健吾医師が詳しく解説していきます。最後までご覧いただければ、きっとダウンタイム期間を快適に過ごし、スムーズな回復へと繋げることができるでしょう。

1. クマ治療後のダウンタイムの一般的な経過

まず、クマ治療後の一般的なダウンタイムについて理解しておきましょう。クマ治療には、軽結膜脱脂術、裏ハムラ、脂肪注入、皮膚切開を伴う表ハムラなど、いくつかの術式があります
内出血と腫れ: 手術の翌日、翌々日の1〜2日間が最も腫れのピークとなります。多くの場合、1週間ほどで内出血の色は薄くなり、メイクで隠せる程度になります
むくみ: 単なる結膜脱脂術であれば、術後1週間で「少し顔がむくんでいるな」と感じる程度まで落ち着きます
脂肪注入を併用した場合: 針先が血管に当たると、その部分が赤紫色になり、完全に色が引くまでには2週間程度かかることがあります。ただし、これも濃いめのメイクやマスクで隠せるレベルになることが多いです
表ハムラ(皮膚切開を伴う場合): 術後1週間で抜糸が必要です。内出血は他の手術よりもやや長引くことがありますが、それでも1週間後には「少しむくんでいる、少し薄黄色い」程度に落ち着くことがほとんどです
特有のダウンタイム(表ハムラ): ごく稀に外反(がいはん)や結膜下浮腫(けつまくかふしゅ)といった、特有のダウンタイムが発生することがあります。これらは自然に回復することが多く、1ヶ月から3ヶ月程度の様子見が必要となる場合があります
それでは、このダウンタイムを最短で乗り切るための10のコツと、絶対にやってはいけないNG行動について具体的に見ていきましょう。

2. ダウンタイムを最短にするために「やるべきこと」10選

① 患部を「冷やす」【特に最初の2日間】

手術後、特に最初の2日間は患部を優しく冷やすことが重要です。ただし、極端に冷やしすぎたり、長時間当て続けたりすることは避けましょう。凍傷や色素沈着の原因になる可能性があります。また、2日を過ぎてからも冷やし続けると、かえってむくみを引き起こすことがあります 保冷剤やアイスパックをガーゼや薄いタオルで包み、目の上に軽く当てる程度が適切です

② 頭を「高く」する

できるだけ心臓より頭が高い位置にある状態を保つように意識しましょう。寝る時も枕を重ねて少し頭を高くして寝るのがおすすめです。うつ伏せや、長時間かがんで物を取るような体勢は、目元に血が溜まりやすくなるため避けてください

③ 「安静にする」

術後1〜2日間は特に安静に過ごしましょう。アルコールやタバコはもちろんのこと、長距離を走ったり泳いだりするような激しい運動は、術後1週間は控えるべきです。頭に血が上るような行為は避けるように心がけましょう

④ 患部を「温める」【術後3日目から1週間】

「冷やす」とは逆のようですが、術後3日目から1週間にかけては、患部を程よく温めることが効果的です。腫れのピークが過ぎた頃に血流を良くすることで、腫れが早く引きやすくなります。これも冷やす時と同様、ホットタオルやぬるま湯で優しく軽く温める程度に留め、極端なことは避けてください

⑤ 「水分補給」をしっかり行う

適度な水分補給は血流促進に繋がります。ただし、カフェインやアルコール、塩分の過剰摂取はむくみを長引かせる原因となるため注意が必要です

⑥ 「軽く歩く」程度の運動はOK

過度な安静は、精神的なストレスや「ダウンタイムうつ」に繋がる可能性もあります。無理のない範囲で、日常生活の軽い動きや散歩程度であれば問題ありません。ただし、長距離歩いたり体が熱くなるような運動は避けましょう

3. ダウンタイムを長引かせないために「絶対にやってはいけないNG行動」

① 患部を「触る・揉む・こする」

これは最も避けていただきたい行動です
特に脂肪注入をされている場合、注入した脂肪はデリケートで、定着するまで繊細な状態です押しすぎたり、揉んだり、こすったりして圧力を加えすぎると、せっかく注入した脂肪がなくなってしまい、定着率が低下してしまいます
摩擦は腫れを悪化させる原因にもなります
ハムラ法などで糸で固定している場合、治りかけで痒みを感じてこすってしまうと、糸が取れてしまう可能性もあります 良いことは何一つありませんので、術後1ヶ月程度は目元を極力そっとしておくように意識しましょう

② 「アルコールとタバコ」は厳禁

アルコールは血流を良くし、顔がほてりやすくなるため、むくみを長引かせます
タバコは逆に血流を阻害します。末梢血管が収縮し、傷の治りが悪くなります 特に脂肪注入においては、注入された脂肪に毛細血管が入り込むことで定着しますが、タバコは毛細血管の形成を妨げ、血流に乗った栄養が脂肪に届かなくなり、脂肪の生着率が著しく低下してしまいます

③ 「頭に血が上る行為」

長時間の入浴や、長距離・激しい運動はもちろんのこと、カラオケで思いっきり歌う、大笑いするといった頭に血が上るような行為は避けましょう。術後に再び出血するリスクを高めることがあります

④ 患部に「日焼け」をさせない

赤紫色に腫れている部分に過度な日焼けをしてしまうと、その赤紫色が色素沈着として残り、1ヶ月〜数ヶ月間も長引くことがあります。ダウンタイム中は、患部の日焼けは極力控えましょう

4. 補足:クリニック選びも重要

上記で説明したダウンタイムを短縮するためのセルフケアももちろん大切ですが、クリニック選びも非常に重要です。症例経験豊富なドクターに施術してもらうことで、ダウンタイムが長引く確率を極力抑えることができます
経験豊富なドクターは、止血操作が丁寧であったり、万が一出血があった場合でも、その対処法を熟知しています。不慣れなドクターに比べ、ダウンタイムが長引くリスクを確率論として抑えることができるでしょう

5. まとめ

クマ治療後のダウンタイムは、適切なケアと注意を払うことで最短に抑えることが可能です。
最初の2日間は優しく冷やし、3日目からは温めて血流を促進する
頭を高く保ち安静に過ごす
水分補給をしっかり行い、軽く歩く程度の活動は取り入れる
患部を触ったり揉んだりしないアルコール・タバコは控える頭に血が上る行為を避ける日焼けをしない
これらのポイントを実践し、スムーズな回復を目指しましょう。また、安心して治療を受けるためにも、信頼できる経験豊富なクリニックを選ぶことが何よりも大切です
今回の内容が、クマ治療を検討されている方々のご参考になれば幸いです。ぜひ一度、ご相談にお越しいただけますと幸いです。
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