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最近、SNSやYouTube、ニュースなどで、目の下のクマ取り治療に関する「失敗」や「過剰脱脂」、「失明などの重大な事故」といった話題を目にする機会が増えました。当院の患者様からも、「もし他院で失敗して、修正不能な状態になってしまったらどうしよう…」と、治療に対する不安の声をいただくことが多くなっています。「他院でクマ取りをしたけれど、なんだか不自然で納得がいかない」「思ったような仕上がりにならなかった」と深く悩まれている方や、これから手術を受けようと考えているけれど最悪のケースを想像して踏み出せない方に向けて、今回は「治療で失敗してしまった場合、本当に取り返しがつかないのか?」という疑問に、美容形成の専門医の立場から詳しくお答えしたいと思います。
「修正不能」は本当?ネットの情報に惑わされないで
結論から申し上げますと、クマ取り治療において「完全に修正不能」となる最悪のケースは非常に稀であり、基本的には「かなりやりようはある(修正は十分に可能である)」とポジティブに捉えていただきたいと思います。
インターネットやSNSなどを検索していると、「裏ハムラ法や、脱脂と脂肪注入を組み合わせて過剰脱脂になってしまった場合、修正するのは非常に困難である」「元には戻らない」と警鐘を鳴らす医師の発信を見かけることがあるかもしれません。
しかし、そういった情報の中には、「他院のやり方は危険だから、自分のクリニックのやり方(術式)でやったほうが良い」という、アピール的な側面が含まれていることも少なくありません。確かに、まだ何も手をつけていない初回の手術に比べると、一度メスや処置を入れた組織を扱う「修正手術」は難易度が上がるのは事実です。しかし、だからといって「修正が不可能」というわけでは決してありません。患者様の現在の状態を正確に見極め、適切なアプローチを選択することで、理想の目元に改善できる可能性は十分にあります。
年代別・修正手術の難易度とアプローチの違い
クマ取りの修正手術は、一律に同じ方法で行うわけではありません。患者様のご年齢や現在の状態によって、やるべき内容や難易度が大きく変わってきます。
30代〜40代前半の方の修正
お肌にハリがあり若ければ若いほど、修正のリスクは低くなる傾向にあります。30代から40代前半くらいまでの方であれば、初回のクマ取り手術(脱脂単独や切らない裏ハムラ法など)も、皮膚を切らないアプローチで済むことが多いです。そして、もし将来的に再発したり修正が必要になったりした場合でも、同様に皮膚を切らない裏側からのやり方で対応できるケースが圧倒的に多いのが特徴です。初回に比べれば難易度は上がりますが、皮膚表面に傷をつけずに修正できる可能性が高いと言えます。
50代〜60代以上の高齢の方の修正
一方、50代、60代とご年齢が上がるにつれて、修正の難易度は上がってきます。高齢の方の場合、目の下のふくらみ(クマ)だけでなく、皮膚のシワやたるみが強く出ていることが多いため、初回の治療時点で単純な「脱脂のみ」を行うことは少なく、裏ハムラ法や脱脂+脂肪注入など、複合的な治療を行っているケースが大半です。
そのため、修正時に「再発して元々の脂肪が残っているのか」「皮膚のたるみ・シワが原因なのか」「注入した脂肪が定着してたるんで見えているのか」など、内部の組織の状態が非常に複雑に入り組んでおり、外来の診察だけでは原因を特定しにくくなります。
このような複雑な状態を修正する場合、ダウンタイムを気にして皮膚を切らない「裏側からのアプローチ」にこだわってしまうと、手術の視野が狭くなり、内部構造の把握が困難になります。そのため、高齢の方の修正においては、確実性を高めるために「切開を伴う治療」がメインとなります。皮膚を切開して視野を大きく広げることで、内部の構造を直接目で見て確認しながら適切な処置を行えるため、より確実で理想的な修正が可能になるのです。
クマ取り修正で最も難しい「外反(アッカンベー状態)」への対処
クマ取り治療の外見的な修正の中で、最も難易度が高いとされているのが、表ハムラ法などで皮膚を切除しすぎた結果、下まぶたが外側にめくれてしまう「外反(がいはん)」が半年以上経っても戻らないケースです。
この状態を修正するには、あらゆる可能性を考慮した大掛かりな処置が必要となります。当院では、以下のような手段を講じて、この難易度の高い修正にも対応しています。
- 皮膚移植(植皮):皮膚を取りすぎている場合は、下まぶたと柔らかさが似ている皮膚を移植して補います。
- 固定の解除:下方向に引っ張られている脂肪や膜の固定を一度解除し、適切な位置に固定し直します。
- ミッドフェイスリフトによる引き上げ:剥離範囲を広げて、組織全体を上側へ引き上げて固定し直します。
- 軟骨移植・骨膜固定:耳介軟骨を移植して下まぶたの際を物理的に押し上げたり、外側の骨膜に強力に固定したりします。
高度な技術を要する手術にはなりますが、専門的な知識を持つクリニックであれば、最も難しいとされる外反の修正であっても対処は可能です。他院での脂肪注入後に生じた「しこり」の除去なども、状態に合わせて適切に対応いたします。
失明事故の真実と、患者様自身ができる予防策
機能障害、特に「クマ取り後の失明事故」という極めて重大なリスクについて解説します。まず知っておいていただきたいのは、失明は「手術直後に突然起こる」ものではないということです。
基本的には、術後に出血が続き、目の奥に血腫(血の塊)が溜まって視神経を圧迫することで視力障害に繋がります。つまり、「時間的な猶予」が存在するのです。
もし術後に以下のような症状がある場合は、すぐにクリニックへ連絡してください。
- 尋常ではない腫れ方をしている
- 異常な痛み、または視界の異常がある
- 出血が止まらない
クリニック側が速やかに「血腫除去」を行えば、最悪の事態を防げる可能性は非常に高いです。患者様ご自身が経過を観察し、異変を感じたらすぐに専門医に相談することが、重大な事故を防ぐ最大の鍵となります。
よくある質問(Q&A)
Q. 他院で脂肪を取りすぎたと言われました。脂肪を戻すことはできますか?
A. 取りすぎた脂肪をそのまま戻すことはできませんが、ご自身の太ももやお腹から採取した脂肪を注入することで、凹みを改善し自然なハリを取り戻すことが可能です。これを「脂肪注入による修正」と呼びます。
Q. 修正手術は前回の術後、どのくらい期間を空ければ良いですか?
A. 組織の炎症が落ち着き、形が安定するまで通常半年程度待っていただくのが理想的です。ただし、外反(アッカンベー状態)がひどい場合などは、早めの処置が必要なこともありますので、まずは一度ご相談ください。
参考のyoutubeはこちら

【公式YouTube】クマ取りの失敗と修正について専門医が解説
料金・リスク・副作用について
※価格は変更となる可能性があります。最新の料金はカウンセリング時にご確認ください。
目の下のクマ取り(経結膜脱脂術)
| 項目 | 通常料金 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 経結膜脱脂術(両目) | 275,000円 | 220,000円 | 154,000円 |
| 経結膜脱脂術(片目) | 165,000円 | –– | –– |
| 眼窩脂肪注入オプション | 55,000円 | –– | –– |
内容:下まぶたをめくり、結膜を切開して原因となっている脂肪を切除します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
※吉井健吾医師執刀の場合別途77,000円加算されます。
くま取り(経結膜脱脂)・脂肪注入
| 項目 | 通常料金 | 部分モニター | 全額モニター |
|---|---|---|---|
| 目の下のクマ取り&脂肪注入(1年保証) | 495,000円 | 418,000円 | 330,000円 |
内容:脂肪を切除後、大腿や腹部から採取・加工した脂肪(コンデンスリッチ・ナノリッチ)を注入しハリを出します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、しこり等
※吉井健吾医師執刀の場合別途77,000円加算されます。別途診察料、麻酔代が必要です。
下まぶたのしわ&クマ取り(表ハムラ)
| 項目 | 通常料金 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 表ハムラ法 | 605,000円 | 528,000円 | 451,000円 |
内容:睫毛下を切開し、脂肪を移動させて凹みに固定。余剰皮膚も切除しシワを改善します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、下斜筋の損傷等
※吉井健吾医師執刀の場合別途77,000円加算されます。別途診察料・麻酔代が必要です。
裏ハムラ・眼窩脂肪移動術
| 項目 | 通常料金 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 裏ハムラ法 | 451,000円 | 396,000円 | 330,000円 |
| キャンペーンモニター(朴・山田医師) | – | 352,000円 | 275,000円 |
内容:結膜等から切開し、脂肪を凹み箇所に移動・固定します。
リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、取り残し等
※吉井健吾医師執刀の場合別途77,000円加算されます。
下まぶたのしわ取り(下眼瞼余剰皮膚切除)
| 項目 | 通常料金 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 目の下のシワ手術 | 396,000円 | 352,000円 | 308,000円 |
内容:まつげに沿って切開し、余った皮膚を切除してたるみを改善します。
リスク・副作用:出血、腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反等
※吉井健吾医師執刀の場合別途77,000円加算されます。
■ まとめ 〜一人で悩まず専門クリニックへご相談を〜
クマ取り治療で「修正不能」になるケースや深刻な事故が起きることは極めて稀です。万が一、現在の仕上がりに納得がいかなくても、多くの場合で改善するための選択肢は残されています。
大切なのは、ネット上の過激な情報に振り回されず、修正手術の経験が豊富な医師に相談することです。当院では他院修正を含め、お一人おひとりに最適な治療法をご提案します。どうぞお一人で抱え込まず、まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。
ご予約は当院ホームページから LINE予約 / WEB予約 が可能です
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お茶の水美容形成クリニック
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MPR御茶ノ水駅前ビル9階
