体幹の脂肪吸引について
脂肪吸引とは
脂肪吸引は、体の特定の部位から余分な脂肪を取り除く手術です。
食事や運動だけでは改善が難しい部分の輪郭を整えるのに使用されることがあります。スリムでバランスの取れた体型を実現できる一般的な美容整形手術です。取り除いた箇所の脂肪細胞の数は増えないためリバウンドしにくい手法と言われています。
脂肪吸引でできることは? 対応箇所は?
脂肪吸引技術では、次のような箇所の脂肪を局所的に減らすことができます。
対応箇所
二の腕/肩/脇/背中上部/背中下部/上腹部/下腹部/側腹部/腰/殿部/大腿前面/大腿外側/大腿内側/大腿後面/膝/ふくらはぎ/足首など
脂肪吸引ではできないこと
脂肪吸引は、肥満の治療法ではなく、適切な食事や運動の代替にはなりません。
脂肪吸引は、標準体重であるにもかかわらず余分な脂肪が気になる方に効果的な方法として利用されます。
ハリと弾力のある肌がある方は、脂肪吸引による結果がより良好となる傾向がありますが、妊娠線、体重減少、老化によって弛んだ皮膚がある場合、脂肪吸引だけでは理想とする形にならない場合があります。
そのような場合、余分な皮膚を取り除いて引き締めるためにさらなる手術が必要となることがあります。
また、脂肪吸引はセルライトの効果的な治療法ではありません。
脂肪吸引はこんな人におすすめ
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食事や運動によって減らせない
頑固な脂肪が気になる
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短期間で確実に痩せたい
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ダイエットに割く
時間的な余裕がない
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部分的に痩せたい
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バランスの取れた
身体のシルエットを求めている
理想的な適応条件
・理想体重の30%以内の体重で、肌にハリと弾力があり、筋肉の緊張が良好な人
・生命を脅かす病気や治癒を損なう可能性のある病状を持たない健康な人
・非喫煙者
脂肪吸引のリスクについて
脂肪吸引のリスクには次のようなものがあります。
麻酔のリスク
- ・あざ
- ・皮膚感覚の変化が持続する場合がある
- ・神経、血管、筋肉、肺、腹部臓器などのより深い構造への損傷
- ・深部静脈血栓症、心臓および肺の合併症
- ・体液の蓄積
- ・感染
- ・不規則な輪郭または非対称
- ・色素沈着
- ・再手術の必要性
- ・傷の治りが悪い
- ・肌の波打ちやたるみ、セルライトの悪化
- ・腫れ
脂肪吸引の手順について
脂肪吸引は、皮膚に小さな切開をして、カニューレという器具を挿入し、それを通して体の特定の部位から不要な脂肪を吸引する外科手術です。
カウンセリング日について
患者さまのご要望を伺い脂肪吸引が適応かどうかご説明させていただきます。
手術方法やダウンタイムや日常生活でお気を付けいただく点、また脂肪吸引のリスクなどを丁寧にご説明させていただきます。
また、料金についても説明させていただきます。
以上を踏まえて、患者様に納得していただいてから治療を進めさせてもらいます。
ご納得いただけた場合は、手術日の日程を決めていただけます。
施術当日の流れ
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デザイン, マーキング
医師が、患者様と一緒に仕上がりのイメージを共有しながら脂肪を吸引する部位にマーキングしていきます。
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麻酔
静脈鎮静法を採用しています。施術中は痛みを感じることはありません
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切開/脂肪吸引
皮膚の皺など目立たない箇所に 3mm~5mm 程度の切開を行い、そこからカニューレを挿入します。脂肪吸引にはさまざまな技術がありますが当院では最も一般的なチューセメント脂肪吸引を採用しております。
チューセメント脂肪吸引は、脂肪部分に生理食塩水に血管を収縮させて失血を減らす薬剤や、痛みの軽減のための局所麻酔薬を混合したものを注入し脂肪をやわらかくしたのちに吸引する方法です。
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リカバリー、帰宅
手術完了後リカバリールームに移動していただき、数時間お休みしてから帰宅していただきます。
一人で帰宅されるのに不安な方は付き添いの方をお呼びしておくことをおすすめします。
脂肪吸引後について
手術当日
・シャワー、入浴はお控えください。
・口から麻酔液が出てくることがあります。就寝時はバスタオルを敷いてお休みください。
手術翌日以降
・手術翌日からシャワーを浴びることができます。
・1週間後の抜糸のあとから入浴可能です。
・抗生物質と痛み止めの内服、傷口のイソジンゲルでの消毒と、ゲンタシン軟膏の塗布をしてください。
・1か月程は、着圧ガードルやストッキング等で圧迫をお願いします。
手術から1週間後
1週間後に抜糸を行いますのでご来院ください。
モニターの方は1,3,6 か月後のご来院をお願いしております。
ダウンタイムの期間について
ダウンタイムカレンダー
施術〜3日目
痛みのピークが続く3日目までは安静にすることをお勧めします。 3日目以降デスクワークなどのお仕事に復帰することは十分可能です。
施術〜2週間程度
2週間程度でむくみ・はれ・内出血が落ち着き、半数以上の方が通常の生活を送ることができます。
1か月までで大多数の方がむくみ、はれ、内出血などの目に見えるるダウンタイムを脱し、効果を実感するとともに、通常の生活をおくることができます。
施術〜半年
傷口は赤みが治まってから、術後半年程度で色素沈着が出現することが多く、数年かけて消えていきます。
傷口の大きさは3mm〜5mmと小さく、皮膚の皺になじむように切開しますのであまり目立ちませんが、気になる方はHQ、 RAの塗布やレーザートーニングで治療を行うことができます。
施術〜1年
1週間目以降皮膚が徐々に固くなる拘縮の症状が出始めることがあり、半年から1年かけて回復していきます。
マッサージやインディバ、ティノールなどの高周波機器の施術にて改善を促進できると言われています。
料金表
全て税込・麻酔料込の価格となっております。
(圧迫着、静脈麻酔代別途)
| 通常 | モニター |
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| 脂肪吸引(体)1箇所 | 264,000円 | 110,000円 |
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脂肪吸引(体)二の腕肩セット
(二の腕/肩) | 528,000円 | 220,000円 |
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脂肪吸引(体)二の腕肩副乳セット
(二の腕/肩/副乳) | 682,000円 | 330,000円 |
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脂肪吸引(体)腹回り全周セット
(上腹部/下腹部/側腹部/腰) | 880,000円 | 440,000円 |
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脂肪吸引(体)太もも全周セット膝含む
(太腿前面/太腿外側/太腿内側/太腿後面/膝上) | 990,000円 | 550,000円 |
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脂肪吸引(体)太もも全周セット
(太腿前面/太腿外側/太腿内側/太腿後面) | 792,000円 | 440,000円 |
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対応箇所:二の腕/肩/脇/背中上部/背中下部/上腹部/下腹部/側腹部/腰/殿部/大腿前面/大腿外側/大腿内側/大腿後面/膝/ふくらはぎ/足首
内容:体の特定の部位から余分な脂肪を取り除く手術です。食事や運動だけでは改善が難しい部分の輪郭を整えるのに使用されることがあります。
リスク・副作用:あざ、感染、色素沈着、腫れ、セルライト悪化等
- 脂肪吸引の施術は保険適用になりますか?
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脂肪吸引は見た目の改善を目的とした審美目的の治療に該当するため、保険適用外の自由診療となります。全額自己負担となりますが、当院では事前のカウンセリングで総額の費用を明確に提示し、強引な勧誘などは一切行いませんのでご安心ください。
- 術中や術後の痛みはどのくらいありますか?
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手術中は静脈麻酔や局所麻酔を併用するため、痛みを感じることはほとんどありません。術後は数日から1週間ほど、筋肉痛のような痛みが生じますが、処方する痛み止めでコントロールできる範囲内です。時間の経過とともに痛みは落ち着いていきます。
- ダウンタイムの期間と主な症状を教えてください。
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個人差はありますが、強い腫れや内出血のピークは術後1週間程度です。その後、2週間ほどで内出血が消え、1ヶ月ほどでむくみが改善していきます。術後3ヶ月から半年ほどかけて皮膚が引き締まり、最終的な仕上がりとなります。
- 仕事や日常生活にはいつから復帰できますか?
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デスクワークであれば、術後2〜3日後から復帰される方が多いです。ただし、立ち仕事や激しい運動を伴うお仕事の場合は、1週間ほどお休みを確保いただくのが理想的です。部位や吸引量によっても異なりますので、カウンセリング時に詳細をご案内します。
- 皮膚が凸凹になったり、不自然になったりする失敗はありますか?
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過度な吸引や技術不足により皮膚の凸凹が生じるリスクはゼロではありません。当院では失敗を防ぐため、解剖学に基づいた丁寧なデザインを行い、浅い層の脂肪を残しつつ深層の脂肪を適切に除去することで、滑らかで自然な仕上がりを追求しています。
- 脂肪を吸った後に皮膚がたるむことはありませんか?
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元々の皮膚の弾力や吸引量によりますが、大量に脂肪を除去した場合は皮膚が余ってたるんで見えることがあります。当院では皮膚の収縮も見越した上で、一人ひとりの体質に合わせた最適な吸引量を判断し、術後の圧迫固定を徹底することで、たるみのリスクを最小限に抑えます。
- 術後の圧迫固定はなぜ必要なのでしょうか?
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圧迫固定は、脂肪を除去したスペースに血液やリンパ液が溜まるのを防ぎ、腫れや内出血を軽減させるために不可欠です。また、皮膚を正しい位置で癒着させ、美しいボディラインを形成する役割もあります。術後1ヶ月程度は指定のサポーターの着用をお願いしています。
- 脂肪吸引をすればリバウンドすることはありませんか?
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脂肪吸引では脂肪細胞そのものを物理的に除去するため、術後にリバウンドしにくいのが大きな特徴です。ただし、残っている脂肪細胞が肥大化することはあるため、暴飲暴食を避け、規則正しい生活を心がけることで、理想の体型を長く維持することができます。
- 脂肪吸引で体重はどのくらい減りますか?
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脂肪吸引は「体重を落とす」ことよりも「ボディラインを整える(細く見せる)」ことを目的とした手術です。脂肪は水よりも軽いため、見た目の変化に比べて体重の大幅な減少は期待できませんが、部分痩せによる見た目の変化は非常に大きいのが特徴です。
- 傷跡は目立ちますか?
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吸引に使用するカニューレ(管)を挿入するために数ミリの切開を行いますが、傷跡は下着で隠れる位置や、おへその中、皮膚のシワに沿った目立ちにくい場所を選んで作成します。時間の経過とともに白い線のような跡になり、ほとんど目立たなくなります。
監修医師
経歴
2008年 灘高校 卒業
2010年 東京大学理科三類 入学
2016年 東京大学医学部医学科 卒業
2016~18年 佐久市立国保浅間総合病院初期研修医
2018年 東京大学医学部附属病院 形成外科 入局
2018年 埼玉医科大学国際医療センター 形成外科/再建外科 助教
2018~20年 東京大学医学部附属病院 形成外科 特任臨床医
2021年4~6月 新松戸中央総合病院 形成外科
2021年7月~ 東京大学医学部附属病院 形成外科 特任臨床医
資格・所属
日本形成外科学会 会員 頭蓋顎顔面外科学会 会員 マイクロサージャリー学会 会員