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内視鏡フェイスリフト

「内視鏡フェイスリフト」とは?

「確実なリフトアップ」「傷跡の目立たなさ」「ダウンタイムの軽減」——相反するこれらの要素を両立するのが、内視鏡を用いた低侵襲フェイスリフトです。頭髪内や耳の裏の小さな切開からカメラを挿入し、重要な神経・血管を温存しながら、SMASや骨膜下の深部組織を安全・正確に引き上げます。当院では患者様のお悩みに合わせ、前額・こめかみ・フェイスライン・Deep Planeの各メニューをご用意しています。

フェイスリフトの歴史と進化

フェイスリフト手術は、長年にわたり若返り治療の「最終兵器」として発展してきました。初期のフェイスリフトは、単に皮膚だけを引っ張って切り取る「皮弁法(Skin-only lift)」が主流でしたが、後戻りしやすく、不自然に引きつれた顔貌(風に吹かれたような顔)になりやすいという課題がありました。

その後、皮膚の深層にある「SMAS(表在性筋膜)」から引き上げる「SMASリフト」が登場し、効果の持続性や自然さが飛躍的に向上しました。近年ではさらに深い層の構造である「リガメント(靭帯)」からアプローチする「Deep Planeフェイスリフト」が開発され、世界の美容外科における最高峰の若返り治療として認知されるようになっています。

なぜ今、内視鏡フェイスリフトが注目されているのか?

現代の患者様が美容医療に求めるのは、「確実なリフトアップ効果」と「傷跡の目立たなさ」、そして「ダウンタイムの軽減」という、相反する要素の両立です。従来の切開フェイスリフトは効果が強力である反面、耳の周りに長い傷跡が残り、腫れや内出血が長引くというハードルがありました。

そこで現在大きな注目を集めているのが「内視鏡」を用いたアプローチです。内視鏡フェイスリフトでは、頭皮や耳の裏などの目立たない部位に数センチの小さな切開(最小侵襲)を設け、そこから小型のカメラ(内視鏡)を挿入します。モニターに映し出されたクリアな拡大視野のもとで、重要な神経や血管を確実に温存しながら、SMASや骨膜下といった深部組織を安全かつ正確に剥離・引き上げることが可能です。

内視鏡フェイスリフトの主な特徴

傷跡が最小限

顔の目立つ部分(耳の前など)に長い傷跡を残しません。

自然な仕上がり

皮膚を無理に引っ張らず、深部組織から再配置するため、自然な表情を保ちます。

安全性の向上

拡大視野により神経や血管を避けて精密に操作できるため、リスクを最小限に抑えられます。

ダウンタイムの短縮

組織へのダメージが少ないため、従来法と比べて術後の回復が早まります。

こんな方におすすめ

  • 軽度〜中等度のたるみが気になり始めた方

  • 顔(特に耳の前)に傷跡を絶対に残したくない方

  • 自然で立体的な若返りを望む方

  • ダウンタイムをできるだけ短くしたい方

  • 糸リフトでは物足りなくなってきた方

内視鏡フェイスリフト
vs 従来の切開フェイスリフト

患者様のたるみの状態や、お休みの期間(ダウンタイム)、傷跡への考え方によって最適な治療法は異なります。2つの術式の違いをわかりやすくまとめました。

※横にスクロールができます。

比較項目内視鏡フェイスリフト
(当院の最新アプローチ)
従来の切開フェイスリフト
(従来からの標準的アプローチ)
適応軽度〜中等度のたるみがある方/顔に傷跡を絶対に残したくない方/自然で立体的な若返りを望む方重度のたるみがある方/皮膚の余りが多く物理的に切り取りたい方/ご高齢の方(たるみが進行している場合)
切開部位・傷跡頭髪内や耳の裏側などに数cmの小切開のみ。傷跡は髪などに隠れてほぼ見えません。こめかみの生え際〜耳の前〜耳の後ろまで長く切開。耳の前に傷跡が残る場合があります。
主な効果・特徴内視鏡で神経・血管を確認しながら、深部組織を骨膜下やSMAS層から引き上げます。皮膚を無理に引っ張らないため、表情が非常に自然です。直視下で皮膚とSMAS層を剥離・引き上げ、余った皮膚を切り取って縫合します。強力なリフトアップ効果が得られますが、引っ張りすぎると不自然になることがあります。
手術時間の目安約1.5時間〜4時間(※施術メニューによる)約3時間〜5時間以上(皮膚の切除と長い縫合に時間を要します)
リスク・ダウンタイム比較的短い。最小限の切開のため、腫れや内出血は抑えられやすいです。※顔面神経麻痺や感覚の違和感(感覚鈍麻)のリスクは両者に存在しますが、内視鏡で拡大・確認するためより安全に配慮できます。比較的長い。切開範囲が広いため、腫れや内出血が長引きやすく、耳周りの傷跡の赤みや、切開部周辺の脱毛リスクがあります。

内視鏡フェイスリフトの種類

お悩みの部位や目的に合わせて、4つのメニューをご用意しています。各メニューの「MORE」から詳しい説明へ移動できます。

  • ① 内視鏡前額リフト(おでこ・眉のたるみ)

    MORE
  • ② 内視鏡ポニーテールリフト(こめかみ・中顔面)

    MORE
  • ③ 内視鏡フェイスラインリフト(輪郭・顎下)

    MORE
  • ④ 内視鏡Deep Planeフェイスリフト(顔全体の根本若返り)

    MORE

① 内視鏡前額リフト(おでこ・眉のリフト)

加齢によって下がってきた額や眉を引き上げ、上顔面のたるみを根本から改善する手術です。内視鏡を用いて重要な血管・神経を温存しながら、額全体から眉にかけての組織を骨膜下で剥離し、引き上げて固定します。

適応額の横ジワ、眉間のシワ、眉下垂、上まぶたの重み・被さり
手術時間約1.5〜2時間
リスク・副作用腫れ、内出血、痛み、顔面神経麻痺、感覚の違和感(感覚鈍麻)、左右差など

② 内視鏡ポニーテールリフト(こめかみリフト)

髪を高い位置で結い上げた時のように、目尻や頬が引き上がり顔全体がシャープに見える効果を再現する術式です。耳の前など目立つ部分には一切傷跡を作らず、内視鏡を使用して中顔面(頬の上部)から目尻にかけての組織を深くから引き上げます。

適応目尻のたるみ、中顔面(頬)の下がり、ほうれい線、傷跡を残したくない方
手術時間約1.5〜2時間
リスク・副作用腫れ、内出血、顔面神経麻痺、感覚の違和感(感覚鈍麻)、一時的なつっぱり感、側頭部の違和感など

③ 内視鏡フェイスラインリフト

下顔面のたるみに特化し、シャープな輪郭(フェイスライン)を取り戻す施術です。耳の後ろ側の小さな切開から内視鏡を挿入し、顎周りからフェイスラインにかけてのSMAS層(表在性筋膜)へ確実にアプローチして引き上げます。

適応顎下〜首の輪郭のぼやけ、ブルドッグ顔、マリオネットライン
手術時間約2時間
リスク・副作用腫れ、内出血、顔面神経麻痺、感覚の違和感(感覚鈍麻)、耳裏の傷跡の赤みなど

④ 内視鏡Deep Plane(ディーププレーン)フェイスリフト

顔の組織を固定している強固な靭帯(リガメント)を切り離し、皮膚・脂肪・筋肉を一体として引き上げます。こめかみの頭髪内と耳の後ろ(こめかみリフトとフェイスラインリフトの組み合わせ)を切開し、中顔面から下顔面、首にかけての広範囲を剥離・再配置します。

適応顔全体〜首の重度なたるみ、過去の施術で不自然な引きつれを経験した方
手術時間約3.5〜4時間
リスク・副作用腫れ、内出血、血腫、顔面神経麻痺、感覚の違和感(感覚鈍麻)など

施術の基本フロー

  • カウンセリング・診察

    医師がたるみの状態を診断し、最適な術式をご提案します。
  • デザイン(マーキング)

    切開部位と引き上げる方向を顔にデザインします。
  • 麻酔

    局所麻酔、またはご希望に応じて静脈麻酔を使用し、痛みを抑えます。
  • 手術

    内視鏡下で安全に組織の剥離・引き上げ・固定を行います。
  • 術後休憩・ご帰宅

    1時間ほど休憩後、当日のうちにご帰宅いただけます。
  • 抜糸・経過観察

    術後約1週間で抜糸を行い、その後も定期的な経過診察をいたします。

合併症・リスクなど

内視鏡フェイスリフトは低侵襲で安全性に配慮した術式ですが、外科手術である以上、以下のような合併症・副作用が生じる可能性があります。

  • 出血・腫れ・内出血

    内出血や腫れは術後2〜3日あたりがピークで、1〜2週間程度で軽快するパターンが大半です。最小限の切開のため従来法より抑えられやすいですが、まれに大きな血腫ができた場合は、穿刺や再手術により除去を行う必要があります。
  • 痛み・つっぱり感

    術後数日間は、筋肉痛のような痛みや引っ張られるような違和感が出ることがありますが、処方する鎮痛剤でコントロールできる範囲です。つっぱり感は時間の経過とともに馴染んできます。
  • 顔面神経麻痺

    内視鏡の拡大視野で神経を確認しながら操作するためリスクは抑えられますが、まれに表情のつくりにくさが生じる場合があります。多くは一時的で、数週間〜数ヶ月で回復します。
  • 感覚の違和感(感覚鈍麻)

    剥離した範囲の皮膚に、一時的な感覚の鈍さや過敏が生じることがあります。多くは数ヶ月単位で徐々に回復します。個人差があることをご理解ください。
  • 血腫

    剥離した部位に血液がたまることがあります。程度によっては、穿刺や再手術により血腫の除去を行います。
  • 感染

    滅多にございませんが、手術において感染の確率を0にすることはどうしても不可能です。赤く熱をもって腫れる、慢性的な疼痛が続く等の症状がある場合、抗生剤の内服などの処置を行います。
  • 傷跡(瘢痕)・赤み

    頭髪内や耳の裏の切開部に傷跡が残りますが、髪などに隠れて目立ちにくい位置です。術後1〜2ヶ月で最も赤くなったり硬くなったりし、術後6〜12ヶ月で馴染んで目立たなくなる場合が多いです。
  • 切開部周辺の一時的な脱毛

    頭髪内の切開部周辺で一時的な脱毛が生じることがありますが、多くは時間の経過とともに回復します。
  • 左右差

    元々人体には左右差があるため、完全に左右対称に仕上げることが難しい場合があります。
  • 喫煙による合併症リスクの上昇

    喫煙により感染リスクの上昇や創傷治癒の遅延が報告されています。手術を考えられる場合は禁煙をお勧めします。

※症状や回復には個人差があります。詳細はカウンセリングにて医師よりご説明します。

執刀医の紹介

吉井健吾

吉井 健吾

東京大学医学部附属病院 形成外科で再建外科などの研鑽を積み、確かな解剖学的知識と外科技術を培ってまいりました。フェイスリフトをはじめ、目の下のクマ治療では全国有数の症例数を誇ります。内視鏡を用いた低侵襲のリフトにおいても、重要な神経・血管を確実に温存し、傷跡が目立たず自然な仕上がりを追求します。患者様のお悩みに丁寧に耳を傾け、最適な術式をご提案いたします。
山田淳生

山田 淳生

東京大学医学部卒業後、形成外科の道に進み、大学病院・基幹病院で経験を積んでまいりました。専門医として「傷跡の美しさ」には特にこだわりを持ち、自然で調和のとれた仕上がりを追求しています。デザイン性と機能性の両立を重視した診療を行い、丁寧なカウンセリングと確かな技術で、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。一人ひとりのご希望に寄り添い、理想とする美しさの実現をサポートいたします。

料金表

準備中
FAQ
傷跡は目立ちますか?

切開は頭髪内や耳の裏など目立たない部位に数cm設けるのみで、従来の切開フェイスリフトのように耳の前に長い傷を残しません。傷跡は髪などに隠れ、ほとんど分からなくなります。

ダウンタイムはどのくらいですか?

組織へのダメージが少ないため、従来法と比べて術後の回復が早いのが特長です。腫れや内出血は最小限に抑えられやすく、術後約1週間で抜糸を行います。回復には個人差があります。

 

従来の切開フェイスリフトとどう違いますか?

最大の違いは「傷跡の小ささ」と「ダウンタイムの短さ」です。内視鏡(カメラ)で神経・血管を確認しながら深部組織を引き上げるため、皮膚を無理に引っ張らず自然な仕上がりになります。詳しくは本ページの比較表をご覧ください。

自分にどの術式が合うか分かりません。

お悩みの部位(おでこ・こめかみ・フェイスライン・顔全体)やたるみの程度によって最適な術式は異なります。カウンセリングで医師が診断し、最適なメニューをご提案します。複数術式の組み合わせも可能です。

麻酔や入院は必要ですか?

局所麻酔、またはご希望に応じて静脈麻酔を併用し、痛みを抑えて手術を行います。1時間ほどの休憩後、当日のうちにご帰宅いただけます(入院は不要です)。

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