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美容医療を検討する際、「高額な請求をされた」「不必要な施術を追加された」といった体験談を目にすることがあります。これは、本来の目的とは異なる追加施術(アップセル)が行われているケースです。この記事では、美容医療でアップセルが起こりやすい施術とその理由、後悔しない治療選びのポイントを解説します。
この記事でわかること
- アップセルが起こりやすい主な施術
- 施術ごとの注意点と見極め方
- 賢いクリニック選びのポイント
美容医療のアップセルとは?
アップセルとは、お客様が希望する商品やサービスよりも高額なものや、関連する追加のものを勧める販売手法です。美容医療においては、患者様のお悩み解決のために追加の施術をご提案することはありますが、不必要な施術や過度な量を提案されるケースもあるため注意が必要です。
施術の必要性や量は患者様ご自身では判断しにくいため、医師の提案をそのまま受け入れやすい傾向にあります。施術の単価を上げることを優先する場合や、専門性を打ち出したブランディングと組み合わせて高額な提案をする場合に、アップセルが起こりやすいことがあります。
アップセルに注意したい施術
ここでは、特にアップセルが起こりやすいとされる施術について、その特徴と注意点を解説します。
01 鼻の手術
鼻の手術は、小鼻縮小、鼻尖形成、鼻中隔延長など、複数の小さな手術を組み合わせて行われることが多く、総額が高額になりやすい傾向があります。小さな変化でも「必要」と言われると、患者様には判断が難しいことがあります。
- 過度な手術のリスク:数年前には、肋軟骨(患者様ご自身の肋骨の軟骨)を用いた鼻中隔延長を、鼻の形を問わず一律に行うような提案も見られました。過度な手術は、鼻が硬く動かなくなる「カチカチ鼻」や、数年後に鼻が曲がるなどの変形につながり、修正を繰り返すことになる場合があります。
- 最近のトレンド:最近では、鼻先を少し整える程度のナチュラルな変化を求める方が増えています。
「どんな鼻でもフルコース」のような提案には注意が必要です。ご自身の希望と、リスクを考慮した手術計画を話し合うことが大切です。
02 ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、注入量によって費用が決まるため、本来必要な量よりも多く提案されることがあります。例えば、0.5ccで十分な部位に2ccを勧められるといったケースです。
- 過剰注入のリスク:過度な量のヒアルロン酸注入は、見た目が不自然になるだけでなく、アレルギー反応や肉芽腫などの合併症のリスクを高めることがあります。
- 事前の情報収集:注入部位にはどのくらいの量が標準なのか、オプション費用なども含めて事前に情報収集し、疑問点をカウンセリングで確認しましょう。
ヒアルロン酸は少量ずつ、無理なく注入していくことが望ましいとされています。
03 糸リフト
糸リフトは、たるみを引き上げるために体内に医療用の糸を挿入する施術です。必要な糸の本数は患者様には判断しにくく、「〇本必要」と言われると、そのまま受け入れてしまいがちです。
- 適正な本数:一般的に、太く長めの糸であれば、片側3〜5本程度(両側で6〜10本程度)が目安となることが多いです。
- 効果が薄い糸:「ショッピングリフト」と呼ばれる細い糸を何十本も挿入する施術は、一時的に肌にハリが出ることはありますが、リフトアップ効果は限定的であることが多く、費用に見合わない場合があります。
「本数を増やせば増やすほど効果が出る」という説明だけでなく、ご自身のたるみの程度と糸の種類に応じた、より具体的な効果の説明を受けることが重要です。
04 フェイスリフト
フェイスリフトは、皮膚や筋膜を引き上げてたるみを改善する手術ですが、脂肪注入、脂肪吸引、さらには「ディーププレーン」や「ペリカンリフト」といった特殊な術式と組み合わせて提案されることで、費用が高額になることがあります。
- 長期的な効果:フェイスリフトは他のリフトアップ治療に比べて持続期間が長い傾向にありますが、10年〜20年で加齢による変化が再び現れることがあります。
- 価格の妥当性:施術の範囲や難易度によって費用は変動しますが、海外と比較すると日本のフェイスリフトはまだ割安な傾向にあります。ただし、高額であればあるほど良いというわけではありません。
アンチエイジング治療として高い効果が期待できる施術ですが、その費用がご自身の目的や期待する効果に見合っているかを十分に検討しましょう。
05 脂肪吸引
脂肪吸引は、余分な脂肪を取り除く施術です。最近は、肌の引き締め効果のある高周波機器などを組み合わせることで、さらに費用が高くなる傾向にあります。また、吸引部位を細かく「〇エリア」と区切ってカウントすることで、総額が高くなることがあります。
- 過度な吸引のリスク:脂肪を攻めすぎて(取りすぎると)、皮膚表面がボコついたり、拘縮(こうしゅく:傷や炎症が治る過程で組織が硬く縮む現象)が起きたりするリスクが高まります。
- 安全性の確保:一気に広範囲・大量の脂肪を吸引する施術は、体への負担や安全性に関するリスクも考慮する必要があります。
ナチュラルな仕上がりを目指すのであれば、過度な吸引を避け、リスクの少ない方法を選択することが望ましいでしょう。修正が難しいケースもあるため、慎重なクリニック選びが重要です。
クリニック選びのポイント
不必要なアップセルを避けて、ご自身に合った治療を受けるためには、いくつかのポイントがあります。
- 複数のクリニックでカウンセリングを受ける:複数のクリニックで診察を受け、様々な医師の意見や治療計画、費用を比較検討しましょう。
- 不明点は納得いくまで質問する:施術の内容、期待できる効果、リスク、ダウンタイム、費用の内訳など、少しでも疑問があれば遠慮なく質問し、納得した上で治療を選択しましょう。
- 即決を迫られても断る勇気を持つ:その場で契約を急かされても、一度持ち帰って冷静に検討する時間を持ちましょう。
- 相場を知っておく:施術ごとの標準的な量や本数、費用の目安を事前に調べてからカウンセリングに臨むことが大切です。
当院では、患者様のお悩みやご希望を丁寧にヒアリングし、施術の必要性や量・本数の根拠をご納得いただけるまでご説明することを大切にしています。
まとめ
後悔しない美容医療のために
- 施術の特性を知る:鼻、ヒアルロン酸、糸リフト、フェイスリフト、脂肪吸引などはアップセルが起こりやすい傾向があります。
- 複数の意見を聞く:複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することが大切です。
- 疑問は解消する:不安な点は、納得するまで質問し、理解を深めてから施術を決めましょう。
美容医療は、ご自身のコンプレックスを解消し、より自信を持って毎日を送るための一歩です。安心して治療を受けられるよう、ぜひ当院にご相談ください。
料金
| 施術内容 | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| 鼻尖形成 | 330,000円 | 部分 220,000円 全顔 165,000円 |
| ヒアルロン酸 1cc(アラガン社:ボルベラ・ボリフト・ボリューマ・ボラックス) | 77,000円 | 68,200円 |
| 糸リフト(テスリフト)6本 | 330,000円 | 198,000円 |
| フルフェイスリフト | 1,210,000円 | 1,045,000円 |
| 脂肪吸引(顔)1部位 | 220,000円 | 165,000円 |
※鼻尖形成・糸リフト・フェイスリフト・脂肪吸引の表示価格に含まれる費用:局所麻酔代、お薬代
※別途かかる費用:診察料、吉井健吾執刀代 77,000円(税込)、静脈麻酔代(糸リフトは診察料・執刀代のみ)。鼻尖形成は鼻プロテクター代・茶テープ代、フェイスリフトはフェイスバンド代(5,500円)・採血代(11,000円)も別途かかります。
※表示価格は税込です。最新・詳細の料金は下記の料金ページをご確認ください。
リスク・副作用
施術に関するリスク・副作用
- 鼻尖形成:出血、腫れ、感染、傷痕、後戻り等
- ヒアルロン酸:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
- 糸リフト(テスリフト):腫れ・内出血・痛み、違和感(引きつれ感・ツッパリ感)、感染、糸の露出、左右差、凹凸、糸の移動等
- フェイスリフト:出血、腫れ、感染、傷跡、瘢痕、顔面神経麻痺、顔面の知覚鈍麻、たるみの後戻り等
- 脂肪吸引(顔):左右差、凸凹、拘縮、引きつれ、感染、血管損傷や血管塞栓等
※本記事の施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、
すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
リスク・副作用や費用の詳細は、医師の診察時に必ずご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
- 美容医療における「アップセル」とは何ですか?どういう場合に注意が必要ですか?
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アップセルとは、お客様が希望する商品やサービスよりも高額なものや、関連する追加のものを勧める販売手法です。美容医療では、患者様のお悩み解決のために追加の施術をご提案することはありますが、不必要な施術や過度な量を提案されるケースもあり、注意が必要です。施術の必要性や量は患者様ご自身では判断しにくいため、医師の提案をそのまま受け入れやすい傾向にあります。疑問があれば、提案の根拠をカウンセリングで確認しましょう。
- どのような施術でアップセルが起こりやすいのでしょうか?また、見極めるポイントはありますか?
-
特にアップセルが起こりやすいとされる施術には、鼻の手術、ヒアルロン酸注入、糸リフト、フェイスリフト、脂肪吸引などが挙げられます。
- 鼻の手術:複数の小さな手術を組み合わせて高額になりやすいことがあります。どんな鼻でも「フルコース」のような提案には注意が必要です。
- ヒアルロン酸注入:注入量によって費用が決まるため、本来必要な量よりも多く提案されることがあります。少量ずつ、無理なく注入していくことが望ましいとされています。
- 糸リフト:必要な糸の本数が患者様には判断しにくい施術です。一般的に、太く長めの糸であれば、片側3〜5本程度(両側で6〜10本程度)が目安となることが多いです。
- フェイスリフト:脂肪注入や脂肪吸引など、他の術式と組み合わせて高額になることがあります。費用がご自身の目的や期待する効果に見合っているかを十分に検討しましょう。
- 脂肪吸引:高周波機器などとの組み合わせや、吸引部位を細かく区切ってカウントすることで総額が高くなることがあります。過度な吸引は皮膚のボコつきや拘縮のリスクを高めるため、注意が必要です。
ご自身の希望と、リスクを考慮した手術計画を話し合うことが重要です。施術の範囲や難易度、注入量や本数について、具体的な説明を求めるようにしましょう。
- 不必要な施術を勧められないか不安です。カウンセリングでは何を意識すれば良いですか?
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ご自身に合った治療を受けるためには、いくつかのポイントがあります。
- 複数のクリニックでカウンセリングを受ける:複数のクリニックで診察を受け、様々な医師の意見や治療計画、費用を比較検討しましょう。
- 不明点は納得いくまで質問する:施術の内容、期待できる効果、リスク、ダウンタイム、費用の内訳など、少しでも疑問があれば遠慮なく質問し、納得した上で治療を選択しましょう。
- 即決を迫られても断る勇気を持つ:その場で契約を急かされても、一度持ち帰って冷静に検討する時間を持ちましょう。
- 相場を知っておく:施術ごとの標準的な量や本数、費用の目安を事前に調べてからカウンセリングに臨むことが大切です。

