目次
目の下のクマ取りを検討する際、「手術直後はきれいでも、数年後も維持できるのか」という不安を感じる方は多いのではないでしょうか。このコラムでは、実際の症例を交えながら、クマ取り手術の長期的な経過と、長く良い状態を保つための治療の考え方について解説します。
この記事でわかること
- クマ取り手術の長期経過がSNSに載りにくい理由
- 表ハムラ法で3年後も良い状態を保てている症例
- クマをつくる3つの要素と、対応する治療法の違い
- 長期的に満足できる治療を選ぶためのポイント
クマ取り手術の長期経過がSNSに載りにくい理由
美容医療のSNS投稿では、施術直後から数ヶ月程度の経過が多く、数年後の長期経過を目にする機会はあまり多くありません。これには主に2つの理由が考えられます。
- 最も効果が出る時期に合わせた掲載:多くの施術は半年程度で完成形に近づくため、その期間の経過写真が多くなります。それ以降もさらに状態が良くなることは稀です。
- 患者様の協力が得られにくい:モニター価格で施術を受ける場合、通常は術後半年程度までの写真撮影が条件となります。それ以降、数年後の再来院や撮影にご協力いただくことは、患者様にとって負担になるため難しいのが現状です。
そのため、長期経過の写真は貴重な情報となります。
症例紹介:表ハムラ法から3年後の経過(40代後半〜50代女性)
今回ご紹介するのは、目の下の膨らみとへこみ、皮膚のたるみにお悩みで表ハムラ法を受けられた40代後半〜50代の女性です。
症例の概要
- 年代:40代後半〜50代・女性
- お悩み:目の下の膨らみ、へこみ、皮膚のたるみ
- 施術:表ハムラ法
経過

※患者様の同意を得て掲載しています。写真は加工・修正していません。
- 施術内容:表ハムラ法。睫毛下を切開し、たるみの原因となっている眼窩脂肪を部分切除・移動させて凹みのある箇所に固定し直します。余剰皮膚も切除し、シワの改善も図ります。
- 費用:638,000円(税込・通常価格)※別途、診察料・静脈麻酔代がかかります。吉井健吾医師の執刀をご希望の場合は執刀代77,000円(税込)が別途かかります。
- 主なリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
| 術後1週間 | クマの膨らみとへこみは大幅に改善しました。 |
|---|---|
| 術後1ヶ月 | 腫れはかなり落ち着き、自然な状態に近づきました。 |
| 術後3ヶ月 | 傷跡も目立たなくなり、ほぼ完成形といえる状態になりました。 |
| 術後3年 | 術後3ヶ月時点とほとんど変わらない、クマのないきれいな状態が保たれています。 |
※効果には個人差があります。
この症例では、術後3年が経過しても術後3ヶ月時点に近い状態が保たれています。膨らみ、へこみ、皮膚のたるみの3つがそろっている方では、そのすべてに対応する治療を選ぶと、年数が経っても良い状態を保ちやすい傾向があります。
クマをつくる3つの要素と治療の選び方
目の下のクマは、単一の原因でなく、複数の要素が組み合わさって目立つようになります。主に次の3つが挙げられます。
- 膨らみ:目の奥にある眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に押し出されてできるふくらみです。
- へこみ:膨らみの下にできるくぼみで、影となり疲れた印象に見えます。
- 皮膚のたるみ:加齢などにより、目の下の皮膚の弾力が失われ、しわやたるみが生じた状態です。
治療法ごとの対応範囲と長期的な変化
ご自身のクマのどの要素が強いかによって、向いている治療法は異なります。治療法ごとの対応範囲と、時間が経ったときに目立ちやすい変化を見ていきましょう。
| 施術名 | 対応する主な症状 | 時間が経つと目立ちやすい変化 |
|---|---|---|
| 脱脂術 | 膨らみ | へこみ、皮膚のたるみ |
| 裏ハムラ法 (または脱脂+脂肪注入) |
膨らみ、へこみ | 皮膚のたるみ |
| 表ハムラ法 | 膨らみ、へこみ、皮膚のたるみ | 次の変化が出るまでに時間がかかる傾向 |
脱脂術は膨らみのみに対応するため、時間が経つとへこみや皮膚のたるみが気になり始めることがあります。裏ハムラ法や脱脂+脂肪注入は膨らみとへこみに対応しますが、皮膚のたるみは改善できないため、年数が経つとたるみが目立つ可能性があります。一方、表ハムラ法は膨らみ、へこみ、皮膚のたるみすべてに対応するため、次の変化が気になるまでに時間がかかりやすいと考えられます。
ただし、皮膚だけが極端に余っている方は、皮膚の手術をしても余りが改善しきらず、長期的に皮膚の余りが出やすいことがあります。膨らみ・へこみ・たるみのバランスによって向いている治療は変わります。
長期的な満足のための治療の考え方
加齢による変化そのものを止める治療は現在のところ存在しません。そのため、クマ取り手術を受けた後も、時間が経てば少しずつ目元の状態は変化していきます。その際に、治療を受けていない要素が目立ってきやすい傾向があります。
例えば、脱脂術のみを受けた方が数年後に「へこみが気になる」「皮膚がたるんできた」とご相談に来られるケースや、裏ハムラ法を受けた方が「皮膚のたるみが目立つ」と感じるケースなどです。冒頭でご紹介した症例の女性は、膨らみ、へこみ、皮膚のたるみのすべてを改善できる表ハムラ法を選んだため、長期的に見て目元の変化が穏やかであったと考えられます。
皮膚のたるみが強い場合の注意点
特に皮膚のたるみが非常に強い場合、皮膚の切除を伴う治療が必要になります。しかし、皮膚は取りすぎると元に戻すことができないため、切除量の判断は非常に重要です。しわを残さないことを目指して皮膚を切除しすぎると、下まぶたが外側にめくれる(外反)状態になり、皮膚移植が必要になることもあります。そのため、たるみが強い場合は、量を見極めて改善を目指し、長期的な視点で治療計画を立てることが大切です。
まとめ
治療選びのポイント
- クマの主な原因は、膨らみ、へこみ、皮膚のたるみの3つです。
- ご自身のクマがどのタイプか、どの要素が強いかを見極めることが重要です。
- 長期的に良い状態を保つためには、現在の症状だけでなく、将来的に目立ちやすい変化も考慮し、複数の原因に対応できる治療法を選ぶことがポイントになります。
- 特に皮膚のたるみが強い場合は、切除量の見極めが重要であり、医師との十分な相談が必要です。
クマ取り手術は、どの治療法を選ぶかで数年後の目元の印象が大きく変わる可能性があります。今の状態だけでなく、将来の目元の変化も考慮し、ご自身に合った治療法を見つけることが大切です。気になる方は、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。
料金
| 施術内容 | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| 表ハムラ法 | 638,000円 | 部分 572,000円 全顔 506,000円 |
| 裏ハムラ | 495,000円 | 部分 440,000円 全顔 385,000円 |
| 目の下のくまとり/両目(経結膜脱脂術) | 275,000円 | 部分 231,000円 全顔 176,000円 |
| 目の下のくまとり&脂肪注入 | 495,000円 | 部分 440,000円 全顔 385,000円 |
※表示価格に含まれる費用:局所麻酔代、お薬代
※別途かかる費用:診察料、静脈麻酔代
※吉井健吾医師の執刀をご希望の場合は、執刀代(77,000円・税込)が別途かかります。
※表示価格は税込です。最新・詳細の料金は下記の料金ページをご確認ください。
-
外科・手術の料金
リスク・副作用
施術に関するリスク・副作用
- 表ハムラ法:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
- 裏ハムラ:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
- 目の下のくまとり(経結膜脱脂術):腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
- 目の下のくまとり&脂肪注入:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷、下眼瞼の外反、注入部のしこり等
※本記事の施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、
すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
リスク・副作用や費用の詳細は、医師の診察時に必ずご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
- クマ取り手術の効果は、長期間維持できるのでしょうか?
-
クマ取り手術の経過は、選択する治療法やクマの原因によって異なります。記事でご紹介した症例では、膨らみ、へこみ、皮膚のたるみの3つがそろっていたため、そのすべてに対応する表ハムラ法を選び、術後3年が経過しても術後3ヶ月時点に近い状態が保たれていました。現在の症状だけでなく、将来的に目立ちやすい変化も考慮し、複数の原因に対応できる治療法を選ぶことが、長期的な満足につながります。
- 複数のクマ取り治療法がありますが、自分にはどの方法が向いているか、どのように見極めれば良いですか?
-
目の下のクマは、主に「膨らみ」「へこみ」「皮膚のたるみ」の3つの要素が組み合わさって目立つようになります。ご自身のクマがどの要素によって強く引き起こされているかを見極めることが重要です。例えば、膨らみが主な場合は脱脂術、膨らみとへこみがある場合は裏ハムラ法や脱脂+脂肪注入、これらすべてに加えて皮膚のたるみもある場合は表ハムラ法が向いていると考えられます。現在の症状だけでなく、将来的に目立ちやすい変化も考慮して、ご自身に合った治療法を見つけることが大切です。
- クマ取り手術の術後数年後の経過をSNSなどで見かけることが少ないのはなぜですか?
-
美容医療のSNS投稿では、施術直後から数ヶ月程度の経過が多く、数年後の長期経過を目にする機会はあまり多くありません。これは、多くの施術が半年程度で完成形に近づくため、最も効果が出る時期に合わせた写真が多く掲載される傾向があるためです。また、術後数年経過後に再来院して写真撮影にご協力いただくことが、患者様にとって負担となるため、長期経過の写真は貴重な情報となります。
- 皮膚のたるみが強い場合、クマ取り手術で注意すべき点はありますか?
-
皮膚のたるみが非常に強い場合、皮膚の切除を伴う治療が必要になることがあります。ただし、皮膚は取りすぎると元に戻すことができないため、切除量の判断が非常に重要です。過剰な切除はリスクを伴うため、量を見極めて改善を目指し、長期的な視点で治療計画を立てることが大切です。カウンセリングで目元の状態をよく確認し、懸念点について十分に相談することをおすすめします。
- クマ取り手術後も、時間が経つと再びクマが目立つようになることはありますか?
-
加齢による変化そのものを止める治療は現在のところ存在しません。そのため、クマ取り手術を受けた後も、時間が経てば目元の状態は少しずつ変化していきます。特に、治療を受けていないクマの要素がある場合、その部分が目立ってきやすい傾向があります。例えば、膨らみだけを改善した方が数年後に「へこみが気になる」「皮膚がたるんできた」と感じるケースです。長期的に満足できる状態を保つためには、現在の症状だけでなく、将来的に目立ちやすい変化も考慮し、複数の原因に対応できる治療法を選ぶことがポイントになります。
関連メニュー
-
目の下のクマ取り(経結膜脱脂術)
-
下まぶたのしわ&クマ取り(表ハムラ)
-
下まぶたのクマ治療
-
くま取り(経結膜脱脂)・脂肪注入
-
裏ハムラ・ 眼窩脂肪移動術

