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ほうれい線が気になり始めたとき、治療法がたくさんあって迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。このコラムでは、ほうれい線の主な原因と、ヒアルロン酸注入をはじめとする多様な治療の選択肢、それぞれの特徴について解説します。
ほうれい線ができる3つの原因
ほうれい線ができる原因は、主に次の3つが考えられます。
- 皮膚のたるみ:加齢などにより、肌の弾力が低下して皮膚がたるむことでほうれい線が深くなります。
- 内部の変化:加齢による骨格の萎縮や、皮下脂肪の減少・下垂によって、皮膚を支えきれなくなり溝ができます。
- 表情の癖:笑うときなど、表情筋の動きによって一時的にできるしわです。これは誰にでも見られる自然なものです。
表情の癖によるほうれい線は自然なものであり、治療の必要がないことがほとんどです。しかし、皮膚のたるみや内部の変化によるほうれい線は、徐々に深くなり目立つようになります。ご自身のほうれい線の原因を見極めることが、ご自身に向いている治療を選ぶことにつながります。
ほうれい線治療の選択肢
ほうれい線の状態や原因に合わせて、さまざまな治療法があります。主な治療法について比較してみましょう。
| 施術名 | 主な目的 | 特徴 |
|---|---|---|
| ヒアルロン酸注入 | くぼみを浅くする | 処置は数分程度でダウンタイムが出にくい、気に入らなければ溶解可能 |
| 脂肪注入 | くぼみを浅くする | ご自身の脂肪を使用する注入治療 |
| 貴族プロテーゼ | へこみを改善 | 口の中からほうれい線の付け根(鼻翼基部)に挿入 |
| 脂肪吸引 | ほうれい線上のボリューム減 | ほうれい線より上のお肉が多い場合の「引き算」の治療 |
| HIFU・高周波 | 引き締め | 切開をせずに、ほうれい線より上をすっきりさせる |
| フェイスリフト | たるみ改善 | ほうれい線への効果には限界があり、後戻りもある |
※効果には個人差があります。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線のくぼみに注入することで溝を浅くする方法です。手軽に受けやすく、万が一気に入らない場合は溶かせるという利点があります。
当院では、ほうれい線の付け根部分に集中して注入する「貴族ヒアル」を提案することがあります。重力や顔の圧力で徐々に馴染むよう、量を見極めて注入することで、自然な仕上がりが期待できます。ほうれい線に沿って浅い層に多く入れるほど、ぼこつきが出やすくなる傾向があります。ほうれい線をなくすことは難しいですが、浅くして目立ちにくくすることが期待できます。
「効果がない」と感じやすい理由
ヒアルロン酸注入で効果を感じにくい原因には、注入量や注入の仕方が関係することもあります。ただ、それ以上に多いのは、そもそもほうれい線はなくなるものではない、という点です。最初は薄くなったように見えても、鏡を見るたびに「まだほうれい線がある」と感じ、物足りなさにつながることがあります。
また、口元は顔の中でもよく動く場所のため、他の部位に比べて持ちが短かったり、時間とともにヒアルロン酸がずれたり流れたりして実感が薄れることがあります。追加をご希望の場合は、触れたときの硬さや動いたときのふくらみ方からヒアルロン酸の残り具合を確認し、追加を見送る、または控えめに注入するといったご提案をすることもあります。
こんな方に向いています
- ほうれい線のくぼみが気になる
- ダウンタイムを抑えて手軽に治療したい
- 自然な仕上がりを希望する
ヒアルロン酸以外の注入治療
ヒアルロン酸以外にも、ご自身の脂肪を使った脂肪注入や、口の中からほうれい線の付け根(鼻翼基部)にプロテーゼを挿入する貴族プロテーゼといった選択肢もあります。ヒアルロン酸を何回か繰り返しても物足りないという方は、プロテーゼを検討するのもひとつの方法です。
リフトアップ・脂肪吸引
ほうれい線より上のお肉がもたついていて、ほうれい線が深く見えている場合は、注入による「足し算」だけでなく、ボリュームを減らす「引き算」も検討します。
脂肪吸引で余分な脂肪を減らす方法や、HIFUや高周波といったマシン治療ですっきりさせる方法があります。
フェイスリフトでほうれい線まで引き上げる、という考え方もありますが、限界があります。サイドから引き上げるフェイスリフトは、マリオネットラインやあご周りの引き上げに効果が出やすく、ほうれい線は頬骨の張り出しがあるため力がかかりにくいためです。より高い位置からアプローチする内視鏡フェイスリフトも導入されつつありますが、まだ比較的新しい段階です。また、ミッドフェイスリフトは、引き上げればほうれい線が浅くなる理屈はあるものの、組織には元に戻ろうとする力が働くため、後戻りしやすいと考えられます。
まとめ
治療選びのポイント
- ほうれい線のくぼみが気になる:まずはヒアルロン酸注入、物足りなければ脂肪注入や貴族プロテーゼを検討
- ほうれい線より上のボリュームが気になる:脂肪吸引やHIFU・高周波などの「引き算」も組み合わせて検討
- フェイスリフトは、ほうれい線への効果に限界があることを理解した上で検討
- どの治療でも、ほうれい線がなくなるところまではいかないことを理解し、ゴールを定めて治療を受けることが大切です。
ほうれい線治療は、決め手となる治療がないからこそ選択肢が多く、ご自身に何が向いているか判断が難しい場合もあるでしょう。期待される結果と治療の限界についてご理解いただいた上で、納得できる治療法を見つけることが大切です。まずはカウンセリングでご相談ください。
料金
| 施術内容 | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| ヒアルロン酸 1cc(アラガン社:ボルベラ・ボリフト・ボリューマ・ボラックス) | 77,000円 | 68,200円 |
| 鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術) | 330,000円 | 部分 220,000円 全顔 165,000円 |
| 脂肪注入(顔)1部位 | 220,000円 | 154,000円 |
| 脂肪吸引(顔)1部位 | 220,000円 | 165,000円 |
| ハイフシャワー(全顔) | 29,700円 | – |
※鼻翼基部プロテーゼ・脂肪注入・脂肪吸引の表示価格に含まれる費用:局所麻酔代、お薬代
※鼻翼基部プロテーゼ・脂肪注入・脂肪吸引の別途かかる費用:診察料、吉井健吾執刀代 77,000円(税込)、静脈麻酔代
※ヒアルロン酸・ハイフシャワーの別途かかる費用:初診診察料 2,200円(税込)、吉井医師指名初診診察料 4,400円、再診診察料 1,100円
※表示価格は税込です。最新・詳細の料金は下記の料金ページをご確認ください。
リスク・副作用
施術に関するリスク・副作用
- ヒアルロン酸:痛み、腫れ、赤み、感染、アレルギー、皮膚の血行障害、視力障害等
- 鼻翼基部プロテーゼ(貴族手術):出血、腫れ、感染、瘢痕・拘縮、菲薄化、鼻閉感、感覚・運動障害等
- 脂肪注入(顔):内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害等
- 脂肪吸引(顔):左右差、凸凹、拘縮、引きつれ、感染、血管損傷や血管塞栓等
- ハイフシャワー:発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等
※本記事の施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、
すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
リスク・副作用や費用の詳細は、医師の診察時に必ずご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
- ほうれい線ができる原因について知りたいです。
-
ほうれい線ができる主な原因は、次の3つが考えられます。
- 皮膚のたるみ:加齢などにより肌の弾力が低下し、皮膚がたるむことでほうれい線が深くなります。
- 内部の変化:加齢による骨格の萎縮や皮下脂肪の減少・下垂により、皮膚を支えきれなくなり溝ができます。
- 表情の癖:笑うときなど、表情筋の動きによって一時的にできるしわです。これは自然なものですので、治療の必要がないことがほとんどです。
ご自身のほうれい線の原因を見極めることが、向いている治療を選ぶことにつながります。
- ほうれい線の治療法はたくさんありますが、どのように選べばよいですか?
-
ほうれい線の状態や原因に合わせて、向いている治療法が異なります。
- ほうれい線のくぼみが気になる場合は、まずヒアルロン酸注入、物足りない場合は脂肪注入や貴族プロテーゼなどを検討します。
- ほうれい線より上のお肉やボリュームが気になる場合は、脂肪吸引やHIFU・高周波などを検討します。
- フェイスリフトは、ほうれい線への効果に限界があることを踏まえて検討します。
まずはカウンセリングで、ご自身のほうれい線の状態についてご相談ください。
- ヒアルロン酸注入でほうれい線はなくなりますか?
-
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線のくぼみを浅くして目立ちにくくする治療で、ほうれい線をなくすところまではできません。そもそもほうれい線は、笑ったときなどに誰にでもできるものです。「なくす」ではなく「浅くする」というゴールを持って治療を受けていただくことが大切です。
- ヒアルロン酸注入以外のほうれい線治療にはどのようなものがありますか?
-
ヒアルロン酸注入以外にも、さまざまな治療法があります。
- 脂肪注入:ご自身の脂肪をくぼみに注入する方法です。
- 貴族プロテーゼ:口の中からほうれい線の付け根(鼻翼基部)にプロテーゼを挿入し、へこみを改善する方法です。
- 脂肪吸引:ほうれい線より上のお肉が多い場合に、余分な脂肪を減らす方法です。
- HIFU・高周波:切開をせずに、ほうれい線より上をすっきりさせる方法です。
- フェイスリフト:たるみを引き上げる手術ですが、ほうれい線への効果には限界があります。
- フェイスリフトはほうれい線にも効果がありますか?
-
サイドから引き上げるフェイスリフトは、マリオネットラインやあご周りに効果が出やすく、ほうれい線は頬骨の張り出しがあるため引き上げの力がかかりにくいという限界があります。ミッドフェイスリフトも、組織が元に戻ろうとする力が働くため後戻りしやすいと考えられます。手術による引き上げには限界があることを理解しておくことが大切です。

