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美容医療がより身近なものとなり、多くの治療法がある中で「どの施術を選べば良いか迷う」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。このコラムでは、たるみや小じわの治療として近年注目されている3つの美容医療について、それぞれの特徴や治療選びのポイントを解説します。
この記事でわかること
- 注目を集める3つの美容医療とその特徴
- フェイスリフトの多様な選択肢
- ハイフと高周波治療の違い
- PRP肌育注射の作用と注意点
内視鏡フェイスリフト:傷を小さく抑えるたるみ治療
フェイスリフトと聞くと「大がかりな手術」というイメージが強いかもしれませんが、実際にはそこまで大がかりなものばかりではなく、小さく切る術式など選択肢が増えてきています。当院でも、マックリフトなどの小さく切るフェイスリフトに加え、内視鏡フェイスリフトを導入しました。
内視鏡フェイスリフトとは
内視鏡フェイスリフトは、耳の前に傷を残さず、髪の毛の中や耳の裏側といった正面から見えにくい部分を切開して引き締める術式です。皮膚の余りが比較的少ない方や、「皮膚を切りたくない」「小さい傷で受けたい」という方に向いています。一方で、皮膚を切除して引き締める要素はないため、皮膚の余りが多い方では効果に限界があります。
糸リフトとフェイスリフトの間に位置する治療と考えられます。海外でいち早く広まり、韓国や日本でも、行っている施設はまだ少ないものの少しずつ導入されています。なお、前額リフトやこめかみリフトなど上顔面は以前から行われており、やり方が確立されて安定した効果が出せるようになっていますが、頬からフェイスラインにかけての中・下顔面はまだ試行段階の部分もあり、今後やり方や効果が変わっていく可能性があります。
他のフェイスリフト術式との比較
適応がある方であればフルフェイスリフトのほうが大きな効果が期待できますが、それと比較すると、内視鏡フェイスリフトやマックリフトのような「小さく切る」術式は、体への負担が比較的少ない傾向があります。
ただし、内視鏡フェイスリフトだけですべてが完結するとは考えず、たるみ治療の選択肢の一つとして捉えることが大切です。欧米の報告でも脂肪注入などと組み合わせて行われています。日本人の場合は、脂肪注入や脂肪吸引+脂肪注入、あるいは従来の内視鏡リフトより少し皮膚を切って詰める方法などと組み合わせることが大切になると考えられます。
皮膚の余り具合やご希望に合わせて、ご自身に合った術式を選ぶことが大切です。
注目が高まる「高周波治療」とは?ハイフとの違いも解説
以前は高額だった高周波治療ですが、サーマクールの特許の大部分が切れたことで、サーマクールに似た効果が期待できる機器が登場し、普及が進んでいます。当院で導入しているデンシティもその一つです。
高周波治療(デンシティ)の効果
高周波治療は、皮膚自体を引き締めることを目的とした治療です。肌のハリを高め、引き締め効果が期待できます。デンシティは、サーマクールに似た効果が期待でき、価格を抑えて受けられる点が特徴です。
ハイフと高周波治療の違い
たるみ治療でよく知られるハイフは、超音波のエネルギーを深い部分(SMAS筋膜や脂肪層)に集めて引き締める治療です。一方、高周波治療は皮膚の浅い層に作用し、皮膚の引き締めやハリ感の向上を促します。
ハイフは深部に働きかけるため、ハイフばかりを受けていると、深部が減って皮膚が相対的に余り、頬がこけたように見えることがあります。滅多に起こるものではありませんが、毎月のように受けたり、もともとこけている部位に集中的に照射したりするとこけることがあります(ウルセラは効果が強い分こけやすく、ウルトラフォーマーなどは比べると効果がマイルドなため、年2〜3回程度の継続が目安です)。デンシティなどの高周波治療では、そうした心配はまずないと考えられます。
深層にはハイフ、浅層には高周波治療と、両方を組み合わせることで、深い層から皮膚まで全体的な引き締めが期待できます。どちらも年2〜3回程度の同じ間隔で受けられるため、半年おきなど1回の来院でまとめて受けると通院の手間を減らせます。当院ではハイフ機器(ウルトラフォーマー)とデンシティを同時に行う「ウルトラデンシティ」という組み合わせ治療も行っています。
こんな方に向いています
- ハイフを続けていて、皮膚のゆるみも気になってきた方
- 皮膚のたるみやハリの低下が気になる方
- 深層と浅層、両方から引き締めたい方
高周波治療は皮膚そのものを引き締める治療で、深い層に働くハイフと組み合わせることで、深層と浅層の両方からの引き締めを目指せます。
PRP肌育注射:血小板の働きを活かす注入治療
PRP肌育注射は、患者様ご自身の血液に含まれる「血小板」の力を活用した治療です。
PRP肌育注射の効果と用途
採血した血液を遠心分離し、血小板が濃縮された部分(PRP)だけを取り出して肌に注射します。当院で使用しているのは、ほかの成分を混ぜない純粋なPRPです。血小板には傷を治す働きや炎症を抑える働きがあり、肌にハリが出てもっちりとした質感になる効果や、小じわへのハリ感が期待されています。
肌育注射としてだけでなく、脂肪注入の際にPRPを少し混ぜて炎症を抑え、生着率を高めることを目指したり、クマ治療(裏ハムラ法など)の際に皮膚の表面にPRPを入れて少しハリを出し、目元の小じわを予防したりすることもあります。さらに、毛髪に注射することで育毛や発毛を促す目的でも使用されています。
FGFを混ぜたPRPとの違いに注意
PRP治療の中には、FGF(線維芽細胞増殖因子)という成分を混ぜたものがあります。FGFは組織を増やす性質があるため、ボリュームアップを目的に使用されることがありますが、その分、組織が増えすぎてしこりになったり、しこりが大きくなり続けたりするリスクが指摘されています。
純粋なPRPはご自身の血液成分のみを使用するため、アレルギーのリスクが少ない点がメリットです。一方で、FGFを混ぜていても「プレミアムPRP」「スーパーPRP」などの名称で、PRPとだけ表記されている場合もあります。受診する際は、「何が入っているのか」「PRPだけなのか」をしっかりと確認することが大切です。
PRP肌育注射を受ける際は、純粋なPRPなのか、FGFなどほかの成分が含まれていないかを確認することが大切です。
まとめ
治療選びのポイント
- 内視鏡フェイスリフト:傷を小さく抑えたい方、皮膚の余りが少なめの方に(他の治療との組み合わせも検討)
- 高周波治療:皮膚そのものを引き締めたい方に(ハイフとの併用も可能)
- PRP肌育注射:ご自身の血液成分を使った肌のハリ対策を検討したい方に
美容医療の選択肢が増え、より身近になった今、ご自身のお悩みに向いている治療法を見つけることが大切です。気になる施術がありましたら、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。
料金
| 施術内容 | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| 内視鏡ポニーテールリフト(こめかみからアプローチ) | 660,000円 | 550,000円 導入キャンペーンモニター 396,000円 |
| 内視鏡フェイスラインリフト(耳裏からアプローチ) | 660,000円 | 550,000円 導入キャンペーンモニター 396,000円 |
| デンシティ(アルテマ照射 200ショット目安) | 82,500円 | – |
| ハイフ(ウルトラフォーマー3)全顔(頬・顎下) 2層(4.5mm・3mm) | 39,600円 | – |
※内視鏡フェイスリフトの表示価格に含まれる費用:局所麻酔代、お薬代
※内視鏡フェイスリフトで別途かかる費用:診察料、吉井健吾執刀代 77,000円(税込)、静脈麻酔代
※PRP肌育注射・ウルトラデンシティの料金は料金ページ・カウンセリングでご確認ください。
※表示価格は税込です。最新・詳細の料金は下記の料金ページをご確認ください。
リスク・副作用
施術に関するリスク・副作用
- 内視鏡フェイスリフト:出血、腫れ、感染、傷跡、瘢痕、顔面の知覚鈍麻、たるみの後戻り等
- デンシティ:内出血・腫れ・疼痛・ひきつれ・ツッパリ感・熱傷・神経障害など
- ハイフ(ウルトラフォーマー3):発赤、浮腫、熱傷、内出血、異常感覚等
※本記事の施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、
すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
リスク・副作用や費用の詳細は、医師の診察時に必ずご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
- フェイスリフトにはどのような術式がありますか?
-
フェイスリフトには、髪の毛の中や耳の裏側など正面から見えにくい部分を切開して引き締める内視鏡フェイスリフトや、マックリフトなどの小さく切るフェイスリフト、顔全体から首元まで広範囲のたるみに対応するフルフェイスリフトなど、様々な術式があります。皮膚の余り具合やご希望に合わせて、ご自身に向いている術式を選ぶことが大切です。
- ハイフと高周波治療はどのように違うのですか?
-
ハイフは超音波のエネルギーを深い部分(SMAS筋膜や脂肪層)に集めて引き締める治療です。一方、高周波治療は皮膚の浅い層に作用し、皮膚の引き締めやハリ感の向上を促します。深層にはハイフ、浅層には高周波治療と、両方を組み合わせることで、より全体的な引き締め効果やハリ感の向上が期待できます。
- 高周波治療では、ハイフのように頬がこける心配はありますか?
-
ハイフは滅多にこけるものではありませんが、毎月のように受けたり、もともとこけている部位に集中的に照射したりすると、頬がこけたように見えることがあります。デンシティなどの高周波治療では、そうした心配はまずないと考えられます。
- PRP肌育注射はどのような効果が期待でき、施術を受ける際に注意すべき点はありますか?
-
PRP肌育注射は、患者様ご自身の血液から濃縮した血小板の、傷を治す働きや炎症を抑える働きを活用する治療で、肌のハリ感や小じわへのハリが期待されています。ご自身の血液成分のみを使用するため、アレルギーのリスクが少ない点がメリットです。しかし、PRP治療の中にはFGF(線維芽細胞増殖因子)という成分を混ぜたものがあり、組織が増えすぎてしこりになるリスクが指摘されています。施術内容に「何が入っているのか」「PRPだけなのか」をしっかりと確認することが大切です。

