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目の下のクマは、疲れて見えたり、老けた印象を与えたりするお悩みの一つです。クマ治療には様々な方法がありますが、特に「裏ハムラ法」と「脱脂+脂肪注入」は、どちらを選ぶべきか迷われる患者様が多くいらっしゃいます。今回は、これらの施術の選び方や、患者様からよく聞かれる疑問について、症例を交えながら詳しく解説します。
目の下のクマ治療、「裏ハムラ法」と「脱脂+脂肪注入」の選び方
目の下のクマ治療において、多くの医師が「裏ハムラ法」と「脱脂+脂肪注入」を主要な選択肢としています。それぞれの施術には異なる特徴があり、患者様の目の下の状態や顔全体のバランスによって、向いている方法が異なります。
どちらの施術を選ぶべき?医師の考え方の多様性
「クマ治療は裏ハムラ法一択」と考える医師もいれば、「脱脂+脂肪注入が良い」と考える医師もいます。目の下の脂肪の突出とへこみが混在する多くの患者様にとって、裏ハムラ法と脱脂+脂肪注入のいずれもある程度は改善が期待できるため、迷いが生じやすいのかもしれません。
しかし、当院では、それぞれの患者様の状態を細かく見極め、より自然でバランスの取れた仕上がりを目指すために、どちらか一方に限定せず、個々の状態に合わせた施術、あるいは脂肪注入を加えるなどの組み合わせを重視しています。
裏ハムラ法で「のっぺり顔」になるケースとは?
裏ハムラ法は、目の下の脂肪を移動させて凹凸を滑らかにする施術です。しかし、「裏ハムラ法を受けた後、顔がのっぺりして見える」「面長になった気がする」といった声を聞くことがあります。これは、特に頬(チーク)の前面に元々へこみがある方に起こりやすい現象です。
目の下を平坦にすることで、相対的に頬のへこみが強調され、中顔面(顔の中心部分)が平坦に見えてしまうことがあるのです。
【症例紹介:裏ハムラ法単独後の印象の変化】
-
20代 / 男性
- 施術内容
- 睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除・移動させ、目の下の凹みのある箇所に固定し直す手術です。
- 費用目安
- 385,000円~
- リスク・副作用
- 腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
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20代の男性の症例です。裏ハムラ法によって、目の下の脂肪による凹凸や影感は大きく改善しました。しかし、斜めから見ると、元々あった頬の前のへこみが目立ち、わずかに面長に見える印象が残りました。
このようなケースでは、裏ハムラ法に加えて頬への脂肪注入を行うことで、「O字カーブ」と呼ばれる、涙袋の下がわずかにへこみ、頬がふっくらと盛り上がる理想的な中顔面のラインを形成し、顔全体のバランスを整えることが可能です。
脱脂+脂肪注入が向いているケース
一方、脂肪の突出が顕著で、かつ頬にへこみがある方には、脱脂+脂肪注入が有効な選択肢となります。
【症例紹介:脱脂+脂肪注入による改善例】
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30代 / 女性
- 施術内容
- 下まぶたの結膜側からたるみの原因となる眼窩脂肪を切除し、大腿内側または腹部から採取した脂肪を目の下やゴルゴラインへ注入する施術です。脂肪は深い層に入れるコンデンスリッチ、浅い層に入れるナノリッチに加工して注入し、ハリを出してシワの改善を図ります。
- 費用目安
- 385,000円~
- リスク・副作用
- 腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷、下眼瞼の外反、注入部のしこり等
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30代の女性の症例では、頬にへこみが見られました。このタイプの方が脱脂単独の施術を受けると、目の下の脂肪による影は改善しても、頬のへこみが残るため、顔全体の影が広く見えてしまうことがあります。また、裏ハムラ法単独の場合も、目の下は滑らかになっても頬のへこみが残ることで、やや面長な印象になりかねません。
この症例では、脱脂によって目の下の不要な脂肪を除去し、さらに脂肪注入で頬のへこみを補うことで、涙袋の下に適度なくぼみを作りつつ、頬をふっくらさせ、バランスの取れた若々しい印象に改善しました。このように、顔全体のバランスを考慮した上で施術を選ぶことが重要です。
裏ハムラ法と脱脂+脂肪注入の比較
| 施術名 | 主な目的 | 適したクマのタイプ | 期待される効果 | 考慮点 |
|---|---|---|---|---|
| 裏ハムラ法 | 眼窩脂肪の移動・再配置 | 脂肪の突出とへこみが混在するタイプ 特に頬のへこみが少ない方 |
目の下の凹凸を滑らかにする クマの影の改善 |
頬のへこみが顕著な場合、面長に見える可能性あり 青クマの色味そのものの改善は限定的※1 |
| 脱脂+脂肪注入 | 不要な眼窩脂肪の除去と ボリュームアップ |
脂肪の突出が主なタイプ 頬のへこみも気になる方 |
目の下の脂肪を除去し、へこみに脂肪を補うことで自然な凹凸を形成 中顔面のボリュームアップ |
脂肪の定着には個人差がある 青クマの色味そのものの改善は限定的※1 |
※1 青クマ(皮膚から眼輪筋が透けて見える状態)は、物理的に色を解消することはできません。しかし、脂肪を移動・注入し凹凸のバランスを整えることで、光の当たり方が変わり、視覚的に青みが軽減され、明るい印象になることが期待できます。
世界的なクマ治療のトレンドと低侵襲(ていしんしゅう)治療への移行
欧米での裏ハムラ法がメインとなる背景
美容医療のトレンドは国や地域によって異なることがありますが、目の下のクマ治療においては、欧米では裏ハムラ法がメインで行われる傾向にあります。これは、欧米人の方々が比較的頬の隆起がしっかりしており、頬にへこみが少ない方が多いためです。また、目の横幅が広く、組織が柔らかいといった骨格的特徴も、裏ハムラ法による良好な結果につながりやすい理由と考えられます。
【症例紹介:欧米人の裏ハムラ法】
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20代 / 女性
- 施術内容
- 睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除・移動させ、目の下の凹みのある箇所に固定し直す手術です。
- 費用目安
- 385,000円~
- リスク・副作用
- 腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
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20代の欧米人女性の症例では、術後1週間でダウンタイムが少なく、目の下のへこみや脂肪の突出が非常にきれいに改善され、滑らかな仕上がりになっています。
日本人で裏ハムラ法が向いているケース
もちろん、日本人の方でも、頬の前面のへこみが少ない方であれば、裏ハムラ法単独でも非常に良い結果が得られます。
【症例紹介:日本人の裏ハムラ法】
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20代 / 女性
- 施術内容
- 睫毛下または結膜を切開し、たるみの原因となっている脂肪を部分切除・移動させ、目の下の凹みのある箇所に固定し直す手術です。
- 費用目安
- 385,000円~
- リスク・副作用
- 腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
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20代の日本人女性の症例です。目の下の脂肪の突出とチアトラフ(目の下のへこみ)があり、青クマも少し見られました。術後1ヶ月で目の下の凹凸が滑らかになり、全体的に明るい印象になっています。
低侵襲(ていしんしゅう)治療への国際的な潮流
近年、美容医療の国際的なトレンドとして、低侵襲(ていしんしゅう)な治療へと移行する傾向が見られます。低侵襲とは、身体への負担やダメージが少ない治療を指します。
かつては、広範囲の剥離を伴う大掛かりな手術が「高度な技術」とみなされる側面もありましたが、患者様のダウンタイム(回復期間)の軽減、リスクの低減、そして術後のQOL(生活の質)向上を重視する流れが強まっています。
例えば、裏ハムラ法においても、不必要に広範囲の剥離を避け、できるだけ少ない手数で安定した良い結果を出す方法が追求されています。欧米では、裏ハムラ法に脂肪注入を組み合わせて、トータルな中顔面の若返りを図るケースも増えており、日本においても同様のトレンドが今後さらに広がっていくと予測されます。
まとめ
目の下のクマ治療は、単に脂肪を除去したり移動させたりするだけでなく、患者様一人ひとりの骨格、皮膚の状態、顔全体のバランス、そしてご希望の仕上がりを総合的に考慮して、施術方法を選ぶことが非常に重要です。裏ハムラ法と脱脂+脂肪注入にはそれぞれ特徴があり、組み合わせることで、より自然で美しい仕上がりを目指すことができます。
当院では、診察と丁寧なカウンセリングを通じて、患者様に合った治療プランをご提案いたします。目の下のクマでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
目の下のクマ治療で「どれが自分に合うんだろう?」と迷ってしまうのは当然のことです。当院では、患者様一人ひとりのお悩みに真摯に向き合い、納得のいく形で治療を進めていけるよう、丁寧にサポートさせていただきます。
料金
表示価格に含まれる費用:局所麻酔代、お薬代
※診察料、吉井健吾執刀代(77,000円)、静脈麻酔代は別途かかります。
| 施術内容 | 通常 | 部分モニター | 全顔モニター |
|---|---|---|---|
| 裏ハムラ | 495,000円 | 440,000円 | 385,000円 |
| 目の下のクマ取り&脂肪注入(1年保証) | 495,000円 | 440,000円 | 385,000円 |
※表示価格は税込です。最新・詳細の料金は下記の料金ページをご確認ください。
外科・手術の料金
リスク・副作用
- 裏ハムラ:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷など
- クマ取り&脂肪注入:腫れ、内出血、感染、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷、下眼瞼の外反、注入部のしこりなど
※本記事の施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、
すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
リスク・副作用や費用の詳細は、医師の診察時に必ずご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q. 目の下のクマ治療で、「裏ハムラ法」と「脱脂+脂肪注入」のどちらを選ぶべきか迷っています。判断の基準はありますか?
A. 目の下のクマ治療において、裏ハムラ法と脱脂+脂肪注入は主要な選択肢ですが、どちらが合うかは、患者様一人ひとりの目の下の状態、骨格、皮膚の厚み、そして顔全体のバランスによって異なります。
- 裏ハムラ法は、目の下の脂肪の突出とへこみが混在するタイプで、特に頬の前面に大きなへこみが少ない方に適している場合があります。
- 一方、脱脂+脂肪注入は、脂肪の突出が顕著で、かつ頬の前面にへこみが見られる方に向いていることがあります。
当院では、診察と丁寧なカウンセリングを通じて、患者様のご状態とご希望を総合的に考慮し、より自然でバランスの取れた仕上がりを目指す治療プランをご提案いたします。
Q. 裏ハムラ法を受けると、顔が「のっぺり」した印象になったり、面長に見えたりすることがあると聞きました。これは本当ですか?
A. はい、稀にそのような印象になるケースがあります。特に、元々頬の前面にへこみがある方が裏ハムラ法単独で目の下を平坦にすると、相対的に頬のへこみが強調され、中顔面が平坦に見えたり、面長に見えたりすることがあります。
このような場合は、裏ハムラ法に加えて頬への脂肪注入を組み合わせることで、涙袋の下がわずかにへこみ、頬がふっくらと盛り上がる「O字カーブ」を形成し、顔全体のバランスを整えることが期待できます。事前の丁寧なカウンセリングで、患者様のお顔全体のバランスを考慮し、治療法を検討することが重要です。
Q. 目の下の青クマの色味も、治療で改善できますか?
A. 青クマは、皮膚を通して眼輪筋が透けて見えることで生じる色味であり、物理的に色そのものを完全に解消することは難しいとされています。しかし、裏ハムラ法や脱脂+脂肪注入によって、目の下の脂肪の凹凸を整えることで、光の当たり方が変化し、視覚的に青みが軽減され、結果として明るい印象になることが期待できます。色味の改善効果には個人差があることをご理解ください。
Q. 目の下のクマ治療のダウンタイムはどのくらいですか?
A. 施術内容や個人の回復力によって異なりますが、一般的には、施術後に腫れや内出血が生じることがあります。
記事内の欧米人女性の症例では術後1週間でダウンタイムが少なく、良好な改善が見られた例が紹介されています。しかし、回復期間には個人差がありますので、詳細についてはカウンセリング時に医師にご確認ください。当院では、患者様の身体への負担が少ない低侵襲な治療を追求しており、ダウンタイムの軽減にも配慮しています。
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監修医
吉井 健吾(統括医師)/日本形成外科学会 会員 頭蓋顎顔面外科学会 会員 マイクロサージャリー学会 会員
東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院形成外科に入局。特に目の下のクマ治療については全国有数の症例数を誇り、年間平均600件執刀しています。その他、フェイスリフト、豊胸手術をはじめとした美容外科、注入やレーザー治療などの美容皮膚科も幅広く担当しています。
