目次
目の下のクマ治療「ハムラ法」を検討する際、「他の施術と組み合わせることで、より理想の仕上がりになるのか」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このコラムでは、ハムラ法と一緒に受けることが多い施術を、それぞれの特徴や注意点と併せて解説します。ご自身に合った治療を見つける一助となれば幸いです。
この記事でわかること
- ハムラ法と一緒に受けることが多い施術
- 各施術の組み合わせによる効果と注意点
- 長期的に良い状態を保つための治療の選び方
ハムラ法と一緒に受けることが多い施術5選
ハムラ法を検討中の患者様から「せっかくダウンタイムを取るなら、ほかに一緒にやった方がよい施術はありますか?」とご質問をいただくことがあります。ハムラ法と一緒に受けることが多い施術を、ランキング形式で5つご紹介します。いずれも適応次第であり、すべての方に組み合わせが必要なわけではありません。
第5位:涙袋形成
裏ハムラ法(まぶたの裏側の結膜からアプローチするクマ取り術)でクマを取ると涙袋の下がへこむため、涙袋形成をしなくても、元の状態より涙袋が目立つようになる方が大半です(切開する表ハムラ法の場合は別です)。そのため、裏ハムラ法と涙袋形成を同時に行う頻度は多くありません。それでも「涙袋の下のくびれをよりはっきりさせたい」というご希望がある場合は、裏ハムラ法と同じ傷から涙袋形成を行うことが可能です。
必ずしもすべての方に必要というわけではなく、ご希望があれば行う程度で十分です。裏ハムラ法の後に涙袋を大きくしたくなった場合は、あとから涙袋形成やヒアルロン酸注入を行う選択肢もあります。涙袋形成は、二重の埋没法のように皮膚側と粘膜側を糸で結んで固定する方法で行うため、埋没法と同様に後戻りする可能性もあります。一つの選択肢として検討してみてください。
第4位:脂肪注入
脂肪注入は、目の下の脂肪取りである脱脂術と組み合わせることが多いですが、裏ハムラ法と同時に行うケースもあります。特に40代以降の方で、裏ハムラ法単独では目の下の小ジワや広範囲のやつれが十分に改善しない場合に、脂肪注入を併用することがあります。
脂肪注入では、広範囲の凹みや小ジワに対して注入を行い、色味の変化や、眼輪筋(目の周りの筋肉)の厚みが増すことによるハリが期待できます。小ジワ対策の脂肪は、ナノファットである必要は必ずしもなく、マイクロファット程度の脂肪を、皮下・眼輪筋の中・眼輪筋と眼窩隔膜の間に霜降りのように少量ずつ、薄く注入します。
脱脂+脂肪注入と裏ハムラ+脂肪注入の違い
注入した脂肪がしっかり定着した場合、仕上がりにはほとんど差がありません。20代・30代で脂肪の定着が見込める方は、脱脂+脂肪注入でもよいと考えられます。ただし、注入した脂肪が特になくなりやすいのは目頭付近で、脱脂+脂肪注入では脂肪が減ってここがへこみ、再注入が必要になることがあります。裏ハムラ法+脂肪注入では、この部分をご自身の目の下の脂肪でカバーできるため、注入脂肪が減るリスクに備えることができます。
表ハムラ法(皮膚を切開するクマ取り術)では、皮膚を切除すること自体が小ジワ対策になるため、脂肪注入を併用する頻度は少なめです。また、表から切るため剥離範囲を広く取れ、頬の凹みにはミッドフェイスリフトで引き上げる方法で対応することが多くなります。ただし、ミッドフェイスリフトを行うと外反(下まぶたがめくれる状態)を起こしやすい方には、頬への脂肪注入を検討する場合もあります。
第3位:ミッドフェイスリフト
ミッドフェイスリフトは、主に表ハムラ法と併用されます。目の下のクマによる凹みに加えて、頬のボリューム不足やたるみが気になる方に検討される、頬のたるみ改善を目的とした施術です。
剥離範囲を広げ、頬を上方に引き上げて固定することで、頬をふっくらとさせる方法で、ゴルゴ線が強い方ではゴルゴ線が少し浅くなることも期待できます。表ハムラ法はもともと剥離範囲が広く、同じ傷から少し剥離を進めるだけで行えるため、同時に行うことが多い組み合わせです。
一方、裏ハムラ法とミッドフェイスリフトの組み合わせは、剥離範囲が狭く、変化はわずかなことが多いため、行う頻度は少なめです。引き上げただけでは後戻りしやすく、また剥離範囲が広いほど感覚が鈍くなるケースも増えるため、変化が少ないうえに感覚の鈍さだけが残る可能性もあります。目の下のやつれを改善したい場合は、裏ハムラ法に脂肪注入を組み合わせる提案が多くなります。裏ハムラ法とミッドフェイスリフトは、「脂肪注入はしたくないが、目の下をふっくらさせたい」という場合に、せっかくなので併せて行う程度の位置づけです。なお、裏ハムラ法でリガメント(靭帯)を少し剥離するだけでも頬が少しふっくらすることがあります。
第2位:フェイスリフト
目の下のクマ治療に加えて、下顔面全体のたるみも同時に改善したい方に検討されるのがフェイスリフトです。表ハムラ法や裏ハムラ法と同時に行うことで、一度のダウンタイムで目元から下顔面までの若返りを目指すことができます。
目元のクマ治療に満足された分、下顔面のたるみが気になるというケースは少なくありません。どちらも大掛かりな手術でダウンタイムを要するため、時間が取れるときにまとめて受けることで、ダウンタイムが1回で済むというメリットがあります。
表ハムラ法では、目尻の突っ張り感などの違和感がしばらく続くことがあります。目元はよく動かす部位で、ささいな変化も気になりやすいためです。一方、フェイスリフトの傷はもみあげ付近など日常的に動かすことが少ない部位にできるため、触ったときの感覚の鈍さはあっても気になりにくく、違和感は2週間ほどで落ち着くことが多い傾向があります。
第1位:眉下切開
ハムラ法と眉下切開は、同時に受ける方が特に多い組み合わせです。せっかくダウンタイムを取るのであれば、下まぶただけが整っても上まぶたのたるみやシワが残っていると、違和感が出ることがあるためです。
眉下切開は、上まぶたのたるんだ皮膚を切除し、目元の印象を明るくする施術です。ハムラ法と同時に行うことで、上下のまぶたのシワやたるみをまとめて改善し、10年ほど前のような明るくすっきりした印象を目指す組み合わせです。眉下切開に限らず、二重の埋没法や眼瞼下垂の手術を同時に受ける方も多くいらっしゃいます。
どちらの施術も、「別人になりたい」というよりは「疲れた印象を改善したい」「自然に若返りたい」という方に選ばれることが多い傾向があります。もちろん適応次第で、眼瞼下垂(目が開きにくい状態)がある場合は、眼瞼下垂の手術を検討します。
組み合わせ手術の注意点
複数の施術を同時に行う場合、いくつかの注意点があります。施術を検討する際は、これらの点も考慮に入れることが大切です。
- 状態に合った施術を選ぶ:いずれの組み合わせも適応次第です。同じ傷からできる施術(涙袋形成・脂肪注入・ミッドフェイスリフトなど)は、適応でない方にまで追加をすすめられることもあるため、本当に必要な組み合わせかを確認しましょう。
- 違和感の可能性:手術する部位が増えるほど違和感は出やすくなります。特に上下のまぶたを同時に手術すると、ダウンタイム中に突っ張り感や目の乾きなどの違和感が強く出ることがあります。
- クリニック選び:「クマ治療専門」を謳うクリニックでも、組み合わせる施術の経験や技術が十分でない場合があります。検討している施術すべてにおいて実績があり、専門的な対応ができるクリニックを選ぶようにしましょう。特に、ミッドフェイスリフトを行う際に皮膚が余る場合は、皮膚切除を併用すべきかどうかなども含め、総合的に判断できる医師のいるクリニックが望ましいです。
当院では、手術説明の際にこれらの起こりうる症状についてご説明しています。術後に目が潤む、結膜下浮腫(白目のむくみ)が出るといった症状には、目薬の処方や簡単な処置などで対応しています。
まとめ
ハムラ法と組み合わせる施術の選び方
- 涙袋を強調したい:裏ハムラ法と涙袋形成
- 小ジワや広範囲のやつれも改善したい:裏ハムラ法と脂肪注入
- 頬のたるみやゴルゴ線も気になる:表ハムラ法とミッドフェイスリフト
- 下顔面全体のたるみも改善したい:表ハムラ法とフェイスリフト
- 上まぶたのたるみも改善したい:クマ治療と眉下切開
ハムラ法と他の施術を組み合わせることで、より自然で若々しい目元、そして顔全体の印象を手に入れられる可能性があります。ご自身の状態やご希望に合わせて、どの施術が向いているか、まずはカウンセリングでご相談ください。
料金
| 施術内容 | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| 表ハムラ法 | 638,000円 | 部分 572,000円 全顔 506,000円 |
| 裏ハムラ | 495,000円 | 部分 440,000円 全顔 385,000円 |
| 脂肪注入(顔)1部位 | 220,000円 | 154,000円 |
| 眉下切開 | 396,000円 | 部分 352,000円 全顔 275,000円 |
※表示価格に含まれる費用:局所麻酔代、お薬代
※別途かかる費用:診察料、吉井健吾執刀代 77,000円(税込)、静脈麻酔代
※表示価格は税込です。最新・詳細の料金は下記の料金ページをご確認ください。
リスク・副作用
施術に関するリスク・副作用
- 表ハムラ法:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
- 裏ハムラ:腫れ、内出血、感染、下眼瞼の外反、眼窩脂肪の取りすぎ・取り残し、下斜筋の損傷等
- 脂肪注入(顔):内出血、腫れ、感染、凸凹、しこり、拘縮、引きつれ、神経障害等
- 眉下切開:出血、腫れ、内出血、糸の露出、感染、後戻り、ドライアイ、眼瞼痙攣、ひきつれ等
※本記事の施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、
すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
リスク・副作用や費用の詳細は、医師の診察時に必ずご確認ください。
よくあるご質問(Q&A)
- ハムラ法は単独で受けるよりも、他の施術と組み合わせた方が良いですか?
-
ハムラ法は単独でも効果が期待できる施術で、必ずしも組み合わせが必要なわけではありません。目元のクマだけでなく、上まぶたのたるみや頬のやつれ、下顔面のたるみなど、複合的なお悩みがある場合に、適応に応じて組み合わせを検討します。
- ハムラ法と他の施術を同時に行うメリットは何ですか?
-
ダウンタイムが1回で済む点がメリットです。同じ傷からできる施術であれば、新たな傷を増やさずに行えるものもあります。一方で、手術する部位が増えるほど術後の違和感は出やすくなります。
- どのような施術がハムラ法と組み合わせられますか?
-
涙袋の強調、小ジワや広範囲のやつれ、頬や下顔面のたるみ、上まぶたのたるみなどのお悩みに応じて、涙袋形成、脂肪注入、ミッドフェイスリフト、フェイスリフト、眉下切開などをハムラ法と組み合わせることがあります。
- ハムラ法と組み合わせる施術を選ぶ際の注意点はありますか?
-
ご自身のお顔の状態に合った施術かどうかを確認することが重要です。また、クマ治療を専門としていても、一緒に受けたい施術(眉下切開やフェイスリフトなど)を得意としているとは限らないため、事前に確認しておくと安心です。また、複数の部位を同時に手術すると、術後に突っ張り感や目が乾きやすいといった違和感が強く出ることがあります。
関連メニュー
-
フェイスリフト(Lateral SMASectomy)
-
裏ハムラ・ 眼窩脂肪移動術
-
脂肪吸引・脂肪注入
-
二重術(眉下切開法)
-
下まぶたのしわ&クマ取り(表ハムラ)

